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by nijibabu
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にじばぶ
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◆好きな映画作品
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地球で最後のふたり
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ダウン・バイ・ロー
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ある映画監督の生涯 溝口健二の記録
c0073737_0313159.jpgある映画監督の生涯 溝口健二の記録』(1975)

上映時間: 150分
製作国: 日本
ジャンル: ドキュメンタリー

監督: 新藤兼人
製作: 新藤兼人
構成: 新藤兼人
撮影: 三宅義行




取材協力(出演者):
[俳優] 田中絹代 木暮実千代 京マチ子 香川京子 若尾文子 山路ふみ子 浦辺粂子 乙羽信子 山田五十鈴 森赫子 入江たか子 中野英治 中村鴈治郎 柳永二郎 進藤英太郎 小沢栄太郎
[製作者] 永田雅一 渾大防五郎 絲屋寿雄
[シナリオライター] 依田義賢 成沢昌茂
[監督] 伊藤大輔 内川清一郎 酒井辰雄 増村保造 牛原虚彦
[カメラマン] 大洞元吾 三木茂 宮川一夫
[照明技師] 岡本健一
[ほか] 高津嘉之 大野松治 甲斐荘楠音 荒川大 林美一 坂根田鶴子 安東元久 津村秀夫 川口松太郎

*****************************************************
 新藤兼人が師と仰いだ映画監督・溝口健二の仕事、人間性の深奥に迫ったドキュメンタリー映画。生前の溝口監督を知る39人にインタビューすることで人間・溝口に近付こうと試みている。とりわけ田中絹代が溝口への想いを告白する場面の崇高さは感動的。
(「DVD NAVIGATOR」より)
 新藤兼人が師と仰ぎ、映画を学んだ巨匠 溝口健二。語るのは、田中絹代ら俳優、脚本家、スタッフ、増村保造らの助監督など映画関係者から、元祇園の芸者まで数十人。溝口の仕事の鬼ぶりから、生い立ち、女性関係といった私生活まで赤裸々に明かされる。
(「TSUTAYA online」より)
*****************************************************

溝口健二を師と仰ぐ新藤兼人が撮った、溝口健二の伝記的長編ドキュメンタリー。

溝口映画ゆかりの人達が、次から次へと39人も登場する。

本作は1975年に作成され、溝口の死後20年近く経過している。
その為、俳優や女優達の“その後”の様子を、しかもインタビューを交えて沢山見ることができる。

私の様な1970年代生まれの人間にとっては、溝口映画の出演者達は、いわば映画の中の出演者達であって、リアルタイムで映画以外での様子を見たことがない。

その為、次から次へと現れるプライベートな映像の数々に、胸が躍った。

オープニングで出演者の名前が、インタビュー順に出てくるのだが、「次の人はどんなになってるんだろう?」「木暮実千代はまだだっけ?」と、ワクワクしながら観れたのが最高だった。

本ドキュメンタリーは、

1.溝口作品の出演者達を、映画以外で知らない
2.溝口作品の出演者達の、その後の姿を全く知らない
3.溝口作品を沢山観たことがある


の3つの条件を満たしていれば満たしている程、楽しめるに違いない。

それ以外の人が観ても、何てことのないドキュメンタリーか、もしくは、ただ単に古い人が沢山出てくるだけの退屈なインタビュー映像集になってしまうだろう。

*****************************************************

また逆に、現在を起点に考えれば、本作は30年以上も前の作品となるわけで、現在は大半が亡くなられた人達ばかりでもある。

そういう点で考えても貴重なインタビュー集なわけで、特に宮川一夫川口松太郎依田義賢増村保造等の映像を観れたのは良かった。

*****************************************************

さてさて、本作を観る上で個人的に一番楽しみにしていたのが、溝口作品ゆかりの女優達のその後の姿をおがむこと。

特に、木暮実千代、山田五十鈴、入江たか子辺りのインタビュー映像は楽しみで仕方なかった。

これらの方のインタビューは後半近くに集中していたので、前半は浮き足立つ様な感じで待ち遠しく鑑賞。

そして次々に現れる“その後”の姿の数々に圧倒された。


まず山田五十鈴(ご存命)。
後年も永らく活躍していた方なので、それをご存知の方には何てことのない映像であろうが、その後の活躍を知らない私にとってはかなりの衝撃度。

晩年は数十年もの間、「帝国ホテル」に住んでいたという話も聞く、かなりの個性派。
その話ぶりにも迫力があった。


次に、入江たか子
神経質そうな目つき、そして落ち着かない目線、とがったメガネ等、こちらも個性爆発。

恥ずかしながら、“溝口健二との確執”については、本作で初めて知った。

溝口健二について聞かれると、初めはすんなりと言葉が出てこない模様。

それだけ過去に色々なことがあったのだろう。
それが様子から見て取れる。

特に『楊貴妃』での降板事件で、降板のきっかけとなった“階段を昇る”シーンのエピソードが記憶に残った。

溝口は『楊貴妃』の撮影中、入江に何度も怪談階段を昇らせた。
しかしダメ出しばかりで、絶対にオーケーを出さない。

そのうち足が疲れた入江は、階段で“けつまずく(入江たか子の言葉より)”。

そこで、溝口は「オーケー」と言った。

これをきっかけに、入江は『楊貴妃』を降りる決心をし、それが原因でその後は役に恵まれなかったらしい。


このエピソードについては、最初は何を言わんとしているのか理解できなかったが、“溝口と入江の確執”について知った時、理解ができた。

凄いエピソードである。


そしてそして・・・
39人のインタビューの中で、一番衝撃度が高かったのが木暮実千代

祇園囃子』でその妖艶さに打ちのめされた私は、すっかり木暮実千代の虜(とりこ)になった。

そして本作で60歳近くになった彼女と“再会”ができるわけである。(実際は、既に『男はつらいよ』で晩年の彼女を観ていたのだが、全く記憶にない^^;)

それはとても怖くもあったが、同時にそれ以上にわくわくもした。

そして、『祇園囃子』の過去の映像の直後に、“その後”の彼女が登場・・・

おぉぉぉ・・・・
うーん・・・

これが正直な感想。

でもとても嬉しかったのも事実。
何故なら他の女優達の“その後”が、妙に神経質っぽかったのに対して、木暮実千代のインタビューの受け答えは、とても明るかったから。

“妖艶さ”の面影は消えていたが、親しみやすいマダムな感じで、これはこれで楽しめた。


しかし、インタビューをした監督の新藤兼人さん、「祇園囃子は力の抜けたいい写真でしたね」って、それはないんじゃないの??

それを聞いた木暮実千代も、同意しかねていたではないですか!

もちろん悪い意味で言ったのではないだろうけど、個人的には溝口作品の中で一番好きな作品なだけに、木暮実千代同様、私も同意しかねますねぇ~


ちなみに『雪夫人絵図』の動画を発見しました。少し小さいですが、画質は比較的いいです。途中で出てくる“お風呂”は何度見ても美しすぎます。芸術的です。コチラのサイトで観れます。

*****************************************************

それ以外にも、田中絹代、京マチ子、香川京子、若尾文子等のインタビューもあり、彼女達を好きな方は必見。

特にトリを務めた田中絹代に対するインタビューは見応えアリ。

「溝口さんは田中さんに対して特別な感情を持たれていたんじゃないんでしょうか?」という質問に対しての、田中絹代の怒涛の受け答えは圧巻であった。

*****************************************************

そして最後に、脚本家の成沢昌茂について。

本作の最初と最後に、いわば“水先案内人”という形で出演しているのだが、この人の目つきがどうにも印象的であった。

どこか遠くをみつめた様な憂いを含んだ目つき。
これがどうにもかっこよかったですね。

同じ男として憧れます。



右:木暮実千代(『雪夫人絵図』より)c0073737_0221532.jpg

インタビューに答える木暮実千代c0073737_18541351.jpg

左:若尾文子 右:木暮実千代(『祇園囃子』より)c0073737_18561832.jpg

右:香川京子(『山椒大夫』より)
c0073737_18564833.jpg

インタビューに答える香川京子
c0073737_18544532.jpg

お遊さま』より
c0073737_18554113.jpg

幻の作品『浪花女』の台本
c0073737_1857594.jpg



★参照★
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by nijibabu | 2007-03-23 19:03 | ◆映画レビュー | Comments(6)
Commented by booska1234 at 2007-04-10 21:22
にじばぶさん、御心配お掛けしましたが、元気になり、退院しました。暫くはユルユルと養生しようと思っているので、レスも遅れがちになるかと思いますが、どうぞよろしくー^^)。

TB&コメント有難うございます。こちらにもTBさせて下さい。
<木暮実千代
彼女だけが溝口監督に好意的な証言をしてましたね^^;)。他の女優陣は皆、それだけ厳しくて恐い存在だったみたいで…。『雪夫人絵図』の木暮実千代がすごーく色っぽくて好きです。
入江たか子は「化け猫役者」と散々な言われ方をしたみたいで…^^;)。やっぱり恐い監督っすねー。でも香川京子とか、イイ女優を育てる天才でもあったと思っています。
Commented by nijibabu at 2007-04-11 23:47
>ぶーすかさん
いやいやー、ほんと良かったです。
復活を心待ちにしておりました。
ご帰還が何よりも嬉しいです。

木暮実千代。
彼女は比較的、年配になってから溝口作品に出たというのがあるのかもしれませんね。<好意的発言

ある程度、彼女の女優としての実力が確立されていたというか。
その分、溝口に鍛えられた香川京子や若尾文子辺りに比べると、溝口健二に育てられた度は多少低くなるかもしれませんが。

『雪夫人絵図』の木暮実千代、色っぽかったですねー。
作品自体が好きなので、相当気に入っています。
『祇園囃子』に比べると、多少ほっそりしているところもいいですね。(笑)

入江たか子。
ちょっと怖い役者さんですね。
神経質そうな感じが、化け猫役以上にリアルで怖かったです(><)


非公開コメント

Commented by yuum21 at 2007-09-16 09:40
にじばぶさん、こんにちは。
こちらもトラックバックさせていただきました。
個人的にはこの映画で溝口像がだいぶ立体的になりました。
一緒に仕事をした方達は大変だったでしょうね。
田中絹代さんはじめ、みなさんその当時のことをいきいきと
話されるのが印象的でした。
Commented by nijibabu at 2007-09-16 22:49
>yuum21さん
こんばんは。
TB&コメントありがとうございます。
私もこの作品を観て、溝口健二監督に関わる人々やその製作の背景を知ることができて、大変、有意義でした。
そして作品として純粋に楽しめました。
特に田中絹代さんのインタビュー受け答えは見応えがありましたね!
Commented by 秋の田の at 2016-10-17 10:09 x
すみません、仕事中に再びコメントに書きます、ブログ主さまも 祇園囃子を評価なさいますか じつは 私もこの作品にめぐり合ったのはここ10年以内ですが すっかり気に入りDVDセットを購入しました、新藤さんの発言は悪気がないけど ちょっと!  と思いました、溝口健二の芸術の文庫本も手に入れました。 失礼しました。
Commented by nijibabu at 2016-10-20 11:50
>秋の田のさん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
DVDと芸術の文庫本を、ご購入されたんですね!
私も映画にどっぷり浸かったのが、せいぜいここ10年以内ですし、溝口監督にはまったのも、そんなに昔ではないです。
祇園囃子は、とっても大好きな溝口作品で、他に好きなのは、雪夫人絵図とか残菊物語です。
コメントありがとうございます^^
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