古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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Profile
◆なまえ
にじばぶ
◆性別

◆出身地
東京都下
◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
成瀬巳喜男
溝口健二
石井輝男
川島雄三
ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
時代の情景
良い映画を褒める会。
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スパイシー・ラブスープ
c0073737_10583967.jpgスパイシー・ラブスープ』(1998)

上映時間: 109分
製作国: 中国
ジャンル: ロマンス

監督: チャン・ヤン

製作: ピーター・ロア
脚本: チャン・ヤン
リウ・フェントウ
ティアオ・イーナン
ツァイ・シャンチュン
撮影: チャン・ジェン
主題歌: カレン・モク

出演: チャオ・ミアオ
カオ・ユアンユアン
タン・スーフー リー
クオ・タオ シアホイ
シュイ・ファン チェン
プー・ツンシン
リュイ・リーピン
シャオ・ピン
シュー・ジンレイ

***********************************************
 結婚を控えた若いカップルが出会う、様々な恋愛、結婚の形。クラスメイトの女生徒の「声」に魅せられた少年。定年退職し、新たな人生の伴侶を探そうとしている初老の未亡人。結婚5年目で倦怠期真っ只中の夫婦。不仲の両親の離婚をやめさせるため、1人奮闘する幼い息子。偶然ファインダーに入った女性のことが忘れられないカメラマン。世代も恋愛観も異なる5組の男女を見て、カップルが出した結論は…?
結婚を控えたカップルのエピソードの間に、世代も恋愛観も異なる5組の男女のエピソードを織り込んだ、異色のラブストーリー。各国の映画祭で高い評価を受けた。
(「TSUTAYA online」より)
***********************************************

アジア各国で大ヒットをとばした作品を観ることにハマりつつある今日この頃。

その流れで、前回はインドネシアで大ヒットを記録した『ビューティフル・デイズ』を鑑賞して感激しました。

本作『スパイシー・ラブスープ』はそこまでとはいきませんでしたが、こちらも素晴らしい作品でした!

5話からなるオムニバス・ラブストーリーなんですが、映像センス、音楽センス、女優の美しさなどなど、全てが高いレベルで仕上がっています。

ストーリーこそ、日常的な部分を描いているせいか、平凡と感じてしまう部分もあるかもしれませんが、観た後にしみじみと心に残り続けるであろう、素晴らしい短篇ばかりでした。

***********************************************

5話とも素晴らしい作品でしたが、その中でも「少年と少女の恋」を描いたパート、「離婚夫婦とその子供」を描いたパート、「すれ違いの若い男女」を描いたパートの3つが、特に気に入りました。


「少年と少女の恋」のおはなしですが、これが純粋に面白かったんです!

少年は白いワンピースを着たクラスメイトの彼女に恋をします。

いつも後ろの席から、彼女を下から上へなめまわすように見ています。(笑)

そして彼は常に“ボイスレコーダー”を持ち歩く音フェチでもあります。

そこで少年は思いつきました。

「大好きな彼女の声を盗み録りしよう」

と。(おいおい)

そこで少年は、街で彼女にさり気なく話しかけ、懐に忍ばせたボイスレコーダーで彼女の声を日々録音していきます。

そして、それを家で編集し、自分の声も吹き込み、“告白のテープ”を完成させます。

そして、それを学校の彼女の机の上に置いておきます。

それに気付いた彼女、何の違和感も示すことなく、そのテープを自宅に持ち帰ります。(笑)

それを夜な夜な聴き込む彼女。
盗聴テープを作った少年に拒否感を示すどころか、興味を持った模様。

そんな、バカな。(笑)

現代の東京でこんなことをしたら、ストーカー行為で訴えられる可能性大です。

でも、これには違和感を通り越して、楽しめました。

なんだかんだ言って、アメリカ映画の方程式みたいなもの、そして現代日本のセンスに縛られている私にとって、こういった感覚の違いを楽しめるのが、アジアン・ムーヴィを観る時の楽しみでもあったりするのです。


そして、その少女を演じたカオ・ユアンユアンという女優。
白いミニのワンピースがとても似合っていて、かわいいのです。

少年はそのテープの中で、「また、あの白いワンピースを着てきて」と、一方的にお願いしたりもしているんですが、その気持ちは分かりました。(笑)

だけど、“告白テープ”の中で、そんな変態じみたことを言っていいんでしょうか??(笑)

そういった意味での、興味の尽きない短篇でした。


次に、「離婚夫婦とその子供」を描いたおはなしについて。

こちらは、かなりシビアな短篇で、最後はちょっとした驚きも感じました。

え、そんなシビアな終わらせ方でいいの?

といった感じに。

だけど、一番泣けたパートでした。

特に、離婚したその日に、その子供が作った手料理を家族3人で囲んで食べる、あのシーンが素敵でした。

そこで、思わず涙してしまう母親。
あれは、ゾクゾクするようないいシーンです。


そして、「すれ違いの若い男女」を描いたおはなしについて。

これは、5話中一番、浮ついた感じの短篇でした。

“オシャレな感じの作品”を意識しすぎた感じもあって、多少、違和感も残りますが、終り方が秀逸。

ネタバレになるので、ここでは詳しく書きませんが、あの終り方はいいですねー!
うまい!の一言です。

c0073737_110572.jpgそして、このパートで主演を演じた徐静蕾(シュー・ジンレイ)という女優。(右の画像の女性)
こちらにもちょっとした画像があります。)

チャン・ツィイーらと並ぶ、中国の有名女優らしいのですが、これがとてもかわいい!

劇中では、「AUのキャンペーンガールの様な格好でアルバイトをする」役を演じていたりするんですが、この格好がとてもいいのです。(笑)(右の画像は本作とは直接関係ありません。)

この監督、服装フェチなんでしょうか?
まあ、私にとっては嬉しい限りですが^^;



他の2作品も、なかなかの出来と味わいで、全体的によくまとまった感のある素晴らしいラブストーリー・オムニバスでした。

DVDは出ていないようなので、なかなか鑑賞することは難しいかもしれませんが、とても素晴らしい中国映画ですので、チャンスがあったならば、是非観てみて下さい。



★参照★
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by nijibabu | 2007-06-30 11:05 | ◆映画レビュー | Comments(0)
貸間あり
c0073737_2303597.jpg貸間あり』(1959)

上映時間: 112分
製作国: 日本
ジャンル: コメディ/ドラマ

監督: 川島雄三

原作: 井伏鱒二
脚本: 川島雄三、藤本義一
撮影: 岡崎宏三
編集: 庵原周一
音楽: 真鍋理一郎
助監督: 辻村光慶

出演: フランキー堺
淡島千景
乙羽信子
浪花千栄子
清川虹子
桂小金治
山茶花究
藤木悠
小沢昭一
加藤春哉
益田キートン
沢村いき雄

***********************************************
 井伏鱒二の同名小説を原作に、「洲崎パラダイス 赤信号」「幕末太陽傳」の川島雄三監督が大阪の風変わりなアパート屋敷に住むバイタリティにあふれた個性豊かな住人たちの悲喜劇を描いた群像ドラマ。アパートの2階に住む与田五郎は4ヵ国語に堪能で、小説、論文、翻訳などの代作を中心によろず引き受け業を営んでいた。そこへ、学生の江藤が受験の身代わりを申し込んできた。ついでに、1つ空いているアパートの空き室を借りようとするが、そこは一足先に陶芸一筋の三十娘、ユミ子が借りることに……。
 川島監督と共に脚本を担当した藤本義一自ら“重喜劇”と称した本作は、繰り出されるギャグの数々はあまり笑いに結びつかないが、監督の座右の銘ともいうべき“花に嵐の喩えもあるさ、サヨナラだけが人生さ”が劇中でも使用されているように、残り短い命を悟った監督の死生観とでもいうべきものが通底していて、深く鋭い人間洞察に溢れた作品に仕上がっている。監督の分身ともいえるフランキー堺演じる五郎が、愛する女性に追われながら、なぜかどこまでも逃げ続ける姿が、まるで将来というのを確実なもとして受け入れることのできない男の覚悟と見えなんとも痛ましい。
(「allcinema」より)
***********************************************

“初川島雄三”を「フィルムセンター」で体験してきました。

川島作品といえば、『幕末太陽傳』『洲崎パラダイス 赤信号』『しとやかな獣』辺りから入っていくのが無難なんでしょうが、貴重な本作がちょうどフィルムセンターで上映されるということで、行ってきました。

c0073737_236388.jpgフランキー堺が主演の1950年代喜劇ということで、自分にとってはやや敷居が高かったですが、意外と楽しめました。

主演のフランキー堺、ジャズ・ドラマー出身ということですが、演技うまいですねー。
びっくりしました。
そして変に体格も良いです。(笑)


そして脇役で強い個性を発揮していた桂小金治。

こちらも落語家ですが、自然な演技で素晴らしいです。
若い頃も同じ様な顔してたんですね。(笑)


ヒロインの淡島千景ですが、個人的には好みに合わなかったです^^;

なので、男性出演陣に共感できず。(笑)

あのパーマは、現代的センスで見てしまうと、ひいてしまいます。
完全におばはんパーマです。

***********************************************

さて内容ですが、冒頭から凄いハイテンションです。

よほど集中していないと流れについていけないくらいのスピード感。

その後も、ドタバタ喜劇的な色合いのジョークが連打されていき、観ているこっちはノックアウト気味です。

これを「息もつかせぬ笑いの連続」と取るか、「テンション高すぎ、スピード早過ぎで疲れる」と取るかは、ほんと好み次第。

私は両方でした。


笑いのセンスとしては、正直合わない部分が多かったです。

しかし、登場人物が全てクセ者ぞろいで、各キャラクターが実によく作りこまれています。

その為、後半はいつの間にか“川島ワールド”に引き込まれたのも事実。

特にフランキー堺の演ずる主人公が、実に人間味があってよかったですね。

***********************************************

“サヨナラだけが人生だ”

何度となく本作で繰り返される“川島監督の座右の銘”といわれる名文句。

実に奥深い言葉でした。


c0073737_23232542.jpg



★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
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浅野忠信 作品リスト
 

 
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by nijibabu | 2007-06-28 23:24 | ◆映画レビュー | Comments(0)
鑑賞映画リストを更新。(2007.6.28)
映画採点表を更新しました。
(今回の新規追加作品は、リスト内において緑色で表示しています。)

イヤー・オブ・ザ・ホース』(ジム・ジャームッシュ)
猫と庄造と二人のをんな』(豊田四郎)
曖昧な未来、黒沢清』(藤井謙二郎)
花よりもなほ』(是枝裕和)
貸間あり』(川島雄三)

の5本です。

今回は、『猫と庄造と二人のをんな』に8点がつきました!



【参考】
浅野忠信 作品リスト
宿題映画リスト
お気に入り映画一覧

作品レビュー目次
 
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by nijibabu | 2007-06-28 16:57 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
猫と庄造と二人のをんな
c0073737_8491060.jpg猫と庄造と二人のをんな』(1956)

上映時間: 136分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ/ロマンス/コメディ
監督: 豊田四郎

原作: 谷崎潤一郎
脚本: 八住利雄
撮影: 三浦光雄
美術: 伊藤憙朔
音楽: 芥川也寸志
 
出演: 森繁久彌
香川京子
浪花千栄子
山田五十鈴

万代峰子
山茶花究
横山エンタツ
環三千世
三木のり平

***********************************************
 庄造(森繁久彌)は芦屋にある荒物屋の跡取り息子。しかしろくに働かない庄造の関心事は、女房・品子(山田五十鈴)よりも可愛がっている飼い猫・リリーだけ。そんな状況に働き者の品子はじっと耐えてきたが、ある日品子と合わない庄造の母・おりん(浪花千栄子)に、子どもができないことを理由に追い出されてしまった。そして金持ちの家柄だが素行不良の娘・福子(香川京子)が後妻にやってくる。それを知って、再び庄造の女房の座を取り戻すため、あれこれ策を考える品子。しかし当の庄造は、何も関係のないような顏で、今日もリリーと遊び戯れるのであった。  
(「CinemaScape」より)
***********************************************

こちらの『猫と庄造と二人のをんな』は、いつも通っている「新宿TSUTAYA」でレンタルしてきた。

これがずっとレンタル中で、数週間は待った。
なので棚の場所はすっかり頭に入っていたわけで。

レンタルに成功した日も、ツタヤに入るなり置いてある棚へ一直線。
すると、返却されている様子が遠くから分かった。


ここで我がツタヤ史上でも1,2を争う珍事が発生。


レビューに入る前に、その珍事について簡単にリポートしたい。
(この部分については、本作に興味のない方でも楽しめるハズです。)


その棚の前には一人の50歳くらいの男性が立っていた。

手にとったメモを見ながら、何やら必死にビデオを探している模様。

しかも『猫と庄造と二人のをんな』のちょうど前辺りで、探しているではないか。

ここで私の“第六感”がはたらいた。

最近、私の“第六感”は怖いくらいに冴えまくりで、この日もその神がかり的予感が的中した。


私はとっさに『猫と庄造と二人のをんな』のビデオをサッと手に取った。
ずっと返却を待っていて場所を熟知していたからだ。

そしてケースだけを棚に戻す。

すると、その私の動きに反応し、その空箱となったケースにその男性は目をやった。

すると、「これだっ!」という表情。

そして、目の前で他人に先を越されてしまったことに気付くのに時間はかからなかった模様。

ここで「怒り」の表情発生。
睨みつけられた。(汗)

別に私は悪いことしたわけじゃない。
これは純粋に早い者勝ちの問題だ。

しかも、当然ながら、その男性が立っていた目の前の棚には、百本程度のビデオが並んでいるわけで、『猫と庄造と二人のをんな』をレンタルするなんぞは、ハタメから見ただけじゃ分からない。

あくまで私の“第六感”いや、“悪い予感”が超自然的な割り込み現象を発生させたまでだ。

なので、私は遠慮なくレジへと向かった(爆)。


ここで話は終わらない。

私がレジでにこやかに会計を済ませていると、さっきの男性が後ろから怒りの表情(いや、ほんとです)で追いかけてくるではないか!

ま、まさかと思ったけど・・・

男性「(店員に向かって)あのねー、モリシゲの『猫と庄造と二人のをんな』、これを(私が持っているビデオを指差して)私が借りようと探していたら、目の前で取られちゃったんだよー!えー、ひどいなー、たくー。まさにめの前でだよー。なんとかしてよー、もう1本ないのー!」

と店員に八つ当たり。
店員もどう対応していいか分からない模様。

当然、周囲の客もその男性と私と店員の三すくみ状態に釘付け。

やたらと「モリシゲ!モリシゲ!」と連呼して興奮している男性を尻目に、そそくさと退散してきました。

だって、私は何も悪くないんですから。(笑)


『猫と庄造と二人のをんな』ならぬ、『ビデオと店員と二人のきゃく』でした。

***********************************************

そうです、そうです、本作のレビューです^^:

私が本作を選んだ理由、それはもちろん大好きな香川京子目的。

しかもハスッパで不良な役を珍しく演じていると評判の作品なので、ずっとレンタルするのを楽しみにしていた。

そして監督は豊田四郎。
恥ずかしながら、初見の監督だ。

なので、こちらも楽しみであった。
いつもながら、初見の監督の作品を観る瞬間というのはワクワクする。

***********************************************

主演は40代の頃の森繁久彌。

雰囲気としては、渥美清のキャラクターに間寛平のシャベリを混ぜ合わせたノリ。
(例えが適切でないと思いますが、分かりやすいかと思い、敢えてこの表現でいかせて頂きました。)


その母親役に浪花千栄子。

何度か観たことのある女優だが、相変わらず小気味がよくて切れ味のある凄い演技をする女優だ。
あっぱれ。


そしてその妻役(先妻)に山田五十鈴。

これがまた陰険な役を自然な感じで演じており、凄いの一言。

口元をひきつらせつつ、嫌味を言うところなんぞ、気持ち悪いくらいに自然に演じている。


c0073737_9111399.jpgそしてそして、森繁の後妻役に香川京子。

いやー、本作を観て良かったぁー!(笑)

終始、下着か水着です。

その露出の多い肌を、森繁が撫で回す。
うーん、いいねー、いいなー。

つい先日、75歳になる彼女のトークショーに行ってきたばかり。

そんな彼女の若い頃の作品を観るにつけ、古い作品を観た時にしか感じることのできない、“時間の経過が織り成す不思議な感覚”を堪能することができた。

***********************************************

本作は、終始喜劇的なノリで進んでいくのだが、最後はとても恐ろしい顛末へと向かっていく。

それでも表面的には喜劇的体裁。

だけど、それだけに余計に怖い。

感情むきだし欲望むきだし意地むきだしの女性3人を前にして、森繁はこうつぶやく。

「やっぱり畜生(猫)が一番だよ」

と。


人間の愚かさと狡猾さを、猫と対比しつつ、喜劇的な手法で表現してみせた本作。

豊田四郎監督の凄さを一発で体感できました。


しかし最後は怖かったなー・・・


c0073737_758975.jpg



★参照★
作品レビュー目次

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宿題映画リスト
浅野忠信 作品リスト
 

 
[PR]
by nijibabu | 2007-06-26 08:50 | ◆映画レビュー | Comments(2)
「浅野忠信 作品リスト」を更新(56作品目)
「浅野忠信 作品リスト」を更新しました。

今回は56作品目となる『花よりもなほ』を追加しました。
リンク先をご参照下さいませ。


管理人
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by nijibabu | 2007-06-24 22:43 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
ウォン・カーウァイ監督の幻の短篇映画が11年振りに公開
シネマート六本木で先日『wkw/tk/1996@7'55"hk.net』という、ウォン・カーウァイ監督の幻の短篇作品が11年振りに上映されました。

主演に浅野忠信、監督はウォン・カーウァイ、そして撮影はクリストファー・ドイルというメンバーにより撮られた幻の短篇映画です。

製作年は1996年で、直前に『恋する惑星』や『天使の涙』という傑作をカーウァイは撮っており、あの頃のテイストが凝縮された短篇らしいです。


そして本作は、『浅野忠信出演作、全制覇』をもくろみ、又、ウォン・カーウァイ監督のファンでもある私が、ずっと観てみたいと思い続けてきた作品でした。

しかも大好きなクリストファー・ドイルによる撮影で、しかもあの『恋する惑星』的な雰囲気と映像の中で、浅野忠信が主演を演じた作品。

ノドから手が出るほど、観てみたい作品でした。


しかし・・・

見逃しました。

この短篇が上映されることを知ったのは、六本木での上映期間が終わった後でした。

『インビジブル・ウェーブ』の上映終了後にセットで上映されたらしいのですが、『インビジブル・ウェーブ』自体は新宿の映画館で観ました。

もし六本木の方で観ていれば、この短篇が併映されることは偶然にも知ることができたと思うんですが・・・


これは言葉に言い現せないほど、残念です。

次はいつ上映されるやら。(23日から梅田や心斎橋で上映されるらしいですが、私が住んでいるのは関東なものですから・・・)


もしまた奇跡的に上映される日が来たり、DVDが何かの付録で出るかしたら、是非こちらに情報をお寄せ頂けると嬉しいです。

ウォン・カーウァイ監督の『wkw/tk/1996@7'55"hk.net』という短篇映画です。

よろしくお願い致します。<m(__)m>


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(以下は、上映された映画館のホームページよりコピーしたものです。)


c0073737_12331380.jpg幻のショートムービー『wkw/tk/1996@7’55”hk.net』 6月23日より上映決定 !!

 浅野忠信×クリストファー・ドイル×TAKEO KIKUCHI…『インビジブル・ウェーブ』の3強が参加した幻のショートムービー『wkw/tk/1996@7’55”hk.net』。
TAKEO KIKUCHIのプロモーション映画としてウォン・カーウァイ監督により製作され、その後ファンの間で幻の名作として語り継がれてきた秘蔵作が、たくさんのリクエストに応え、『インビジブル・ウェーブ』上映時のスペシャル特典としてシネマート心斎橋でも上映することとなりました。
この企画のため、倉庫の奥深くに眠っていた映像素材を、実に数多くの方々のご協力をいただいて、やっと見つけ出しました。ベッドの上でマシンガンを乱射する格好良くすぎる浅野忠信をスクリーンで味わえるまたとないチャンス!絶対にお見逃しなく!

■『wkw/tk/1996@7’55”hk.net』
(1996年/香港=日本/8分)
出演:浅野忠信、カレン・モク 監督:ウォン・カーウァイ/撮影:クリストファー・ドイル/衣裳:TAKEO KIKUCHI
■上映劇場:シネマート心斎橋 6/23(土)~7/6(金)
『インビジブル・ウェーブ』最終回のみに併映




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by nijibabu | 2007-06-24 12:35 | ◆映画関連 その他 | Comments(4)
欲望(BLOW-UP)
c0073737_8201275.jpg欲望(BLOW-UP)』(1966)

上映時間: 111分
製作国: イギリス/イタリア
ジャンル: サスペンス/ドラマ

監督: ミケランジェロ・アントニオーニ

製作: カルロ・ポンティ
原作: ジュリオ・コルタザール
脚本: ミケランジェロ・アントニオーニ
トニーノ・グエッラ
エドワード・ボンド
撮影: カルロ・ディ・パルマ
音楽: ハービー・ハンコック
 
出演: デヴィッド・ヘミングス
ヴァネッサ・レッドグレーヴ
サラ・マイルズ
ジェーン・バーキン

カンヌ映画祭(1967年) 最高賞(グランプリ)
全米批評家協会賞(1966年) 作品賞、監督賞

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 カメラマンのトーマスは、夜の公園で逢い引きしているカップルを盗み撮りした。やがて男の方が姿を消したあと、女の方がトーマスのもとにやってきてネガを要求する。代償として女のヌードを撮らせてもらい、別のネガを渡して本物を現像した時、そこには女の逢い引き相手だった男性の死体が写っていた……。アントニオーニがイギリスに渡って作り上げた異色作。サスペンス・スリラーを思わせる前半から、次第に不条理劇の様相を呈してくる後半まで、現実と虚構の境界線を見据えるアントニオーニの筆致は鮮やかだ。
(「allcinema」より)
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大好きなミケランジェロ・アントニオーニ監督。
その作品群の中でも『太陽はひとりぼっち』の次に好きな本作。

観てから時間が経っても頭の中で色んなシーンがどんどん浮かび上がってくる。

とにかく不思議でとてつもない魔力がこめられた作品だ。


「不思議でいて騒々しく、それでいて心地よい風」が吹きすさぶ公園。

その後のゾクゾクするような現像シーン(ブロー・アップ・シーン)。
写真をどんどん引き伸ばしていって、いきなり人の手らしきモノが現れた時の、あの驚き。
すごすぎます。

そして更に引き伸ばしたら、見やすくなるどころか逆に見えなくなってしまったという顛末。

一定距離でしか見えないものは、そこに存在すると言えるのだろうか?言い切れるのだろうか?

存在の不確かさ。逆に不存在の曖昧さ。
どちらが存在するもので、どちらが存在しないものなのか?

それすらも終盤には分からなくなる。非常に哲学的な作品。
考えさせられます。



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by nijibabu | 2007-06-24 08:20 | ◆映画レビュー | Comments(2)
「浅野忠信 作品リスト」を更新(55作品目)
「浅野忠信 作品リスト」を更新しました。

今回は55作品目に当たる、『曖昧な未来、黒沢清』を追加しました。
リンク先をご参照下さいませ。


管理人
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by nijibabu | 2007-06-23 12:06 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
レザボアドッグス
c0073737_10151295.jpgレザボアドッグス』(1991)

上映時間: 100分
製作国: アメリカ
ジャンル: アクション/犯罪/バイオレンス

監督: クエンティン・タランティーノ

製作: ローレンス・ベンダー
製作総指揮: リチャード・N・グラッドスタイン
ロンナ・B・ウォーレス
モンテ・ヘルマン
脚本: クエンティン・タランティーノ
撮影: アンジェイ・セクラ
編集: サリー・メンケ
 
出演: ハーヴェイ・カイテル(Mr.ホワイト)
ティム・ロス(Mr.オレンジ)
マイケル・マドセン(Mr.ブロンド)
クリストファー・ペン(ナイスガイ・エディー)
スティーヴ・ブシェミ(Mr.ピンク)
ローレンス・ティアニー(ジョー)
エディ・バンカー(Mr.ブルー)
クエンティン・タランティーノ(Mr.ブラウン)

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 仲間を色で呼び合う強盗グループが宝石強奪を計画するが失敗。裏切り者は誰かという探り合いが凄絶な殺し合いへと発展していくタランティーノ監督のデビュー作。スピード感にあふれ、生々しい痛みの伝わる壮絶で血生臭いバイオレンス・シーンが新鮮。
(「TSUTAYA online」より) 

宝石店襲撃に失敗した強盗たちの確執をタイトに描いた傑作バイオレンス・アクション。描きこまれたキャラクター、縦横無尽に時間軸を越えた構成、緩急自在の演出とどれもが素晴らしく、脚本・監督(おまけに出演も)の異才タランティーノの名を一躍世に知らしめた。
(「allcinema」より)
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タランティーノの作品を観るのは、『パルプ・フィクション』『キル・ビルVol.1』『キル・ビルVol.2』に続いて4作品目。

『キル・ビル』についてはまあまあ程度だったが、『パルプ・フィクション』はかなり自分的にヒットした。

そんな『パルプ・フィクション』と同じ、タランティーノの初期作品の一つである本作。
それだけに期待は膨らんだ。

そして、その期待に応える傑作だった。

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本作の見所はなんといっても、その多彩“男ばかり”の登場人物。
なんと、総勢8人!

彼らは、強盗集団を結成するのだが、それぞれをカラーネームで呼んでいる。
「ホワイト」とか「ブルー」とか。

そんな魅力あふれる8人を、画像を交えて簡単ながらレビューしていきたい。

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まずは、ハーヴェイ・カイテルが演じたホワイト。

ハーヴェイ・カイテルの出演作品は相当数観たが、その中で、本作における彼はそれほどハマり役という感じはしなかったが、それでも重要な役どころを演じており、最後の最後まで活躍する。【下:ハーヴェイ・カイテル(ホワイト)】
c0073737_10283333.jpg

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次にティム・ロスが演じたオレンジ。

この人もカイテルと同じく、最後の最後まで重要な役割を演じた。
しかし、どうもクサすぎるキライが・・・

まあ、役回り的には妥当なのかもしれないけども。【下:ティム・ロス(オレンジ)】
c0073737_10332564.jpg

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そしてマイケル・マドセンが演じたブロンド、これが一番カッコ良かった!

このマイケル・マドセンという俳優、『キル・ビルVol.2』でも印象的な役を演じていて素晴らしかったけど、本作でもそれに優るとも劣らない魅力を発揮していた。

口元に笑みを浮かべながら、ウイスキー・グラスを傾けてドスの効いた声で語るところなんぞ、キマり過ぎ。カッコよすぎ。

アメリカ人らしい魅力を持った俳優で、本作で一気にファンになったね。
【下:マイケル・マドセン(ブロンド)】
c0073737_10421592.jpg

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そして、ボスの息子であるエディーを演じたクリストファー・ペン。
残念ながら、去年亡くなられたとのこと。

本作では、マイケル・マドセンの次にカッコ良かった。

ボスの前でマドセンとふざけた取っ組みあいをするんだけど、大柄二人がジャレ合うこのシーンは迫力もあり、それでいて和み感のあるいいシーンだった。

こんな俳優が早くに亡くなってしまったのは、まことに残念である。
【下:クリストファー・ペン(エディー)】
c0073737_10475438.jpg

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そして最初から最後まで“異端児”を演じ続けたピンク役のスティーヴ・ブシェミ。

決してカッコのいい役ではなかったけど、屈強な男達の間に入って、なかなかの個性を発揮していた。【下:スティーヴ・ブシェミ(ピンク)】
c0073737_1049313.jpg

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残りの3人は簡単に。(笑)

ローレンス・ティアニーが演じたボス(ジョー)。
言ってみれば、『西部警察』の石原裕次郎みたいな感じの存在。
【下:ローレンス・ティアニー(ジョー)】
c0073737_10535768.jpg

エディ・バンカーが演じたブルー。
ほとんど出番ナシ。
【下:エディ・バンカー(ブルー)】
c0073737_10542892.jpg

監督のクエンティン・タランティーノも出演しており、演じた役がブラウン。
前半であっさり殺される。
しかも不自然な笑顔がどうも・・・
【下:クエンティン・タランティーノ(ブラウン)】
c0073737_1055579.jpg



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by nijibabu | 2007-06-21 10:56 | ◆映画レビュー | Comments(8)
ミケランジェロ・アントニオーニを語る【トムさんとの対話】
先日、トムさんと「ミケランジェロ・アントニオーニ」監督について、熱いトークがとり行われました。

アントニオーニ好きとして名高い、トムさんと“にじばぶ”こと私めのビッグな対談です。(笑)

その一部始終を公開いたします。

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トム(Tom5k)さん
にじばぶさん、ご丁寧なコメントありがとうございました。
世紀の巨匠を語っているにじばぶさんの記事は特別扱いしないと(笑)。

わたしも仕事が忙しくて記事更新もDVD鑑賞もたいへんですよ。最近はつい愚痴りたくなってしまいます。

それから、ぶーすかさんもオカピーさんも用心棒さんも、みなさん面白い方たちですよね。お知り合いになれてよかったと思っています。

アントニオーニ関連の記事はお気になさらないでください。ご丁寧にありがとうございました。
返って申しわけなく思っているところです。是非是非マイペースで。

>『欲望』
おおっ。素晴らしい作品ですよね。わたしもこの作品はいろいろ考えさせられました。

最近『夜』と『女ともだち』をレンタルしてきました。これらも素晴らしい作品でしたよ。いずれ、みなさんと議論したいなあ、などと思ってしまいました。

では、お互いマイペースで頑張りましょう。


にじばぶ
おっしゃるように、ぶーすかさんもオカピーさんも用心棒さんも、私とは比べようもない程の沢山の作品をご覧になられている方々なので、いつもあの方たちのブログやサイトを楽しみに観ているんです。
そして何より勉強になりますね。

『欲望』は大好きな作品で、観てから時間が経っても頭の中で色んなシーンがどんどん浮かび上がってきますし、とにかく不思議でとてつもない魔力がこめられた作品ですよね。

とても魅力的で不思議な風の吹きすさぶ公園での撮影。
その後のゾクゾクするような現像シーン(ブロー・アップ・シーン)。
写真をどんどん引き伸ばしていって、いきなり人の手らしきモノが現れた時の、あの驚き!すごいですねー^^
そして更に引き伸ばしたら、見やすくなるどころか逆に見えなくなってしまったという顛末。
一定距離でしか見えないものは、そこに存在すると言えるのだろうか?言い切れるのだろうか?
存在の不確かさ。逆に不存在の曖昧さ。
どちらが存在するもので、どちらが存在しないものなのか?
それすらも終盤には分からなくなる。非常に哲学的な作品。
考えさせられます。

『夜』は、実は実質的にアントニオーニ作品の中では、『太陽はひとりぼっち』の次くらいに好きな作品になるかもしれません。
でも点数は7点をつけました。
何故かって言いますと、冒頭の末期ガンの友人が出てくるシーンがとても怖くて苦手だからです。
怖いから点数を低くするというのも幼稚かもしれませんが、あまりに怖すぎて不快感が出てしまったのです。
それだけ人の死に際って怖いですね。

でもその冒頭のシーンを除けば、上でも書いたように『太陽はひとりぼっち』の次くらいに好きなシーンの数々が続きます。
特にジャンヌ・モローがふらふらと街中を歩くシーンが大好きです。
理由は分からないのですが、とにかく惹かれるシーンです。
理屈ぬきの感覚的な好みです。

『女ともだち』は、私が始めて観たアントニオーニ作品で、全くああいった映画を見慣れていない頃に観た作品でした。
なので、もう一度見直すべき作品なのかもしれません。

長々と失礼しました。
これで一つの記事が書けてしまいそうな分量のレスをしてしまいましたね。(苦笑)

これをコピーして一つの記事にしようかしら?(爆)


トム(Tom5k)さん
にじばぶさん、わあ、すばらしいご意見ですね。

こちらにも素敵な記事がありました。覗いてみてください。わたしのコメントもあります(笑)。
ヘンリーさんのブログ『マジック・映画について思うこと』 「太陽はひとりぼっち/L’ECLIPSE」)
ヘンリーさんのブログ『マジック・映画について思うこと』 「欲望/BLOW-UP」

>『夜』
いやあ、何とも言えずジャンヌ・モローの魅力はヌーヴェル・ヴァーグ諸作品の彼女に勝るとも劣らなく素晴らしい。彼女とは思わず不倫したくなりますよ(笑)。もちろん向こうが相手にしてくれないと思いますが(爆)。

>ジャンヌ・モローがふらふらと街中を歩くシーン
わたしもあのシーンに魅力を感じます。ブルジョアの虚無、不毛の愛の心象風景なのでしょうね。

ラスト・シーンの夫婦の抱擁もセクシュアルでありながらも、もう決して取り返しのつかない虚無的な夫婦愛でしたね。お互いの愛の確認はもう無理なんですよね。
あれならば、むかしからよく言う「貧乏人の子だくさん」のほうが、ずっと自然で美しく本質的な意味でのエクスタシーを得られるように思います。
ここ数年セックスレスなどという新語もできてますけれど、そういう意味でも時代を先取りしたアントニオーニの先見はさすがです。

>これで一つの記事が書けてしまいそうな分量のレス・・・これをコピーして一つの記事に・・・
是非是非、にじ&トムの対談記事で記事更新してくださいよ。にじばぶさんが無理なら当ブログで記事にしちゃってもいいですか?

今日は、『さすらいの二人』をレンタルしてきちゃった。久々にアントニオーニにはまっています(笑)。

では、また。


にじばぶ
ご紹介のリンク先の記事拝見しました。
以前に両方とも拝見したことのある記事だったように思います。

<ラスト・シーンの夫婦の抱擁もセクシュアルでありながらも、もう決して取り返しのつかない虚無的な夫婦愛でしたね。お互いの愛の確認はもう無理なんですよね。(中略)ここ数年セックスレスなどという新語もできてますけれど、そういう意味でも時代を先取りしたアントニオーニの先見はさすがです。

おおぉ。
鋭いですねー!
おっしゃる通りです。
近年急増したセックスレスのまさに雛形といえるでしょう。
都会人の虚無感を描いた部分といい、その先見の目には脱帽です。

<にじばぶさんが無理なら当ブログで記事にしちゃってもいいですか?

是非是非、記事にしちゃって下さい。
とても嬉しいですね。

『さすらいの二人』は、ラストシーンが物凄く印象に残っています。
カメラが不思議な動き(部屋の中から外に出る動き)をするラストシーンです。
ジャック・ニコルソンが全編に渡って、気だるくウロウロするロードー・ムーヴィなテイストも大好きな作品です。

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といった内容です。

というわけで、こちらでも一つの記事にしてみました。

こちらの記事をご覧になられました第三者様からのコメントも大歓迎です!

さて、『夜』を早いうちに観ないと・・・



★参照★
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by nijibabu | 2007-06-19 22:54 | ◆映画関連 その他 | Comments(8)