古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
カテゴリ
◆お気に入り映画リスト
◆映画レビュー
◆映画レビュー索引
◆浅野忠信 作品リスト
◆F・フェリーニ 総括
◆各氏・各雑誌のベスト
◆映画関連 その他
◆ラーメン
Profile
◆なまえ
にじばぶ
◆性別

◆出身地
東京都下
◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
成瀬巳喜男
溝口健二
石井輝男
川島雄三
ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
時代の情景
良い映画を褒める会。
タグ
(62)
(44)
(36)
(35)
(33)
(26)
(23)
(19)
(18)
(18)
(18)
(16)
(15)
(15)
(15)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
以前の記事
2017年 02月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


<   2007年 07月 ( 10 )   > この月の画像一覧
直撃!地獄拳
c0073737_19305437.jpg直撃!地獄拳』(1974)

上映時間: 87分
製作国: 日本
ジャンル: アクション/格闘技/コメディ

監督/脚本: 石井輝男

出演: 千葉真一
津川雅彦
安岡力也
倉田保昭
室田日出男
真田広之

西城正三
池部良
佐藤允
郷えい治
中島ゆたか
水島道太郎

***********************************************
 麻薬密輸組織を捜査し続ける元警視総監の嵐山。彼は、捜査に必要な技術を持つ3人の男を雇うことを思い立ち、そのうちの1人を刑務所から脱獄させようとするが…。
 千葉真一、西城正三、倉田保昭をはじめ、世界の格闘技スペシャリストが総出演!!加えて、甲賀忍法の秘術も飛び出すスーパーアクション!!
(「TSUTAYA online」より)
***********************************************

日本映画史に名を残す“鬼才”監督、石井輝男初のアクション作品。

石井輝男作品は、今まで沢山観てきたが、どの作品も熱かった。

しかししかし・・・

この作品の熱さはハンパじゃない!!

c0073737_19481365.jpg千葉真一の「コォォォォォーーーーオオオ」の気合いの入れ方が熱い熱い!(関根勤が千葉真一のマネをする時にやる、アレそのままです。笑)

笑いころげる程の熱さ。

そして千葉真一の顔も濃くて暑い。

こんなに熱くて笑えるアクション映画を観たのは初めてだ。

日本が世界に誇れるアクション映画である!

ハァーーーーーアアアアアーーーーアチョーーー!!

***********************************************

c0073737_19563659.jpg劇中の千葉真一は、“甲賀忍法”の使い手なのだが、何故か「ヌンチャク」が登場する。

このヌンチャクさばきが凄い!!
凄すぎる!

速い!
とにかく速いのだ。

速すぎて笑えてしまう程に。

何故、速いだけで笑えてしまうのか??

それは石井輝男作品に共通する不可思議な面白さによるものだ。

c0073737_6391977.jpgバカらしいことを、凄い技術と真剣さと真顔で演じることの面白さ。

それが石井輝男作品に共通する独特の面白さであり、その独特の面白さは、本作において特に強く発揮されている。


しかし速ぇなー、あのヌンチャクさばき^^;

***********************************************

c0073737_2042296.jpgそして劇中の千葉真一は“探偵”であったりもする。

右の画像は“探偵”である千葉真一と、本作における“お色気担当”中島ゆたか演ずる女性との会話シーンだ。

分かる方には分かると思うが、ここは東京の新宿、それも「西新宿」である。

背景の後ろに横断歩道がかすかに見えるかと思うが、ちなみに私は現在、あの横断歩道を毎日渡っていたりする。(笑)

本作が撮られた1974年といえば、今から33年前にもなるが、その頃と今とで風景がほとんど変わっていないというのが、大変興味深い。

***********************************************

さて本作は豪華キャストでもあったりする。

津川雅彦、安岡力也、倉田保昭、室田日出男、真田広之などなど。


若い頃の安岡力也が出演していたが、これがやたらに弱い役で最高。(笑)

千葉真一に一方的にやられっぱなし。

あのガタイであんなに弱いとは思えないが・・・^^;


そして“日本のドラゴン”こと倉田保昭。

凄い身のこなしと筋肉。

本場のカンフー映画で活躍したその実力を、まざまざと見せ付けられた。

***********************************************

本作は、石井輝男作品に共通する“シリアスさと笑いの不思議な融合”を分かりやすく堪能できる貴重な作品である。


とにかく熱いこの作品。

DVDも発売されていない模様で、鑑賞することがやや困難な状況なのが惜しい。

埋もれさせておくには惜し過ぎるアクション・ムービーの傑作だ。


【巨漢の黒人をも、難なく料理する千葉真一】c0073737_20151257.jpg



c0073737_21125649.jpgc0073737_21124948.jpgc0073737_2173457.jpg★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
宿題映画リスト
浅野忠信 作品リスト
 

 
[PR]
by nijibabu | 2007-07-31 20:15 | ◆映画レビュー
イングマール・ベルイマン監督が死去
スウェーデンの巨匠、イングマール・ベルイマン監督が亡くなった。→記事
つい先日、偶然にも『野いちご』を観たばかりだったので、そのあまりの偶然さに愕然とした。

こんな偶然ってあるもんなんですねぇ・・・なんか不思議というか怖いというか。
[PR]
by nijibabu | 2007-07-30 23:55 | ◆映画関連 その他
最近観た映画リスト(2007.7.27)
c0073737_18445912.jpg野いちご』(1957/スウェーデン)
【監督】イングマール・ベルイマン

c0073737_18495625.jpg肉体の冠』(1951/フランス)
【監督】ジャック・ベッケル

c0073737_18501259.jpgグリード』(1924/アメリカ)
【監督】エリッヒ・フォン・シュトロハイム

c0073737_18502765.jpgモンスーン・ウェディング
(2001/インド/アメリカ/フランス/イタリア)
【監督】ミーラー・ナーイル

c0073737_1850417.jpg非情の罠』(1955/アメリカ)
【監督】スタンリー・キューブリック

c0073737_18505251.jpgハモンハモン』(1992/スペイン)
【監督】ビガス・ルナ

c0073737_18544533.jpgマリヤのお雪』(1935/日本)
【監督】溝口健二

c0073737_18545733.jpg宗方姉妹』(1950/日本)
【監督】小津安二郎

c0073737_1855794.jpg熊座の淡き星影』(1965/イタリア)
【監督】ルキノ・ヴィスコンティ

***************************************************

鑑賞作品全てをレビューできていませんので、「こんな作品を観ています」という意味で、今後は上記の様に、作品名だけでもアップしていこうかと思っています。

同時に、永らく行って参りました「鑑賞映画採点」は中止させて頂くことにしました。
今までチェックして頂いていた方々には誠に感謝しております<m(__)m>


管理人



★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
宿題映画リスト
浅野忠信 作品リスト
 
 
[PR]
by nijibabu | 2007-07-27 16:00 | ◆映画関連 その他
非情の罠
c0073737_10353313.jpg非情の罠』(1955)

上映時間: 67分
製作国: アメリカ
ジャンル: サスペンス/アクション

監督: スタンリー・キューブリック

脚本: スタンリー・キューブリック
撮影: スタンリー・キューブリック
音楽: ジェラルド・フリード
録音: スタンリー・キューブリック
出演: フランク・シルヴェラ
ジャミー・スミス
アイリーン・ケイン
ジェリー・ジャレット
ルース・ソボトゥカ

***********************************************
 “FEAR AND DESIRE”(52)に続くスタンリー・キューブリックの長編第2作で、商業映画としてはデビュー作にあたる。うらぶれたボクサーが、向かいのアパートに住む女を情夫の手から救い出そうとするというだけの物語だが、低予算の中で凝りまくった映像と、しがない男女のふれあいが切なく描かれている小品である。特にマネキン倉庫で迎えるクライマックス、無数のマネキンに囲まれたまま繰り広げられる格闘シーンなどは、ちょっと他では見られない特異な画面だ。
(「allcinema」より)
***********************************************

かなり昔のこと、幼少の頃だったが、何とはなしに深夜映画を観ていた。

薄暗い倉庫の様な場所で、不気味なマネキンに囲まれ、二人の男が格闘する映画だった。


その時に観た、不気味な映像が今でも忘れられないでいた。

そんな幼少期のもやもやを払拭すべく、何の映画だったのかを検索した。

そうしたら、かの有名なキューブリックの初期の頃の作品だったわけである。

そこで30を超えた私は、今になって本作をレンタルしてきたのであった・・・

***********************************************

スタンリー・キューブリックの作品を観るのは『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』に続いて3作品目。

本作は67分という短い尺の映画で、モノクロ作品である。

ただ、1955年の作品なので、モノクロとはいっても、とてもシャープで綺麗な映像である。

序盤はゆっくりとした展開で、やや退屈感はあった。


しかし途中からどんどんと緊迫感が増してくる。

これぞサスペンスの醍醐味という感じ。

***********************************************

c0073737_10594455.jpg後半では、ニューヨークの古いビル街での“追い駆けっこ”が繰り広げられる。

これが相当に面白い。
興奮する。

そして、そのロケーションが抜群に良い。

c0073737_1051538.jpg主人公がビルの非常階段を駆け上って必死に逃走するシーンがあるのだが、この非常階段が独特で面白い。

シーソーの様な造りになっていて、二階部分に上った人間がつっかえ棒の様なものを外すと、その階段が平行になってしまい、下からは昇れなくなるというものだった。

これが巧みに、逃走シーンの中に織り込まれていて、妙に興奮する。


c0073737_10535647.jpgその階段を昇った後、今度はビルの屋上に出るのだが、ここでの演出もなかなか憎いくらいに上手い。

景色も遠めにブリッジ(ニューヨークの有名な橋)がさり気なく映っていたりもする。

余談だが、この屋上でのシーンは、許可なく撮影したという。

***********************************************

c0073737_10583917.jpgそして何と言っても、本作の見所はラストシーン。
ラストバトル!

既に書いたが、マネキン倉庫での格闘シーンだ。

不気味なマネキン達に囲まれての壮絶な死闘。

マネキンの手が上からぶら下がっていたりする。

マネキンを投げつけたり、マネキンで殴ったり、マネキンで防御したり・・・

これは迫力もあるし、不気味だし、そして何より興奮する。


67分という軽いテイストのサスペンス・アクション映画だが、十分に楽しめる内容である。



★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
宿題映画リスト
浅野忠信 作品リスト
 

 
[PR]
by nijibabu | 2007-07-24 11:01 | ◆映画レビュー
コメント(書き込み)数ランキング発表!!
日頃のご愛顧に感謝いたしまして、当ブログへのコメント数ランキングを発表したいと思います!

当ブログは開設して3年近くが経ちますが、その期間に頂きました書き込みを、全て集計致しました。

無意味に凄い処理量でしたが、何とか集計が終りましたので、ここに発表させて頂きます!


2007年7月21日現在
コメント数ランキング


1位  micchiiさん【映画】 99回
2位  きみさん【東京23区/ラーメン】 64回
3位  とのさん【映画】 55回
4位  penguinさん【映画/ラーメン】 53回
5位  sssdさん【ラーメン】 52回
6位  いしこさん【東京23区】 51回
7位  kkさん【ラーメン】 47回
8位  ぶーすかさん【映画/沖縄】 29回
9位  riwtaさん【映画/沖縄】 26回
10位 Tom5k(トム)さん【映画】 14回


※お名前の横の【】内は、主にどんな記事への書き込みが多かったかにより、勝手に分類させて頂きました。


以上が上位ベスト10です。

***********************************************

以下は、コメント数は少ないですが、最近書き込みして頂いた方々や、お付き合いの長い方々をピックアップして掲載してみました。(ただし、コメント数2回以上)

ご参考までにどうぞ<m(__)m>


なつえさん 13回
くろうにんさん 13回
ジジさん 13回
パレスの子さん 10回
じじんさん 9回
マルル一等兵さん 8回
かなたっちょ 8回
ねこちゃん 8回
はるかっちょ 6回
ユウナさん 6回
モン基地の母さん 5回
用心棒さん 5回
tonbori-drさん 4回
kiyotayokiさん 3回
kanokoさん 3回
ponponちゃん 3回
margotさん 2回

***********************************************

ま、こんな感じです。

micchiiさんが見事ぶっちぎり暫定優勝です!
おめでとうございます♪(笑)

その他の方も沢山の書き込みありがとうございました!

今まで皆さんから頂いたコメントがどんなに励みになったことか・・・
感謝の気持ちでいっぱいです。

皆々様方、今後ともどうぞよろしくお願い致します<m(__)m>


管理人 にじばぶ
[PR]
by nijibabu | 2007-07-21 19:50
ハモンハモン
c0073737_7262536.jpgハモンハモン』(1992)

上映時間: 93分
製作国: スペイン
ジャンル: ロマンス/コメディ

監督: ビガス・ルナ
製作: アンドレス・ヴィセンテ・ゴメス
脚本: ビガス・ルナ
キュカ・カナルス
撮影: ホセ・ルイス・アルカイネ
音楽: ニコラ・ピオヴァーニ

出演: ペネロペ・クルス
アンナ・ガリエナ
ジョルディ・モリャ
ステファニア・サンドレッリ
ハビエル・バルデム
ファン・ディエゴ

ヴェネチア国際映画祭(1992年) 銀獅子賞(準賞)

***********************************************
 スペインのあっけらかんとした熱いラブ・コメディ。スペインのごく小さな街で繰りひろげられる男女6人の恋愛ゲーム。金持ちの息子と、彼の子供を身ごもっている娼婦の娘。二人の仲を引き裂こうとする金持ちの母親と、母親に雇われた男。そして、もう一組のカップル。それぞれに思わくを秘め、策略をめぐらせて関係していく……。娼婦役のアンナ・ガリエナが「髪結いの亭主」に続き、ここでも情熱的な女性を演じている。
(「allcinema」より)
***********************************************

ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(準グランプリ)を受賞した作品。

ペネロペ・クルス主演の熱い熱いスペイン映画。

そして衝撃のラスト

ただ単にビックリするという意味での衝撃のラストではなくて、“映画の始まりの時点では絶対に予想できないであろう”という意味での、衝撃のラストである。

***********************************************

c0073737_937760.jpgペネロペ・クルスは、本作で映画初出演にして初主演を演じた。

そして、その過激な役回りが話題を呼んだ本作。

終始、“吸わせ過ぎ”である。(謎)

私は、こんなに吸わせ過ぎの映画を観たことがない。(笑)


あと、屋外で駅弁を食べるのも凄い。

駅弁ってのは、普通、電車の中で食べるものではないのか??

でも、屋外だと解放感があっていいのかな?(謎)

***********************************************

本作は、全体的な作りとしてはやや緩慢な印象を受ける。
とにかくゆるい。

だが、そこは「スペイン映画」。

日本人的感覚で単純に評価するのは違うような気もする。

ただ、これが「スペイン映画」と断定するのも危ない気がする。(笑)

でもとにかく熱い本作。
c0073737_9373638.jpg「スペイン=熱い国」のイメージにピッタリくる作品ではある。

本作を楽しむには、理屈を唱えてはならない。

ただただ、目の前で起こる事象を真っ直ぐに受け止めるべし。

そうすれば最後には、“ニヤり”とさせられるであろう。

そして、本作の“熱さ”に心焦がされるに違いない。(多分)



★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
宿題映画リスト
浅野忠信 作品リスト
 

 
[PR]
by nijibabu | 2007-07-18 07:49 | ◆映画レビュー
宗方姉妹
c0073737_14131554.jpg宗方姉妹』(1950)

上映時間: 112分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ

監督: 小津安二郎

出演: 田中絹代
高峰秀子
山村聡
上原謙
笠智衆
堀雄二
高杉早苗

***********************************************
 皮肉屋の夫に耐え続け、伝統を重んじる姉と、そんな姉に反発する、自由奔放な妹の姿を対比させる事で、小津安二郎監督が日本の家庭崩壊を描いた人間ドラマ。
(「TSUTAYA online」より)
***********************************************

やっと“小津の世界”に足を踏み入れ始めた私。

初めて観たのは、泣く子も黙る代表作『東京物語』。
小津の一つ目としては無難な選択だろう。

そして次に観たのが『秋刀魚の味』。
これは小津の遺作である。
これも二つ目としてはあながち間違いではないだろう。

そして何を思ったか、小津の3つ目に私が選んだのが、本作『宗方姉妹』。


なんでここで?と、小津に詳しい諸先輩方は思われるだろう。

それには理由があって、通いつけのTSUTAYA新宿での諸事情からだ。

詳説は避けるが、巡り巡って小津の3つ目に本作を鑑賞することとなった。


大好きな溝口健二作品ですら、当たり作品とハズレ作品で大きな差があった。

私にとって、まだよく分からない小津安二郎。

その3つ目に、それほど有名とは言いがたい『宗方姉妹』を選んだのは、ある意味冒険であった・・・

***********************************************

“小津作品にハズレなし”

誰が言ったか名セリフ。
その言葉に間違いはなかった。

本作を十分に楽しむことができたのだ。

***********************************************

まず“宗方姉妹”の妹の方を演じた高峰秀子。

高峰秀子の出演作は『浮雲』をはじめ、意外と沢山観てきているが、本作での高峰秀子は最強のインパクトであった。

「本作における彼女は、彼女らしくない」と、批判の声も聞こえるようだが、いやいやかなり良かった。

特に、「~であった。」と、寅さんばりの独り語りをみせるところが秀逸。

ここに、彼女の特異な才能を見出すことができた。


次に姉の方を演じた田中絹代。

溝口作品で沢山観てきた女優だが、今まではどうも魅力を感じなかった。
特に、“女性として”の魅力を。

ところが、本作では不思議と、その“女性として”の魅力を感じることができたのだ。

あの慎ましやかな女性像。

現代の男にとっては憧れですね。


そして、その姉妹二人から想いを寄せられる色男役に上原謙。

終始、ニヤついた演技を見せている。

ずっと、いつでもニヤついているのだ。
ニヤつき頻度は、私が今まで観てきた映画の中でもナンバー1。

しかも、そのニヤつきが板についているから凄い。
さすがは上原謙。
ニヤつき上原謙。

***********************************************

上にも書いたように、高峰秀子が独り語りで、様々な魅力あふれる小話を披露する。

その中でも、最も私が心奪われた小話を、ここに引用してみよう。


ある寒い日、二人は皇居のお堀端を歩いていた。

男は手をつなぎたかった。
だけどつなげなかった。
二人は若かったのだ。

いつまでも歩いていたい二人であった。


しばらくして男は女に訊いた。

男「ねぇ、寒くないかい?」
女「いいえ。」

そして女はショールを肩に上げながら言った。

女「あなたは寒くないですか?」



最近、これに似た淡い経験をしたばかりなので、妙に心に沁みた。(苦笑)

人は自己の経験とオーバーラップするシーンを、映画の中に見出したりすると、妙に感動するもんですね。


誰もが経験する自分の中の青春の1ページ。

それと似たようなシーンが、映像として刻まれている作品。

そんな作品を観た時、自分ならではのオリジナルな感動を味わえるのだ。

そして、それが映画の持つ固有の魅力なのだろうと思う。


c0073737_14432129.jpg



★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
宿題映画リスト
浅野忠信 作品リスト
 

 
[PR]
by nijibabu | 2007-07-13 14:44 | ◆映画レビュー
(ハル)
c0073737_16443397.jpg(ハル)』(1996)

上映時間: 118分
製作国: 日本
ジャンル: ロマンス/青春

監督/脚本: 森田芳光

出演: 深津絵里
内野聖陽

山崎直子
竹下宏太郎
鶴久政治
宮沢和史
戸田菜穂

日本アカデミー賞(1996年)  新人賞(内野聖陽)
ブルーリボン賞(1996年)  監督賞(森田芳光)
報知映画賞(1996年)  監督賞(森田芳光)


***********************************************
 速見昇は、(ハル)というハンドル・ネームでパソコン通信の映画フォーラムにアクセスした。アメフト一筋に生きながら、腰を痛めて選手生活を断念した彼は、仕事も恋もうまくいかず、自分を見失いかけている。そんな彼に(ほし)からメールが届く。(ほし)こと藤間美津江は事故で恋人を亡くしてから、恋愛拒否症になり、自分を男性と偽ってパソコン通信にアクセスしながら仕事を転々とする日々を送っていた。メールを重ねるうちに、顔も知らないまま次第に本音を言い合う仲になっていく(ハル)と(ほし)。それは(ほし)が女性と分かっても変わらなかった…。
(「TSUTAYA online」より)
***********************************************

森田芳光の監督作品を観るのはこれで3本目。

家族ゲーム』は最高に面白かったが、『の・ようなもの』はそれほどでもなかった。

果てして、本作『(ハル)』はいかがなものか?!

本作の評価によって、私の森田芳光に対する評価が固まる気がする・・・
そんな予感あり。

***********************************************

c0073737_17162098.jpg主演は深津絵里と内野聖陽。

深津絵里は今とそれほど変わらない感じ。

それとも、ファンでないからその違いに気付かないだけなのか?!


c0073737_17163894.jpgそれに対し、内野聖陽は若い!の一言。

内野聖陽と言えば、フジテレビのいわゆる“月9”ドラマ『不機嫌なジーン』が印象的。

竹内結子と共演し、独特でいて自然な演技をみせた、あの内野聖陽だ。

本作『(ハル)』における内野聖陽は、髪も短く、セリフ回しもごく自然。

自然すぎて、面白味に欠けてしまったほどだ。(笑)


でも、待てよ?

そもそも彼に面白味を要求するのは間違っているのかな?
彼は一応、二枚目俳優なんだし。

だけど、『不機嫌なジーン』の彼の印象が強過ぎるので、それはある意味仕方ないのかも。

ということで、内野ファンの方、どうかお許し下さい<m(__)m>

***********************************************

c0073737_17165421.jpg深津絵里の妹役で登場した戸田菜穂

深津絵里の方が若く見え、彼女の妹役というのが何とも不自然に感じた。
というか違和感ありまくり。

というか姉妹にしては似てない。(笑)

でも、この頃の戸田菜穂より、今の戸田菜穂の方が綺麗だな。
(画像は比較的最近のものです。)

***********************************************

本作は、いわゆる“ネット恋愛モノ”のハシリで、当時の時代背景を考えれば、その独創性は高く評価すべき。

しかし、時代背景そのものを、決して洗練されているとは言い難い映像と音楽で見せるばかりに、今観るとあまりに古臭くなってしまっている。

“1980年代から90年代にかけての邦画の古臭さ”が異常に臭うのだ。


これは賞味期限切れだ。

***********************************************

だが白眉なシーンもあるにはある。

それはラストシーン。

カラーからセピア色に変わるあのシーン。

あれは意外と好き。



★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
宿題映画リスト
浅野忠信 作品リスト
 

 
[PR]
by nijibabu | 2007-07-10 17:18 | ◆映画レビュー
鑑賞映画リストを更新。(2007.7.10)
映画採点表を更新しました。
(今回の新規追加作品は、リスト内において緑色で表示しています。)

(ハル)』(森田芳光)
かもめ食堂』(荻上直子)
鬼畜』(野村芳太郎)
市民ケーン』(オーソン・ウェルズ)
ダンス・ウィズ・ウルブズ』(ケヴィン・コスナー)
スパイシー・ラブスープ』(チャン・ヤン)
人も歩けば』(川島雄三)

の7本です。



【参考】
浅野忠信 作品リスト
宿題映画リスト
お気に入り映画一覧

作品レビュー目次
 
[PR]
by nijibabu | 2007-07-10 06:40 | ◆映画関連 その他
2007年上半期 鑑賞映画ランキング
今年(2007年)の上半期に鑑賞した作品全てを順位付けしてみたいと思います。

完全に、個人的好みによるランキング付けですので、その内容については、どうかご容赦下さいませ。<m(__)m>

***********************************************

【2007年上半期ランキング】

c0073737_958384.jpg1位『ビューティフル・デイズ
(ルディ・スジャルウォ)

にじばぶのレビュー

c0073737_9591562.jpg2位『飢餓海峡
(内田吐夢)

にじばぶのレビュー

c0073737_1001387.jpg3位『猫と庄造と二人のをんな
(豊田四郎)

にじばぶのレビュー

c0073737_101369.jpg4位『
(ジャック・ベッケル)

にじばぶのレビュー

c0073737_1013745.jpg5位『キンスキー、我が最愛の敵
(ヴェルナー・ヘルツォーク)

にじばぶのレビュー

c0073737_1014560.jpg6位『ある映画監督の生涯 溝口健二の記録
(新藤兼人)

にじばぶのレビュー

c0073737_1015623.jpg7位『レザボアドッグス
(クエンティン・タランティーノ)

にじばぶのレビュー

c0073737_102666.jpg8位『逃げ去る恋
(フランソワ・トリュフォー)

にじばぶのレビュー

c0073737_1021728.jpg9位『家族ゲーム
(森田芳光)

にじばぶのレビュー

c0073737_102268.jpg10位『コーカサスの虜
(セルゲイ・ボドロフ)


11位『折鶴お千』(溝口健二)
12位『インビジブル・ウェーブ』(ペンエーグ・ラッタナルアーン)
13位『スリ(掏摸)』(ロベール・ブレッソン)
14位『ウエスタン』(セルジオ・レオーネ)
15位『鷲と鷹』(井上梅次)
16位『Go!』(矢崎充彦)
17位『フィツカラルド』(ヴェルナー・ヘルツォーク)
18位『赤い殺意』(今村昌平)
19位『マンマ・ローマ』(ピエル・パオロ・パゾリーニ)
20位『バルカン超特急』(アルフレッド・ヒッチコック)

21位『元禄忠臣蔵 前篇元禄忠臣蔵 後篇』(溝口健二)
22位『キル・ビル』(クエンティン・タランティーノ)
23位『五月のミル』(ルイ・マル)
24位『ドッグヴィル』(ラース・フォン・トリアー)
25位『ベロニカ・フォスのあこがれ』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー)
26位『浪華悲歌』(溝口健二)
27位『赤ひげ』(黒澤明)
28位『めまい』(アルフレッド・ヒッチコック)
29位『殺しが静かにやって来る』(セルジオ・コルブッチ)
30位『貸間あり』(川島雄三)

31位『報復 REVENGE 劇場版』(鈴木浩介)
32位『眠狂四郎 殺法帖』(田中徳三)
33位『第三の男』(キャロル・リード)
34位『虞美人草』(溝口健二)
35位『瀧の白糸』(溝口健二)
36位『の・ようなもの』(森田芳光)
37位『バグダッド・カフェ/完全版』(パーシー・アドロン)
38位『BLUE FAKE ブルーフェイク』(出馬康成)
39位『キル・ビル Vol.2』(クエンティン・タランティーノ)
40位『Strange Circus 奇妙なサーカス』(園子温)

41位『花よりもなほ』(是枝裕和)
42位『グッドモーニング・バビロン!』(パオロ・タヴィアーニ/ヴィットリオ・タヴィアーニ)
43位『心中天網島』(篠田正浩)
44位『飲酒運転の報い 破滅への道』(金鐘守)
45位『曖昧な未来、黒沢清』(藤井謙二郎)
46位『ふしだらな女』(アルフレッド・ヒッチコック)
47位『吸血鬼ノスフェラトゥ』(F・W・ムルナウ)
48位『少林寺への道2』(ジョセフ・クオ)
49位『少林寺への道』(ジョセフ・クオ)
50位『イヤー・オブ・ザ・ホース』(ジム・ジャームッシュ)
51位『裁かるゝジャンヌ』(カール・テオドール・ドライエル)

***********************************************

1位から6位までは甲乙つけ難く、いずれも深い感動を得ることができました。

つまり、半年で観た51本の内、6本が大当たりだったというわけです。

これは“大当たり”の確率としては高い方なんでしょうか?!

まあよく分かりませんが、鑑賞作品の選び方によっては、大当たり映画に出会えない半期もあり得るでしょうから、今年はラッキーだったのかもしれませんね。



★参照★
作品レビュー目次
浅野忠信 作品リスト

お気に入り映画一覧
映画採点表
宿題映画リスト
 

 
[PR]
by nijibabu | 2007-07-03 23:13 | ◆映画関連 その他