古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
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ぼくの小さな恋人たち
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残菊物語(1939)
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幕末太陽傳
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街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
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劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
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原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
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【建物】
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【乗り物】
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あにいもうと(1953)
c0073737_20101553.jpgあにいもうと』(1953)

上映時間: 86分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ

監督: 成瀬巳喜男

原作: 室生犀星
脚本: 水木洋子
撮影: 峰重義
音楽: 斎藤一郎

出演: 京マチ子森雅之久我美子/堀雄二/船越英二/山本礼三郎/浦辺粂子/潮万太郎/宮嶋健一/河原侃二/山田禅二/本間文子

*****************************************************
c0073737_20152643.jpg室生犀星の同名小説の2度目の映画化。名匠・成瀬巳喜男監督が兄と二人の妹との複雑で深い思いのさまを繊細かつ力強いタッチで描いた傑作。川べりに暮らす赤座家。妹のもんが学生の子どもを妊娠して戻ってきた。もんを人一倍可愛がっていた兄の伊之吉はそんなもんに悪態をついてばかり。もんの醜聞で末娘のさんも恋人との結婚を諦めていた……。深刻な内容ながら、暗くなることのない乾いた味わいが心に響く。京マチ子をはじめ俳優陣がみな素晴らしい。とくに久我美子の可憐な美しさが印象深い。
(「allcinema」より。)
*****************************************************

c0073737_2014725.jpg森雅之だが、本作では職人風情の荒っぽい男を演じていた。

これがどうも無理があるように見えてならない。

熱演により、何とかそれらしくは見えたが、ミスキャストなのは否定できないところ。
やはり、森雅之には「脂ぎった陰気なオヤジ」が良く似合う。


しかしながら、「妹を本心では愛しつつも、表向きは邪険に振舞い、そして妹を孕ませた船越英二を殴り飛ばす」、このシーンには感動できた。


c0073737_20142765.jpg京マチ子だが、以前からどうも苦手な女優だ。

ボリュームがありすぎるし、どうも好みに合わない。

むしろ、気持ち悪いとさえ感じてしまう(失敬)。


久我美子だが、やっぱりナインティナインの岡村に似ていた(笑)。


浦辺粂子は実にいい味を出していた。

野暮ったくてノロマな田舎のばあちゃんだけど、実に人情味があって、家族思い。

そんな役をこれ以上なく自然に演じていて見事だった。


特別に出来がいい成瀬作品とは思わないが、パワーを感じた。

成瀬作品としては、力作の部類に入るのではないだろうか。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2008-05-29 20:15 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2008.5.28)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_23413682.jpg『赤い風船』(1956/フランス)
【監督】アルベール・ラモリス
★★★
例えれば、「少年と赤い風船のプチ・ロードムーヴィ」か。 何とも切ないお話である。 30分ちょっとの間に雄弁に語られる少年と赤い風船の物語。 時に哀しく、時にユーモラスに。 テクニカラーの独特なカラー映像、街に映える風船の鮮やかな赤。 いかにも映画といった映画で、音楽と映像、そしてストーリーが、赤い風船の摩訶不思議な動きと相まって、不思議な感動を呼び起こす。 メルヘンな雰囲気が好きな人なら気に入るはず。


c0073737_23461992.jpg『父ありき』(1942/日本)
【監督】小津安二郎
★★★★
小津作品を年代順に観てきたが、本作でかなりの「完成」を感じた。 小津スタイルが確立された頃のような気がした。 音声の劣化が酷く、まともに視聴できる状態でないのが悲しい。 しかしながら、笠智衆の演技が抜群に良い。 小津サイレント時代の常連俳優、坂本武も脇で良い味を出していた。


c0073737_23481393.jpg『三十三間堂通し矢物語』(1945/日本)
【監督】成瀬巳喜男
★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_2349524.jpg『破れ太鼓』(1949/日本)
【監督】木下惠介
★★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_23592538.jpg『橋』(1959/西ドイツ)
【監督】ベルンハルト・ヴィッキ
★★★★
前半は退屈極まりない。 本サイトでの高得点に疑問を持ちながら鑑賞を続けた。 しかししかし、1時間を経過する辺りから様相が一変。 非常な緊迫感の持続する終盤へと突入した。 ここからは固唾をのんで鑑賞した。 見事、その作品に引き込まれた。 この引き込まれる感覚。 これこそが映画鑑賞の醍醐味。 あー、楽しい。 楽しいけど、内容はそれとは正反対。 残酷な終幕。 戦争の虚しさと愚かさ、命の儚さ。 そんなことが映像だけを通して雄弁に語られる。 戦争映画としては硬派な部類に入り、派手さはないが、間違いなく傑作だ。


c0073737_23533855.jpg『戸田家の兄妹』(1941/日本)
【監督】小津安二郎
★★★★
前半は面白くなかったが、しり上がりに良くなった。 特に、ラスト付近の佐分利信が軽薄な兄妹たちを豪快に追っ払うシーン。 そして、熱心に母や妹を説得し、中国の天津に希望を持って誘うシーン。 これらのシーンはとても良かった。 でもこういう家族内のいざこざや女性同士の問答を内容とする作品であれば、成瀬巳喜男監督なら、もっと上手く撮ったのではないか。 小津監督は、カラっとしたコメディタッチなものを撮らせると最高に上手い監督だし。 成瀬監督は沢山の作品を撮っているから、本作の様なテーマと似た作品を既に撮っているかもしれないけど、本作の成瀬バージョンを観てみたい気がする。


c0073737_2356061.jpg『ツィゴイネルワイゼン』(1980/日本)
【監督】鈴木清順
★★
第一に面白くない。 そしていかにもな映像センスが自分とは合わない。 更に、原田芳雄が苦手。 大楠道代も楠田枝里子の様で気持ちが悪い。 だけど、不思議と印象に残る作品だ。 この特別な印象こそが、本作が高く評価される源なのかもしれないが、その良さを十分には理解できなかった。




★参照★
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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2008-05-28 23:57 | ◆映画関連 その他
破れ太鼓
c0073737_19543296.jpg破れ太鼓』(1949)

上映時間: 109分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ/コメディ

監督: 木下惠介

脚本: 木下惠介/小林正樹
撮影: 楠田浩之
音楽: 木下忠司
助監督: 小林正樹/倉橋良介

出演: 阪東妻三郎/村瀬幸子/森雅之/木下忠司/大泉滉/小林トシ子/桂木洋子/大塚正義/沢村貞子宇野重吉/滝沢修/東山千栄子/小沢栄/永田光男/青山宏/山崎敏男/村上紀代/桑原澄江/賀原夏子/中田耕二/大川温子/向井弘子/玉島愛造

*****************************************************
 時代劇史上最大のスター・阪東妻三郎主演による戦後喜劇の傑作。津田家の当主で土建屋の軍平は、傲慢な性格ゆえ家族と理解し合えない。ある日、ついに家族全員が家出してしまい…。
(「DVD NAVIGATOR」より。)

 時代劇の大スター阪東妻三郎が初の現代劇で典型的頑固親父を演じたこの作品。家庭内のドタバタな出来事をユーモアたっぷりに描いた作品。
(「Oricon」より。)
*****************************************************

c0073737_19581368.jpgまず阪妻。

凄まじい存在感!

これぞニッポンの雷オヤジ!


息子役の森雅之が「こわぃ、オヤジだなぁ・・・」とつぶやくのが愉快、そして納得。

あの森雅之を子供扱いにする阪妻の迫力は流石。

c0073737_19584427.jpg
そして次女役の桂木洋子。

本作でもやっぱり可愛いかった。

いつも思うが、桂木洋子って若い頃の「いとうまいこ」(若い頃の芸名は「伊藤麻衣子」)に声も雰囲気もソックリな気がする。


又、妻役の村瀬幸子だが、観ている間中ずっと沢村貞子に似てるなぁ、と思っていた。

そしてラスト付近で、その妹だが姉だか「おばさん」役の、当の沢村貞子が登場。
これにはビックリ。

やはり似ている。

そしてこの似ている二人を姉妹にもってきたのが、また良い。


c0073737_19562841.jpg阪妻に話を戻すと、前述した「存在感」や「迫力」といったものを前面に出しながらも、同時に「コミカルさ」や「人間の弱さ」なども滲ませている。

これは阪妻の天性のものか、それとも演技によるものか。

いずれにしても、凄い俳優だ。

阪妻の出演作には傑作が多いのがよく理解できた。

阪妻という俳優は、その一人の力で、作品全体を傑作にまで至らしめるパワーと実力を持った俳優なのだ。


傍若無人な大太鼓。
哀愁漂う破れ太鼓。


両方を見事に演じ分けた阪妻の演技に、ただただ敬服するばかりである。




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作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2008-05-26 20:08 | ◆映画レビュー
三十三間堂通し矢物語
c0073737_21471254.jpg三十三間堂通し矢物語』(1945)

上映時間: 77分
製作国: 日本
ジャンル: 時代劇



監督: 成瀬巳喜男

脚本: 小国英雄
撮影: 鈴木博
美術: 河東安英

出演: 長谷川一夫田中絹代/市川扇升/河野秋武/葛城文子/田中春男/横山運平/清川玉枝/林喜美子/三谷幸子/鳥羽陽之助/沢井三郎/花沢徳衛/鬼頭善一郎/永井柳作/深見泰三

*****************************************************
 小国英雄のオリジナル脚本で、戦争末期に撮られた成瀬初の時代劇。紀州家家臣・和佐大八郎(市川扇升)が、父の雪辱を晴らすべく、小杉屋お絹(田中絹代)の支えの下、三十三間堂での通し矢八千本に挑む様を描く。大八郎を導く謎の師匠勘兵衛(長谷川一夫)も魅力的。
(「アテネ・フランセ文化センター」より。)
*****************************************************

本作は成瀬監督初の「時代劇」らしい。

そして全く成瀬作品らしくない。

だけど普通に面白い。


キャスティングにも成瀬らしさが見当たらない。

そしてストレートに娯楽作品でもあったりする。


全てが異質な成瀬作品ということになるだろう。

そういう意味でも観るべき価値のある作品だ。

*****************************************************

それにしても、長谷川一夫が良い役を演じ過ぎ!

これがずるいほどに、笑っちゃうくらい「良い人」なのだ。

田中絹代が最後に一言。

「なんて良い人なんだろう・・・」

そう、あり得ないくらいの「良い人」設定。

顔がデカイのと腕が貧弱なのがタマに傷だが、目はキリっとしているし、チャンバラは強いし、気はきくし、弓は上手いし、女性には優しいし、まさに完璧。

ここまで完璧だと、まあ、やり過ぎでしょう(笑)。


ラストの去り方も最高。

あそこまで敵方にしてあげたら、褒美を請求したり、田中絹代を口説いたりするのが人間ってものだろうが、そんな欲求は一切見せず、哀愁の後姿を見せながら一人歩き去っていく。


うーん、長谷川一夫、色んな意味で凄すぎ。



★参照★
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浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2008-05-24 21:53 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2008.5.22)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_1941553.jpg『淑女は何を忘れたか』(1937/日本)
【監督】小津安二郎
★★★★
やはり、小津監督はユーモアのある作品を撮らせてこそ本領を発揮する監督である。 斎藤達雄と桑野通子との掛け合いが素晴らしい。 特に二人で示し合わせて説教をするシーン。 ドアの使い方、全てが軽妙洒脱でセンスも良い。 ラストのエロス漂う演出も見事。


c0073737_19423389.jpg『真空地帯』(1952/日本)
【監督】山本薩夫
★★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_19452896.gif『暗殺のオペラ』(1969/イタリア)
【監督】ベルナルド・ベルトルッチ
★★★
これまでに観たこともない様な森林の緑。 あまりに美しい映像だ。 ゴダール作品にも通ずる様な雰囲気が漂う。 ただし、ゴダール作品ほど難解ではない分良い。 ストーリーで観る作品というよりも、映像美を固唾をのんで堪能すべき作品の様に感じた。


c0073737_19475732.jpg『にっぽん昆虫記』(1963/日本)
【監督】今村昌平
★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_19541762.jpg『大菩薩峠』(1966/日本)
【監督】岡本喜八
★★★★★
時間の経過を忘れるほど鬼気迫る仲代達也の演技と眼光。 大人数を相手にした立ち回りは、迫力十分だが、ややリアリティを欠くのが残念。 終り方はかなり拍子抜け。 加山雄三のあの気合いは何だったのか? そしてお松は一体どこに? 西村晃はいかにもクセ者風で、最後にキーパーソンとなるのか?と思わせぶりながら、活躍は最後まで観られず。 敢えてこういう終わらせ方にしたのだろうが、どうも消化不良気味だ。 だが、全編を通してみなぎる緊張感、そして、観る者を釘付けにし続ける演出は見事だ。


c0073737_19563326.jpg『肉体の悪魔』(1947/フランス)
【監督】クロード・オータン=ララ
★★★
まず、ヒロインに魅力を感じない。 年下の少年を惑わす魅力が感じられない。 そしてストーリー。 どこかありがちで、型にはまっている。 面白いとは思えないが、ラブロマンスとしては王道的なもので、安心感はあるにはある。 そこを素直に楽しむことができるか、ありがちといった感想を持ってしまうか。 そこが本作を楽しむことができるか否かの分かれ目であろう。 主演の貴公子ジェラール・フィリップだが、25歳にしては随分と若く見える。 そして痩せすぎ。 もう少し晩年のフィリップの方が魅力があるかもしれない。


c0073737_19581363.jpg『まごころ』(1939/日本)
【監督】成瀬巳喜男
★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。




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by nijibabu | 2008-05-22 19:59 | ◆映画関連 その他
まごころ(1939)
c0073737_19355549.jpgまごころ』(1939)

上映時間: 67分
製作国: 日本

監督: 成瀬巳喜男



原作: 石坂洋次郎
脚本: 成瀬巳喜男
撮影: 鈴木博
音楽: 服部正

出演: 入江たか子/高田稔/悦ちゃん/加藤照子/清川荘司/藤間房子

*****************************************************
 富子(悦ちゃん)は親友・信子(加藤)の父親(高田)と自分の母(入江)が昔恋人同士であったことを知り心を乱す。少女の繊細な感情をみずみずしくとらえた作品で、成瀬が美術監督の中古智と初めてコンビを組んだものでもある。
(「せんだいメディアテーク」より。)
*****************************************************

c0073737_19413117.jpg御茶ノ水の「アテネフランセ文化センター」という摩訶不思議な場所で見てきました。

とても古臭く、かび臭い巨大なビルです。

そこの4階で上映されました。

舞台の様な場所に、プロジェクターというか、16mmでの上映でした。

*****************************************************

c0073737_19413927.jpg作品ですが、成瀬作品としては平均的なレベルです。

平均的とは言っても、決してレベルが低いという意味ではありません。

成瀬作品はレベルが高いので、その中で平均ということは、普通からすれば傑作と呼んでも言い過ぎではないほどの出来です。


1930年代という点において、音声が聞き取りにくい、映像がぼやけている、50年代に比して完成度が低いなどの問題点はあります。


しかしながら、なかなか地味に見せるいぶし銀の味わいで、何回も繰り返し観られる奥の深い作品でした。
c0073737_1942040.jpg

やはり、この頃の入江たか子は正統派美人ですなぁ。

ぐうの音も出ない程の美人顔であります。

晩年に新藤兼人監督のドキュメンタリーでそのお顔を拝見した後に観ただけに、そのギャップにやられました。

時というものは本当に残酷ですねぇ・・・



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by nijibabu | 2008-05-21 19:42 | ◆映画レビュー
にっぽん昆虫記
c0073737_2257101.jpgにっぽん昆虫記』(1963)

上映時間: 123分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ

監督: 今村昌平

脚本: 今村昌平/長谷部慶次
撮影: 姫田真佐久
音楽: 黛敏郎

出演: 左幸子/岸輝子/佐々木すみ江/北村和夫/小池朝雄/相沢ケイ子/吉村実子/北林谷栄/桑山正一/露口茂/東恵美子/平田大三郎/長門裕之春川ますみ/殿山泰司/榎木兵衛/高緒弘志/渡辺節子/川口道江/澄川透/阪井幸一朗/河津清三郎/柴田新三/青木富夫/高品格/久米明


【ベルリン国際映画祭(1964年)】
女優賞 左幸子

【ブルーリボン賞(1963年)】
作品賞
主演女優賞 左幸子
監督賞 今村昌平
脚本賞 今村昌平/長谷部慶次


*****************************************************
 大正から現在まで、数奇な男性遍歴を続けてきたひとりの女性に鋭いメスを入れた衝撃的な作品。
(「Amazon.co.jp」より。)

 一人の女と日本の近代史とを対比させた今村昌平監督の傑作。大正7年に東北の山村で生まれ、やがて売春組織の元締めとなっていった女性の姿を描く。出演は左幸子、吉村実子、北林谷栄ほか。
(「セブンアンドワイ」より。)
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c0073737_22572188.jpg内田吐夢監督の『飢餓海峡』と負けず劣らず左幸子の演技が凄まじい。

彼女の熱演なしには、本作のパワーは生まれなかったであろうことは相違ない。


男と女が情欲に流されるまま、まるで昆虫の様に生きる姿をリアリティに演出した今村監督。

『赤い殺意』と非常に似たテイストの作品だが、本作の方がパワー・リアリティ・性的描写の全てにおいて上であろう。

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宗教、父娘の親密過ぎる間柄、母娘丼、売春、他人の子を身篭り「あなたの子」と騙す、チクリ、金への執着、強姦、、などなど、際どいテーマてんこ盛り。


それらを下手に飾ることなく、リアリズムに徹して描いた今村監督。

「調査魔」と呼ばれた今村監督だからこそ、リアリティを欠くことなく描くことが出来たのではないだろうか。



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by nijibabu | 2008-05-19 23:00 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2008.5.18)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_8195517.jpg『狂い咲きサンダーロード』(1980/日本)
【監督】石井聰亙
★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_8223240.jpg『独立少年合唱団』(2000/日本)
【監督】緒方明
★★★
大林宣彦監督の『青春デンデケデケデケ』を好きな人なら楽しめるはず。 私は苦手なジャンルの作品だ。


c0073737_8233840.jpg『イタリア麦の帽子』(1927/フランス)
【監督】ルネ・クレール
★★
なんか、おそろしくつまらないサイレント作品でした^^; というか、観ていても内容がつかめない。 致命的です。 字幕を排除しても、内容が把握しやすいサイレントなら結構なんですが、本作はとてもわかりづらいのです。


c0073737_829586.jpg『一人息子』(1936/日本)
【監督】小津安二郎
★★★
後の小津代表作『東京物語』の原型ともいえる小津の王道的作品。 つまりは、私の苦手な系統の小津作品である。 やっぱり小津の魅力はコミカルさにあるんではないか。 本作は終始淡々と進み、コミカルさは成りを潜めている。


c0073737_8302585.jpg『かげろう笠』(1959/日本)
【監督】三隅研次
★★★
香川京子を目当てで本作を鑑賞。 とても静かな女性を演じており、香川京子の可憐な魅力には欠ける作品である。 逆に長谷川一夫は、なかなかの男気を見せていて良かった。 今まではナヨナヨした女形のイメージが強く、あまり好きな俳優ではなかったが、本作でそのイメージが消え去った。 長谷川一夫という役者は、どんな役柄でもこなせる役者なんだと感心した。


c0073737_8314617.jpg『まぼろしの市街戦』(1967/フランス/イギリス)
【監督】フィリップ・ド・ブロカ
★★★
シリアス・コメディ・ラブロマンス・戦争モノ・アクション・風刺劇。 色んな要素を併せ持つ作品。 しかし、どうもコメディセンスが自分に合わない。 楽しさより苛立ちが先に立った。


c0073737_834221.jpg『有りがたうさん』(1936/日本)
【監督】清水宏
★★★★
最初はゆっくり過ぎるセリフ回しにイライラしたが、次第に慣れていった。 上原謙の演じる二枚目長距離バス運転手。 これが大モテ。 道中のうら若き女性達に親しげに話しかけられ、話しかける。 こりゃ羨ましい。 画面を通して、まるで自分がモテモテになったかの様な感覚をおぼえることができて楽しい。 ヒゲの初老男性と桑野通子が演ずる毒気のある女性との会話が面白い。 その女性がお酒をバス内で他の客にふるまう。 しかし文句ばかり言ってきた初老の男性にはお酒をあげない。 それを見たヒゲ男性は当然面白くなく、「バスの中でお酒は禁止じゃないのか」と文句一つ。 それに対し、その女性はそのヒゲ男性にも「じゃあ、お酒をいかが」とすすめる。 それを受けて、ヒゲ男性は少し迷った挙句、「じゃ、せっかくの好意だから頂くとするか」と欲求に負けてしまう。 ここでその女性の一言が最高! 「あら、バスの中でお酒は禁止じゃなかったのかしら」。 そして、最後までお酒をそのヒゲ男性にあげない(笑)。 こりゃ凄い!酷い! 普通、そこまで皮肉言ったら、一杯くらいあげるだろ! やるなぁ(^_^)


c0073737_8361474.jpg『Z』(1969/フランス/アルジェリア)
【監督】コンスタンタン・コスタ=ガヴラス
★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。




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by nijibabu | 2008-05-18 08:38 | ◆映画関連 その他
真空地帯
c0073737_109866.jpg真空地帯』(1952)

上映時間: 129分
製作国: 日本
ジャンル: 戦争

監督: 山本薩夫

原作: 野間宏
脚本: 山形雄策
撮影: 前田実
音楽: 團伊玖磨



出演: 木村功/利根はる恵/神田隆/加藤嘉下元勉西村晃岡田英次金子信雄

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 今井正や家城巳代治と同様、戦後間もなく、左翼映画人としてレッド・パージに遭い、大手映画会社から締め出しを食った山本薩夫監督が、独立プロを舞台に、野間宏の傑作小説の映画化に果敢に挑戦。大日本帝国陸軍の兵営内での生活を重厚かつリアルに描いて、不正や残虐行為がまかり通る日本の軍隊の非人間性を鋭く浮き彫りにする。木村功、下元勉をはじめ、西村晃、金子信雄、岡田英次ら、実力演技陣による息詰まる競演も見もの。
(「WOWOW」より。)
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c0073737_10151870.jpg戦時下における、軍隊の内幕をリアルに描いた作品。

軍隊内部ではイジメや暴力が日常茶飯事に行われており、むしろそれが内部では当たり前のこととされている。

上層部は物資を横流ししたり、人事を不当に行ったりと、こちらも腐敗し放題である。


そういった軍隊内部の内幕を、嫌というくらいにリアルに見せ付ける。

c0073737_10153869.jpgこれが本当にリアル過ぎて辛すぎて、観ていて嫌になる。


作品の出来具合としては、文句のつけようがない。

時間の経過を忘れる程の力作である。


しかし、先に書いたように、観ていてどうも嫌になる。

気分が悪いままに二時間が経過するのだ。
c0073737_10185365.jpg
「良い物観た」ではなく、「胸くそが悪い物を観た」。

観終えた後、そんな気分になってしまう。

そこがこの作品の良い所であり、悪い所でもある。


いずれにしても、本作が非凡な作品であろうことは間違いない。

久しぶりに凄い邦画を観た気がする。



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by nijibabu | 2008-05-17 10:19 | ◆映画レビュー
c0073737_20182344.jpg』(1969)

上映時間: 126分
製作国: フランス/アルジェリア
ジャンル: サスペンス/ドラマ

監督: コンスタンタン・コスタ=ガヴラス

原作: ヴァシリ・ヴァシリコス
脚本: ホルヘ・センプラン/コンスタンタン・コスタ=ガヴラス
撮影: ラウール・クタール
音楽: ミキス・テオドラキス

出演: イヴ・モンタン/ジャン=ルイ・トランティニャン/ジャック・ペラン/フランソワ・ペリエ/イレーネ・パパス/レナート・サルヴァトーリ/マルセル・ボズフィ/シャルル・デネ

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 地中海に近いある国で、革新政党の指導者モンタンが暴漢に襲われた後、死亡する。当局は自動車事故による脳出血と発表するが、これに疑問を抱いた予審判事トランティニャンは新聞記者ペランの協力を得て真実に迫ろうとする。そして事件の背後に隠された陰謀にたどり着くのだが……。コスタ=ガヴラスが、故国ギリシャで63年に起きた自由主義者ランブスキ暗殺事件に材をとったヴァシリコスの原作を基に、軍事政権の恐怖と陰謀を描き出した問題作(当然、ギリシャでは上映中止となった)。その淡々とした描写は、リアリズムを生むと同時に緊迫感を盛り上げ、作品の持つメッセージを強く打ち出す。アカデミー外国語映画賞をはじめカンヌ国際映画祭審査員特別賞など多くの賞に輝いた。
(「allcinema」より。)
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前知識なくいきなり観たので、まさかこれほどまでに思想的・政治的な作品だとは思わず、面食らった。


c0073737_20195540.jpgしかし、とてもスピーディな作品で、苦もなく観ることができた。

その時点で既に傑出した作品だ。


主演のイヴ・モンタンは、中盤であっさり殺されてしまい、これまた面食らった。

これで主演とは。


それにしても、イヴ・モンタンって、こんなに長身だったっけなぁ。

スーツ姿でユラユラと歩く姿が、とても威圧感がある。

すごい存在感だ。



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by nijibabu | 2008-05-16 20:20 | ◆映画レビュー