古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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Profile
◆なまえ
にじばぶ
◆性別

◆出身地
東京都下
◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
成瀬巳喜男
溝口健二
石井輝男
川島雄三
ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
時代の情景
良い映画を褒める会。
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最近観た映画(2009.2.28)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_21313990.jpg『愛のレッスン』(1954/スウェーデン)
【監督】イングマール・ベルイマン
★★
どうも軽すぎるし、ベルイマンの魅力が出ているとは言い難い。 そして、私はどうやら、ベルイマンには寓話めいた話を期待しているようだ。 『処女の泉』や『第七の封印』のような・・・


c0073737_21354422.jpg『秀子の車掌さん』(1941/日本)
【監督】成瀬巳喜男
★★★★
清水宏監督の『有りがたうさん』を彷彿とさせる内容と雰囲気。 さながら、女性版『有りがたうさん』だ。 最初と最後に流れるほのぼのとした音楽。 いやぁ、これを聴いているだけで、何だか幸せになれる。 そして、バス会社の社長! これぞまさに怪演! このキャラ、実にいい! 経営者としての達者な物腰も備えながら、どこかオカシイ。 いや、オカシイというのは面白いという意味。 いや、それより、ラムネに氷が印象的! 今観ても、何だか羨ましくなるような食べ物だ。 質素でいて魅力的。 これは、まさに本作の高峰秀子に通ずるものがある。 最初で最後のバスガイドを演出したラストも見事。 切なく、そして楽しい。 映画を観て、こんな気持ちになったのは初めてかも。 あ、そうそう、本作のビデオは東京・荒川区の南千住図書館まで片道1時間半かけてレンタル、、いや借りに行った。 ツタヤでの貴重な作品の発掘が一段落ついたので、次は「東京都内の図書館巡り」が自分の中で始まった! これがまた、意外にも貴重な作品の宝庫。 どんなに巨大なツタヤにも置いていない貴重なビデオが、ひょっこり図書館の片隅に眠っていたりして、とても刺激的だ。 図書館を巡ってのビデオ探し。 何だか病みつきになりそうだ。


c0073737_21422221.jpg『兄いもうと』(1936/日本)
【監督】木村荘十二
★★★★
成瀬巳喜男がリメイクした『あにいもうと』を観た後だったので、話の展開については新鮮味がなかったが、それでもその完成度の高さに唸らされた。 1時間という短い尺の中で、家族それぞれの人間像をとても巧く描いている。 頑固オヤジだが一家を支える父、常に優しく人思いの母、やさぐれてはいるが妹との会話で優しい一面を見せる姉、純情可憐な妹、そして悪態をついてばかりいるが実は誰よりも妹思いの兄。 こういった家族像を明確に描いた上で、優男の大川平八郎が登場する。 明らかに肌色の違う都会の男と、泥臭い田舎の一家が不協和音を起こす。 そこに起る悲劇。 しかしそれを支える家族愛。 美しい音楽と、躍動感溢れる映像がそれを支え、見事な掌編と相成っている。


c0073737_21433322.jpg『ミッシング』(1982/アメリカ)
【監督】コンスタンタン・コスタ=ガヴラス
★★★
『Z』『戒厳令』『告白』といった、コスタ=ガヴラス初期作品に比べると、かなり手ぬるい内容で、満足とまではいかなかった。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-02-28 21:44 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2009.2.27)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_19415153.jpg『東京の休日』(1958/日本)
【監督】山本嘉次郎
★★
まあ、これは山口淑子の引退記念で作られた作品なので、あまり観る側を意識して作られた作品ではないのかもしれない。 それと、個人的にミュージカルは苦手。


c0073737_1942588.jpg『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(1964/イギリス・アメリカ)
【監督】スタンリー・キューブリック
★★★
『未知への飛行』とストーリーが酷似していると感じ、それぞれの製作年を調べたら、なんと同じ1964年。 さらに調べたら、この二つの作品、当時いざこざがあったようだ。 それはさておき、本作は身震いするようなブラック・ユーモアに満ちている。 『未知への飛行』は緊迫感に満ちていたが、こちらは恐怖感。 この二本を両方鑑賞し、対比してみるのも楽しいかもしれない。


c0073737_19444986.jpg『駅 STATION』(1981/日本)
【監督】降旗康男
★★★★
演歌を地で行く世界。 これを観ると、演歌もいいものだなぁ、と感じる。 倍賞千恵子が営む居酒屋でのシーン。 高倉健と倍賞千恵子の俳優と女優とのぶつかり合い。 お互いの人間味が弾けんばかりに静かに対峙する。 尺の長さ、前半の無意味なシーン、倍賞千恵子の愛人が実は指名手配犯だったというオチ、テレビ役者が多すぎ、とマイナス点は見受けられるものの、全体としてはなかなか良い雰囲気に仕上がった作品だ。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-02-27 19:45 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2009.2.26)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_1921184.jpg『若い人』(1952/日本)
【監督】市川崑
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_19223489.jpg『夏の夜は三たび微笑む』(1955/スウェーデン)
【監督】イングマール・ベルイマン
★★
普通の喜劇ドラマだからして、ベルイマンの作風からすれば異色作と言えるのではなかろうか。 ベルイマンはもっと重厚な人間ドラマを得意とする監督なので、どうも本作のような作品の作り手としては不向きな気がする。 ベルイマン作品を観るならば、本作の様な軽い作品を観るより、ひたすら暗い人間ドラマを観ている方がマシかもしれない。


c0073737_19232833.jpg『限りなき前進』(1937/日本)
【監督】内田吐夢
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_19254633.jpg『天使の詩』(1965/イタリア・フランス)
【監督】ルイジ・コメンチーニ

やばい、いくら集中しようとしても集中できない。 何故か、セリフの一つ一つが頭に入ってこない。 これはヒドイ。 えらく退屈だ。 イタリア映画は大好きだと信じてきた私だが、これでイタリア映画に対するイメージが変わってしまった。 それだけ私にとっては相性の悪い作品だった。


c0073737_19271872.jpg『最後の博徒』(1985/日本)
【監督】山下耕作
★★★
成田三樹夫を目当てで鑑賞。 雰囲気・キャスト共に立派なヤクザ映画だが、内容が今ひとつ。 何か起りそうで起こらない、みんな物分りが良すぎ、と消化不良の内容。 肝心の成田三樹夫は出番こそ多いものの、その魅力が十分に発揮されていたとは言えず、もう少しテンション高く悪乗りして欲しかった。 豪華キャストの中、一番印象に残ったのは萬屋錦之介。 迫力ある演技と、凍りついたようなシーンが印象的だった。 鶴田浩二は、相変わらず疲れた役回り。 本人自身が疲れているので、こういう役しか晩年はできなかったのだろう。


c0073737_19282774.jpg『生きものの記録』(1955/日本)
【監督】黒澤明
★★★★
基本的に黒澤明監督とは相性が悪いのだが、これは面白かった。 最初は「何言ってんだ、この老人は?」だったが、段々、彼の熱意と気持ちが理解できてくると、俄然、複雑な気持ちになった。 危機意識を持たず安穏と暮している人々、それに対し、未来を予測し独り奮闘する家族思いの老人。 どちらが正しいのか? どちらが狂人なのか? この問いを、我々に投げかける余韻を残すラストは見事だった。 そして、モノクロの映像も美しい。




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浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-02-26 19:29 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
限りなき前進
c0073737_19263580.jpg限りなき前進』(1937)

上映時間: 99分
製作国: 日本

監督: 内田吐夢


原作: 小津安二郎
脚本: 八木保太郎
撮影: 碧川道夫
音楽: 山田栄一

出演: 小杉勇/滝花久子/轟夕起子/片山明彦/江川宇礼雄/紅沢葉子/飛田喜佐夫/見明凡太郎/菊池良一/中村英雄/加藤章/上代勇吉/東勇治/西春彦/北龍二/鈴木三右衛門/潮万太郎/寺井郁男/小森鈴子

*****************************************************
 小津安二郎原案、八木保太郎脚色、内田吐夢監督、小杉勇主演という豪華な顔合わせによる社会派ドラマの力作で、1937年度のキネマ旬報ベスト・テンの1位に輝いた。定年間近の老社員・野々宮保吉は、出世の見込みがまったくなく、婚期の近い娘の将来のことを考えると気が狂いそうな不安に襲われる。そしてついに彼の疲弊した精神は異常をきたし、半狂乱のまま会社で醜態を演じるが、娘と恋人の青年がかけつけ彼を連れ帰るのだった……。この作品は当初、小津安二郎が「愉しき哉保吉君」という題で映画化しようと考えていたが、あまりに暗い内容のため会社(松竹大船)の許可が出なかったという裏話も。現存するフィルムは後半のクライマックスが抜け落ちた改編版。
(「eiga.com」より。)
*****************************************************

フィルムセンター所蔵作品を、池袋・新文芸坐にて鑑賞。

現存するバージョンは、フィルムの断片をつなぎ合わせて復元し、再編集したもので、どこまでオリジナル性が維持されているかは定かでないが、それでもかなり楽しめた。


c0073737_1930678.jpg随所に笑えるところあり、それでいて見応えもある。

そして何より、当時の月給取り(サラリーマン)の実態が詳細に描かれているのが面白い!


小津安二郎の原作で、それを内田吐夢が監督するという、夢の取り合わせ。

キャッチボールのシーンや、会社内でのシーン、子供同士の喧嘩など、初期小津の作風が強く反映されている。

しかし、そこは内田吐夢の技量か、初期の小津作品よりも格段に面白くなっている。


もし初期の小津作品を、「原作・小津安二郎、監督・内田吐夢」の取り合わせにしたら、ひょっとすると、もっと素晴らしい作品が沢山できたに違いないと思わせる出来であった。

それだけ内田吐夢監督の演出が光った作品だった。


それにしても、本作での轟夕起子、なかなか魅力的だったなぁ~

あのスカートからのぞくヒップラインが何ともエロティック。
そして、川に脚を浸している時の、ふくらはぎの質感の艶かしさよ!

轟夕起子という女優さん、今まで全く注目していなかったが、本作でその魅力を十二分に感じることができた。

これも本作を観た上での収穫の一つだ。




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浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2009-02-25 19:31 | ◆映画レビュー | Comments(2)
若い人(1952)
c0073737_19281762.jpg若い人』(1952)

上映時間: 114分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ/ロマンス/青春

監督: 市川崑

原作: 石坂洋次郎(『若い人』)
脚本: 内村直也/和田夏十/市川崑
撮影: 山田一夫
音楽: 芥川也寸志

出演: 池部良/久慈あさみ/島崎雪子/杉村春子/小沢栄/ジャンヌ・プッシュ/斎藤達雄/伊藤雄之助/三好栄子/南美江/村上冬樹/見明凡太郎/堺左千夫/江島和子/松本光男/沢村貞子/榊田敬/蘭かず子/竹内章子/多田昭子/石井麗子/内村照子/若杉美子/北野八代子/河崎堅男

*****************************************************
 戦前、豊田四郎監督によって作られた石坂洋次郎原作の『若い人』の再映画化である。脚本は、「結婚行進曲」の市川崑、和田夏十のコンビに、「えり子とともに」の内村直也が協力して書き、監督は市川崑が当たっている。撮影は、「お国と五平」の山田一夫。「朝の波紋」の池部良、「チャッカリ夫人とウッカリ夫人」の久慈あさみ、「金の卵」の島崎雪子のほか、杉村春子、二本柳寛、沢村貞子、斎藤達雄、伊藤雄之助などである。
(「Variety Japan」より。)
*****************************************************

c0073737_19341170.jpg池部良と吹雪。

これはまさしく豊田四郎監督の『雪国』を想起させる雰囲気だ。

、、と思ったら、豊田四郎も同じタイトルの作品を1930年代に既に作っていたのかぁ。


女子校の教員で28歳の独身男と、17歳の女子生徒との恋愛を描いた文芸ドラマ。

骨太な感じではなく、どことなく軽く仕上がっている。

*****************************************************

同僚の女教師の扱いがどうも中途半端で、その存在意義が理解できなかった。

教師と生徒との恋愛を描く上で、あの女教師を出す意味が分からない。
話の筋に女教師は要らない気がした。


杉村春子は相変わらず巧く、二重人格の様な母親役を貫禄十分に演じている。

酔いつぶれたろくでなしの母親、献身的に男を看病する女性。

その全く対照的な二役を、本作では見事演じきっていた。

さすがと言わざるを得ない。


そして市川崑監督。

初期の頃には本作のような文芸作品を作りながらも、戦争映画、ドキュメンタリー、そして後期には『犬神家の一族』の様な娯楽サスペンスまで作ってしまう辺り、底知れぬ幅の広さを感じた。




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浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2009-02-23 19:36 | ◆映画レビュー | Comments(2)
最近観た映画(2009.2.22)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_21452549.jpg『ホームドラマ』(1998/フランス)
【監督】フランソワ・オゾン
★★
まあ、過激なネタ満載なので、飽きずには観られるのだが、どれも決まりきった踏み外し方で、新鮮味はない。 しかも、最終的に監督の言わんとしていることが理解できず、消化不良。 過激なネタを積み重ねて作り上げただけの気がする。


c0073737_2150046.jpg『忠次旅日記』(1927/日本)
【監督】伊藤大輔

フィルムセンター所蔵作品。 全3部からなる作品のうち、部分部分をつなぎ合わせて編集されたズタボロ状態の内容。 話の筋さえ良く理解できないレベルの残骸で、鑑賞に堪える状態とは言い難かった。


c0073737_21545073.jpg『ラヴ・ストリームス』(1983/アメリカ)
【監督】ジョン・カサヴェテス

ジーナ・ローランズとカサヴェテスの組み合わせにはエネルギッシュで力作が多いが、本作はよろしくない。 長いし、退屈だし、ストーリーが悪い意味で平坦だ。 本作では、ジーナ・ローランズも精彩を欠いていた。




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浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-02-22 21:52 | ◆映画関連 その他 | Comments(4)
最近観た映画(2009.2.21)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_12555094.jpg『鉄路の白薔薇』(1922/フランス)
【監督】アベル・ガンス
★★
サイレントで200分近い尺の長さ。 それも、テンポも悪く、内容も決して濃いとは言えない。 最後まで観るのに、かなりの辛抱を要求されたし、体力も使った。 こういう作品を観ると、いかにフリッツ・ラングやD・W・グリフィスが偉大であるかを感じる。 ラングの神秘的なまでの個性、グリフィスの雄大な語り。 それらと本作を比べると、レベルにかなりの差があるのではなかろうか。 本作について、「フランス映画史上、最高のサイレント映画」という批評をどこかで読んだことがあるが、この批評がもし正しいとすると、フランスのサイレント作品はレベルが低い、と解釈せざるを得ない。


c0073737_1313486.jpg『桃中軒雲右衛門』(1936/日本)
【監督】成瀬巳喜男
★★
芸のためなら女も殺す。 それを地でいく雲右衛門。 話の筋としては分かりやすいが、月形龍之介が濃すぎて、どうも馴染めない。


c0073737_1331137.jpg『セクシー地帯』(1961/日本)
【監督】石井輝男
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_1344256.jpg『胎児が密猟する時』(1966/日本)
【監督】若松孝二
★★
監禁モノのはしり。 ひたすら女を監禁し、自分好みの女性に仕立てようとする・・・ こう書くと、エロティックで禁断な内容を想像するが、大したことはない。 短いから何とか観られたものの、退屈してしまった。


c0073737_1354925.jpg『タイヨウのうた』(2006/日本)
【監督】小泉徳宏
★★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_1365545.jpg『次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港』(1953/日本)
【監督】マキノ雅弘
★★★
第一部から第三部までと比べると、少し面白さが足りない。 第三部までは、それぞれが独立した話として楽しめたが、この第四部はどうも“九部作”全体を前提とした作りになってしまっている。 つまり、“つなぎ”的な作りに納まってしまっており、一話完結の面白さが感じられないのだ。 次に楽しみをつなぐシリーズものならではの面白さ、として理解することも可能だが、やはり、それぞれの部が独立した面白さを持っていて欲しいというのが、個人的感想だ。




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by nijibabu | 2009-02-21 13:07 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
タイヨウのうた
c0073737_214126100.jpgタイヨウのうた』(2006)

上映時間: 119分
製作国: 日本
ジャンル: ロマンス

監督: 小泉徳宏

原作: 坂東賢治
脚本: 坂東賢治
撮影: 中山光一
音楽: YUI/椎名KAY太
主題歌: YUI 『Good-bye days』


出演: YUI/塚本高史/麻木久仁子/岸谷五朗/通山愛里/田中聡元/小柳友/ふせえり/小林隆/マギー/山崎一

*****************************************************
 日が沈んだ後、毎日駅前の広場で歌う雨音薫。16歳の彼女は、太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱えていた。学校に行かず、昼と夜の逆転した孤独な毎日を送る彼女の密かな楽しみは、明け方からサーフィンに向かう孝治を部屋の窓から眺めることだった…。
 太陽の光にあたれない病を抱えながらも歌を生き甲斐に生きる少女と、サーフィンの好きな陽に焼けた男子高校生との切ない愛を描いた感動のラブストーリー。主人公の薫を演じたシンガーソングライター、YUIが初体験とは思えない見事な演技を披露している。共演は人気俳優の塚本高史、岸谷五朗、麻木久仁子ほか。物語と深くシンクロしながらストーリーの進行とともに出来上がって行く主題歌『Good-bye days』が物語をより一層盛り上げ、爽やかな感動をもたらしてくれる。 
(「NTT-X Store」より。)
*****************************************************

c0073737_21495738.jpg難病に冒された少女。
それを愛した青年。

たとえ時間に限りがあっても、愛した人と一緒にいたい。
限りある時間のなかで精一杯、楽しみたい。
そして、命がついえる最後まで、楽しく幸せに生きたい。

限りある命だからこそ、愛というものは輝きを持ち、価値を増す。

そんな誰にでも気付きそうで気付かない、人生におけるかけがえのないものを、じっくりと映像にやきつけた名編。


健康というものは当たり前のものでは決してなく、今健康に生きていることに対し有り難味を感じ、そして命というものは永遠でないと常に意識している人にとっては心を打たれる作品に違いない。


c0073737_21501382.jpgそして何より、愛とは、相手がどんな難題を抱えていようとも、一緒に最後まで精一杯過ごしていきたいと思う気持ちであり、それは限られた時間であるからこそ輝くものである。

そんな気持ちを持って、愛する人と日々接している人には、なお更の共感を呼ぶ作品であるに違いない。




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by nijibabu | 2009-02-20 21:51 | ◆映画レビュー | Comments(0)
セクシー地帯
c0073737_19302878.jpgセクシー地帯』(1961)

上映時間: 82分
製作国: 日本
ジャンル: サスペンス

監督: 石井輝男

脚本: 石井輝男
撮影: 須藤登
音楽: 平岡精二

出演: 吉田輝雄/三原葉子/三条魔子/池内淳子/細川俊夫/沖竜次/鳴門洋二/高城美佐/佐々木孝子/九重京司/吉田昌代/新宮寺寛/根岸十九子/若緑映子/加藤欣子/近衛敏明/守山竜次/村野英子/金光洋子/岡竜弘/飯田公男/池月正/佐伯一男/西一樹/三宅実

*****************************************************
 石井輝男監督が手掛けた傑作アクション“ライン(地帯)”シリーズ第4弾。貿易会社の社員・吉岡は、恋人・玲子が殺害され、自分が容疑者扱いされていることを知る。彼女は吉岡の会社の同僚だったが、実は性的接待のために組織から派遣されていた女で…。
(「紀伊國屋書店 Forest Plus」より。)
*****************************************************

まあ、はっきり言って凡作だ。


だけど、石井輝男監督ならではの魅力が、そこかしこに見られるのがプラスポイント。

都会の裏路地にある平凡なアパート、都会の喧騒、変態的エロスの演出。

全てにおいて、石井輝男にしか出せない絶妙な面白さと魅力を感じる。


女を囲うスケベおやじ。

「相変わらずのキミの肌はスベスベしているなぁ。」


はたまた、女を騙し小部屋に連れ込むチンピラ。

「俺が毎日かわいがってやるよ。」


ピンク映画とかだと、この後の演出が露骨になり、かえって面白くなくなってしまうところだが、石井輝男にかかると、エロスのチラリズムが効いていて、想像力をかきたててくれる。

このさじ加減が絶妙にして、自然でいて、エロチック。

そして何より変態的である。


c0073737_1942486.jpgストーリーはほんとうに適当で、都合よすぎて何ら面白くない。

しかし、吉田輝雄の相変わらずの不自然すぎる真面目さを筆頭に、石井輝男作品ならではの魅力が散見され、陳腐なストーリーを帳消しにしてしまう面白さを秘めた作品に仕上がっている。


c0073737_19421866.jpgそれはそうと、ヒロインがあまりにヒドすぎる!(名前は敢えて出しません。。)

あれは、パンダのぬいぐるみだ!

バスト99っていう設定らしいが、単なるデブにしか見えない。

しかもオバサンパーマで、アホキャラ。
顔も気持ち悪い(笑)。


これがもっとクールビューティな感じのヒロイン、例えば司葉子辺りが演じていたら、カルトな傑作になっていたに違いない。


陳腐なストーリーのマイナスポイントを、石井監督の演出がプラスに転じさせ、それをヒロインの魅力の無さが台無しにするという、何とも評価し難いアンバランスな魅力と凡作感に満ち溢れた、愛すべき小品である。




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by nijibabu | 2009-02-19 19:44 | ◆映画レビュー | Comments(2)
最近観た映画(2009.2.18)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_21522657.jpg『オルフェ』(1949/フランス)
【監督】ジャン・コクトー

私にはかなり辛い作品であった。 リアリティどころか、ファンタジックにぶっ飛んだ作品。 これについていけるか否かで、極端に評価が別れるであろう内容。 私には苦笑しっぱなしの、何か時間を失ったかのような錯覚に陥るほどに、入り込めない作品だった。


c0073737_21563215.jpg『泣蟲小僧』(1938/日本)
【監督】豊田四郎
★★
泣き虫小僧をとりまく、ほのぼのとした家庭劇。 内容は平和そのもので、後年の男女のもつれや女の情念を描くことを得意とした豊田四郎からはちょっと想像できない内容。 やはり、豊田四郎には大人の女をとことん描いてもらいたい。


c0073737_21582399.jpg『歌行燈』(1943/日本)
【監督】成瀬巳喜男
★★
神保町シアター、山田五十鈴特集にて鑑賞。 念願かなって、やっと観ることができた作品。 しかし退屈だった。 上映中、天井を見上げてしまうくらい退屈だった。 芸道モノ、山田五十鈴のねぇちゃん、下膨れ章太郎、、と個人的に苦手な要素がてんこ盛り! 都合よすぎる展開と、お約束のようなハッピーエンド。 成瀬作品の中では、最もつまらなかった作品となってしまった。




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by nijibabu | 2009-02-18 21:59 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)