古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
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[Focus]
ダウン・バイ・ロー
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都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
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残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
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妻は告白する
眼には眼を
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恐怖の報酬(1953)
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劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
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STAR WARS
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◆お気に入り
【俳優】
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レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
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【映画DB⑭】文藝春秋編「大アンケートによる洋画ベスト150」
データベース(DB)的な意味で、各氏・各雑誌の“ベスト100”等をこちらにアップしていきたいと思います。


第14弾は文藝春秋編「大アンケートによる洋画ベスト150」です。

なお、管理人であるにじばぶが鑑賞済みの作品は赤字で示してあります。

**************************************************

天井桟敷の人々/マルセル・カルネ
第三の男/キャロル・リード
市民ケーン/オーソン・ウェルズ
風と共に去りぬ/ビクター・フレミング
大いなる幻影/ジャン・ルノワール
ウエスト・サイド物語/ロバート・ワイズ
2001年宇宙の旅/スンタリー・キューブリック
カサブランカ/マイケル・カーチス
駅馬車/ジョン・フォード
戦艦ポチョムキン/セルゲイ・M・エイゼンシュタイン

禁じられた遊び/ルネ・クレマン
望郷/ジュリアン・デュヴィヴィエ
ローマの休日/ウィリアム・ワイラー
アラビアのロレンス/デビッド・リーン
黄金狂時代/チャールズ・チャップリン
モダン・タイムス/チャールズ・チャップリン
道/フェデリコ・フェリーニ
エデンの東/エリア・カザン
自転車泥棒/ヴィットリオ・デ・シーカ
灰とダイヤモンド/アンジェイ・ワイダ

旅芸人の記録/テオ・アンゲロプロス
十二人の怒れる男/シドニー・ルメット
荒野の決闘/ジョン・フォード
チャップリンの独裁者/チャールズ・チャップリン
甘い生活/フェデリコ・フェリーニ
太陽がいっぱい/ルネ・クレマン
街の灯/チャールズ・チャップリン
勝手にしやがれ/ジャン=リュック・ゴダール
ベニスに死す/ルキノ・ヴィスコンティ
女だけの都/ジャック・フェデー
ライムライト/チャールズ・チャップリン

西部戦線異状なし/ルイス・マイルストン
8 1/2/フェデリコ・フェリーニ
舞踏会の手帖/ジュリアン・デュヴィヴィエ
会議は踊る/エリック・シャレル
未知との遭遇/スティーブン・スピルバーグ
お熱いのがお好き/ビリー・ワイルダー
巴里祭/ルネ・クレール
大地のうた/サタジット・レイ
裁かるゝジャンヌ/カール・テオドール・ドライエル
モロッコ/ジョセフ・フォン・スタンバーグ
哀愁/マービン・ルロイ
俺たちに明日はない/アーサー・ペン
自由を我等に/ルネ・クレール
恐怖の報酬/アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
シェーン/ジョージ・スティーブンス
野いちご/イングマール・ベルイマン
死刑台のエレベーター/ルイ・マル
突然炎のごとく/フランソワ・トリュフォー
ゴッドファーザー/フランシス・フォード・コッポラ
ブリキの太鼓/フォルカー・シュレンドルフ

明日に向って撃て!/ジョージ・ロイ・ヒル
怒りの葡萄/ジョン・フォード
無防備都市/ロベルト・ロッセリーニ
木靴の樹/エルマンノ・オルミ
アパートの鍵貸します/ビリー・ワイルダー
地上より永遠に/フレッド・ジンネマン
地獄に堕ちた勇者ども/ルキノ・ヴィスコンティ
戦火のかなた/ロベルト・ロッセリーニ
キッド/チャールズ・チャップリン

或る夜の出来事/フランク・キャプラ
嘆きの天使/ジョセフ・フォン・スタンバーグ
スター・ウォーズ/ジョージ・ルーカス
巴里のアメリカ人/ビンセント・ミネリ
肉体の悪魔/クロード・オータン=ララ
夏の嵐/ルキノ・ヴィスコンティ
去年マリエンバートで/アラン・レネ

イージー・ライダー/デニス・ホッパー
ルードウィヒ神々の黄昏/ルキノ・ヴィスコンティ
未完成交響曲/ヴィリ・フォルスト
逢びき/デビッド・リーン
雨に唄えば/スタンリー・ドーネン
民族の祭典/レニ・リーフェンシュタール
美の祭典/レニ・リーフェンシュタール

サンセット大通り/ビリー・ワイルダー
わが谷は緑なりき/ジョン・フォード
イントレランス/D・W・グリフィス
波止場/エリア・カザン
チャップリンの殺人狂時代/チャールズ・チャップリン
かくも長き不在/アンリ・コルピ
男と女/クロード・ルルーシュ

アメリカン・グラフィティ/ジョージ・ルーカス
ファニーとアレクサンデル/イングマール・ベルイマン
サウンド・オブ・ミュージック/ロバート・ワイズ
地獄の黙示録/フランシス・フォード・コッポラ
真夜中のカーボーイ/ジョン・シュレシンジャー
E.T./スティーブン・スピルバーグ
忘れられた人々/ルイス・ブニュエル
外人部隊/ジャック・フェデー
虹を掴む男/ノーマン・マクロード
陽のあたる場所/ジョージ・スティーブンス
フェリーニのアマルコルド/フェデリコ・フェリーニ
巴里の屋根の下/ルネ・クレール
我輩はカモである/レオ・マケアリー
地の果てを行く/ジュリアン・デュヴィヴィエ
愛の嵐/リリアーナ・カヴァーニ
カッコーの巣の上で/ミロシュ・フォアマン
007/危機一発(ロシアより愛をこめて)/テレンス・ヤング
情婦マノン/アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
冒険者たち/ロベール・アンリコ
鉄道員/ピエトロ・ジェルミ
家族の肖像/ルキノ・ヴィスコンティ
ブレードランナー/リドリー・スコット

卒業/マイク・ニコルズ
イノセント/ルキノ・ヴィスコンティ
三文オペラ/G・W・パプスト
オルフェ/ジャン・コクトー
真昼の決闘/フレッド・ジンネマン
第七の封印/イングマール・ベルイマン
リオ・ブラボー/ハワード・ホークス
気狂いピエロ/ジャン=リュック・ゴダール
ゴッドファーザーⅡ/フランシス・フォード・コッポラ
裏窓/アルフレッド・ヒッチコック

スミス都へ行く/フランク・キャプラ
イヴの総て/ジョセフ・L・マンキウィッツ
鉄路の白薔薇/アベル・ガンス
悪魔が来る/マルセル・カルネ
ベン・ハー/ウィリアム・ワイラー
ワイルドバンチ/サム・ペキンパー
めまい/アルフレッド・ヒッチコック
アニー・ホール/ウディ・アレン
商船テナシチー/ジュリアン・デュヴィヴィエ
サイコ/アルフレッド・ヒッチコック
シェルブールの雨傘/ジャック・ドゥミ
スティング/ジョージ・ロイ・ヒル
愛と哀しみのボレロ/クロード・ルルーシュ
白雪姫/デビッド・ハンド
北北西に進路を取れ/アルフレッド・ヒッチコック
山猫/ルキノ・ヴィスコンティ
博士の異常な愛情/スタンリー・キューブリック

機械じかけのピアノのための未完成の戯曲/ニキータ・ミハルコフ
ジュリア/フレッド・ジンネマン
ガープの世界/ジョージ・ロイ・ヒル
ぼくの伯父さん/ジャック・タチ
カリガリ博士/ロベルト・ウィーネ
キング・コング/メリアン・C・クーパー
格子なき牢獄/レオニード・モギー
ラストタンゴ・イン・パリ/ベルナルド・ベルトルッチ
國民の創生/D・W・グリフィス
欲望という名の電車/エリア・カザン
マイ・フェア・レディ/ジョージ・キューカー
カメレオンマン/ウディ・アレン
戦争と平和/キング・ヴィダー
オーケストラの少女/ヘンリー・コスター
イースター・パレード/チャールズ・ウォルターズ
十誡/セシル・B・デミル
情婦/ビリー・ワイルダー
暗殺の森/ベルナルド・ベルトルッチ
夜と霧/アラン・レネ
アルジェの戦い/ジッロ・ポンテコルヴォ

激突!/スティーブン・スピルバーグ
ミツバチのささやき/ヴィクトル・エリセ
ストレンジャー・ザン・パラダイス/ジム・ジャームッシュ




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作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2009-03-30 22:24 | ◆各氏・各雑誌のベスト
旅役者(1940)
c0073737_193511.jpg旅役者』(1940)

上映時間: 71分
製作国: 日本

演出: 成瀬巳喜男


原作: 宇井無愁
脚本: 成瀬巳喜男
撮影: 木塚誠一
音楽: 早坂文雄

出演: 藤原鶏太/柳谷寛/高勢実乗/清川荘司/御橋公/深見泰三/中村是好/山根寿子/清川玉枝/伊勢杉子

*****************************************************
 菊五郎一座は地方巡業をしている。馬の役をしている二人の団員がいるが、あるとき馬のかぶり物が壊れてしまい、座長は本物の馬を使うと言いだす。笑いのなかに哀愁の満ちた物語。直木賞候補作『きつね馬』の映画化。
(「せんだいメディアテーク」作品解説より。)
*****************************************************

神保町シアターで鑑賞。

万難を排してまで鑑賞しに行った作品で、犠牲も大きかった。

まあ、それだけ私にとって成瀬映画、特に初期の作品を鑑賞するということは大事なわけで・・・


c0073737_193733.jpgこの作品は実に良かった!

サイレントの様なゆったりとしたリズムを含みつつ、人間のいさかいや葛藤なども描いていて見事。

馬が出てくるが、この使い方もまた良い。


c0073737_19371960.jpgそして、特筆すべきは、その終り方。

本物の馬を、ハリボテの馬がひたすら追いかける追いかける。

これは、実際観た人にしか伝わらないと思うが、なんかありそうでなかなか感じたことのない、実にユーモアに満ちた素晴らしいラストだった。


これで成瀬作品の鑑賞本数も47本!

ようやくここまできたか、という感じ。
ここまできたからには、1本でも多く上乗せしたいところ。

とりあえず目標は60本!

頼みは、日本映画専門チャンネルと東京都内映画館の特集上映。
そして隠れキャラとして、各地の図書館巡りかな。

とにかく成瀬映画は全部観たい!

究極の目標は、「現存する成瀬巳喜男作品の全鑑賞」だ!




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2009-03-30 19:38 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2009.3.29)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_9283384.jpg『美しき諍い女』(1991/フランス・スイス)
【監督】ジャック・リヴェット
★★★
4時間作品って、観終えるの相当なエネルギーを要する。 だけど、観終えた時、その4時間が有意義と感じたり、4時間を要した必然性を感じたり、4時間頑張ったからこそ感動できるラストがあったり、そういったことがあれば全然構わない。 だけど、本作にはそういったことを感じ得なかった。 特に、散々緊迫したシーンを見せておきながら、出来上がった作品を見せない。 本作を最後まで観た人なら誰しもが見たいであろう完成品を見せないのだ。 これは鬱憤やるかたない。 これは、4時間もこの映画に付き合ってくれた観客に対する裏切り行為だ。 その他、女優に魅力を感じないのもマイナスポイントか。 そして、極めてアートな題材を扱いながら、映像面において何ら突出したものが感じられなかったのも不満が残った。


c0073737_9313936.jpg『輪舞』(1964/イタリア・フランス)
【監督】ロジェ・ヴァディム
★★
ジェーン・フォンダ、アンナ・カリーナ、カトリーヌ・スパークと、相変わらず監督のロジェ・ヴァディムは女優選びのセンスが良い。 美女を作品にかき集めることにかけてはセンスと力があるが、それらの女優を魅力的に映すことができるかに関しては、疑問符が付く。 この作品に限らず、ロジェ・ヴァディム監督は、美しき女優を美しく撮ることが下手である。 美しい女優を自らの作品に出演させる手腕を持っていればこそ、余計に残念だ。 内容は、何ら脈絡がなく、男女の出会いと情事をひたすら綴っていく。 ただワンパターンに男が下心丸出しで女を口説き、女は嫌々言いながら最後は身を委ねる。 そしてことが終わった後には、女は逆に男に対して愛を求めるのだが、男の方はことが終わった途端、さめてしまう。 そんな幾つかのお話を、数珠つなぎにして一本の映画にしただけの内容で、はっきり言って物足りない。 でもまぁ、出てきた女優の中では、ジェーン・フォンダが一番綺麗だったけどね。 本作の後、ロジェ・ヴァディム監督は、ジェーン・フォンダと結婚したわけで、そういう意味では悔しいけど(笑)。


c0073737_93268.jpg『ガレージ』(2006/インドネシア)
【監督】アガン・セントーサ
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_936515.jpg『雨の味』(2006/シンガポール)
【監督】グロリア・チー
★★★
うーん、主人公の男がいただけない。 それが全てに影響を及ぼしている。 映像感覚もそれほど悪くないし、シンガポールの近代的で綺麗な町並み、そしてゆっくり流れる雲など、いい雰囲気は出ているのに勿体ない。 他人とのコミュニケーションに障害を持つ青年という設定だから、終始暗い表情で、気持ちがハッキリしないという設定は理解はできるものの、それで最後まで通されると、こちらまで感情を奪われてしまう。 そして、無感動となってしまうのだ。 最初から最後まで、ゆっくりとしたムーディな雰囲気で進むのは、それなりに心地良いが、静かな中にも何か強いメッセージとか希望とか、そんな何かが見えてこないと、単なる雰囲気だけの映画で終わってしまう。 わざとらしいストーリー展開があるのはそれはそれで嫌だが、本作のように、大した刺激も感動も感情移入もできない作品ってのも、それはそれでシンドイものがある。


c0073737_9385587.jpg『ワンダフル・タウン』(2007/タイ)
【監督】アーティット・アッサラット
★★★
私の大好きなタイ映画ということで、雰囲気は抜群。 映像センス、音楽の使い方もなかなか良い。 ただ、主人公の二人があまりに普通っぽすぎる。 美しいラブストーリーには外見が重要だということが、実感できる作品となってしまった。 ただし、逆に言えば、どこにでもいそうな外見の男女が演じることによって、どこにでもありそうなリアリティを感じることも事実。 ストーリーの方だが、ラストがいまいち理解できなかった。 私の理解力不足だと思うが、なんで主人公が最後殺されたのか? 女の弟に「お姉さんを任せる」と言われておきながら、故郷に帰るみたいな電話をしていたからか? いや、あの電話の内容自体、分かりづらい部分があったので、そもそもよく分からないのだが・・・


c0073737_940207.jpg『社員無頼 怒号篇』(1959/日本)
【監督】鈴木英夫
★★★★
ラピュタ阿佐ヶ谷にて鑑賞。 満席状態。 鈴木英夫監督の人気を再認識した次第。 これがかなり面白かった! といっても、出演陣が良かったというより、話そのものが面白い。 そして、丸の内の風景や、社内の雰囲気などの描写が良い。 又、サラリーマンの日常的な苦悩を、実にリアルに描いていて面白い。 本作は“怒号篇”という形で、自作“反撃篇”につながる前篇にあたる作品だが、終り方も実に良く、後篇を観たいという気持ちにさせられた。 ただし、物足りないのは男社会だけが描かれている点。 サラリーマンものだから仕方ないが、『その場所に女ありて』と比べてしまうと少し物足りない気がした。


c0073737_9413772.jpg『社員無頼 反撃篇』(1959/日本)
【監督】鈴木英夫
★★★
“怒号篇”に続く、後篇にあたる作品。 前篇がサラリーマン社会を面白く描いていた社会派的な作品だったのに対し、こちらはサスペンス風味が前面に押し出された内容だった。 しかし残念なことに、前篇であれだけ面白かったあの雰囲気が、かなり削がれていた。 ラストに向けて都合よく展開されすぎなストーリーに問題あり。 前篇でかなり期待させられた者としては、残念な内容だった。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-03-29 09:42 | ◆映画関連 その他
くちづけ(1955)
c0073737_22161244.jpgくちづけ』(1955)

監督: 筧正典 【第一話 くちづけ】
鈴木英夫 【第二話 霧の中の少女】
成瀬巳喜男 【第三話 女同士】

製作: 藤本真澄/成瀬巳喜男
原作: 石坂洋次郎
脚本: 松山善三
撮影: 山崎一雄
美術: 中古智
音楽: 斎藤一郎

出演: 青山京子/太刀川洋一/十朱久雄/杉葉子/滝花久子/笠智衆/日吉としやす/司葉子/中原ひとみ/伊東隆/飯田蝶子/藤原釜足/清川虹子/小泉博上原謙高峰秀子/中村メイ子/小林桂樹/伊豆肇/長岡輝子

*****************************************************
 石坂洋次郎の短篇『くちづけ』『霧の中の少女』『女同士』を「遠い雲」の松山善三が脚色、第一話を「泉へのみち」の算正典、第二話を「不滅の熱球」の鈴木英夫、第三話を「浮雲」の成瀬巳喜男が監督するオムニバス映画。
(「キネマ旬報DB- Walkerplus.com」より。)

 石坂洋次郎の三つの短篇小説を、三人の監督が同一スタッフで分担演出したオムニバス映画。成瀬は第三話「女同士」を担当。手慣れた夫婦劇にコミカルな味を加えて、短篇だけに余裕綽々の名人芸を満喫させる。
(「ラピュタ阿佐ヶ谷」作品解説より。)
*****************************************************

神保町シアターにて鑑賞。

筧正典鈴木英夫、そして成瀬巳喜男という、いずれも私の好きな監督によるオムニバス作品ということで、期待は高まった。

そして、その期待通りの素晴らしい作品であった。


c0073737_2221352.jpg第一話は、一番地味ながら、男女の恋愛に固かった当時の世情を反映しており楽しむことができた。


第二話は、このオムニバスの中でも最高傑作で、最初から最後まで楽しくて仕方なかった。

そして、またもや鈴木英夫監督はやってくれた!!


何をかっていうと、司葉子の魅力を存分に引き出している点において。

『その場所に女ありて』と同様、司葉子の肉体的魅力を惜しげもなくフィルムに焼き付けている。

川で遊ぶ司葉子は、白いホットパンツを装着し、話そっちのけで、観る者をその白い太ももに釘付けにさせる。
こんなにも司葉子のスタイルが良かったとは!!

不覚にも、司葉子のファンであるはずの私が、司葉子の脚の長さに初めて気付かされたのだ。

それだけ、司葉子の魅力を知り尽くし、なお且つ、それを映画として確実に残す鈴木英夫監督の手腕が光っていたと言えよう。

あの太ももは、あまりに眩しくて、そして魅力的で正視できなかった程だ(嘘です。食いつく様に凝視してました)。


c0073737_21195580.jpg第三話は、お目当ての成瀬巳喜男作品で、これも十分楽しめた。

成瀬作品で、上原謙・高峰秀子の取り合わせとくれば、ハズレのはずがない!

題名通り、女と女の嫉妬や闘いが、静かに描かれていて見応えがあった。


日本映画の中でも、特別知名度の高い作品ではないが、一級品の魅力を持つ作品であった。




★参照★
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浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2009-03-27 22:23 | ◆映画レビュー
ガレージ
c0073737_19574213.jpgガレージ』(2006)

上映時間: 110分
製作国: インドネシア
ジャンル: 青春/ドラマ/音楽

監督: アガン・セントーサ

脚本: プリマ・ラスディ
撮影: ヤディ・スガンディ
音楽: アンディ・アユニー

出演: アユ・ラトゥナ/フェディ・ヌリル/アリエス・ブディマン

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 若者たちがいて音楽がある。そしてドラマが始まる。舞台はインドネシア・バンドン。ロックバンドに夢をかける少女ガイアと、地元の民族音楽楽団一家に生まれながらロックを目指すアガ、友人のアワンが巡り会いインディーズ・ロックバンドを結成。自主製作したCDがヒットして一躍有名になる3人だったが、その一方でメンバーそれぞれが抱える事情やガイアの出生の秘密など様々な問題が起こる。仲間同士の友情と対立、そして恋が生まれる。ハイテンションなロックに乗せて、彼らの青春が突っ走る。オーディションで選ばれた主演の3人は、この映画をきっかけに実際にバンド活動を行っており、インドネシアの人気グループとなった。
(「NHK アジア・フィルム・フェスティバル」作品解説より。)
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c0073737_2022726.jpgはじまりの音楽がやたらに良かったので、俄然、期待は高まった。

映像センスは特筆する程ではないが、インドネシアの雰囲気が自然に演出されている。


ただ決定的に問題なのは、脚本。
日本の連ドラの様なお決まりの展開。

c0073737_2024933.jpgバンドが結成されて、人気が出て、だけどアクシデントでバンド解散の危機、でも最後は復活!みたいな^^;

なんか、ストーリーに起伏をつけることを中心に練られた様な脚本で、陳腐と言わざるを得ない。

こんなありきたりなストーリーを取ってつけた様につくるくらいなら、よっぽどストーリーなんかない方がマシで、音楽ものなんだから音楽面をひたすら強調するとか、ラブストーリーをもっとメインに持ってくるとか、インドネシアの息吹を感じる様な美しい映像をみせてくれるとか、もっとやり方があったのではないか、と。


出てくる女のコとかも特別かわいいわけじゃないけど個性があって良かったし、男もなかなかのイケメン。
それだけに勿体無い。

c0073737_202371.jpg特に、オープニングロールで流れたあの曲!
あれがかっこいいのに、その後使わないのが勿体無い!

インドネシア人によるインドネシア映画なんだから、もっとインドネシアならではの良い部分をここぞとまでに見せてほしかった。


ま、だけど、こうは言いつつも、何だかんだ、こういうその国ならではの文化とか風俗とかが感じられるアジアン・ムービーって好きなんだよなぁ~。


案外、研ぎ澄まされていない、洗練されきっていないのは、それはそれで良かったりする部分があるにはあるのかもしれない。




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by nijibabu | 2009-03-26 20:03 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2009.3.26)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_095276.jpg『ダンケルク』(1964/フランス・イタリア)
【監督】アンリ・ヴェルヌイユ
★★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_0112626.jpg『次郎長三国志 第九部 荒神山』(1954/日本)
【監督】マキノ雅弘
★★
小堀明男が一番クレジットじゃないし、実際ほとんど出てこないし、納得がいかない。 これじゃあ、『次郎長三国志』じゃなくて『大政三国志』だよ! やっぱり、小堀明男がトップをはってこその次郎長三国志。 しかも内容は変にややこしく分かりづらいので入り込みにくい。 終り方だが、全九部作という大掛かりなシリーズ作品としては、どうもお粗末。 今まで八本も観てきたのだから、大作に相応しい華々しい終り方を観たかった。


c0073737_020721.jpg『天上大風』(1956/日本)
【監督】瑞穂春海
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_0121362.jpg『ゴジラ』(1954/日本)
【監督】本多猪四郎
★★★
特撮映画は、子供向け映画という印象を持っていたので、超有名な作品ながら、今回やっと観る運びとなった。 ところがところが、スタッフからして超一流ではないか! 超一流のスタッフたちが、大人の真剣味を見せて創り上げた力作だった。 ただし、恐竜が口からジェット噴射するってのは、苦笑いさせられた。 あれはないだろう・・・ それにしてもいいネ! “オキシデン(ト)・デストロイヤー”。 水中の酸素を壊滅させ、全ての生物を骨と化してしまう最終兵器“オキシデン・デストロイヤー”! 音楽も突出して素晴らしいのは言うまでもないが、この最終兵器のネーミングセンスが良い。


c0073737_0134428.jpg『世界大戦争』(1961/日本)
【監督】松林宗恵
★★★
核戦争に対する反戦映画としては良くできている。 だが、どうも核戦争の脅威を煽ることに懸命になりすぎて、どこか地に足が着いてない内容になってしまっている気がする。 核戦争の脅威と悲惨さをうったえる為に、ここぞとばかりにベタな人間ドラマが展開される。 この部分に関して言えば、ベタながらも、さすがは東宝!という感じ。 実にソツがない。 これだけでも結構楽しめてしまった。 それに大して特撮の部分。 これはNG。 実際の部分と特撮の部分とが完全に分離していて、どのシーンが特撮か全て分かってしまうのがネック。 もちろん、時代を考えれば良くできているし、ヘタなCGより断然マシなのだが。 それと、出てくる人物達が、核戦争を目前にして、とにかく嘆くのが共感できない。 もちろん、明るい未来を核戦争によって突然奪われると知ったら、さぞかし悲しいだろうが、もう少しカラっとした人がいてもいい気がする。 ラストの船上のシーンでは、それが少し垣間見れたので良かったが。




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by nijibabu | 2009-03-26 00:14 | ◆映画関連 その他
天上大風
c0073737_18475510.jpg天上大風』(1956)

監督: 瑞穂春海

原作: 源氏鶏太
脚本: 長瀬喜伴
撮影: 飯村正

出演: 池部良香川京子千秋実宝田明/中田康子/河内桃子/田中春男

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 南雲竜太郎は、親友の不動産会社社長に請われ、総務部長として悪玉専務と対決。しかし、社内刷新も一筋縄ではいかない状況で…。サラリーマンの悲哀と正義感が万人の共感を呼ぶ源氏鶏太の代表作を映画化。
(「ラピュタ阿佐ケ谷」作品解説より。)
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サラリーマンものだが、これがかなり面白かった!

特に前半は、サラリーマンの苦悩を生々しく描いており、日頃、仕事でマイっている私としては、苦しみや悩みを代弁してくれているかのようで、胸のすく思いだった。


ところが、池部良がスーパーマン的な活躍を見せるあたりから様子が一変。

私のような平凡なサラリーマンには到底参考にならないスーパーマンぶり。

池部良の様な才能と度胸があったら、誰も苦労しないよ!っていうような徹底した凄さとかっこよさ。

これが惚れ惚れする程かっこいい。
男が男惚れする程にかっこ良すぎなのだ。


元々、香川京子宝田明が共演ということで観に行った本作だが、主役である池部良の圧倒的な存在感とかっこ良さに圧倒されっぱなしだった。

おそらく私が今まで観てきた池部良出演作の中では、最も池部良がかっこよく映っていた作品ではないだろうか。

それくらい池部良がかっこいい!

しかも、劇中で実際にモテまくり。

体格も良く、相変わらず独自のヘアースタイルもキマりまくりだ。

私は毎回、池部良の「時代を超越したヘアースタイル」に注目しながら、池部良の出演作を観ているのだが(笑)、今回もバリバリに髪の毛がキマっていた。

シーンによって、微妙にヘアースタイルが違ったり、なかなか楽しませてくれる。


内容にふれると、先に池部良が超人的な活躍を見せると語った通り、男なら誰でも憧れる見本の様なサラリーマンを演じている。

ヘッドハンティングされて、いきなり総務部長に就任。
そして、社内を浄化して、常務取締役へ昇進。
そしてアッサリ引退。
女性と共に故郷へ・・・

という流れ。


これがあまりに凄すぎて、日々の仕事に追われて働いているサラリーマンにとっては参考にはならない活躍ぶり。

前半は、サラリーマンや上役の苦労を体現してくれて共感もできただけに、映画的な超人的活躍をみせる後半は、少しひいてしまった。


しかし、それほど有名でない作品の割には、なかなか良くできた社会劇ではないだろうか。

香川京子も上品な女性を演じていて良かったし、池部良はかっこよかったし、内容だけでなく、キャスティングでも楽しめる作品であった。


最後になるが、千秋実はすさまじく情けない!
これが堂に入った情けなさ!

これはこれで素晴らしい(笑)。




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by nijibabu | 2009-03-24 18:50 | ◆映画レビュー
ダンケルク
c0073737_14253895.jpgダンケルク』(1964)

上映時間: 123分
製作国: フランス/イタリア
ジャンル: ドラマ/戦争/ロマンス

監督: アンリ・ヴェルヌイユ
原作: ロバート・メルル
脚本: フランソワ・ボワイエ
撮影: アンリ・ドカエ
音楽: モーリス・ジャール

出演: ジャン=ポール・ベルモンド/フランソワ・ペリエ/カトリーヌ・スパーク/ピエール・モンディ/マリー=フランス・ボワイエ

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 R・メルルの小説『ズイドコートの週末』の映画化。1940年6月、北フランスのダンケルクに近い海岸に40万人近くの兵士たちがいた。その中の3人の男たちが出会った娘をめぐるエピソードを中心に、戦争による悲劇を厳しく見つめている。
(「eiga.com」より。)
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c0073737_14411466.jpgアンリ・ヴェルヌイユジャン=ポール・ベルモンドの組み合わせということで、食い付いた私。

同じくヴェルヌイユ作品の『ヘッドライト』の様な作品を想像していたが、これがなんと単なる戦争映画だったので、テンションも落ち込んだが・・・


しかししかし、これがなかなか素晴らしい内容。

戦争映画っていうと、アメリカ映画や日本映画を観すぎているせいか、「撃ち合い」「仲間との死別」「残忍で生々しいレイプシーン」「上下関係」などばかりをイメージしてしまいがち。

そういった、日本人が戦争映画に対してイメージする様な内容とは全く違った渋みを持った作品だった。


主人公のベルモンドは、隊から離れて戦地をブラブラとしている。

そこで巻き起こる数奇な運命の数々。

c0073737_14385553.jpgとびっきり綺麗な女性との出会い。
粋な同盟軍兵士とのいっときの友情。
仲間との離別。

そして最後には自らの死。


そういった、まるでロード・ムービーを観ているかの面白味がつまった内容だった。

なんてことのない平坦な流れなのに、何故か心地良く見入ってしまった戦争映画だった。

戦争映画を観て、こんな気分になったことは、今まで一度もない。

それは、ドンパチや安っぽいヒューマニズムと反戦思想の渦巻いたアメリカ戦争映画や、敗戦国としての重荷を背景に背負った重苦しい日本戦争映画ばかりを観ていたからこその衝撃だった。


c0073737_1441490.jpgベルモンドと束の間の愛を交わす少女にカトリーヌ・スパーク

いやはや、息をのむほどに美しい。

顔がどうとかというより、全身から放たれる匂い立つような魅力。

抜群のプロポーションと美しいブロンドヘアー。
これにやられた!


c0073737_1442185.jpg運命の皮肉と戦場における美しき少女とのロマンス。

そしてロードムービー色の強い流れるようなストーリー。

個人的に、50年代、60年代のフランス・イタリア合作には良い作品が多いというイメージを持っていたが、そのイメージは本作でも見事に保たれたのである。




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by nijibabu | 2009-03-22 14:47 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2009.3.20)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_7265747.jpg『馬』(1941/日本)
【監督】山本嘉次郎
★★
馬を可愛がる気持ち、それはよく分かる。 私も犬が好きなので、何よりさて置いて動物を大事にする。 それも良く分かる。 まして、その馬から小馬が生まれた日にゃあ可愛さもなお更だろう。 だけどだけど、それをただ平たく冗長に描いただけでは、映画として良いということにはならない。 動物を愛護する気持ちは理解できるのに、本作から感じたこの退屈さたるは、何が原因だろうか。 演出面の問題か、それとも題材そのものに無理があるのか、それとも暗すぎる映像面か、聞き取りづらい音声のせいか。 理由は定かでないが、本作を観た後、感動よりも「退屈だった」という感想の方が先にきてしまった。


c0073737_7265394.jpg『キッド』(1921/アメリカ)
【監督】チャールズ・チャップリン
★★★★
チャップリンの代表作の一つとして有名すぎる本作。 かなり期待して観たせいもあって、満足とまではいかない。 泣かせ部分がどうも薄い。 ただ、チャップリンの動きは本作でも健在。 本作を「泣ける」イメージで観てしまうと拍子抜けをくらうが、普通に「チャップリン喜劇」としてみれば、卒なく楽しめるレベルにある作品であろう。


c0073737_728153.jpg『ウエスト・サイド物語』(1961/アメリカ)
【監督】ロバート・ワイズ/ジェローム・ロビンス

人間的に深みのない男たちと、繊細な魅力に欠けるグラマーなだけの女たちの物語。 浅薄なアメリカ文化が、最も端的に現れた作品。 アカデミー賞10部門に輝き、アメリカによる自作自演の自画自賛。 ただ一つ評価すべきは、後年にアメリカ映画が築き上げた方程式、“勧善懲悪”“ご都合主義”といった要素が見当たらないことだ。 いずれにしても、辛抱を要した2時間30分であった。


c0073737_7372321.jpg『コタンの口笛』(1959/日本)
【監督】成瀬巳喜男
★★★★
こういった真面目な社会派作品は苦手な部類ではある。 しかし、過酷な環境におかれても、すぐに立ち上がり、前向きな希望をもって将来にのぞむ。 そんな気概を感じ、とても勇気づけられた。 いったんはへこんでも、そこで更に強くなり、将来の苦難に向かって突き進む。 そして、いつかは夢を実現すべく頑張る。 そんな人間讃歌が口笛の様に聴こえてきたのだ。


c0073737_739132.jpg『お國と五平』(1952/日本)
【監督】成瀬巳喜男
★★★
木暮実千代の魅力は堪能できたものの、いくらなんでも、まだらっこし過ぎる。 お國と五平が互いの気持ちを打ち明け合うまでに1時間。 そして、登場人物たちの揺れ動き過ぎる心情も分かりにくい。 はずれの少ない成瀬巳喜男作品の中にあっても、どん尻に近い作品か。




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by nijibabu | 2009-03-20 07:39 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2009.3.19)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_0541011.jpg『小島の春』(1940/日本)
【監督】豊田四郎

いやー、これも酷い。 偶然にも、1940年製作の日本映画を3本連続して観てしまった! 1940年度の日本映画にはロクなのがない。 どうにもこうにも救い難い内容。 癩病(ハンセン病)患者を強制収用していた歴史を持つ国は、世界広しと言えど日本だけだそうだ。 そんな実態を「イタイ」くらいに大真面目にうたっている本作。 無知が産んだ、日本の恥ずかしい過去を全力で見せてつけてくれる90分のお話。 癩病患者の人権を無視し、療養所に強制隔離した歴史の汚点を、爽やかに綴った、まさに恥ずべき映画。 無知な人間や社会は、ただ存在するだけで罪悪である。 「悪気はなかった」。 こんな言葉は絶対許されるべきではないのだ。 真面目だったからと言って、許してはならないのだ。 「真面目だが無知」な人間と「不真面目だが知識を持った」人間。 後者の方がまだマシだということを、本作を観れば分かるに違いない。 日本の恥ずべき汚点を雄弁に語った、日本映画史に残る問題作である。


c0073737_055435.jpg『天然コケッコー』(2007/日本)
【監督】山下敦弘
★★★
爽やかな学園青春モノ。 好きなジャンルだが、いまいち乗り切れず。 原因を考えてみる。 まず第一に、「都会より田舎が良い」という価値観が根っこにあること。 都会が好きな自分にとって、ここまで決め付けられると乗り切れない。 しかも、修学旅行先が私の大好きな街「新宿」であり、悪き都会の象徴として「新宿」が出てくるところが好かない。 そして真面目さ。 「田舎の中学生はすれてない」。 これが果たして合っているのか。 現代はインターネットも普及し、都会の文化なども田舎に流入しているはず。 田舎中学生といえども、流行に敏感な世代であるし、ここまで真面目な中学生ばかりだろうか? そこにリアリズムを感じない。 それと映像の凡庸さ。 ストーリーの薄さ。 こういった技術面においても満足できるものではなかった。


c0073737_0571481.jpg『サンダカン八番娼館 望郷』(1974/日本)
【監督】熊井啓
★★★
これは田中絹代の名演技に尽きる。 数々の名監督と数百たる作品に出演してきた貫禄の経験、ここに極まれり。 田中絹代の女優人生の集大成を目の当たりにすることができた。 とにかく凄い。 一方、栗原小巻は今みてもモダンな美しさを発揮していた。 栗原小巻が最も美しかった頃の作品で、スレンダーな体型と相まって、美しさを存分に発揮している。 いやらしい目つきで栗原小巻に近づく村の男の気持ちが良く分かる。 私も、この男の様にフルチンで夜這いしたいくらいだ。 、、いかん、この様な力作を、こんなふざけたコメントで終わらせるわけにはいかな・・・


c0073737_058296.jpg『本日休診』(1952/日本)
【監督】渋谷実
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。




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by nijibabu | 2009-03-19 00:59 | ◆映画関連 その他