古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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◆好きなシリーズ映画
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◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
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金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
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池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
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【スポーツ選手】
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最近観た映画(2009.5.31)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_1161786.jpg『海と毒薬』(1986/日本)
【監督】熊井啓
★★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_1354656.jpg『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(1960/日本)
【監督】堀川弘通
★★★★
脚本が全て、原作が全てといった内容で、ひたすらストーリーで見せる。 1時間半飽きさせない内容だった。 結局、小林桂樹演じる男が最終的に不幸になった原因は、愛人をかこうという、世間におおっぴらにできない自分勝手なことをしていたからに他ならない。 つまり身から出た錆。 愛人なんかかこっていさえしなければ、証言を曲げる必要もなかったわけだし。 完全にこの男の自業自得で、感情移入はできなかった。 しかしながら、二転三転する展開と、小林桂樹の熱演、サラリーマン社会のリアルな描写など、しっかり楽しむことができた。 「黒い画集」シリーズ、もっと観てみたい。


c0073737_1363854.jpg『黒い画集 ある遭難』(1961/日本)
【監督】杉江敏男
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_1271313.jpg『NOEL ノエル』(2004/アメリカ)
【監督】チャズ・パルミンテリ
★★★
オープニングクレジットでペネロペ・クルスがトップに出てくる。 そして前半のわざとらしいペネロペ・クルスによるセクシーダンス。 観客を掴もうとするこれらのわざとらしくてあざとい演出に閉口した。 しかし、後半にたたみかけてくるハートウォーミングなエピソードの数々にまんまとやられてしまった。 そして、スーザン・サランドンの円熟した味のある演技も素晴らしい。


c0073737_1315156.jpg『明日は月給日』(1952/日本)
【監督】川島雄三
★★★
人情喜劇としては普通に楽しめるレベルだが、川島作品としてみると少し物足りなさが残る。 卒なく楽しめる反面、どこか物足りない。 もう少しハチャメチャな喜劇であったら良かっただろうし、どこかに毒気があっても面白かったかもしれない。 それにしても、あの未亡人役を演じた女優さんは綺麗だった。


c0073737_1332847.jpg『東京流れ者』(1966/日本)
【監督】鈴木清順

何が良いのか分からない。 渡哲也も二谷英明もかっこいいとは思えない。 東京流れ者のしつこいテーマソングに飽き飽き。 流れ者だから女を捨てるってのも別にかっこいいとは思わない。 映像も普通。 話もつまらない。 アクションシーンが凄いとも思わない。 っていうか、鈴木清順が偉大だとは思わない。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-05-31 01:34 | ◆映画関連 その他
黒い画集 ある遭難
c0073737_22273971.jpg黒い画集 ある遭難』(1961)

上映時間: 87分
製作国: 日本
ジャンル: サスペンス/ミステリー

監督: 杉江敏男

原作: 松本清張
脚本: 石井輝男
撮影: 黒田徳三
美術: 小野友滋
音楽: 神津善行

出演: 伊藤久哉/香川京子/土屋嘉男/児玉清/天津敏/和田孝

*****************************************************
 松本清張の原作を石井輝男脚色、杉江敏男監督で映画化。江田をリーダーとする浦橋、岩瀬の3人のパーティーは鹿島槍で遭難。岩瀬は、黒部渓谷に転落死するが、岩瀬の妹は兄の死に疑問を抱く……。鹿島槍のロケーションが臨場感を盛り上げた。
(「eiga.com」より。)
*****************************************************

(以下、完全ネタバレ)

『黒い画集 あるサラリーマンの証言』にひき続いて鑑賞。

本作はこの作品と全く同じ展開だった。


物語の主軸となる、ある犯罪があって、それに関わるある登場人物は自分本位の考えに基づき、ある行動を実行する。

その行動は一時は成功するが、最後には鉄槌が下され、罰を受ける。
それで「終」という流れ。


松本清張の小説は読んだことがないので、このパターンが松本清張作品の王道なのか、それとも単なる「黒い画集」シリーズ特有のパターンなのかは分からない。

いずれにせよ、パターンが決まっているから、先は読める。

その点はつまらないのだが、作品全体に漲る緊張感や、人々の奥底に潜む「暗黒」の部分を描き出している点において、この「黒い画集」シリーズは非常に面白い。


殊に、本作に関しては、90分という尺の中で、最初の60分は何事もなく進行し、犯人を追い詰めだすのは残り15分をきってからという、意表をつく面白い時間配分が施されている。


そして最後の5分で急展開。

最初の60分のいたって平坦な展開が嘘の様に、急転直下するのだ。

最後の種明かしも面白いが、この緊迫感に満ちた何も起きない最初の60分はもっとゾクゾクする魅力がある。

この作り方が実に良い仕上がりを見せている作品である。


更に3本目『黒い画集 第二話 寒流』を観るのが更に楽しみになってきた。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2009-05-24 22:33 | ◆映画レビュー
完全復帰!
本日、新居にてインターネット及びケーブルテレビがつながりました!

いやー、ほんと嬉しい!
これでかつてのように映画三昧、ブログ三昧の毎日が過ごせます♪(笑)

完全復活宣言!
これからもよろしくお願いいたします。



管理人
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by nijibabu | 2009-05-24 14:50 | ◆映画関連 その他
来週復帰
なんか最近アクセス数が落ちている今日この頃です。

みなさまお元気ですか?こんばんは、どうも、にじばぶです。

引っ越しは完了し、インターネット環境とCATV環境も今週末には整いそうです。

来週からは少しずつでも映画観れるかな、という感じですが、なにぶん何から何まで環境が変わったので、映画を観れるペースについては見通しがききません。

それでも最低、月20本くらいは観たいですが…

、、というわけで、来週から復帰予定でござい。
どうぞヨロしくお願いします。


管理人
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by nijibabu | 2009-05-19 23:05
お知らせ
最近ですが、家の引っ越しをしました。
ネット環境が整うまでしばらく記事のアップはあまりできなくなると思います。
ですがコメントは引き続き大歓迎です。携帯からになりますが、お返事も書かせていただきます。ふるってコメントくださいませ!

それより映画を見るに見れない状況なのが辛いです。テレビ買ったんですが、まだ届いてないんです。しかもCSやBSも契約変更がらみで見れません。

みなさまご存じの通り、私、にじばぶは毎日映画漬けが生活パターンでしたので、これはほんと辛い!映画の見れない生活は違和感ありまくりです。

まあ、そのうちネットも映画も完全復活させるつもりでいますので、どうか今後も当ブログをよろしくお願いいたします。


管理人
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by nijibabu | 2009-05-14 02:53
海と毒薬
c0073737_10522465.jpg海と毒薬』(1986)

上映時間: 123分
製作国: 日本
ジャンル: サスペンス/ドラマ

監督: 熊井啓

原作: 遠藤周作
『海と毒薬』
脚本: 熊井啓
撮影: 栃沢正夫
美術: 木村威夫
音楽: 松村禎三


出演: 奥田瑛二/渡辺謙/岡田真澄/成田三樹夫/西田健/神山繁/岸田今日子/根岸季衣/草野裕/辻萬長/津嘉山正種/千石規子/黒木優美/戸川暁子/田村高廣

ブルーリボン賞(1986年) 監督賞(熊井啓)
キネマ旬報賞(1986年) 作品賞、監督賞(熊井啓)
毎日映画コンクール(1986年) 日本映画大賞


*****************************************************
 太平洋戦争末期に実際に起こった米軍捕虜に対する生体解剖事件を描いた遠藤周作の同名小説を、社会派・熊井啓監督が映画化した問題作。敗色も濃厚となった昭和20年5月。九州のF市にも毎晩のように米軍機による空襲が繰り返されていた。医学部の研究生、勝呂と戸田の二人は物資も薬品も揃わぬ状況下でなかば投げやりな毎日を送っていた。そんなある日、二人は教授たちの許に呼び出された。それは、B29の捕虜8名を使った生体解剖実験を手伝えというものだった……。
(「allcinema」より。)
*****************************************************

1980年代の日本映画で最高傑作と呼び声の高い本作。
わくわくしながら鑑賞を始めた。

ところが、しょっぱなからグロテスクでリアルなオペシーンが登場。
ここで早くも気分が悪くなる。


モノクロ映像だが、カラーでも観てみたかった気もする。

ただ、陰鬱な雰囲気を醸すにはモノクロ映像が功を奏していたかもしれない。


c0073737_10525338.jpgさて、本作の肝は、日本国が実際に行ったとされる生体解剖実験を、世に問題提起する社会派劇としての部分だ。

米国人捕虜を実験台に、生きたまま解剖し、日本の医学発展に役立てる。
これが生体解剖実験の大儀名文だ。

日本に原爆を投下し、大量殺戮を行った米国人ならば、生体解剖の生け贄にはうってつけだという主張。
これは現代の感覚からすれば、全くの誤りだろう。

しかし、殺し殺されの戦時下においては、あながち無理な理屈ではない。

結局、手段こそ違うが、戦争をしている時点で、人が人の命を奪い去っている事には変わりがないからだ。


そもそも、この生体解剖実験が良いとか悪いとかいうよりも、もっと広い視点で見て、戦争そのものが及ぼす、あらゆる方面に与える悪影響というものを考えるべきであろう。

戦争が巻き起こすあらゆる問題の一つに、この作品の主題である生体解剖実験というものが含まれているにすぎないのだ。

そう考えると、戦争を起こさないということが全てなのだ。

戦争さえなければ、生体解剖実験などというおぞましい出来事もなかったであろうに。

そう色々考えさせられた本作は、反戦映画として出色の出来というべき内容に仕上がっている。

なるほど、1980年代の最高傑作の呼び声とやらは、あながち間違っていないかもしれない。


それにしても、岡田真澄の外人役はマイナスポイント以外の何物でもないなぁ。

岡田真澄の存在が、この作品の社会派劇としての格調高さを台無しにしてしまっている。

それに、医師と看護婦のロマンスのようなサブストーリーも必要なし。
半端に娯楽要素を取り入れてしまっているのが残念だ。

もっと徹底的に硬派な作りにしてほしかった。


c0073737_10531247.jpgそれと忘れてはならないのが成田三樹夫の活躍ぶり!

ヤクザ役が多い成田三樹夫だが、こういったインテリ役且つ毒気のあるキャラを演じさせても素晴らしい。

成田三樹夫には、もっと沢山の個性的でドスの効いたインテリ役を演じてほしかった。
実に惜しい。

何しろ、成田三樹夫は実際にも破天荒なインテリであったのだから。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2009-05-09 10:53 | ◆映画レビュー
椋木美羽さんから子供の名前を頂きました!
椋木美羽さんへご報告です。

去年、私の娘が産まれましたが、椋木美羽さんからお名前を頂戴しました。

是非、一度で良いので、コメント頂けると有りがたいです。

よろしくお願い致します。


管理人
にじばぶ
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by nijibabu | 2009-05-07 23:20
最近観た映画(2009.5.7)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_19534632.jpg『死の十字路』(1956/日本)
【監督】井上梅次
★★★★
三國連太郎の老け役が凄い。 この作品から50年以上経つ現在においても、三國連太郎が現役であるというのが信じられない老け役ぶり。 前半の、風がざわざわと吹く山あいで、二人の人間を古井戸に沈めるシーンは、本作においては一番の見所ではないだろうか。 あの不気味さの演出は素晴らしい。


c0073737_19544596.jpg『イヴの総て』(1950/アメリカ)
【監督】ジョセフ・L・マンキウィッツ
★★★★
完成度の高い作品。 脚本が実に緻密。 役者陣の演技も巧い。 難を言えば前半のつまらなさ。 終盤の盛り上がりがあるとは言え、早送りしたくなるほどの退屈さ。 それと映像。 技術的な意味では素晴らしい映像だが、芸術的な意味では何もない。 又、女優陣も魅力に欠ける。 マリリン・モンローが端役で出ていたが、やはり彼女が一番輝いていた。


c0073737_19565698.jpg『大列車強盗』(1903/アメリカ)
【監督】エドウィン・S・ポーター
★★
やっと観れた。 面白くはないが、1903年製作の映画で、違和感なく観れたのは凄い。


c0073737_19584357.jpg『OK牧場の決斗』(1957/アメリカ)
【監督】ジョン・スタージェス
★★★
最後の決斗は盛り上がるにしても、それまでがダラダラと長すぎる。 「退屈極まりないのは最後に決斗があるから我慢しろ」、と言わんばかりの長たらしさ。 それに加え、最後の決斗で6対4と頭数で不利であるにも関わらず、メイン二人は生き残り、残り二人も軽症、だけど相手は全滅という、あっけにとられるような都合の良さが決定的マイナス。 映像も綺麗だし、音楽も味があってよいが、やっぱりアメリカ映画はなぁ・・・という印象。 ただし、それとは別に、主演二人の演技は素晴らしい。 男としての魅力も存分に出ていた。


c0073737_2044753.jpg『若い人』(1937/日本)
【監督】豊田四郎
★★
後のリメイク版、市川崑監督、池部良主演の『若い人』を観たことがあったので、ストーリー的に何ら興味を持てなかったのが、私にとって致命傷となり、退屈極まりなかった。 しかも、市川崑監督版の方が良かったし。 それでも、元祖の『若い人』を観るという価値はあるだろうけど。 それにしても、この時代の豊田四郎監督は、いまいちな作品が多い。 後年に味わい深い名作を残した監督とはとても思えない。


c0073737_20142193.jpg『大日向村』(1940/日本)
【監督】豊田四郎
★★
過疎どころか、人口が増えすぎて、村の生産高では賄いきれない状態となった大日向村。 そんな村の新村長が打ち出した画期的企画案が、満州に150人ばかりを移住させて、満州に「満州大日向村」を作ってしまおうというものだった。 それで村の人口が減れば、急場がしのげるという案で、その後の歴史を知る現代人から見ると、悲劇意外の何物でもない内容だ。 これが結果として、中国残留孤児(邦人)という被害者を生んだわけであるし。 そんな村人達の行動を、何の疑いもなく描いたのが、この作品。 だけど、当時はこういう考えが斬新でいて、革命的な解決案だったという背景を考えると、非常に興味深く観ることができた。 その時代時代で何が正しいと信じられていたか。 そしてそれは、その当時としては間違った選択ではなかったと信じられていた。 かくいう現代においても、それは同じことが言えるわけで、今、私達が常識だと信じて実行していることが、何十年後からしたら、えらく馬鹿げた非常識な行動かもしれないからだ。 日本の歴史上のある時点において、大陸に出れば何とかなると信じられていた事実。 それをありのままに示した本作の価値は評価に値するし、そういった視点で観れば面白味も増してくる。 だけど、単純に映画の面白さとして考えると、そうはいかず、退屈感は否めなかった。 最後に、あの河原崎長十郎と中村翫右衛門の名コンビが、現代劇で活躍する姿を観られたという事自体は楽しかったのだが、彼らの良さが時代劇ほどには出ていなかったのが残念である。


c0073737_20183494.jpg『王将一代』(1955/日本)
【監督】伊藤大輔
★★★
ナンミョーホーレンゲーキョーナンミョーホーレンゲーキョーナンミョーホンレンゲーキョー・・・ しまった! またリメイク観てもうたー! ストーリーを楽しめないからリメイク系は楽しめない気質なのに・・・ でもあのブラックなラストにはビックリ。 なかなか最後にくわせてくれます。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
[PR]
by nijibabu | 2009-05-07 20:17 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2009.5.4)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_23224230.jpg『パンと裏通り』(1970/イラン)
【監督】アッバス・キアロスタミ
★★★
題名どおり、裏通りで繰り広げられるオハナシ。 裏通りという非常に閉塞された空間で繰り広げられるロード・ムービー(違)。 犬がかわいい! 実を言うと、それが一番印象的だった。


c0073737_2324931.jpg『偽牧師』(1923/アメリカ)
【監督】チャールズ・チャップリン
★★★
相変わらずチャップリンの初期作品は肩の力を抜いて楽しめる。 ただ、本作は特別にチャップリンの動きの凄さ、面白さ、泣き所などが突出してはおらず、普通に楽しめるレベルであった。 それにしても、子供をあそこまで巧く動かすチャップリンの演出力は凄すぎる。 チャンプリンの子供や動物を操って演出する技術は、マジックという他ない。


c0073737_23254435.jpg『さびしんぼう』(1985/日本)
【監督】大林宣彦
★★★★
---愛することはさびしいから、だから私はさびしんぼう--- 失恋が生む寂しさ、それを美しく言葉に現した素敵な言葉だ。 誰もが一度は経験する青春時代の失恋。 失恋の後に残るものは虚しさだけか? いや、違う。 寂しいというオーラに包まれたセピア色の想い出だ。 それは大人になっても、心の奥底に大切にしまわれているのだ。 失恋というものを、ただただ哀しいこととし、心の傷の様に思ってしまっている人には是非観てもらいたい作品だ。 もしかしたら、この作品を観たことがきっかけで、辛いというだけの想い出でしかなかった失恋が、ぐっと味のあるいいものに変わるかもしれない。 ねずみ色だった失恋の記憶が、セピア色に輝く失恋の記憶に。 タン、タン、タヌキの金玉は~♪ か~ぜもないのにブ~ラブラ♪


c0073737_23264769.jpg『ヨコハマメリー』(2005/日本)
【監督】中村高寛
★★★★★
久しぶりに号泣し、心が打ち震える程の感銘を受けたドキュメンタリー。 横浜は伊勢崎町の名物白塗りおばあちゃん“メリーさん”を追ったドキュメンタリーではあるが、実質的には、シャンソン歌手の永登元次郎氏の人生が綴られた構成になっている。 若き日の想い出、死ぬほど愛した人との想い出、それらが永登元次郎氏の歌には込められている。 DVDに特典映像として収録されている、永登元次郎ラストショーを観た時、人生というものの美しさ、儚さ、残酷さ、そして素晴らしさに心を打ちひしがれた。 私も、死ぬ間際にはこういう心境で死を迎えたい。 そう、切に思った。 本作を観た後に、このDVD特典映像を観ることをオススメする。 この特典映像を観ることによって、この作品と出会えた事の感動が、心にざわざわと湧いてくるに違いない。 本ドキュメンタリーは、紛れもない傑作。 この映画を作り上げた監督に賞賛の拍手を送りたい。


c0073737_23283213.jpg『セブン』(1995/アメリカ)
【監督】デヴィッド・フィンチャー
★★★★
七つの大罪が全て実行され、しかもそれを実行した者に裁きが落ちる。 全て完璧。 そして、ラスト数十分の緊迫感。 ハリウッド映画ならではの演出の巧さを感じた。 ただ、七つの大罪とやらに関心のない私にとって、結局、そんなのどうでもいいじゃん、という気持ちになった




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-05-04 23:29 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2009.5.3)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_21142649.jpg『仁義なき戦い』(1973/日本)
【監督】深作欣二
★★★
まさに男の映画。 この良さは男にしか分からない! シリーズの幕開けを飾る第一作ということもあってか、第一作自体にそれほどのものは感じないが、これからを予感させる作りに仕上がっている。


c0073737_21150100.jpg『仁義なき戦い 広島死闘篇』(1973/日本)
【監督】深作欣二
★★★
一作目では出てこなかった成田三樹夫が出ている時点で、前作を上回っている。 梶芽衣子の美しさも特筆もの。


c0073737_21164555.jpg『ウイークエンド』(1967/フランス・イタリア)
【監督】ジャン=リュック・ゴダール
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_2118113.jpg『仁義なき戦い 代理戦争』(1973/日本)
【監督】深作欣二
★★★
シリーズを3本観てきて感じたことは、本シリーズが言われているほどには任侠映画の最高峰ではないということだ。 梅宮辰夫と渡瀬恒彦が使いまわしで別の役をこなしている時点で、何か違う。 それに、それぞれの作品の継ぎはぎ感が強く、シリーズ全体としてのつながりが甘い。 特に第三作目にあたる本作では、複雑な組織間抗争ばかり描いていて、任侠映画というより政治モノを観ているかのような錯覚をおぼえてしまったほどだ。 大体、ボンクラ頭という設定とはいえ、金子信雄をここまで重宝に扱うところに、役者不足の台所事情が見えてならない。 それに、田中邦衛などを脇役に使うのは、ヤクザ映画として考えると、少し違和感を感じる。 そんな中、小林旭だけは強い個性と迫力を発揮していた。 仁義なき戦いシリーズと聞けば、日本映画史上最高の任侠映画という先入観を持っていたが、沢山のヤクザ映画を観ていれば、本シリーズが最高峰でないことは薄々分かってくるのではないだろうか。 本シリーズに対して期待が大きかっただけに、失望感でいっぱいだ。


c0073737_21191232.jpg『仁義なき戦い 頂上作戦』(1974/日本)
【監督】深作欣二
★★★
一度死んだはずの松方弘樹が何食わぬ顔で復活。 そして、菅原文太のオヤジだったはずの梅宮辰夫がいつの間にやら文太の兄弟分に。 ストーリーとは直接関係ないものの、この役者の再利用がどうも作品自体のリアリティを落としている気がする。


c0073737_212059.jpg『仁義なき戦い 完結篇』(1974/日本)
【監督】深作欣二
★★★
暴力による争いは社会からはこれからも消えない、と提言しつつ、世代交代を告げて「完」の文字。 これはこれでそれなりのまとめ方だが、果たして本作が必要あったか? そこは少し疑問が残る。 前作の雪の降るシーンが良かっただけに、前作でシリーズ完とした方がしまりが良かった気もする。 それはそれとして、シリーズ全体として総括すると、結局、暴力や組織による搾取という社会の害悪はなくすことができないということだ。 世代が代わっても、それは脈々と引き継がれていく。 それが世のならわしなのだ、と。 ストーリーや登場人物はとめどもなく、一見エンドレスでまとまりのない内容かと感じるが、まさに本作の訴えたいことは、その終り無き戦いである。 終りなき暴力、闘争、覇権争い。 そういったことを本シリーズは的確に訴えている。 そういう意味で、本シリーズは単なる娯楽作品ではなく、社会派的な主張をも感じる、筋の一本通った作品だと言えるではなかろうか。


c0073737_2122475.jpg『愉しき哉人生』(1944/日本)
【監督】成瀬巳喜男
★★★★★
これは素晴らしい! 間違いなく名作! 小ぶりながら、そこから発せられるメッセージたるや、人生を動かすほどのものを感じる。 不幸と感じている人がこの作品を観れば、気分が軽くなるに違いない。 日々の生活に退屈さを感じている人がこの作品を観れば、日々の生活から幸せを見つけられるに違いない。 幸せな人がこの作品を観れば、その幸福を噛みしめられるに違いない。 そんな力がこの作品にはある。


c0073737_21251181.jpg『番場の忠太郎 瞼の母』(1931/日本)
【監督】稲垣浩
★★
はっきり言って、話の内容は古過ぎて面白くはない。 きっとこれは、無声映画独特の雰囲気を味わうべき作品であろう。


c0073737_21261971.jpg『八月のクリスマス』(1998/韓国)
【監督】ホ・ジノ
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。




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by nijibabu | 2009-05-03 21:29 | ◆映画関連 その他