古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
カテゴリ
◆お気に入り映画リスト
◆映画レビュー
◆映画レビュー索引
◆浅野忠信 作品リスト
◆F・フェリーニ 総括
◆各氏・各雑誌のベスト
◆映画関連 その他
◆ラーメン
最新のコメント
>秋の田のさん こんに..
by nijibabu at 11:50
すみません、仕事中に再び..
by 秋の田の at 10:09
>かっぱ太郎さん ツイ..
by nijibabu at 01:34
最近ツイッターを始めたの..
by かっぱ太郎 at 10:50
>かっぱ太郎さん お久..
by nijibabu at 23:41
お久しぶりです! 最近..
by かっぱ太郎 at 01:32
>ぁぉぃちゃん やっぱ..
by nijibabu at 23:59
わぁ~おひしー☆彡 覚..
by ぁぉぃちゃ at 23:51
ぁぉぃちゃん、お久しぶり..
by nijibabu at 22:18
映画たくさん見られていて..
by ぁぉぃちゃ at 21:33
>かっぱ太郎さん お久..
by nijibabu at 23:14
にじばぶさんこんばんは!..
by かっぱ太郎 at 23:32
>なるなるさん コメン..
by nijibabu at 22:56
成瀬の「雪崩」は、大佛次..
by なるなる at 22:29
>SSSDさん お久し..
by nijibabu at 00:22
お久し振りです sss..
by sssd18 at 14:22
>かっぱ太郎さん こん..
by nijibabu at 23:43
にじばぶさんお久しぶりで..
by かっぱ太郎 at 23:50
>Scarfaceさん ..
by nijibabu at 23:20
>Scarfaceさん ..
by nijibabu at 23:18
Profile
◆なまえ
にじばぶ
◆性別

◆出身地
東京都下
◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
成瀬巳喜男
溝口健二
石井輝男
川島雄三
ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
時代の情景
良い映画を褒める会。
タグ
(62)
(44)
(36)
(35)
(33)
(26)
(23)
(19)
(18)
(18)
(18)
(16)
(15)
(15)
(15)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
以前の記事
2017年 02月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


<   2009年 07月 ( 6 )   > この月の画像一覧
最近観た映画(2009.7.28)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_19112139.jpg『愚なる妻』(1921/アメリカ)
【監督】エリッヒ・フォン・シュトロハイム
★★★
淀川長治氏が熱弁をふるった本作。 そこまでの凄さは理解できなかったものの、エリッヒ・フォン・シュトロハイムの抜きん出た存在感と個性は堪能できた。 女が着替えるところをエリッヒ・フォン・シュトロハイム演じるエセ貴族が、誰かのごとく手鏡を使ってのぞき見するところは、なんとも陰鬱なエロスを感じた。 のぞき見のいやらしさ、エリッヒ・フォン・シュトロハイムのいやらしさが凝縮されたワンシーンだった。


c0073737_19143441.jpg『蜜の味』(1961/イギリス)
【監督】トニー・リチャードソン
★★★★
なかなか味わいのある良作だった。 主人公の女のコは、生意気さとひねくれた感じがとてもリアルで、厳しい環境に育った歪曲加減が良く出ていた。 ゲイの青年との出会いと別れは少し強引さを感じたものの、このゲイの青年のキャラが変わっていて個性があり、作品にインパクトを添えている気がする。 その一方で、主人公の少女の母親は、演技は巧いんだけど、どこが演技っぽく、一番足をひっぱっていた。 しかも、最後都合よく戻ってきてほしくなかったし。 あの不思議なオーラを持っているゲイの青年と、不思議だけど幸せな家庭を築いて欲しかった。 っていうか、あの黒人のガキ船乗りは単なるアホっちゅうことで。


c0073737_19162449.jpg『青の稲妻』(2002/中国・日本・韓国・フランス)
【監督】ジャ・ジャンクー
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_1919317.jpg『めぐり逢う朝』(1991/フランス)
【監督】アラン・コルノー
★★★
格調高い卒のない作品。 映像美も素晴らしい。 だけど、なんだか足りないものを感じた。 「音楽」というものを深く掘り下げた作品内容だが、それだけに映画としての面白味に欠けている感が否めない。 愛しすぎた妻を忘れることができない幻覚オヤジと、俗物や性におぼれた指先の器用な男とが、ラストで心を一つにして演奏するシーン。 一見すると感動的だが、意外とそんなに感動もできない。 やっぱり、映画として何かが足りないからだろう。


c0073737_19211081.jpg『せかいのおわり』(2005/日本)
【監督】風間志織
★★★★
俳優・女優陣に魅力を感じられず、苦痛な入りの一時間だったが、中盤から出演陣との相性の悪さにも慣れ、段々と独特の世界にのめりこんでいった。 そしてラストの沖縄でのシーン。 あの木々の緑は反則レベルの美しさ! あれを撮られてしまうと、もう文句も言う気が失せてくる。 それだけまぶしい沖縄のシーンだった。 店長のウザキャラで前半苛立ったが、中盤消えてくれたのでなんとかなった。 ヒロインのコは、何度か映画で観たことのある女優だが、こういうどこか荒んでいて、傷つきやすい女を演じるとなかなかに巧い。 主人公の男のタトゥーはどうもいただけない。 作品の総括としては、全体的にみて自分と相性の良い作品とは言えないものの、映像面や、リアルな生活感の描写などの点に秀でたものを感じた。 この作品と全体的な相性が良い人で、しかも20代の人が観たら、おそらく傑作と感じるであろう。 観る人の年代を選ぶ作品かもしれない。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
[PR]
by nijibabu | 2009-07-28 19:22 | ◆映画関連 その他 | Comments(5)
青の稲妻
c0073737_13375170.jpg青の稲妻』(2002)

上映時間: 112分
製作国: 中国/日本/韓国/フランス
ジャンル: 青春


監督: ジャ・ジャンクー

脚本: ジャ・ジャンクー
撮影: ユー・リクウァイ


出演: チャオ・タオ/チャオ・ウェイウェイ/ウー・チョン/リー・チュウビン/チョウ・チンフォン/ワン・ホンウェイ

*****************************************************
 中国の若者たちをヴィヴィッドに描いた前作「プラットホーム」で高い評価を受けた期待の気鋭ジャ・ジャンクー監督が、再び中国の地方都市を舞台に描く青春映画。前作が80年代にスポットを当てたのに対し、本作では現代の若者たちの不安や焦燥を等身大で描く。第55回カンヌ国際映画祭正式招待作品。
 中国山西省・大同(ダートン)。19歳のシャオジィとビンビンは定職にも就かず毎日気ままな生活を送っていた。ビンビンには受験生の恋人ユェンユェンがいた。だが、彼女が北京の大学を志望していると知ると、ビンビンは自分も北京に行こうと兵役志願を決意する。一方、シャオジィはダンサーのチャオチャオに出会って一目惚れしてしまう。しかし、彼女にはヤクザの愛人チャオサンがいた。それでもシャオジィはチャオチャオにアプローチをかけるが、案の定チャオサンに手痛い仕打ちを受けてしまう…。
(「allcinema」より。)
*****************************************************

製作国は中国・日本・韓国・フランスとあるが、極めて台湾映画的な雰囲気を感じた。

台湾映画の“自然な語り口”としての良い所と、台湾映画独特の“退屈さ”、その両方を感じたのだ。


c0073737_13404687.jpgホウ・シャオシェンの作品にも似た作品だったが、ホウ・シャオシェンの作品はもっと直接的な暴力描写やイベントが発生するのに対し、本作はそれが見られない。

それと、ホウ・シャオシェンの作品は、日常を映し出したにすぎない映像の中から、映画としての作為的な部分が自然と感じられるのに対し、本作は映画的な作為性が前面に押し出されているという点において、その趣きを異にしている。

そういった厳密な部分で言えば、ホウ・シャオシェンの作品とは異なるし、台湾映画的とは言えないのかもしれないが、日常的な雰囲気を纏ったその作風は、存分に台湾映画の匂いを感じるのである。


c0073737_13441259.jpg北野武がプッシュしていることからも分かるように、芸術映画としての魅力も感じることができる作品だ。

ただし、北野作品ほど面白くもないし、衝撃的でもないし、心が温まるわけでもないし、音楽が素敵でもない。

そういう点において、北野作品には遠く及ばないのではないだろうか。


しかしそれにしても、邦題が悪い。
青の稲妻?!

観終えた後でも全くピンとこない邦題だ。

英題は“Unknown Pleasures”。
これは実に的を射ている。

c0073737_13443631.jpg言われてみれば、本作は全編に渡って、主人公の少年二人を中心に退屈さと絶望が渦巻き、女性との関わりでさえ楽しさは微塵も感じられない。

それは地道に努力して生きていくことを断念させ、銀行強盗や宝クジの様な一攫千金への即席的な興味に少年達を走らせる。

アジアの倦怠というか、何というか、どうにもならない鬱積した空気が本作には漂っているのだ。


題名一つでここまで理解の深さが変わってくることを考えると、この『青の稲妻』という邦題のダメさ加減が非常に気になってくるのであった・・・




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

[PR]
by nijibabu | 2009-07-26 13:45 | ◆映画レビュー | Comments(0)
最近観た映画(2009.7.21)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_23583829.jpg『恋』(1971/イギリス)
【監督】ジョセフ・ロージー
★★
何だか二線級のにおいがプンプンと漂う作品だった。 映像はキレ味の悪い凡庸なカラーだし、音楽も何の印象も残らない。 そして話は分かりづらく、意味が分かった後も、大した感銘を受けられず。 要するに、「子供が大人な男女の汚い世界を目の当たりにしてしまい、心的外傷を負った」という話なのだが、大してショッキングな題材とも思えず、どうにも感情移入できなかった。


c0073737_001295.jpg『真心話』(1999/香港)
【監督】イー・トンシン
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_02197.jpg『風と樹と空と』(1964/日本)
【監督】松尾昭典
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_018077.jpg『天使への手紙』(1993/インドネシア)
【監督】ガリン・ヌグロホ

自然豊かな農村を舞台に、そこに住む人々をドキュメンタリータッチで描いた作品。 一応、殺人とかも起きたりするし、レイプなんかも起きちゃったりするんだけど、なんかメリハリというものが感じられず、退屈で仕方なかった。


c0073737_0153260.jpg『宮本武蔵 巌流島の決斗』(1965/日本)
【監督】内田吐夢
★★★
武蔵と小次郎の対決。 有名な、武蔵の「小次郎、敗れたり」のセリフがカッコ良い。 でも、ラストに至るまでの前置きが長すぎる。 結局、武蔵と小次郎の対決を描いた完結篇なのだから早くラストが観たい・・・と思ってしまい、イライラしてしまった。 にしても、片岡千恵蔵はやっぱり微妙だ。 長谷川一夫もそうだけど、腕が華奢すぎる。 特に、弓を射るシーンでの左腕の露出に、悲壮感さえ感じてしまった。


c0073737_08377.jpg『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(2009/フランス)
【監督】トラン・アン・ユン
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_011264.jpg『革命前夜』(1964/イタリア)
【監督】ベルナルド・ベルトルッチ
★★
これは期待はずれだった。 パゾリーニと同じ白バックのオープニングロールで始まったので、更に期待は膨らんだが、本編が始まって、それはすぐにしぼんでしまった。 ロッセリーニ作品の様な格調高い雰囲気も映像もなく、かといって、パゾリーニ作品の様な洒脱さや皮肉も感じられない。 しかも、フランス映画的な難しさが充満した内容なのが余計にネックだった。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
[PR]
by nijibabu | 2009-07-21 00:12 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン
c0073737_21152451.jpgアイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(2009)

上映時間: 114分
製作国: フランス
ジャンル: サスペンス/ドラマ/ミステリー

監督: トラン・アン・ユン

脚本: トラン・アン・ユン
撮影: ファン・ルイス・アンチア
編集: マリオ・バティステル
音楽: グスターボ・サンタオラヤ/レディオヘッド


出演: ジョシュ・ハートネット/木村拓哉イ・ビョンホン/トラン・ヌー・イェン・ケー/ショーン・ユー/イライアス・コティーズ

*****************************************************
c0073737_21252815.jpgこれまでベトナムを舞台に映画を撮り続けてきた「青いパパイヤの香り」「夏至」のトラン・アン・ユン監督が、キリストの受難をモチーフに国際色豊かなキャストで描く観念的なミステリー・ドラマ。主演は「ラッキーナンバー7」「ブラック・ダリア」のジョシュ・ハートネット。共演に木村拓哉、イ・ビョンホン、トラン・ヌー・イェン・ケー。トラウマを抱えた元刑事の私立探偵クライン。ある時、富豪の男から失踪した息子シタオ捜索の依頼を受ける。シタオの足どりを追ってLAからフィリピンに飛び、さらに香港へと辿り着く。一方、マフィアのボス、ス・ドンポもまた、連れ去られた最愛の女リリと一緒にいるという男、シタオを血眼になって捜していた。(「allcinema」より。)
*****************************************************

久しぶりに「新作」を映画館で鑑賞。

お目当ては、キムタクでは勿論なく、かといってイ・ビョンホンでもなく、監督であるトラン・アン・ユンだ。


『青いパパイヤの香り』『夏至』『シクロ』と、寡作ながら圧倒的な映像美を誇る傑作を放ち続けているトラン・アン・ユン監督の久々の新作とあって、映画館に行く道すがらとてもワクワクした。


キムタクが出ているということで、賛否は両論だが、トラン・アン・ユン監督の作品なら、そんなの全然気にならず。

しかも音楽を、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ作品で素晴らしい音楽を披露したグスターボ・サンタオラヤが担当。

トラン・アン・ユン監督が放つ映像美とのコラボレーションに期待が膨らんだ。

*****************************************************

さてさて、内容だが、はっきり言って解りにくい。

少なくとも一般受けしそうにないストーリー展開であった。

又、最後も言いたいこと、結論めいたものは明確には伝わってこず、消化不良のまま映画館を去った人が多かったのではないだろうか。

でも、私個人的には大満足とまではいかないまでも、楽しむことはできた。


フィリピン香港などのアジアの躍動感と神秘性が伝わってくる美しい映像、それに呼応するかのように“鳴り響く”グスターボ・サンタオラヤによる叙情的なBGM、アメリカ・フランス・韓国・日本のイケメン俳優による競演、そういった部分だけで十分に楽しめたのだ。


c0073737_21235299.jpg特に映像センスに関しては、さすがはトラン・アン・ユンといった貫禄で、極端に言えば、ストーリーが何だっていいような気さえした。

それだけ、トラン・アン・ユン印の映像美は素晴らしい。

この作品の魅力はその一言に尽きるわけで、キムタクの演技や、イ・ビョンホンの存在価値の不明さや、ストーリーの意味不明さなどは、別に取るに足らないのではないだろうか。


監督の奥さんでもあり、監督の全ての作品で重要な女性役を演じているトラン・ヌー・イェン・ケーだが、本作ではかつてのイメージを覆すような熱演を見せていた。

さすがに歳を取った感は否めなかったものの、それでもスタイルはまだ美しいし、独特の雰囲気もまた良い。


c0073737_2122446.jpgダテ男揃いの俳優陣の中で、一際かっこよかったのが、韓国代表のイ・ビョンホン

特に、紫のシャツを着て、カチっとキマったグレーのスーツを着込んで颯爽と歩くシーンは、かっこよすぎる程かっこよかった。

ほんと、男が惚れるほどのかっこよさだ。

しかもそこにグスターボ・サンタオラヤの音楽が挿入されると、効果倍増!

こんな雰囲気で最初から最後までひっぱってくれたら、傑作間違いなしだったのになぁ。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

[PR]
by nijibabu | 2009-07-16 21:25 | ◆映画レビュー | Comments(4)
風と樹と空と
c0073737_9143619.jpg風と樹と空と』(1964)

上映時間: 86分
製作国: 日本
ジャンル: 青春


監督: 松尾昭典

原作: 石坂洋次郎
脚本: 三木克巳
撮影: 萩原泉
音楽: 池田正義

出演: 吉永小百合浜田光夫/川地民夫/安田道代/和田浩治/平山こはる/十朱幸代/加藤治子/槇杏子/田代みどり/高橋とよ/高島稔/荒木一郎/菅井きん/中村是好/山本陽子/紀原土耕/水木京二/桂小かん/久遠利三/高田栄子/北出桂子/野村隆/二木草之助/茂手木かすみ/野呂圭介/福田トヨ/近江大介/河上信夫

*****************************************************
 集団就職で上京し、お手伝いさんとして働きだした多喜子。物怖じしない彼女の無邪気な明るさは、周囲に様々な波紋とあたたかい笑いを巻き起こす。お茶目で快活、庶民的ヒロインを吉永小百合がいきいきと演じる。
(「ラピュタ阿佐ケ谷」作品解説より。)
*****************************************************

c0073737_9163279.jpg吉永小百合って知名度の割には、好きな女優じゃなかったんだけど、この作品を観て、サユリストが何故サユリストになったのか、(ちょっとだけ)解った気がした。

というか、吉永小百合の体当たり的な演技が観られて面白い。

下ネタもあったりして、意外と楽しめるんじゃないでしょうか。


「おちんちんが元気になって」

とか言わせちゃうし。

それに、犬と犬の交尾の話をさせたり。

アイドル的女優にこういうセリフをしゃべらせる。

さぞ、当時のサユリストはもえただろうなぁ(笑)。


ラストのオチは、「やっぱり吉永小百合は誰のものでもないんだ」と、当時のサユリスト達を安堵させたに違いない。

c0073737_917910.jpgというか、安堵させる為の無理矢理なオチだった気がする。

だって、相手のことを本当に好きだったら、すぐに結婚できないからとか、行き遅れるとかの理由で諦めはしないでしょうに。


でも、この作品って、結構参考になった部分もあったりする。

女性の心理を吉永小百合が一人語りするくだり。

これって、結構、女性心理をついているような気がして、真剣に聞き入ってしまった私です。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

[PR]
by nijibabu | 2009-07-13 09:17 | ◆映画レビュー | Comments(7)
2009年上半期 鑑賞映画ランキング
2009年の上半期(1月~6月)に鑑賞した全ての作品を順位付けしてみたいと思います。

完全に、個人的好みによるランキング付けですので、その内容については、どうかご容赦下さいませ。<m(__)m>

***********************************************

【2009年上半期ランキング】

c0073737_1233190.jpg1位『ヨコハマメリー
(中村高寛)

c0073737_1263062.jpg2位『ふくろうの河
(ロベール・アンリコ)

c0073737_1294095.jpg3位『最後のブルース・リー ドラゴンへの道
(ブルース・リー)

c0073737_1312066.jpg4位『おこんじょうるり
(岡本忠成)

c0073737_1325423.jpg5位『くちづけ
(筧正典/鈴木英夫/成瀬巳喜男)

にじばぶのレビュー

c0073737_1351556.jpg6位『朧夜の女
(五所平之助)

c0073737_1363881.jpg7位『女であること
(川島雄三)

にじばぶのレビュー

c0073737_1382269.jpg8位『ダンケルク
(アンリ・ヴェルヌイユ)

にじばぶのレビュー

c0073737_1415255.jpg9位『愉しき哉人生
(成瀬巳喜男)

c0073737_1435091.jpg10位『宮本武蔵 一乗寺の決斗
(内田吐夢)

11位『海と毒薬』(熊井啓)
12位『A』(森達也)
13位『鳥』(アルフレッド・ヒッチコック)
14位『ガレージ』(アガン・セントーサ)
15位『ストロンボリ/神の土地』(ロベルト・ロッセリーニ)
16位『ションヤンの酒家(みせ)』(フォ・ジェンチイ)
17位『黒い画集 ある遭難』(杉江敏男)
18位『旅愁の都』(鈴木英夫)
19位『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(堀川弘通)
20位『風と樹と空と』(松尾昭典)

21位『せかいのおわり』(風間志織)
22位『八月のクリスマス』(ホ・ジノ)
23位『三等重役』(春原政久)
24位『反撥』(ロマン・ポランスキー)
25位『天上大風』(瑞穂春海)
26位『社員無頼 怒号篇』(鈴木英夫)
27位『アモーレス・ペロス』(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)
28位『真心話』(イー・トンシン)
29位『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(トラン・アン・ユン)
30位『マッチポイント』(ウディ・アレン)

31位『死の十字路』(井上梅次)
32位『黒い画集 第二話 寒流』(鈴木英夫)
33位『蜜の味』(トニー・リチャードソン)
34位『逆噴射家族』(石井聰亙)
35位『さびしんぼう』(大林宣彦)
36位『ロープ』(アルフレッド・ヒッチコック)
37位『痴人の愛』(ジョン・クロムウェル)
38位『舞踏会の手帖』(ジュリアン・デュヴィヴィエ)
39位『A2』(森達也)
40位『チャップリンの独裁者』(チャールズ・チャップリン)

41位『人妻集団暴行致死事件』(田中登)
42位『本日休診』(渋谷実)
43位『旅役者』(成瀬巳喜男)
44位『おとうと』(市川崑)
45位『沓掛時次郎 遊侠一匹』(加藤泰)
46位『禁じられた遊び』(ルネ・クレマン)
47位『キッド』(チャールズ・チャップリン)
48位『コタンの口笛』(成瀬巳喜男)
49位『イヴの総て』(ジョセフ・L・マンキウィッツ)
50位『セブン』(デヴィッド・フィンチャー)

51位『道成寺』(川本喜八郎)
52位『狼の時刻』(イングマール・ベルイマン)
53位『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(ガイ・リッチー)
54位『追悼のざわめき』(松井良彦)
55位『櫻の園』(中原俊)
56位『宮本武蔵 巌流島の決斗』(内田吐夢)
57位『仁義なき戦い』(深作欣二)
58位『雁の寺』(川島雄三)
59位『パリところどころ』(エリック・ロメール/ジャン=リュック・ゴダールほか)
60位『サンダカン八番娼館 望郷』(熊井啓)

61位『濹東綺譚』(豊田四郎)
62位『ワンダフル・タウン』(アーティット・アッサラット)
63位『女体渦巻島』(石井輝男)
64位『フルメタル・ジャケット』(スタンリー・キューブリック)
65位『美しき諍い女』(ジャック・リヴェット)
66位『愚なる妻』(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)
67位『仁義なき戦い 完結篇』(深作欣二)
68位『シャッフル』(石井聰亙)
69位『世界大戦争』(松林宗恵)
70位『燃えよドラゴン』(ロバート・クローズ)

71位『宮本武蔵 二刀流開眼』(内田吐夢)
72位『小さな中国のお針子』(ダイ・シージエ)
73位『キートンの探偵学入門』(バスター・キートン)
74位『王将一代』(伊藤大輔)
75位『偽牧師』(チャールズ・チャップリン)
76位『キートンのセブン・チャンス』(バスター・キートン)
77位『チャップリンのゴルフ狂時代(のらくら)』(チャールズ・チャップリン)
78位『仁義なき戦い 広島死闘篇』(深作欣二)
79位『次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊』(マキノ雅弘)
80位『社員無頼 反撃篇』(鈴木英夫)

81位『シシリアの恋人』(ダミアーノ・ダミアーニ)
82位『怒りの街』(成瀬巳喜男)
83位『俺もお前も』(成瀬巳喜男)
84位『NOEL ノエル』(チャズ・パルミンテリ)
85位『めぐり逢う朝』(アラン・コルノー)
86位『特別な一日』(エットーレ・スコラ)
87位『ゴジラ』(本多猪四郎)
88位『虹にむかって』(岡本忠成)
89位『青の稲妻』(ジャ・ジャンクー)
90位『ウィンター・ソング』(ピーター・チャン)

91位『利休』(勅使河原宏)
92位『奥様ご用心』(ジュリアン・デュヴィヴィエ)
93位『海辺のポーリーヌ』(エリック・ロメール)
94位『君のいた永遠(とき)』(シルヴィア・チャン)
95位『明日は月給日』(川島雄三)
96位『ひまわり』(行定勲)
97位『ウイークエンド』(ジャン=リュック・ゴダール)
98位『書を捨てよ町へ出よう』(寺山修司)
99位『青春残酷物語』(大島渚)
100位『シャイニング』(スタンリー・キューブリック)

101位『パンと裏通り』(アッバス・キアロスタミ)
102位『天然コケッコー』(山下敦弘)
103位『お國と五平』(成瀬巳喜男)
104位『君と行く路』(成瀬巳喜男)
105位『略称・連続射殺魔』(足立正生)
106位『仁義なき戦い 頂上作戦』(深作欣二)
107位『仁義なき戦い 代理戦争』(深作欣二)
108位『次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家』(マキノ雅弘)
109位『雨の味』(グロリア・チー)
110位『北北西に進路を取れ』(アルフレッド・ヒッチコック)

111位『OK牧場の決斗』(ジョン・スタージェス)
112位『或る夜の出来事』(フランク・キャプラ)
113位『手をつなぐ子等』(稲垣浩)
114位『母と子』(渋谷実)
115位『プロジェクトA』(ジャッキー・チェン)
116位『ラフ ROUGH』(大谷健太郎)
117位『パリ、ジュテーム』(ガス・ヴァン・サント/クリストファー・ドイルほか)
118位『真珠の耳飾りの少女』(ピーター・ウェーバー)
119位『灯台守の恋』(フィリップ・リオレ)
120位『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(原恵一)

121位『東京五人男』(斎藤寅次郎)
122位『若い人』(豊田四郎)
123位『ペイル・ライダー』(クリント・イーストウッド)
124位『宮本武蔵 般若坂の決斗』(内田吐夢)
125位『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』(藤田敏八)
126位『次郎長三国志 第七部 初祝い清水港』(マキノ雅弘)
127位『次郎長三国志 第九部 荒神山』(マキノ雅弘)
128位『忠魂義烈 実録忠臣蔵』(マキノ省三)
129位『番場の忠太郎 瞼の母』(稲垣浩)
130位『ミッドナイト・エクスプレス』(アラン・パーカー)

131位『ツイン・ショット』(ダニー・パン)
132位『革命前夜』(ベルナルド・ベルトルッチ)
133位『パリの灯は遠く』(ジョセフ・ロージー)
134位『火まつり』(柳町光男)
135位『二十四の瞳』(木下恵介)
136位『宮本武蔵』(内田吐夢)
137位『乙女ごころ三人姉妹』(成瀬巳喜男)
138位『大日向村』(豊田四郎)
139位『シティ・オブ・ゴッド』(フェルナンド・メイレレス)
140位『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(ラース・フォン・トリアー)

141位『ヘアスタイル』(岩田ユキ/宮野雅之ほか)
142位『ボーイ・ミーツ・ガール』(レオス・カラックス)
143位『大列車強盗』(エドウィン・S・ポーター)
144位『馬』(山本嘉次郎)
145位『天国の日々』(テレンス・マリック)
146位『恋』(ジョセフ・ロージー)
147位『輪舞』(ロジェ・ヴァディム)
148位『カサブランカ』(マイケル・カーティス)
149位『ガス燈』(ジョージ・キューカー)
150位『展覧会の絵』(手塚治虫)

151位『椅子』(久里洋二)
152位『スピード』(古川タク)
153位『南無一病息災』(岡本忠成)
154位『カンヌ映画通り』(ダニエル・シュミット)
155位『楽日』(ツァイ・ミンリャン)
156位『支那の夜』(伏水修)
157位『サマー・ドレス』(フランソワ・オゾン)
158位『赤ちゃん教育』(ハワード・ホークス)
159位『天使への手紙』(ガリン・ヌグロホ)
160位『戦国群盗伝』(杉江敏男)

161位『1000年刻みの日時計 牧野村物語』(小川紳介)
162位『旅芸人の記録』(テオ・アンゲロプロス)
163位『小島の春』(豊田四郎)
164位『東京流れ者』(鈴木清順)
165位『アッシャー家の末裔』(ジャン・エプスタイン)
166位『ウエスト・サイド物語』(ロバート・ワイズ/ジェローム・ロビンス)
167位『人間動物園』(久里洋二)
168位『LOVE』(久里洋二)
169位『水のたね』(岡本忠成)
170位『海をみる』(フランソワ・オゾン)

171位『詩人の生涯』(川本喜八郎)
172位『土と兵隊』(田坂具隆)
173位『雨に唄えば』(スタンリー・ドーネン/ジーン・ケリー)
174位『鬼』(川本喜八郎)
175位『アオス』(久里洋二)

***********************************************

今回は私生活で色々ありまして、後半伸び悩み、合計で175本となりました。


今期は、邦画の有名シリーズものとして、『次郎長三国志(マキノ雅弘版)』や『仁義なき戦い』や『宮本武蔵(内田吐夢版)』などを全て鑑賞できたことが収穫でした。


来期は更に鑑賞本数が減少すると予想されますので、沢山の鑑賞作品がずら~っと並ぶランキングは、今回でひとまず終わりとなるかもしれません。

ですが、鑑賞本数は減っても、細々とこのランキング発表は行っていくつもりです。


さて、次回は2009年下半期ランキングということで、発表は2010年1月を予定しています。
ご期待下さいませ。


管理人
にじばぶ



【バックナンバー】
◆2008年下半期ランキング
◆2008年上半期ランキング
◆2007年下半期ランキング
◆2007年上半期ランキング



★参照★
作品レビュー目次
浅野忠信 作品リスト

お気に入り映画一覧

 
[PR]
by nijibabu | 2009-07-07 02:14 | ◆映画関連 その他 | Comments(6)