古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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地球で最後のふたり
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太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
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乱れ雲
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[Focus]
ダウン・バイ・ロー
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晩菊
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恐怖の報酬(1953)
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◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
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レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
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ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
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橘ますみ
司葉子
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佐藤友美
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原田知世
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【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
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【乗り物】
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<   2009年 09月 ( 13 )   > この月の画像一覧
最近観た映画(2009.9.27)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_1833521.jpg『三月のライオン』(1991/日本)
【監督】矢崎仁司
★★★
矢崎仁司監督の作品は『ストロベリーショートケイクス』から観たクチだが、本作はその作品とはかなり趣きを異にする内容だった。 インディーズっぽさというか、陰鬱さが画面の暗さに直結していて、少々苦手な部類の作品。 『ストロベリーショートケイクス』は映像が洗練されていて、女性の解放感と閉塞感が微妙に、そして絶妙にバランスをとっていて優れた作品だと感じたが、本作はそれに比べ、まだ未成熟というか、荒削りというか、一方的な陰鬱感のみが発散されている。 こういう暗さを持った作品は、ある監督の生涯においても、初期から中期にかけてしか現れてこない貴重なものだとは思うが、後年からさかのぼって鑑賞してしまうと、それほど良いとは思えなかった。 リアルタイム且つ青春時代にこの作品を観ていたら、感銘の受け方も大きく違ってくるだろう。


c0073737_1836181.jpg『死の棘』(1990/日本)
【監督】小栗康平
★★★★
ホラーであり、コメディ。 この絶妙な味わい。 いやぁ、楽しかった。 しかし、岸部一徳が演じた夫は凄い。 ここまで妻に食いつかれて、最後まで立っている。 いや、途中何度か倒れかけはしたが、それでも持ちこたえた。 この映画の何が凄いって、この夫でしょう。 この映画は、私のような妻帯者に“浮気”というものの怖さを強烈にうったえてくる。 こんな映画を観た後は、とてもじゃないが、浮気なんてさらさらする気も起ってきません。 それにしても、この当時の精神病院って、怖いのねぇ・・・ 電気ショック療法に、持続睡眠療法?! 風景描写も含め、そんな時代背景を垣間見れるところも、本作の見所の一つだ。


c0073737_18414260.jpg『恋のエチュード』(1971/フランス)
【監督】フランソワ・トリュフォー
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_18433473.jpg『孤独な場所で』(1950/アメリカ)
【監督】ニコラス・レイ
★★★★
とにかく終り方が良い。 あの破滅的なエンディング。 見事な終わらせ方だった。 そもそも、ボガートは暴力的で、別に殺人疑惑がなくても、遅かれ早かれ主人公二人の仲は破綻したに違いない。 大体、何が原因であれ、これから結婚しようとする相手をあそこまで恐れているようでは話にならないのではないか。 誤解とかいう以前の問題である気がする。 ボガートは、今まで大嫌いな俳優の一人だったが、本作でそんなに苦手でもなくなった。 迫力もあり、迫真の演技も光っていた。




★参照★
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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-09-27 18:44 | ◆映画関連 その他
恋のエチュード
c0073737_2465969.jpg恋のエチュード』(1971)

上映時間: 106分
製作国: フランス
ジャンル: ロマンス/青春


監督: フランソワ・トリュフォー

原作: アンリ=ピエール・ロシェ
脚本: ジャン・グリュオー/フランソワ・トリュフォー
撮影: ネストール・アルメンドロス
音楽: ジョルジュ・ドルリュー

出演: ジャン=ピエール・レオ/キカ・マーカム/ステイシー・テンデター/フィリップ・レオタール/ジョルジュ・ドルリュー/マリー・マンサール

*****************************************************
 フランス青年クロードが、アンヌとミリュエルの姉妹と出会い、互いに淡い恋心を抱く。数年後、クロードはパリを訪れたアンヌと再会、二人は結ばれるが、アンヌは病死してしまう。そしてその頃、同じくクロードに想いを寄せていたミリュエルは、別の男性と結婚していた……。トリュフォーが青春時代のはかない恋を美しく描く。
(「allcinema」より。)
*****************************************************

c0073737_2521068.jpg明らかに『突然炎のごとく』と似た作風である。


『突然炎のごとく』は感情移入が全くできず、数多く観てきたトリュフォー作品の中でも苦手な作品となってしまったが、本作はそれほど違和感は感じなかった。


しかし主人公が、ここまで姉妹にこだわり続ける男にしては、かなり軽薄であり、その辺も腑におちない。

c0073737_253759.jpgそしてまた、ジャン=ピエール・レオは名優だが、この作品の主人公としては適役でない気がする。

彼にはもっとガキっぽくて、舌っ足らずな少年(風)が似合うからだ。



卒のないストーリー運びと、尺の長さから、かなり王道なフランス恋愛映画と感じはしたが、トリュフォーにはもっと別の魅力があると思う。

それは、“遊び”を使った軽妙な喜劇、もしくはヌーヴェルヴァーグ全開の馬鹿げた恋愛こばなしとか。

本作のような、王道をいくフランス恋愛映画のような作品では、トリュフォーの魅力は十分には感じることはできなかった。


c0073737_2533992.jpgそれと、トリュフォーならではの、体のパーツ、もっと具体的に言えば「足」に対するこだわりが影を潜めてしまっている。

どこか偏執的でマニアックな感じのする捻じ曲がった恋愛映画なんかを撮らせると、天才的な力を発揮する監督だけに、こういった重厚な音楽が背景に流れるような、美しさが前面に出た恋愛映画は向いてないんじゃなかろうか。


c0073737_2551235.jpgトリュフォーは、男女を描きつつも、多様な作品に挑戦した監督であった。

トリュフォーを好きな映画ファンが、一番好きなトリュフォー作品を挙げると、それぞれが結構違った作品を挙げたりすることが多いが、それだけトリュフォーという映画作家が、奥行きが広く、チャレンジ精神が旺盛な監督だったということを、伺い知ることができよう。


トリュフォー作品の鑑賞数も22本となり、未見の作品はほとんどなくなった。




★参照★
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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2009-09-23 02:53 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2009.9.21)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_1319330.jpg『女は二度生まれる』(1961/日本)
【監督】川島雄三
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_13212579.jpg『M』(1931/ドイツ)
【監督】フリッツ・ラング
★★★
1930年代にしては犯罪モノとしての完成度は高い。 そこはさすがF・ラング。 しかし、やはりどうも古臭さを感じる。 ただし、その古臭さを、サイレント作品を楽しむような感覚で堪能できれば、また別の面白味が出てくるかもしれない。


c0073737_13223234.jpg『我が家の楽園』(1938/アメリカ)
【監督】フランク・キャプラ

いかにもアメリカ映画的な欺瞞に満ちた内容。 アメリカが豊かな国であるからこそ、語られるその内容たるは観ていて苦痛。 金もうけ、軍事的優位、領土的優位、あらゆる面においてアメリカという国が豊かであるがゆえに、この物語は非常に都合良く、その物語を進行していく。 大体、楽園とやらの家主であるあのおじいさんとやら。 金がなかったら、あんなに沢山の人間を養い、自分の好きなことだけをやって暮していけるはずがない。 なのに、一方では、銀行家が最後は金よりも友情を買うというオチが待っている。 あの銀行家もまた、余裕があればこそ、土地買収をやめて、あの楽園に落ち着いたのだ。 これが貧しい国ならどうだろう。 そもそもあの楽園とやらも存在し得ない。 つまりは、平和ぼけした偽善的なアメリカという国が舞台だからこそ、成り立つ世界なのだ。 独善的なアメリカ的自由主義の嫌な部分をヘドが出るほど見せ付けられた2時間。 これほど自己中心的で、無邪気に過った正義を語る映画を作れるのは、やはりアメリカという国しかありえない。


c0073737_13241239.jpg『224466』(2008/日本)
【監督】浅野忠信
★★
DVDはバラ売りで、単品仕様。 そんな中で、浅野忠信監督作品『224466』のみを鑑賞した。 浅野忠信が頭の中に描くイメージをそのまま映像化した様な短編で、意味は分からない。 俳優としての浅野忠信ではなく、アーティストとしての浅野忠信に興味がある方なら楽しめる作品だろう。


c0073737_13255578.jpg『バウンス ko GALS』(1997/日本)
【監督】原田眞人
★★
コギャルという生態を色物的に描いた前半から、まともな青春モノとなる後半まで、実にアンバランスな一品。 はっきり言って、賞味期限切れな作品なのだが、今となってみると一つの時代を描いた作品として貴重とも言える内容となっている。 残念なのは、作品としての全体的な印象が、どこにでもありそうな適当な邦画のように感じられるところだ。 こういう軽いノリの作品なら、最後はあそこまでマトモにしめることなく、最初から最後まで軽いノリでいってほしかった。 もしくは、最初から最後まで社会派的な作風にして、重厚にまとめ上げるとか。 ただし、この作品の素晴らしいところは、コギャルや援助交際といった、当時社会的問題となったネタを、余すところ無くストレートに映像に残しているところだろう。 そういう点では、その時代を映した他にはない貴重な作品として、後世に残る可能性も秘めた作品である。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-09-21 13:26 | ◆映画関連 その他
女は二度生まれる
c0073737_2012049.jpg女は二度生まれる』(1961)

上映時間: 99分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ


監督: 川島雄三

脚本: 井手俊郎/川島雄三
撮影: 村井博
音楽: 池野成

出演: 若尾文子/藤巻潤/フランキー堺/山村聡/山茶花究/山岡久乃/倉田マユミ/村田知栄子/高野通子/江波杏子/紺野ユカ/山内敬子/仁木多鶴子/高見国一/菅原通済/潮万太郎/中条静夫/八潮悠子/穂高のり子/花井弘子/平井岐代子/上田吉二郎

*****************************************************
 いじらしい無垢な芸者・子えんが、男たちとの色事を通して成長し、真の幸福に目覚めていくエロティック・ドラマ。決して憎めない、子悪魔的な芸者を演じる若尾文子が魅力的。彼女は劇中で35着もの衣装を披露している。
(「boople.com」より。)
*****************************************************

浮世の世界に独り生きる女を徹底的にドライな視線で描いた作品。

地味な味わいながら、実にリアルにその世界が描写されており、川島雄三監督の社会派劇を撮る巧さというものも堪能できる佳作である。


c0073737_20102897.jpg結局、最後に損をするのは女の方で、男は勝手気ままに生きて、それで最後は女を捨てて去っていく。

どこに去っていくかと言えば、あの世であり、結婚であり、飽きて他の女の所へ行くのであり、様々だ。


いずれにしても、水商売という世界、そしてそこに関わる男達は、一時の享楽しか味わうことができず、安定した幸福感というものは味わえないのではないだろうか。

しかし、かく言う私も、そういう世界に身を置きたいという欲求があったりして、なかなか理屈一辺倒では割り切れないのが、この世界である。


c0073737_20104789.jpgそういったやり場のなさというか、世の常というか、人生の儚さというか、浮世の世界に生きる男女の鬱憤みたいなものが、ジメジメとした感じで実にリアルに伝わってきた。


そういう意味では、川島雄三監督の手腕が遺憾なく発揮されているのではなかろうか。




★参照★
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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2009-09-19 20:10 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2009.9.16)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_2022574.jpg『人間蒸発』(1967/日本)
【監督】今村昌平
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_20241968.jpg『路』(1982/トルコ・スイス)
【監督】ユルマズ・ギュネイ

初めて観るトルコ映画。 でも、その国の映画を初めて観た時って、衝撃よりも違和感が先にきてしまう。 確か、キューバ映画を生まれて初めて観た時もそうだった気がする。 その国の文化というか、映画の方程式に慣れていないせいだろう。 まだ自分が、トルコ映画というものに精通していない証拠だ。 例えるなら、最近のハリウッド映画ばかり観ている人が、昔の日本映画を観た時に陥る状態に酷似しているかもしれない。 いずれにしても、内容うんぬんより、まだまだ観ていない国の映画が沢山あるんだ、という初心に帰らされた思いである。


c0073737_2082188.jpg『仮面の中のアリア』(1988/ベルギー・フランス)
【監督】ジェラール・コルビオ

完全なる音楽芸術映画で、よほどオペラに造詣がない限り、その世界に入っていくのは難しい作品。 ただし、この手の音楽芸術映画は、尺がむやみに長いのが多い中、本作はコンパクトにまとめており、その点は好感が持てる。


c0073737_20101863.jpg『あさき夢みし』(1974/日本)
【監督】実相寺昭雄
★★
終始、画面は暗いか、もしくは逆光。 これがまた観づらい。 ATGらしい実験的な試みだろうが、決して観ていて良いとは感じず、苦痛の2時間となった。 しかも、内容も分かりづらく、又、出演陣にも魅力を感じ得なかった。 ジャネット八田もなぁ・・・話し方からしてうざい。 ATGは低予算映画が多いが、大物の俳優・女優を使わなかった(使えなかった)ことは、確実にマイナスな方向にはたらいている気がする。 ただし、映像面で言えば、1974年という製作年から鑑みて、とても美しく、時代を超越しているようにも思える。 映像面に関しては、ATGの実験的精神が花開いていたのではないだろうか。 まさに時代を先行く映像美であった。


c0073737_20131565.jpg『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』
(1972/フランス・イタリア・スペイン)
【監督】ルイス・ブニュエル
★★
「秘かな愉しみ」とか題名にあるから、てっきり同じブニュエルの『小間使いの日記』みたいな淫靡な内容を勝手にイメージしてみたんだけど、見事に裏切られた。 しかも、何が言いたいのか分からず、困惑しながらの鑑賞となってしまった。


c0073737_20145976.jpg『アフター・アワーズ』(1985/アメリカ)
【監督】マーティン・スコセッシ
★★★
まさに巻き込まれ型サスペンスの典型で、とにかく強引に巻き込んで巻き込こまれる。 ある夜の街に紛れ込んだ一人の男が、トラブル続きで、何故か家に帰れない。 そのトラブルとやらが、とにかく行き当たりばったりで、リズム良く楽しめるのだが、後半になるにつれ、ひたすら都合よくタイミングよく発生するトラブルイベントに少々ウンザリ。 普通に歩いて帰ればいいものを、わざわざ他人の家に上がりこんだり、怪しいバーに入ったりと、、まさに「家に帰らせない為のイベントを強引に詰め込んだ」感がアリアリだ。 その都合よすぎる展開は、しょせんアメリカ映画だ。 この手の、巻き込まれ型サスペンス映画の限界をみた気さえする。




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by nijibabu | 2009-09-16 20:16 | ◆映画関連 その他
人間蒸発
c0073737_0404662.jpg人間蒸発』(1967)

上映時間: 130分
製作国: 日本
ジャンル: ドキュメンタリー/サスペンス

監督: 今村昌平

企画: 今村昌平
撮影: 石黒健治
編集: 丹治睦夫
音楽: 黛敏郎

出演: 露口茂/早川佳江

*****************************************************
 今村昌平監督が手掛けた劇場用長編ドキュメンタリー映画。あるサラリーマンが失踪し、その許婚が彼を捜し求めていく。ここでは俳優の露木茂が監督の分身として登場し、彼女に付き添いながら取材を試みていく。カメラを向けられ続けていく中、彼女が次第におかしくなっていく様子が、ひとつひとつのリアクションから濃厚に醸し出されていき、いつしか事件の真実を追うといった趣旨からどんどん外れていくあたり、人間の複雑怪奇な内面を目の当たりにしてしまったかのような戸惑いさえ受ける。ここで彼女が変わるのは、事件の流れのせいではなく、あくまでもカメラのせいであるかのようにも思え、それはワイドショー的なニュース映像がはびこる現在の意図的な先駆けのように思えてならない。カメラ、映像、マスコミといった要素がいかに人を変えていくかに鋭く迫った確信犯的意欲作である。
(「Amazon.co.jp」より。)
*****************************************************

またしても日中に疲れる映画を観てしまった・・・というのが、まず第一の感想。


c0073737_042250.jpgさて、本作はまるでノープランな構成だ。最初は題名通りに蒸発した人間を追い求めるところから始まる。


しかし、次第に横道に逸れていき、最後には失踪した男のフィアンセ(これがまた古い言葉だ)とその実姉との罵りあいで幕を閉じ、投げっぱなしやりっぱなしで終わるという流れで幕をとじる。

実際、この姉妹というのが実におぞましい女性たちで、妹はマジで姉を嫌う神経質で怒りっぽいヒステリー、そしてその姉は、いかにも嘘くさい人間で、それでいてしかも不細工(いや、これは外見のことを単純に言っているのではなく、内面の汚さが表面に出ているという意味で)という取り合わせだ。

こんなキモイ姉妹に囲まれていたら、そりゃ男も蒸発するだろう・・・と言いたくなる。(いや、少なくとも私なら、ヨソに上品で落ちつきのある性根の美しい女性を見つけて蒸発します。)


主題となっている蒸発した男を捜すドキュメンタリーの旅は、作品半ばで完全にどこかにうっちゃられてしまう。

そして最後はクドイまでの、この姉妹の罵り合いが繰り返される。


c0073737_0403582.jpgそこで突然、今村昌平自らが登場!

さんざん好き放題撮った挙句に、出た締めの言葉がコレ。


『結局、何が真実かなんて誰にもわかりゃしないッスよネ。」だ。


おいマジか!今村監督!

これだけ出演者に負担をかけておいて、この締め方は何ぞや!

特に、姉を目撃したと呼び出された近所のアンちゃんが可哀そうじゃないかっ!


c0073737_0431345.jpgまあ、それはそれとして、監督今村昌平が言いたかったことは、まさにドキュメンタリーの限界性であって、結局、カチンコがなってよーいドン!でフィルムを回している以上、撮る側の恣意性が介在しない真のノンフィクションなんて存在しない、ということだ。

撮る者は撮る側として意識してカメラを回し、撮られる者も撮られていることを意識して言動を行う。

そんな中で繰り広げられた現象が、全てを客観的に映し出しているとは到底思えないのである。


そしてこれと同時に、メディアというものが万人に発するメッセージ、例えばテレビによる情報の発信とかは、それをそのまま鵜呑みにするのは実に危険で、何が真実か何が虚像かは皆目分からないという事実、そんな事実を今村昌平監督はこのドキュメンタリーの中で訴えたかったのだろう。




★参照★
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by nijibabu | 2009-09-15 00:43 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2009.9.11)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_0251056.jpg『大列車作戦』(1964/アメリカ・フランス・イタリア)
【監督】ジョン・フランケンハイマー
★★★★
バート・ランカスターの骨太なかっこよさ炸裂の作品。 序盤は良くあるアメリカ映画もので、相手方をただ悪者としてしか描けない勧善懲悪、ご都合主義映画かと思ったら、最後の最後であらら・・・の展開。 ナチスの大将がバート・ランカスターに言った最後の言葉にしびれた。 「おまえはそこまで必死に画を守ったが、画の良さなんかこれっぽっちも分かっていないだろ?」 みたいなセリフ。 バート・ランカスターの愚直ぶりを見事に皮肉ったセリフで、相手方のボスにも花を持たせるという洒落たはからいを見せている。 この辺りから、アメリカが単独で製作した作品でなく、フランスやイタリアが製作国に名を連ねているというのが伺える。 アメリカ色に偏りすぎておらず、絶妙なバランスを持った作品である。


c0073737_0293078.jpg『ジェラシー』(1980/イギリス)
【監督】ニコラス・ローグ
★★
時間軸をずらし、サスペンスに満ちた展開で見せる。 しかし、これがかったるいのなんの。 後半の見せ場こそ、それなりに楽しめはしたが、それまでが退屈だ。 それに分かりにくさが、必要以上な気がする。 男と女の感情のもつれ、ジェラシーの怖さなどのテーマが主軸だと思われるが、それをもっと骨太にストレートに見せた方が良かったのではないか? 時間軸をずらし、謎解きのごとく見せる斜に構えた演出は逆にマイナスのような気がした。


c0073737_0354350.jpg『乾いた花』(1964/日本)
【監督】篠田正浩
★★★
なんだか物凄くどんよりとした任侠映画で、その味わいは独特のものがあった。 池部良がニヒルなヤクザ役を演じているが、どうも違和感があった。 なぜなら、池部良と言えば、それまで爽やかな好青年役を演じることが多く、しかもそれが似合っていたからだ。 しかめっ面にドスのきいた話し方で、ヤクザ役を演じてみせているものの、内面に秘めた上品さというか、人間的優しさみたいなものが滲み出てしまっている気がした。 その後、ヤクザ役を演じることが多くなったらしいが、池部良にはずっと爽やかな役を演じて欲しかった。 歳を重ねると、それは無理な話かもしれないが、爽やかな池部良が好きな私にとっては、こういう役は合っていないと思えてならない。 加賀まりこだが、現在のおばさんイメージがあるので、本作のような謎めいた女性を演じられても、どうにも説得力がない。 池部良にしても、加賀まりこにしても、ミスキャストの感が否めない。 それでも、本作のどんよりとしたけだるい雰囲気は、観ていてその世界に引き込まれるだけのものがあり、それはそれで楽しむことができた。


c0073737_0401451.jpg『白い手』(1990/日本)
【監督】神山征二郎
★★★
田舎の少年たちの、活き活きとした様を描いた平和的物語。 決して傑作とかではないし、強い感動が押し寄せるわけではないが、ゆっくりと平和な気分で観られる佳作。 それと、哀川翔がいい味を出していた。 やっぱり田舎のヤンキー上がりみたいな男を演じさせると、絶妙な味わいを発揮する俳優だ。


c0073737_0425634.jpg『ナポレオン』(1927/フランス)
【監督】アベル・ガンス
★★
サイレント超大作としての雰囲気は存分に味わえるが、それでも面白くはない。 正確に言うと、フランス革命などの歴史に精通しているか、もしくはナポレオンという人物によほど興味を持っている人でない限りは楽しめない内容だと思われる。 淡々と映像は進むので、意外と4時間は早く過ぎたが、映像の垂れ流し且つ内容の薄さは否めず、印象に残っているシーンがほとんどない。 同じアベル・ガンス監督作品なら、断然『鉄路の白薔薇』が良い。




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by nijibabu | 2009-09-11 00:44 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2009.9.9)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_114563.jpg『世界』(2004/中国・日本・フランス)
【監督】ジャ・ジャンクー
★★★
ジャ・ジャンクーの作品を何本か観ることによって、やっとこの監督の魅力が分かってきたよう気がする。 ストーリー展開はあまりないが、美しい映像とアジア的音楽で流れるように進行していく。 これが何とも心地良い。 日本映画やアメリカ映画、そしてフランス、イタリア、ドイツ、イギリス映画とも全く異なった、アジア映画ならではの魅力が感じられる作品である。 舞台ショーのシーンが何度か映されるが、実に色鮮やか。 “スーパーアジアンショー”的で楽しめた。 ところで、本作で音楽を担当したリン・チャンという人物だが、実に魅力的で躍動感溢れる映画音楽を作る人だ。 調べてみたら、『憂鬱な楽園』や『ミレニアム・マンボ』といった音楽が印象的なホウ・シャオシェン監督作品でも音楽を担当しているようだ。 今後、注目したい音楽ディレクターである。


c0073737_135796.jpg『箱根山』(1962/日本)
【監督】川島雄三
★★★★
ラピュタ阿佐ヶ谷にて鑑賞。 この日は、“川島雄三ハシゴ”という贅沢で、この後、「シネマート六本木」で『あした来る人』を観たわけで、まことに川島雄三三昧な一日だった。 さて本作だが、これはとっても楽しむことができた。 全編にわたって、川島雄三ならではの独特のユーモアが充満していて、それはそれは心地よい。 しかも、現代においても色褪せないユーモア感。 これはさすが川島雄三監督!のひとことだ。 東野英治郎と西村晃の古今水戸黄門対決は個人的にツボ。 それと、加山雄三は頭のきれる好青年を演じていて、嫉妬してしまうほどの男っぷり。 そして対する星由里子もとっても可愛らしい。 森繁久彌も抜群の存在感。 キャストに魅力あり、又、川島雄三のユーモアのキレ、箱根山についてのウンチクなど、見所盛りだくさんの喜劇で、観た後の満足感、いや満腹感はかなりのものだった。


c0073737_163767.jpg『あした来る人』(1955/日本)
【監督】川島雄三
★★★
川島作品にしてはどうもイマイチだった。 三橋達也がどうにも煮え切らない役でイライラしたし。 山村聡は、演技はうまいかもしれないが、これまたどうも好感が持てない。 出演陣の中で唯一良かったのが三國連太郎。 まさに役になりきっている。 ほんと凄い。


c0073737_182991.jpg『東京裁判』(1983/日本)
【監督】小林正樹
★★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_195615.jpg『マイ・ネーム・イズ・ジョー』
(1998/イギリス・スペイン・フランス・イタリア・ドイツ)
【監督】ケン・ローチ

冒頭の5分から既にまったく肌に合わなかった。 これは相性が悪いというほかない。 音楽も好きになれないし、映像も凡庸、ストーリーも全く興味が湧かず・・・


c0073737_1121113.jpg『股旅』(1973/日本)
【監督】市川崑
★★
なんだかマッタリとしすぎで、これといって見所もなし。 「股旅」というヤクザな渡世人の生き様はよく理解できるものの、別に面白くも何ともなし。 音楽もショボイ。 まさに悪い意味でのATGクオリティ。




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by nijibabu | 2009-09-09 01:13 | ◆映画関連 その他
東京裁判
c0073737_131459.jpg東京裁判』(1983)

上映時間: 277分
製作国: 日本
ジャンル: ドキュメンタリー/戦争

監督: 小林正樹

原案: 稲垣俊
脚本: 小笠原清/小林正樹
編集: 浦岡敬一
音楽: 武満徹

ナレーター: 佐藤慶

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 “東京裁判”と呼ばれ、戦後日本の進路を運命づけた極東国際軍事裁判。太平洋戦争敗戦後の昭和23年、市ヶ谷の旧陸軍省参謀本部にて開廷された裁判の模様を、裁判より25年の後に公開されたアメリカ国防総省の長大なフィルムをもとに製作した記録映画。生々しい当時の映像をもとに、戦争責任の所在、国家と個人の関係、あるいは勝者が敗者を裁くことの限界といった様々な問題を浮き彫りにした渾身の力作。
(「allcinema」より。)

 第二次世界大戦後の昭和23年、東京都市ヶ谷にある旧陸軍省参謀本部において開廷された『極東国際軍事裁判』は、俗に東京裁判と呼ばれた。この裁判の模様は、アメリカの国防省により第二次世界大戦の記録として丹念に撮影・収録され、秘かに保管されていた。3万巻にも及ぶ貴重な記録フィルムは、25年後になってようやくアメリカ政府によって解禁されることになった。本作のスタッフは、この中の約930巻(170時間分)の入手に成功。解禁されたフィルムには法廷内だけでなく、ヨーロッパ戦線、日中戦争、太平洋戦争などの記録も収められていた。これらの長大なフィルムを中心に『出来るだけ客観的に後世に真実を伝えたい。戦前のニュース映画や諸外国のフィルムも入れて昭和激動期の民族の変転をじっくりと見つめ直したい』という小林監督の手で、製作期間5年、4億円の巨費を投じて完成した貴重なドキュメントである。本作は、いわば戦後世界の原点を解く鍵であり、そして激動の昭和史が凝縮された映像といえるだろう。
(「NTT-X Store」商品解説より。)
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c0073737_1354059.jpgこれまた、物凄いドキュメンタリー、いや記録映画を観てしまった。

良質なドキュメンタリーは、やはりどんなジャンルの映画も凌駕してしまう。




c0073737_136168.jpg東條英機といえば、A級戦犯として知っているし、親からもよく話を聞かされたし、歴史の授業にも良く出てきた。

だけど、考えてみたら、肉声を聞いたのは初めてだ!!


東條英機の映像と肉声、そして話し方、手振り身振り、それらを観られたことは予想以上に衝撃だった。

A級戦犯たちの肉声や姿を観ることができるだけでも、極めて貴重な作品である。


c0073737_137110.jpgところで、本作はどういう立場から撮られたのだろうか。

アメリカ政府が、本作品の制作にあたってだいぶ協力したらしいが、それにしてはアメリカ批判色が強く打ち出されている。

なぜなら、締めくくりが、アメリカのベトナム戦争参入に対する批判の文字で終わるからだ。

それに、戦勝国アメリカが一方的に日本軍を裁いたというメッセージが強く伝わってきた。

客観的にというより、どちらかと言うとA級戦犯たちを擁護しているように感じた。

それが良いか悪いかではなく、そう感じたのだ。


c0073737_1374247.jpgところで、この記録映画は実にリアルに昭和というものを描いている。

これほどまでに生きた昭和史を目で見た記憶は他にない。

そういう意味で、類い稀かつ貴重極まりないフィルムである。



c0073737_1342086.jpg




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by nijibabu | 2009-09-08 01:38 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2009.9.6)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_034652.jpg『たそがれの女心』(1953/フランス・イタリア)
【監督】マックス・オフュルス
★★★
残念ながら観た直後でも大した印象が残っていない。 DVDまで購入して観たのに、これは残念無念。 シャルル・ボワイエやダニエル・ダリューといった出演陣に古臭さを感じてしまったのも、その一因かもしれない。


c0073737_035127.jpg『駅前旅館』(1958/日本)
【監督】豊田四郎
★★
大型シリーズとして有名な『駅前シリーズ』の記念すべき第一作ということで、さぞかし面白いのだろう、と期待してからの鑑賞。 ハードルが高かったとかではなく、単純に面白くなかった。 なんというか、自分の好きな喜劇のリズムに合ってない。 しかも、ギャグもそのほとんどが、今の私の感覚からすればスベっていて、笑いたくても笑えないのだ。 エネルギッシュな流れで進行し、終始ハイテンションなのは良いのだが、ある程度メリハリをつけてくれないと、息切れしてしまう。 それでも爆笑できるシーンがいくつもあれば大丈夫なのだが、そんな爆笑シーンも見当たらず。 『駅前シリーズ』は大型で有名な喜劇シリーズだけに、ずっと前からこの第一作『駅前旅館』から観ようと心に決めていた。 そしてようやく今回レンタルに至り、鑑賞したのだが、正直とても残念な内容だった。 この一作目で感触が良ければ、あわよくば『駅前シリーズ』を全て観てやろう!くらいの気概があったんだが・・・


c0073737_0362239.jpg『キムチを売る女』(2005/韓国・中国)
【監督】チャン・リュル
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_0381227.jpg『按摩と女』(1938/日本)
【監督】清水宏
★★★★
清水宏監督作品としては『有りがたうさん』を更に超える素晴らしさ。 温泉宿の旅情、高峰三枝子の妖艶たる美しさ、盲目の人に対する等身大の表現、日本映画的な素朴さ、その全てが実に良い。 これだけのものを1時間という短い尺の中で表現できるのが凄い。 ムダに長い映画はこの作品を見習うべきだ。 按摩の高峰三枝子に対する恋心。 これが痛いくらいに伝わってくる。 盲目というハンディキャップは間違いなくそこに存在する。 それをあるがままに描いた本作は、1930年代という時代だからこその成せる業であり、そういう意味でも貴重な作品である。 本作の様に、盲目の人のハンディキャップをあるがままに描いたら、現代では間違いなくバッシングされるだろう。 現代とは、いかに息苦しく、そして制約が多く、つまらない世の中だろうか。 綺麗ごとや、決まりきった常識やらが偉そうに闊歩する現代において、更に輝きを増す作品なのではないだろうか。


c0073737_0405526.jpg『カノン』(1998/フランス)
【監督】ギャスパー・ノエ
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。




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by nijibabu | 2009-09-06 00:42 | ◆映画関連 その他