古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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Profile
◆なまえ
にじばぶ
◆性別

◆出身地
東京都下
◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
成瀬巳喜男
溝口健二
石井輝男
川島雄三
ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
時代の情景
良い映画を褒める会。
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最近観た映画(2009.10.31)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_135763.jpg『ダウンタウン物語』(1976/イギリス)
【監督】アラン・パーカー
★★
親指スターウォーズ?! いや、親指スターウォーズは観たことがないや。お子さん達によるミュージカル風ギャング映画。ませガキ達のお芝居を観るのは苦行の様であった。ジャケットの女の子は、ご存知、ジョディ・フォスター。


c0073737_141076.jpg『ともしび』(1954/日本)
【監督】家城巳代治
★★
子供だらけの大学芸会。 教育委員会だのアカだのと、多分に思想的なものが背後にちらついている。 そういった社会的圧力と現場の教育問題との折り合い。 主題ははっきりしていて良いが、子供だらけの映画はそれほど好みではない。


c0073737_1425193.jpg『赤い靴』(1948/イギリス)
【監督】マイケル・パウエル

頭の形が妙ちくりんな男とシミだらけの女が歌って踊るミュージカル・ロマンス。 前半から中盤にかけては、面白味のない舞台裏が描かれ、ラストで俄然盛り上がるかと思いきや、女はダンサーの道も選ばず、平凡な主婦の道も選ばず、半ば投げやりの形で死んで終り。 しかも、電車にはねられているのに、最後に男と会話を交わすというリアリティのなさ。 最後の最後で更に呆れさせてくれた、テクニカラーさえも不発の、不朽の駄作。


c0073737_144081.jpg『白昼の通り魔』(1966/日本)
【監督】大島渚
★★★
大島渚監督の代表作の一つ。 連続通り魔となった男が、どうして通り魔になるに到ったのか。 その過程を詳細に描いていて面白かった。 気を失った女の体を、衝動的に弄んだら、あら大変、女を犯す味をおぼえてしまったという心理。 そういう性犯罪者の心理を知る上ではこの上なく良くできた映画だ。 そしてモノクロの映像も、その怪しさを引き立てている。 ただし、後半の数十分は蛇足。 退屈した。 ゲロシーンも不要。 連続通り魔犯が捕まった所でアッサリ終わっていたら、もっと鮮烈な印象を残したに違いない。


c0073737_1464483.jpg『ニューヨーク デイドリーム』(1998/アメリカ)
【監督】チン・ウォンスク
★★★★
金城武の魅力満載! 一番魅力溢れた頃の金城武を堪能できること間違いなし。 序盤の飲食店における会話がとても良い。 後半はファンタジー色が強くなり、やや苦しい展開に。 だけど、やっぱりこの頃の金城武が出ているというだけで、魅力いっぱいの作品だ。 ニューヨークが舞台ではなく、香港だったら断然良かったかも。 それにしても、あの韓国美女、髪はおそろしく綺麗だし、グラマラスで魅力的だった。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-10-31 14:08 | ◆映画関連 その他 | Comments(8)
最近観た映画(2009.10.28)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_2313333.jpg『四谷怪談[前篇/後篇](新釈四谷怪談)』(1949/日本)
【監督】木下惠介
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_2341239.jpg『女中ッ子』(1955/日本)
【監督】田坂具隆
★★★
仕事しか能がなく家庭のことには適当な父親、中年太りで金の権化の母親、生意気でうざいガキども、そして朴訥で不細工な女中、とことごとく好みに合わない出演陣でスタートし、その先が思いやられた。 しかし、時間が経つにつれ、女中のひたむきさが家族に伝わり、最初冷たかった家族は女中に心を開いていく。 この流れを自然に描いた演出が秀逸で、人間と人間の諍いは、真心をもって時間をかけて溶かすことができるということが、実に良く伝わってきた。 村八分だろうがなんだろうが、最後はその人の人格次第なのだと。 でもなぁ、この女中を左幸子ではなく高峰秀子辺りが演じていたら、この作品、もっと好きになれたのになぁ。 外見的に左幸子は好みではないのでこういう感想になったが、左幸子のファンの方には悪しからず、ごめんなさい。


c0073737_2355445.jpg『清作の妻』(1965/日本)
【監督】増村保造
★★★
究極の愛の形の一つを見た気がする。


c0073737_2389100.jpg『サマーストーリー』(1988/イギリス)
【監督】ピアーズ・ハガード

ゲジゲジ黒まゆ毛金髪のヒロインと、特別ハンサムでもないフニャ男が織り成すありふれたサマーストーリー。 そのありふれ加減と、特筆すべき部分もない映像その他に、かなり嫌気がさした。 ベタなラブストーリーは苦手どころかむしろ好きなのだが、本作は起伏もなく、むしろベタベタのラブストーリーの方がまだマシかも。 ベタになりきれてない、キレ味のあまいストーリーが退屈さを際立たせた。 悲壮感漂うラストには唯一良さを感じたが、いかんせん、それまでが悪すぎた。


c0073737_2393566.jpg『愛を乞うひと』(1998/日本)
【監督】平山秀幸
★★★
あそこまで母親から散々なDVを受けて、それでも母親が好きだという原田美枝子に感情移入するのが難しかった。 耐え難いトラウマとして、必死に忘れようとするのが普通ではないか? 少なくとも私ならそうする。 まして、母親なんかに会いたいとすら思わないだろう。 原田美枝子にどこまで感情移入できるかが、評価の分かれ目になる作品だと思う。




★参照★
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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-10-28 23:11 | ◆映画関連 その他 | Comments(3)
四谷怪談(新釈四谷怪談)(1949)
c0073737_20103036.jpg四谷怪談(新釈四谷怪談)』(1949)

上映時間: 159分
製作国: 日本
ジャンル: ホラー

監督: 木下恵介

原作: 鶴屋南北
脚本: 久板榮二郎
撮影: 楠田浩之
音楽: 木下忠司

出演: 田中絹代上原謙/山根壽子/佐田啓二/滝沢修/宇野重吉/杉村春子/飯田蝶子/加藤嘉/玉島愛造/山路義人/加東大介/三津田健/静山繁男/加藤貫一

*****************************************************
 傘張りの内職をしながら生計を立てる民門伊右衛門とその妻・お岩。お岩は伊右衛門の良き妻になろうと日々奮闘していたが、夫婦の間には何か相容れぬものがあった。そんなある日、伊右衛門は一文字屋喜兵衛の娘・お梅を救う事となった。これをきっかけに伊右衛門を慕うようになったお梅だったが…。
怪談の古典・東海道四谷怪談を、ストーリー上の非合理性などを排して大胆にアレンジを施した意欲作。監督は「二十四の瞳」などの日本を代表する映画監督・木下恵介。主演は「愛染かつら」など多くの映画に出演、その美貌と波乱に満ちた生涯で伝説となった昭和の大女優・田中絹代。共演に上原謙、瀧沢修、佐田啓二など。天才・木下監督初の時代劇として名高い作品である。
(「ハピネット・オンライン」より。)
*****************************************************

c0073737_2033355.jpg四谷怪談と皿を数えるアレと混同していた^^;

顔がただれたお岩さんというのは知っていたが、物語の詳細は知らなかったので、楽しむことができたが、題名に「新釈」とあるので、多少はアレンジがなされているのだろうか。


それはさておき、本作は木下惠介の作品らしく、実に卒のない完成された作品であった。

名優たちの演技も手伝って、重厚な愛憎劇と相成っている。


c0073737_20335353.jpgそして、みんな驚くほど若い!

上原謙もかっこいいし、田中絹代もまだそれほどおばさん臭くないし、杉村春子はお色気を売る役を演じているし(笑)、加東大介もまだそれほど太ってはいない。


だけど、例外が一人いた!
飯田蝶子だ。

この人はいつの時代の作品を観ても、常におばあさんだ。
まるで笠智衆の女版である。


c0073737_2034366.jpg「怪談」と聞くと、さぞかし怖いんだろうなぁ、と少し気合いを入れてから鑑賞を始めたが、現代からみれば全く怖くないし、しかもそんなに怖い場面すら多くはない。

それよりも、愛憎劇といった人間性を描いた部分が深く掘り下げられていて、それが物語りの奥行きを深めている。


160分弱の尺の長さもそれほど気にならず、ムダの少ない完成度の高い作品であった。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2009-10-24 20:34 | ◆映画レビュー | Comments(2)
最近観た映画(2009.10.19)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_23234443.jpg『サマー・ソルジャー』(1972/日本)
【監督】勅使河原宏
★★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_23245849.jpg『人間の壁』(1959/日本)
【監督】山本薩夫
★★★
教育という問題を軸に、日教組や自民党の話も抱合された内容で、政治的な側面もあり、また、教育問題についても真剣に取り組んだ作品である。 香川京子が女教師役を演じているが、本人もおっしゃっているように、どうもしっくりきていない感じがした。 そもそも題材が教育問題で、しかもそれを生真面目に取り上げているから、遊びがまったくない。 例えば、宇野重吉と香川京子のロマンスが、もっと具体的に起きていたら、もう少し遊びのある楽しい作品に仕上がったんじゃないだろうか。 私が宇野重吉の立場だったら、離婚したばかりの香川京子からの好意を利用して、抱きつくなりしただろうに、もったいない(笑)。


c0073737_23401835.jpg『Orz ボーイズ!』(2008/台湾)
【監督】ヤン・ヤーチェ

ファミリー、キッズ向けの健全すぎるファンタジー。 途中、アニメが何度も挿入されるが、これがまたあざとさが感じられて、嫌悪感が。 それと、終始ガキが騒ぎまくっているのが癇に障った。 アジアのまだ観ぬマイナー傑作映画を探す旅は、どうやら今回は失敗に終わったようである。 だが、アジアのマイナー映画には、珠玉の作品が多く、又それらは、日本で観ている人は少ないので、パイオニアの精神でこれからも探し続けていきたい。


c0073737_23305852.jpg『愛のコリーダ』(1976/日本・フランス)
【監督】大島渚
★★★
女の名が「阿部定」と分かった時点で、既に結末は分かってしまう。 しかも、内容はひたすら性交渉のみ。 大島渚監督の果敢なチャレンジ精神と、藤竜也の一世一代の熱演は評価に値するが、映画として良かったかというとそうでもない。 ただし、婆さんとの絡みはインパクトが物凄く、類い稀なる作品であることは実感できた。 殿山泰司の、あっちがダメな乞食もついでにインパクトあり。 それにしても、子供のアレをつまむシーンって、かなり問題があるんじゃなかろうか・・・


c0073737_23324486.jpg『笑う蛙』(2002/日本)
【監督】平山秀幸
★★★
冒頭で、夫が妻の前に突然現れた時の妻の驚き様が、いかにも冒頭で観る者を引き込もうとするあざとい演出に感じられたのはマイナスポイントだが、全体を通しては、軽いテンポの喜劇といった感じで、普通に楽しめた。 何しろ、この映画のポイントは、大塚寧々の魅力の一言に尽きる! 若さと大人としての色気を兼ね備えた、この頃の大塚寧々は、ただそこに佇んでいるだけで、その魅力が画面満面に満たされる。 儚げな魅力と、スレンダーな肢体、良く似合ったスカート、絶妙な膨らみ加減の胸、ほのかに漂うエロス、それらを、長塚京三と一体となって覗き穴から覗く楽しみが、この映画にはある。 そして又、穴からその淫らな行為を覗き、長塚京三と一緒になって嫉妬し、羨むことにより、より一層、感情移入できる展開となっている。 ちょっとエッチに気軽に楽しめる邦画喜劇であった。


c0073737_23352241.jpg『トト・ザ・ヒーロー』(1991/フランス・ベルギー・ドイツ)
【監督】ジャコ・ヴァン・ドルマル
★★★
最後死ぬ時にようやく本人に成り代わることができた。 そういうオチが全ての映画で、それまでが大したストーリーがないだけに、時間軸をずらしたり、妄想部分を見せてみたりと、演出方法に工夫をせざるを得ない内容。 時間軸をずらさずに、普通に時系列的にストーリーを見せて、しかも内容が深くて重厚な話で、更にしかもあのオチなら傑作になり得たと思う。




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浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2009-10-19 23:37 | ◆映画関連 その他 | Comments(9)
サマー・ソルジャー
c0073737_1132386.jpgサマー・ソルジャー
(1972)

上映時間: 129分
製作国: 日本
ジャンル:
ドラマ/サスペンス/戦争

監督: 勅使河原宏



脚本: ジョン・ネースン
撮影: 大島満洲男
音楽: 武満徹

出演: キース・サイクス/岸輝子/李礼仙/北村和夫/小林トシ子/観世栄夫/中村玉緒/小沢昭一/黒柳徹子/井川比佐志

*****************************************************
 ベトナム反戦、沖縄闘争など、流動する現実世界で、闘い悩む人々、自己の生を主張しさすらう人々、実在の二人の脱走兵を匿まった協力家庭で起こった実際の出来事をドキュメンタリー・タッチで描く。
(「goo 映画」より一部抜粋。)

 「砂の女」「利休」の勅使河原宏監督が、ベトナム戦争が引き起こしたもうひとつの悲劇を実話に基づきドキュメンタリータッチで描いた異色ドラマ。ベトナム戦争の体験から軍へ戻ることを拒否して脱走した兵士の逃亡の日々を追う。本土の中では最大の米軍基地の街、岩国。基地に隣接する繁華街に勤める礼子は、自分のアパートに店で知り合った若い米軍兵士ジムを匿っていた。ジムは派遣されたベトナムで負傷し送還されてきたが、悲惨な現実を目の当たりにして再び軍に戻ることを拒否した脱走兵だった。ジムは礼子から日本人による脱走兵援助組織を紹介されるのだったが……。
(「allcinema」より。)
*****************************************************

ベトコン軍隊を逃げ出したアメリカ人脱走兵が、自分の居場所を探す為に日本を奔走するロード・ムービー。


c0073737_1184699.jpg主人公の米軍兵は軍隊を逃げ出すが、外人目当ての好色女に言いように引っ張り回されたり、日本人の革命組織に流れで入るが日本人とソリが合わなかったり、京都の街をあてもなく放浪したりと散々な目に遭う。

ベトコン軍隊が嫌で逃げ回り、同時に自分探しの旅に出たが、その行動の根底には「逃げ」がある以上、何も好転していかない。

そして主人公は、軍隊に戻り、正面から自分自身と闘っていくことを決意する。


これは日本の現代社会にも通ずるものがある。

学校を出て働きに出ても、社会という息苦しい枠組みに順応できず、会社を辞め、色んなことに挑戦し、そして挫折し、フリーターをやり、職を転々とし、行き当たりばったりの女との愛欲に溺れ、最後には金もなくなり、途方に暮れる。

この映画の主人公が辿った軌跡は、まさに現代社会に順応できない者そのものではないか。

私も20代の頃そうであったように、自分がどこに居るべきかを探す道程ってのは、憂鬱で過酷で孤独なものだ。

だけど、いつかは自分自身と正面から向き合うべきことに気付き、人生を再出発するのだ。


c0073737_1185976.jpgこれはまさに、この作品のエンディングである。自分を探しに歳月を費やすのは決してムダではなく、自分が悔いなく人生をまっとうする上で必要なことだ。

ただ周囲や常識に流され、ハナから社会の枠組みでこじんまり生きても、死ぬ時に後悔しないと言いきれるだろうか。

若い頃に自分が何をすべきかを苦労して模索し、自らが実際に経験した過去があるからこそ、その先の長い人生を楽しめるのだと思う。

本作は、誰しもが持っているであろう、自分の生きる道への迷い、そしてその葛藤の道を描いた作品なのだ。


最後に出てきた、謎のはちまきアメリカ人

このはちまきが本作の最後で、熱く印象的な言葉を語る。

「生きることは素晴らしいんだ。汗を流して働き、友人と酒を飲み、好きな女を抱く。それが人生だ。」

と。

c0073737_1183553.jpgこの映画、そしてこの言葉は、必死に今を生きている迷える者達への、生きたメッセージである。

人間讃歌の意味合いを持ち、ロードムービーの体裁を備えた本作は、勅使河原宏監督の他の有名作品にも劣らない魅力を持った作品である。


そして又、『砂の女』や『他人の顔』といった他の勅使河原作品と、“自分の居場所”を探求するというテーマにおいて共通のものを感じた。




★参照★
作品レビュー目次

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by nijibabu | 2009-10-17 01:20 | ◆映画レビュー | Comments(0)
最近観た映画(2009.10.13)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_20433498.jpg『どっこい生きてる』(1951/日本)
【監督】今井正
★★★
なんとも暗い作品で、観ていて楽しい気分にはなれない。 最後は希望を含んだ展開をみせて終わるものの、どこか強引で少し不満。 子供が危険にさらされて、奮起してまた日雇いで仕事を探す、という意味であろうが、日雇いで何とかなるなら、一家心中なんか考えなかったはず。 そこら辺が少し納得がいかない。 ただし、河原崎長十郎の演技は迫真に満ちており、往年の爽やかな印象とはかけ離れた落ちぶれた男をすんなり演じているのはさすがである。 それにしても、中村翫右衛門が中村翫右衛門に見えなかった! 役作りのせいか、それとも老けたせいか。 もっと小粋な雰囲気をもった役者だと思っていたので、すこし寂しい気分だ。


c0073737_21145650.jpg『どついたるねん』(1989/日本)
【監督】阪本順治
★★★
ボクシング好きの私という観点で観ると、ただボクシングの試合を観ているだけでは分からないボクサーの裏側というか、体重を搾ることの大変さとか、そういう部分が実にリアルで楽しめた。 それに対し、映画好きの私という観点から観ると、赤井英和のあまりの素人さぶりに映画としての質の問題を考えてしまった。 そんな中、原田芳雄は孤軍奮闘の熱演。 元々、そんなに好きな俳優ではなかったが、そんな自分の原田芳雄に対する印象を変えてしまう位のかっこよさ。 赤井英和のまずい演技にも関わらず、この作品が映画としての体裁を立派に保っているのは、他ならない原田芳雄の熟達した熱演に拠る所が大きいと思う。


c0073737_21171644.jpg『ポストマン・ブルース』(1997/日本)
【監督】SABU

郵便屋の仕事の単調さを描いた前半は、これからの展開に期待をさせて良かったものの、コミカルな刑事達が登場した辺りから、段々、この映画そのものが鬱陶しくなってきた。 刑事達の登場は端役なら何とか辛抱できたかもしれないが、後半に行くに従ってどんどん物語の中心に出てくるもんだから、いよいよもってストレスが爆発。 しかも、中途半端に長い。 刑事達が悪ノリする後半が、とにかく長く感じた。 全体的に安っぽい邦画という印象。 そして、自分には到底合わないシニカルな笑い。 「邦画は安っぽい」というイメージを増長する、A級戦犯的な作品。


c0073737_2119033.jpg『クーリンチェ少年殺人事件』(1991/台湾)
【監督】エドワード・ヤン

全く面白くない。 しかも異常なくらいに長い。 長いだけでなく、それ以上に長く感じた。 ホウ・シャオシェンの作品と比べると、感情豊かでないというか、親しみのわく、あの柔らかな光線がない。 ただ、台湾映画として、ホウ・シャオシェン作品と共通する部分はあった。 日常にふってわく暴力描写。 どうして台湾映画って、こんなにも地味な暴力描写が多いんだろう。 この頃の台湾は、実際に暴力にあふれていたんだろうか。 だとすれば、台湾のこの時代の荒んだ世相を、画面にストレートに焼き付けていたともとれるが、しかしながらそれ以上につまらないのが事実であって、映画として感銘するにはいたらなかった。


c0073737_21205514.jpg『嵐を呼ぶドラゴン』(1974/香港・台湾)
【監督】チャン・チェ
★★
少年の頃に、TV放映を観てあれだけカンフー映画に夢中になったはずなのに、大人になると、こんなにも楽しめないとは・・・ 歳をとって、沢山の映画を観てマイナスになることもあるんだなぁ・・・という感慨におそわれた。 だけど、オープニングのショウ・ブラザースのタイトルのかっこよさ。 あのかっこよさは、少年には分からないであろう、大人だからこそ感じることのできる興奮である。




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by nijibabu | 2009-10-13 21:22 | ◆映画関連 その他 | Comments(7)
最近観た映画(2009.10.10)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_16231072.jpg『燃えつきた地図』(1968/日本)
【監督】勅使河原宏
★★
勅使河原宏監督、最大の失敗作。 特に、安部公房とのコンビは、『他人の顔』『砂の女』という傑作を残しているだけに、これはなんとも哀しい作品となってしまった。 唯一良かったのは、勝新太郎と渥美清のからみの部分だ。 そっけない勝新太郎に、しつこくからんでくる渥美清。 この対照的な二人が、絶妙な間でもって電話で話すシーンは、自殺という暗いネタが背後ありながら、とてつもないユーモアを感じてしまった。 話をロクに聞いてもいない勝新太郎に、たたみかける様にしつこく話しかける渥美清のセリフまわしは、後の寅さんのごとく天才的なものを感じた。 虚しい朝の訪れを、独特のセリフまわしで話す渥美清を観られたことが、この作品を観た唯一の収穫であった。


c0073737_16244032.jpg『泥の河』(1981/日本)
【監督】小栗康平
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_16262255.jpg『静かなる男』(1952/アメリカ)
【監督】ジョン・フォード

これはつまらない。 乱暴な男に、がさつな女。 そんな二人のラブストーリー。 終わりそうで終わらず、変に寄り道するストーリー展開にイライラ爆発。 このままエンドレスかと思いきや、無理矢理ハッピーエンド。 なんじゃこりゃ。


c0073737_16281391.jpg『變臉(へんめん)/この櫂に手をそえて』(1996/中国・香港)
【監督】ウー・ティエンミン

こりゃ、いかん、安っぽいヒューマニズム臭が漂い過ぎだ。 大体、あの老人は気色が悪い。 老人と少女との心温まるヒューマンドラマといったところだろうが、陳腐な作りで感動に至らない。 大体、少女が落下して、タイミング良く受け取るシーンなんて、まさに臭すぎ。 都合良すぎる。 全てにおいて胡散臭く、そしてあざとい演出が癇に障った。


c0073737_16302944.jpg『クレールの膝』(1970/フランス)
【監督】エリック・ロメール

ロリコンで膝フェチの気色悪い勘違いヒゲ野郎に、生理的嫌悪感が爆発。 というか、冒頭でこのヒゲ野郎が登場した時点で、気分が悪くなった。 まず、ヒゲがうざい。 そして、単に膝が綺麗な少女に変態的性欲を感じただけなのに、理屈をつけてそれを正当化。 最後のオチをみれば、ロメールがこのヒゲ野郎を滑稽な存在として描きたかったことは理解できるものの、とにかくそれまでが気持ち悪さ全開で、最後まで観ていることが非常に苦痛だった。 このヒゲ野郎に生理的嫌悪感を感じさえしなければ、愚かな男のおかしなお話で終わっただろうが、私の様に不快感を感じてしまうと、不快極まりない作品と感じてしまうに相違ない。 又、ロメールならではのセリフの多さにも辟易。 ウザキャラ達の勘違い会話を聞いているだけで仕事の疲労が倍増してしまったよ! ロメール作品は二度と観まいと心に誓った作品。 それにしても、あのヒゲ野郎は男の中のクズだ。




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by nijibabu | 2009-10-10 16:31 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
泥の河
c0073737_2222140.jpg泥の河』(1981)

上映時間: 105分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ

監督: 小栗康平

原作: 宮本輝
『泥の河』
脚本: 重森孝子
撮影: 安藤庄平
音楽: 毛利蔵人

出演: 田村高廣/藤田弓子/朝原靖貴/加賀まりこ/桜井稔/柴田真生子/初音礼子/西山嘉孝/蟹江敬三/殿山泰司/八木昌子/芦屋雁之助

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c0073737_2292238.jpg宮本輝の太宰治賞受賞小説を映画化した、小栗康平の監督デビュー作。昭和31年、日本が戦争の傷跡から立ち直り、高度成長期に入りかけたころ。大阪・安治川の河口で食堂を営む夫婦とその息子・信雄、そして川の対岸に船を停めている、売春婦の母を持つ喜一と姉の銀子。これら世間の流れから取り残されたような貧しい人々の生活を、きめ細やかな演出で描いている。信雄が喜一と出会うことによって、少年としての悪さや、喜一の母が男に抱かれるところを見て、衝撃を覚えていく様が、みずみずしいタッチで綴られる。大阪の一時代を少年ドラマとして捉えた傑作で、アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。
(「eiga.com」より。)
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レーザーディスクにて図書館で鑑賞。

LDってのは、あの重さ、あのデカさがとにかく個性的で、リッチな印象がある。


さて、本作について。

1980年代の邦画最強の1本ということで、かなり期待して観たが、残念ながらその期待を上回ることはなかった。

c0073737_2283450.jpg子供が主演で、実にうまい子役だとは思うが、子役に頼り過ぎ。

俳優や女優の深みのある演技や、若手俳優や女優のフレッシュ感とかが映画の良し悪しを左右すると思っているだけに、これだけ子役に出ずっぱりをやられちゃうと、感心はするが、どうも映画としてはいまいち楽しめない。

c0073737_22182555.jpg
ただし、蟹をマッチで焼く子供ならではの残酷さ、子供が売春行為を目の当たりにしてしまうことの背徳感は、モノクロの泥臭い映像と相まって、心に強く突き刺さった。




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by nijibabu | 2009-10-05 22:10 | ◆映画レビュー | Comments(0)
最近観た映画(2009.10.3)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_12134114.jpg『最高殊勲夫人』(1959/日本)
【監督】増村保造
★★★
終始ハイテンション、そして細やかな舞台演出と、卒のない内容で最後まで楽しめたものの、源氏鶏太が原作のせいか、ストーリーが変にまとまりすぎていて、どうも窮屈だった。 女性達は揃いも揃って毒を吐きまくるが、これが痛快というより、むしろ辟易してしまう内容で、観ていて爽快になるようなものでもない。 女性陣は又、華やかながら、魅力に欠けるキャラクターばかりで、心が休まらない。 若尾文子も、他の増村保造作品の若尾文子に比べて、女性的な魅力がいまいち発揮されていなかった。


c0073737_12151441.jpg『遥かなる山の呼び声』(1980/日本)
【監督】山田洋次
★★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_1217549.jpg『エノケンの頑張り戦術』(1939/日本)
【監督】中川信夫
★★★
エノケンは別に好きではないので、それほど面白くはなかったが、主演二人のもの凄いアクションシーンに圧倒された。 頸を捻るシーンは、これがほんとに頚椎がやられちゃうんじゃないか、と観ているこっちが心配になるくらい無理に捻るのだ。 按摩のシーン→頸を捻る→取っ組み合い→寝技→ボクシング 、とアクションは流れるように展開され、この作品がコメディであることを忘れさせるほど、スピーディで、ど派手なアクションシーンであった。 これほど危険なアクションシーンはかつて観たことがない。 ハリウッドのどんなに有名なアクション映画でも、この二人のアクションには到底及ばないであろう。


c0073737_12192238.jpg『暗戦 デッドエンド』(1999/香港)
【監督】ジョニー・トゥ
★★★
音楽がどうも気に入らなかったのと、アンディ・ラウがそれほど好きな俳優ではないこともあって、完全には乗りきれなかったものの、小道具の使い方や意外な展開、そしてスピーディで飽きさせない内容は、なかなか楽しめた。 特に気に入ったのは、最後に宝石をニセモノと称して、バスで何度か居合わせた女性にプレゼントしてしまうところ。 ここにちょっとしたロマンスのスパイスが効いており、じんわりと心に残った。




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by nijibabu | 2009-10-03 12:21 | ◆映画関連 その他 | Comments(4)
遥かなる山の呼び声
c0073737_20251444.jpg遥かなる山の呼び声』(1980)

上映時間: 124分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ/ロマンス

監督: 山田洋次

脚本: 山田洋次/朝間義隆
撮影: 高羽哲夫
美術: 出川三男
音楽: 佐藤勝

出演: 高倉健倍賞千恵子吉岡秀隆/ハナ肇/木ノ葉のこ/武田鉄矢/鈴木瑞穂/小野泰次郎/杉山とく子/大竹恵/神母英郎/粟津號/園田裕久/青木卓/畑正憲渥美清

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 北海道を舞台に、誤って人を殺して警察に追われる男と、牧場を経営する母子の出会いと別れを描いた人情ドラマ。監督は“男はつらいよ”シリーズの山田洋次。北海道東部の酪農の町・中標津。風見民子は一人息子の武志を育てながら亡夫の残した牧場をひとりで切り盛りしていた。そんなある日、激しい雨の降る夜、一人の男が民子の家を訪れ、民子は納屋を提供する。その晩、牛のお産があり、男はそれを手伝うと、翌朝、去っていった。その夏、男が再びやってきて、働かせてくれと願い出た……。
(「allcinema」より。)
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高倉健の「奥さん~」で始まるしぶ~い語りかけ。

「奥さん、体触ってもいいですか」。

おっと、こんなセリフはなかったね┐(´-`)┌

ところで、武田鉄矢のパートは要らん!


さて、本題。

これはまさしく男女それぞれの性というものを実に雄弁に語っている。

高倉健が雨しきる夜、いきなり倍賞千恵子のもとに現れる。
最初、倍賞千恵子は高倉健をあやしみ、距離を置く。

しかし、高倉健の人間性、男らしさに触れるにつれ、次第に心を開き、ついには恋心が生まれる。


c0073737_20314855.jpgそこで高倉健は去ろうとする。
男は女に近づき、そして去る。

それを必死に食い止めようとする女。

女という生き物はなんて不思議な生き物なんだろう。

あれだけ最初は煙たがっていたのに、男が意を決して去ろうとしても、そこに食らいつく。

c0073737_20345278.jpg男はちょっとした気で近づいても、女はそれに一度取り込まれると、もう離れたくなくなる。
男の気まぐれ、女の一途な想い。

そして、一度好きになった男が殺人犯と分かっても、好きな気持ちは変わらないという、女の心の強さ。

男女がそれぞれに持つ性質を、実に分かりやすく描いていて見事だ。


c0073737_20282298.jpg最後の電車の中のシーンが、最後の最大の見せ場だが、ここは少々強引さが感じられる。

しかし、そこは山田洋次マジック!

強引だなぁ、と思わされるも、まんまと高倉健の熱い男の涙にやられてしまった。

c0073737_202842100.jpg親が無惨に死んでもこらえたその涙。

その涙も、倍賞千恵子の「待っている」の一言で、あっさり頬を伝う。

ケレンミのあるラストシーンだが、実に力強く感動に導かれた。


山田洋次監督作品としては、『男はつらいよ』シリーズを別格とすれば、本作が最高傑作かもしれない。




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by nijibabu | 2009-10-01 20:35 | ◆映画レビュー | Comments(4)