古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
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乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
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都会のアリス
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ニュー・シネマ・パラダイス
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残菊物語(1939)
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ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
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街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
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【乗り物】
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最近観た映画(2010.5.30)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_17113913.jpg『キートンの酋長』(1922/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★★
アスベストがネタとして本作で登場! キートンは肺がんでこの世を去ったということだが、アスベストは現代において肺がんの元になると言われているわけで、本作でアスベスト製の服を着ていたから肺がんで死んだんだと思わずにはいられない(嘘)。 そして特撮も登場! 後年のキートンのスタントが特撮によるものでないことを祈る。 だってキートンは生身の体であの凄まじいスタントをやってるからこそ凄いんだから、あれが特撮だったらショックである。


c0073737_17113913.jpg『キートンの警官騒動』(1922/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★★
前半の馬車がらみの話が全くもってつまらない。 しかし後半は俄然、盛り返し、キートンのハードアクトが炸裂、連発する。 車の往来が激しい中で、動き回るという危険なアクションは、見ていてハラハラしてしまう。 警官の大量発生も見所の一つ。


c0073737_17113913.jpg『キートン半殺し』(1922/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★★
結構キートンのハードアクトが観られて満足。 特に、階段を使った趣向を凝らしたアクションは楽しめた。 それと、イースト菌を使った異常な量の泡ぶく(?)には圧倒された。 あんなに膨張するもんなの??(汗)


c0073737_17113913.jpg『キートンの鍛冶屋』(1922/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★
車を壊しまくりの暴れまくり。 だけど、ちょっと物足りない。


c0073737_1716470.jpg『キートンの北極無宿』(1922/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★
途中まで話についていけず、いまいち乗り切れなかった。 本作では、ハードなアクションではなく、極寒の地で体を張っているキートン。 本当に寒そうだし、氷の下に落ちるところなんて、どこまで本当にやってるんだろう。 本当に氷の下に落ちてずぶ濡れになっているとしたら、相当凄い。 ラストの夢オチはカンベンだが、キートンのキャラ的に人は殺さないだろう、ということで一応、無理矢理納得。


c0073737_1716470.jpg『キートンの電気館(電気屋敷)』(1922/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★★
これはアイデア満載でなかなか面白い。 この時代からエスカレーターの発想ってあったんだなぁ、と感心した。 ビリヤードの自動機械なんて、今観ても斬新。 壁電動収納式ベッドも素晴らしいアイデア。 アクションもそれなりにやってるし、水芸も出るしで、この頃のキートン作品の中では一番面白かった。


c0073737_1716470.jpg『キートンの白日夢(成功成功)』(1922/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★
ハードアクトは存分に楽しめたが、内容がよく分からなかった。 電車につかまり、振り落とされそうになりながら、空中で横になるアクションは凄かった。


c0073737_1716470.jpg『キートンの空中結婚』(1923/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★
キートン作品に多分よく出てくる女優さん、でっぷりしていて気色が悪い! キートンは女性のセンスが悪い。 全体的にマッタリとした感じの作品。 キートン作品としては、異色作かもしれない。


c0073737_1716470.jpg『キートンの捨小舟』(1923/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★★
キートンのハードアクトはなりを潜めているものの、ストーリーが面白いので楽しめた。 キートンの映画によく出てくる大男との絡みが面白い。


c0073737_17194667.jpg『キートンのコニー・アイランド』(1917/アメリカ)
【監督】バスター・キートン

「キートン傑作集」の中に入っているのに、キートンが主役がでない。 そこからして不満だが、話自体もよく分からないし、キートンのアクションも特にはない。 キートンが監督業に進出する前の貴重なキャリアを観るという点について、唯一の意味を見出せる気がする。


c0073737_17194667.jpg『デブの自動車屋』(1919/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★★
キートンは脇役だし、キートンらしさが出ているとは言いがたいが、内容自体は普通に楽しめた。


c0073737_17231161.jpg『荒野の決闘』(1946/アメリカ)
【監督】ジョン・フォード

静寂の中に争いあり、争いの後に静寂あり。 男の世界を控えめな演出で描いた西部劇。 男女の出会いと別れがまさにありがち。 終盤の争いも、予定調和が過ぎてかったるい。 ジョン・フォード苦手を決定づけた逸品。 終始退屈。


c0073737_17283251.jpg『人のセックスを笑うな』(2007/日本)
【監督】井口奈己
★★★
美術大学を舞台にした男女の織り成す青春ドラマの佳作。 ゼロ年代映画ならではの味わいと雰囲気を感じた。 だが、中途半端な完成度。 これといって穴はなく、それなりに楽しめたが、かといって何か突き抜けるものがないというか、際立った感慨を得られずに終わってしまった。 女流監督臭さが出すぎの感ありで、それは永作博美にまさに投影されていて、どうも観ていて男の私には居心地が悪い。 でも確かに、若い男にとっては永作博美のようなお姉さんは、魅力に感じるだろう。 蒼井優もかわいいけど、なんか刺激が足りないんだろうなぁ。 そういう意味では、主人公の男の気持ちは分かる。 だけど、結婚していると分かった時点で、もう少しドライになれないもんかなぁ。 でも、それが若さってもんか。 この女流監督、映画を撮る巧さ、映画に対する愛みたいなものは感じるが、天才的なセンスは感じられない。 だけど、それが等身大の若者像を撮るのには、丁度適しているのかもしれない。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
[PR]
by nijibabu | 2010-05-30 17:24 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2010.5.25)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_23374264.jpg『危険な英雄』(1957/日本)
【監督】鈴木英夫
★★★★
石原慎太郎の演技は巧いとはお世辞にも言えないが、本作の役柄に一番必要な「熱意」というものが十分発揮されていた。 そういう意味では、主演をそれなりに演じきっていたのではないだろうか。 『非情都市』にリンクした内容で、ちょうど主人公である新聞記者の若かりし頃を描いた様な内容である。 石原慎太郎は、非情なまでに新聞記者としての仕事に徹する男を演じていて、一種の狂気を本作は表現している。 報道の自由、新聞の客観性、真実の暴露といった新聞記者としての使命に没頭するあまり、“危険”な英雄になってしまうといった内容で、主題がはっきりしているし、結構楽しめた。 新聞記者として暴走するあまり、誘拐された子供の命を、間接的にとはいえ奪ってしまったことに対しても、全く悪びれない。 ここまで仕事人間だと、逆に観ていてスッキリもする。 とは言っても、こんな人間が身近にもし居たら、たいそう迷惑だろうけども。 時に人間は仕事に没頭するあまり、危険な道に入り込む可能性があることを示唆した作品で、仕事人間とはおよそ言えない私が観ても十分楽しめる作品だった。


c0073737_23393434.jpg『悪夢』(1896/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

悪夢というより、普通の喜劇にしか見えない。 そして、またしても、顔のある月!! またかよ!って感じで、相変わらず気色が悪い月だ。


c0073737_23402356.jpg『ジュピターの雷鳴』(1903/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

これは結構ヒドイんじゃないかなぁ・・・(汗) ただ舞台の上で暴れまわっているだけの内容。 ついでに、付けられた音声もまたヒドイ。 猿かよ!って感じ。 火薬をふんだんに使っているが、雷鳴では断じてない! いや、待てよ?! 稲妻みたいな道具持ってたから、一応、雷鳴になるのかな? いやいや、違う違う! おかしい!!


c0073737_23411427.jpg『UNloved』(2001/日本)
【監督】万田邦敏
★★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_23442253.jpg『夏の妹』(1972/日本)
【監督】大島渚
★★★
なんていうか不条理劇なんだけど、それなり理解できてしまう分かりやすさも併せ持った作品。 大島渚監督作品らしさは随所に見られ、特に、終盤にここぞとばかりに近親同士でキスしまくる展開なんか、まさにそれ。 もぅ、とにかく栗田ひろみとりりィ母娘二人のしゃべり方がうざい! うざいのなんの! 栗田ひろみの70年代アイドル丸出しの恥ずかしいしゃべり、そしてりりィの気持ち悪い敬語。 これらの気色の悪さは、大島渚がおそらく無意識に作り出した“不快”だ。 本作を一言で現せば、「不条理で不快な作品」といったところか。 私はかつて、沖縄のコザという所に住んでいたことがあるが、本作がその沖縄のコザを舞台にしているのに、沖縄らしさコザらしさがほとんど映像から感じ取れないのが不満であった。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
[PR]
by nijibabu | 2010-05-25 23:45 | ◆映画関連 その他
UNloved
c0073737_22102993.jpgUNloved』(2002)

上映時間: 117分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ/ロマンス


監督: 万田邦敏

プロデューサー: 仙頭武則
脚本: 万田珠実/万田邦敏
撮影: 芦澤明子
音楽: 川井憲次

出演: 森口瑤子仲村トオル松岡俊介/諏訪太朗/三條美紀



◆日本映画プロフェッショナル大賞:監督賞(万田邦敏)/主演女優賞(森口瑤子)
◆カンヌ国際映画祭:レイル・ドール賞/エキュメニック新人賞


*****************************************************
 人を愛するために、大切なことがある。揺れる感情を、綿密に計算し尽くされた演出で描き出し、2001年カンヌ国際映画祭でレイル・ドール賞&エキュメニック新人賞をW受賞。“恐るべき新人”と評された万田邦敏監督の長篇デビュー作。
(「ユーロスペース」作品解説より。)
*****************************************************

WOWOWの名物企画、「J・MOVIE・WARS」からのし上がった、筋金入りのラブストーリーの傑作。

森口瑤子、仲村トオル、松岡俊介の3人を主軸に取り交わされるセリフの応酬は、他に類をみない一種のスリルを感じた。

同じく「J・MOVIE・WARS」から生まれ出た傑作『月はどっちに出ている』に次ぐ傑出した日本映画と言えるだろう。



c0073737_2214968.jpg男女の価値観の相違による意思疎通の不可能性を表現しているという点については、かのミケランジェロ・アントニオーニの『太陽はひとりぼっち』に類似するテーマを扱っている。

しかし、『太陽はひとりぼっち』が、会話や行動のすれ違いといった「静寂」さでもって男女の意思疎通の不可能性を表現してみせたのに対して、本作は、ひたすら繰り広げられる「動的」な口論から男女の意思疎通の不可能性を表現したというところに違いがあり、本作はそういった点においても、オリジナリティを発揮している。


c0073737_2215916.jpg映像面においても、実に映画的な侘しさに満ちた暗いトーンの映像で全編を覆い尽くしており、森口瑤子の住むボロアパートの質素な佇まいを、味わい深く映像化することに成功している。



森口瑤子が演じた女性は、完全なる保守的思考の持ち主で、仕事においても恋愛においても、他人の言動に全く動じない。

c0073737_22152925.jpg自分というものをしっかり持った女性として捉えることもできるが、一方で、他人の意見を受け入れず、恋愛において一人相撲的な状態に陥り、相手の男が孤立感を感じてしまうという点において、実に気難しい女性とも言えるだろう。


ラストのまとめ方については、気分良く観終えることはできたが、果たしてあれで良かったんだろうか、と感じてしまった。

自分をしっかりと持った自立した女性が、恋愛についてどう向き合っていけば良いのか、それが結局分からずじまいだった感は否めない。

それでもなお、傑作であることは間違いなく、自身の今期上半期ランキングのトップ争いに割って入ってきた感、大あり。

そんだけ凄い具合のラブストーリーの傑作!

c0073737_22132810.jpg




★参照★
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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2010-05-21 22:16 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2010.5.18)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_22452354.jpg『春婦伝』(1965/日本)
【監督】鈴木清順

鈴木清順監督にしてはストレートな作品だが、面白くない。 戦争映画というものが嫌いになるほど面白くない。 野川由美子の顔立ちが苦手というのも手伝って、余計にダメ。 そして暗い。 心中という形で幕をおろすが、これもまたありがちだった。


c0073737_22485899.jpg『男の顔は履歴書』(1966/日本)
【監督】加藤泰
★★★
安藤昇主演作を初めて観た気がする。 それだけである程度満足。 内容はお決まりの任侠劇で、特別みるべきものはない。 それにしても、安藤昇の顔の傷は凄い!


c0073737_22515677.jpg『キートンのハード・ラック(悪運)』(1921/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★
全体的にキートンのアクションにいまいち派手さがない。 しかもラストのオチは頂けない(苦笑)。 先にキートンの代表作ばかり観すぎたせいかもしれない。


c0073737_22515677.jpg『キートンのハイ・サイン(ザ・ハイ・サイン)』(1921/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★
前半から中盤まで何をやっているのか理解できず。 画像の悪さのせいかもしれないが。 ただ、後半の4つの部屋を使った動きは楽しめた。


c0073737_22515677.jpg『キートンの強盗騒動(悪太郎)』(1921/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★★
この作品はキートンのハードアクトが存分に楽しめる内容となっている。 キートンの映画は、やっぱり話の筋よりハードなアクションが楽しめればそれで満足できてしまう。


c0073737_22515677.jpg『キートンの即席百人芸(一人百役)』(1921/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★★
キートンは百役もやってないよ! せいぜい二十三役くらいだよ! 題名、おかしいアルヨ!! しかも後半は題名とは関係なく、普段のキートン映画。 つっこみどころは多いが、後半になるにつれ、尻上がりに面白くなる逸品だ。


c0073737_22515677.jpg『キートンの船出(漂流)』(1921/アメリカ)
【監督】バスター・キートン
★★★
なかなかうまくまとまった作品。 最初は結構シリアスな作品なのかと思ったが、最終的にはコメディに落とし込むところなんか、さすがはバスター・キートン。 陸上だけでなく、水芸においてもハードアクトをこなすバスター・キートンには頭が下がる思いである。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
[PR]
by nijibabu | 2010-05-18 22:55 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2010.5.17)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_0285122.jpg『生きているトランプ』(1904/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

これは数あるメリエスによるマジック映画の中でも単調さが際立っている。 退屈さは否めないところ。


c0073737_0294822.jpg『飲んだくれのポスター』(1905/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
多分割という趣向が凝らされており、メリエスの進化が伺える作品。


c0073737_0302925.jpg『秘密の賭博場』(1905/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

メリエスのアイデアの枯渇を感じた。 衰えたり、メリエス?!


c0073737_0305937.jpg『黒い悪魔』(1905/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

コメディタッチの作品。 いよいよメリエスもコメディ映画監督に転向した。 これは私の予想通り。


c0073737_032034.jpg『錬金術師パラファラガラムスあるいは地獄の蒸留器』
(1906/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
伸び縮みするヘビが出てきた時には腰を抜かした。 これじゃ、錬金術師じゃなくて錬蛇術師。 んでもって、あのクモは気色悪い。 『月世界旅行』の、あの月以来の気持ち悪さ!


c0073737_0323842.jpg『万能接着剤』(1907/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

引き気味の映像だから、何をやっているのか分かりづらいのがネック。


c0073737_0331740.jpg『日蝕と満月』(1907/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

作品名に「月」と入っているから、嫌な予感がしたが・・・ その予感は見事的中! しかもホモでした、トホホ。


c0073737_0335769.jpg『悪魔の下宿人』(1909/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
おっさんの軽快な動きを観てるだけで、少しだけ楽しめる。 しかもこれ、途中までノーカットだから、疲れただろうなぁ。 大小さまざまな物を全て折りたたみ収納してしまうという発想は面白い。 そして最後は、爆発砂煙のお約束でした(笑)。


c0073737_0353462.jpg『非情都市』(1960/日本)
【監督】鈴木英夫
★★★
三橋達也が新聞記者で、特ダネの為なら何でもやる。 危険はかえりみない。 新聞社という組織からもはみ出し、単独行動で特ダネ捜し。 これじゃあ、最終的に葬られるわ・・・と思いながら観ていたら、既に題名である程度ネタバレしてるじゃん! 三橋達也は熱演していたが、どうにもゾクゾクするような面白さが足りない。 淡々と、一人の男が泥沼にはまっていくのを見させられている感じ。 そんな中、司葉子が素足にストッキングをたぐりながら履くサービスシーンが登場! やっぱり鈴木英夫監督、本作でもやってくれた! 下から上へ司葉子の脚を舐め回す用に映すという、鈴木英夫監督ならではのツボを心得たカメラワークも健在。 泥沼な内容の中、一服の清涼剤でした。


c0073737_0374215.jpg『パラダイン夫人の恋』(1947/アメリカ)
【監督】アルフレッド・ヒッチコック
★★★
普通に楽しめたが、終盤の法廷劇は少々疲れた。 でもヒッチコックらしさも、ほんの少しだが感じられ、普通に楽しめるレベルの作品だと思う。 グレゴリー・ペックが、アリダ・ヴァリの屋敷を訪ねた時に、世話人の姿は見えど顔は全然分からない、しかも、いつの間にかいなくなっていた、という演出にサスペンス的な魅力を感じ、ここにヒッチコック印を感じた。 更には、その後、グレゴリー・ペックと、それを尾行してきた世話人との、室内における火花散る緊迫したやり取りも、ヒッチコックらしい緊張感があって楽しめた。 それにしても、私にとってアリダ・ヴァリという女優さんは、後年の眼光の鋭いおばさんのイメージしかないので、美人という設定には、個人的にむちゃくちゃ違和感を感じた。 又、グレゴリー・ペックのダテ男ぶりも堪能できる作品である。




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by nijibabu | 2010-05-17 00:38 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2010.5.16)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_1414062.jpg『世紀末の印象派』(1899/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

うん?! 題名とは全く関連のないマジック映像。 しかも画質が悪い。 これでジョルジュ・メリエスのマジック映画は何本観たことだろう・・・


c0073737_1422149.jpg『常識はずれの新たな争い』(1900/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
これはホラーですね。 この頃からバラバラ死体事件はあったんだと思いました。


c0073737_1431629.jpg『一人オーケストラ』(1900/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
これは着想の勝利。 マジックと発想とが見事に融合した作品。


c0073737_144542.jpg『青ひげ』(1901/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

これはどうだろう、微妙かなぁ。 映像で見せるというより、脚本で見せるというメリエスにしては珍しい内容。 9分ちょっとなのに、メリエス作品だと思って観てしまうと長く感じるから不思議。


c0073737_1444721.jpg『ゴム頭の男』(1901/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
これまた着想の勝利。 それでもって、これまたメリエスのホラー映画。


c0073737_1451859.jpg『地獄の鍋』(1903/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

むむ?? これはちょっと酷いんじゃないかなぁ。 まあ題名と中身は関連してるけど、彩色されたという以外に見所はないです。


c0073737_14608.jpg『音楽狂』(1903/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
これは普通に楽しめた。 これまた着想が良い。 だけど、ホラー映画。


c0073737_1464673.jpg『魔術幻灯』(1903/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

5分バージョンのものを鑑賞。 マジックをただ映しただけの作品だが、ミュージカル要素も感じ取れる作品。


c0073737_1472448.jpg『地獄のケーキウォーク踊り』(1903/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

これまで観たどのメリエス映画よりも画質がしっかりしている、というのが第一印象。 内容はミュージカル。 かつての首ちょんぱホラー映画からミュージカル監督へと転向した模様(笑)。


c0073737_148717.jpg『怪物(エジプトの幻想劇)』(1903/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
人間が伸び縮みする映像にはびっくり仰天した。 メリエスの映像技術がますます進化した作品で、背後のスフィンクスも印象的。


c0073737_1484531.jpg『化粧の王様』(1904/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
黒板にチョークで画を描くという内容だが、この題材はサイレントと相性が良いと感じた。 今までのメリエス映画と一線を画している、、と思ったら、最後はやっぱり煙が出てドロン!の展開で安心しました(笑)。


c0073737_1492785.jpg『中国の魔法使い』(1904/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
とうとうメリエス映画に題材として「中国」が登場! これだけでもショッキング。 だけど、あれは漢字じゃないよ、メリエスさん(苦笑)。


c0073737_150529.jpg『呪われた料理』(1904/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

ばく宙したり、首を挟んだりと、アクション満載! いよいよ、メリエスもアクション映画に転向した。




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by nijibabu | 2010-05-16 01:50 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2010.5.13)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_22335212.jpg『牝猫たちの夜』(1972/日本)
【監督】田中登
★★★
ゲイ少年の筆下ろしから、覗き、トルコ風呂、自殺・・・ 相変わらず、ごった煮の日活ロマンポルノ。 傑作、名作と評判の高い本作だが、リアリタイムで観ていない分、別に普通という印象。 一方で、1970年代初頭の新宿の風景を堪能できる点は楽しめたのと、まだ人もまばらな早朝の新宿西口ビル街でシャッターが一斉に上がるラストシーンは楽しめた。 日活ロマンポルノは私にとってさほど興味のあるジャンルではないが、田中登監督の作品だけは光るものを感じる。 特に場所の選び方、撮り方が秀逸。 現場撮影を大事にしているのも良い。 それにしても、新宿西口の風景は今も昔も変わらず侘しい。 タイルが汚い。 そしてロータリーが汚い。 この汚さ、猥雑さが、ATGや日活ロマンポルノの先鋭的な作品で重宝された所以であろう。 新宿の風景と言えば、線路跡。 あれは都電の線路か? 恥ずかしながら知らないが、映画で良く使われるだけあって、素晴らしく場末な新宿的風景だ。 これもまた良く映画に使われる理由が分かる気がする。 本作に出てくる三人娘は、どれも肥満気味で、中途半端におばさんで、特別美人でもない。 それがいいのか悪いのか。 私はといえば、苦手だ。 本作で知っていた出演者は、唯一、丹古母鬼馬二だけ。 しかも、その丹古母鬼馬二はノンクレジットという皮肉さ。 私がいまいち日活ロマンポルノに乗り切れない理由は、出演者たちを良く知らないからってのが大きい。


c0073737_2235570.jpg『ジャンヌ・ダルク』(1900/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
1900年にこれだけの作品を作っていたこと自体が驚愕の事実。 110年前の動く写真を観られるだけで、何だか鳥肌が立つ。 話はよく分からず、要するに女性が燃やされるという「ジャンヌ・ダルク」の内容。 「ジャンヌ・ダルク」の前知識があっても、よく内容が分からないという、これぞまさにジョルジュ・メリエス・マジック!(笑)


c0073737_22363111.jpg『呪われた城』(1897/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

呪われた城ねぇ・・(笑) 相変わらず彩色されているのは見事。


c0073737_22372815.jpg『魔術師』(1898/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
これは見事。 題名ともちゃんとリンクした内容(笑)。 他のメリエス作品と比べても分かりやすい。


c0073737_2238476.jpg『ロベール=ウーダン劇場における婦人の雲隠れ』
(1896/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
これもまた、ジョルジュ・メリエスによる映像マジック。 そしてまた、骸骨! メリエスは、ほんとマジックと骸骨がお好き! 題名を「メリエスは骸骨がお好き!」に変えた方がいいかもしれない。


c0073737_22384739.jpg『ガリヴァー旅行記』(1902/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
「ガリヴァー旅行記」を忠実に再現しているのが見事。 しかも、“巨人の巻”だけでなく“小人の巻”まで作っているのが贅沢。 「ガリヴァー旅行記」は、やっぱり小説で読むよりか映像で観る方が面白い。


c0073737_22393284.jpg『幾つもの頭を持つ男』(1898/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
凄い! 本当に頭を幾つも持っている! しかも頭を挿げ替えるのが凄い! メリエス、ブラボー! 一時も目を離せない、これぞ超魔術です。


c0073737_22401424.jpg『宇宙飛行士の夢』(1898/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

私はこのメリエスの気味の悪い月の顔が苦手。 『月世界旅行』の、あの月よりもっと気持ち悪いです。




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by nijibabu | 2010-05-13 22:40 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2010.5.10)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_2381490.jpg『亀も空を飛ぶ』(2004/イラン)
【監督】バフマン・ゴバディ
★★★
戦争をとりまくあまりにも悲しい現実。 腕や脚のない子供たちをみるだけでも目を覆いたくなる。 現実を直視することができない弱さが自分にはあると感じたほど、ふざけた娯楽戦争映画にはないリアルな衝撃を受けた。 子供が主体の映画はあまり好みではないが、この作品に限っては、純粋な子供の被害というものを映像によって表現することで、より戦争の悲惨さを饒舌に語ることに成功しているように思う。


c0073737_2310152.jpg『彼奴を逃すな』(1956/日本)
【監督】鈴木英夫
★★★
こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_23172046.jpg『押繪と旅する男』(1994/日本)
【監督】川島透
★★★
序盤に鷲尾いさ子の着物からチラリと見える足首をいやらしい目つきで見ていた少年が、最後に海辺で鷲尾いさ子が足をくじいたことにより、それに触る機会を得るといった展開は、まさに江戸川乱歩らしい淫靡なエロスを感じた。 全体を通して流れる雰囲気も江戸川乱歩の世界を巧く体現していたのではないだろうか。 それと、震災で大破した“浅草十二階”こと「浅草凌雲閣」の合成映像は、なかなかの出来! 現在の浅草に復元建築してほしいなぁ。 それにしても、老人になってから自分が何をしてきたのか、と落ち込む老人には全く感情移入できなかった。


c0073737_2318369.jpg『マブイの旅』(2002/日本)
【監督】出馬康成
★★★★
山田辰夫が最もかっこよく見えた作品! 劇中の山田辰夫は決して強くはないのだが、それでもかっこよい。 なんていうか、人生を諦めた男のやけくそ気味なかっこよさ。 だけど、しっかり主張している。 山田辰夫演じる男は、東京でリストラされ、沖縄に逃避行してきたアル中。 そして沖縄で酒を飲みながら女を買い、ダラダラと毎日を過ごしている。 そんな役柄が見事にはまっていた。 沖縄が舞台の作品だが、飾らず気取らず、普通の沖縄を見せてくれている。 沖縄本島が舞台で、特別に綺麗な景色とかが出てくるわけではないのだが、沖縄本島の普通の風景の中に映画があって、まるで沖縄に行ったような気分になれるのが良い。 本作は宮台真司氏のお気に入り作品ということで観たのだが、確かにお気に入りになるだけの魅力は感じた。




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by nijibabu | 2010-05-10 23:19 | ◆映画関連 その他
彼奴を逃すな
c0073737_18594760.jpg彼奴を逃すな』(1956)

上映時間: 94分
製作国: 日本
ジャンル: サスペンス


監督: 鈴木英夫

脚本: 村田武雄
撮影: 三浦光雄
音楽: 芥川也寸志

出演: 木村功津島恵子/東郷晴子/志村喬/宮口精二/土屋嘉男/沢村宗之助/瀬良明

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 夫はラジオ修理、妻は洋裁をしてつつましく暮らす夫婦が、ある日向かいの店で起こった殺人事件の犯人を目撃したことから命を狙われ・・・。一瞬も気を抜けない緊張感溢れるショットの連続が、平穏な日常を奪われた夫婦の恐怖と孤独をあぶり出す、サスペンスの傑作!貨物列車、真空管ラジオ、ちんどん屋の吹く執拗なクラリネットなど、素晴らしい音響効果にも注目。
(「シネマヴェーラ」作品解説より。)
*****************************************************

c0073737_1961124.jpgずっと観たかった鈴木英夫監督作品。

昨日、念願叶ってようやく渋谷の映画館、シネマヴェーラにて鑑賞した。

鈴木英夫監督は、基本的に社会派ドラマに向いていると思っているのだが、本作のようなサスペンスはどうだろうか。


結果、『黒い画集 第二話 寒流』でも感じたが、鈴木英夫監督とサスペンスとの相性はそれほど良いとは感じなかった。


緊迫感はあったが、どうも刑事の鈍感な対応に苛立ちを感じた。

サスペンスとしての緊迫感を盛り上げるためとはいえ、刑事の対応の鈍さに無理があった。

c0073737_1955031.jpg終盤のシーンで、宮口精二が洋裁店に押しかけるシーンがあるが、あの時、木村功が看板の電気をチカチカさせているのに、外の刑事達はその異変に気付かないというのはなぁ。

それと、暗い中とはいえ、あれだけ至近距離で犯人が銃を撃ちまくったら、普通助からないだろうに・・・


まあ、気になったところを羅列しても仕方ないが、良かった点としては、モノクロ映像の醸し出す不気味な味わいと、ロケによって実現した当時の街並みを見る面白さがあったことだ。

c0073737_196286.jpg当時の商店の立ち並ぶ街並みや、まだジャリ道のだらけの住宅街、そして新宿のワシントン靴店やタカノなどを見渡す風景など、相変わらず鈴木英夫監督は風景描写が素晴らしい。


でもやっぱり、鈴木英夫監督には、サスペンスよりも社会派劇の方がより似合うと思う。




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by nijibabu | 2010-05-08 19:06 | ◆映画レビュー
【訃報】佐藤慶さん死去。
俳優の佐藤慶さんが肺炎にて亡くなられた。
享年81歳。

私と佐藤慶さんが共通で通っていた行きつけの店があった。
吉祥寺のハモニカ横丁にある、とあるちっぽけな中華屋さん。

その店の名物は、東京の多摩地区出身者なら知っているかもしれない「あぶらそば」。
いや、以前に“ぶぶか”の「あぶらそば」がカップラーメンとして発売されたりもしたから、もしかしたら多摩地区以外の人でもご存知の方はいらっしゃるかもしれない。(もちろんラーメン通なら住む地域に関係なくご存知だろうけど)

このお店には、佐藤慶さんの記事が貼ってあったりして、佐藤慶さんと懇意だったことが伺われる。

この店の名物料理と言えば「あぶらそば」なわけで、当然、佐藤慶さんも生前これを食していたに違いない。

しかし、この「あぶらそば」は、読んで字のごとく油、それも精製ラードという、非常に体に悪い油を使っている。

その油をラーメンの麺にからめて、“スープの無いラーメン”という肩書きで食されているのが「あぶらそば」なのだ。

そんな体に悪すぎる「あぶらそば」を食べていて、よくいまだにご存命だなぁと、私は以前、感心したものだった。

こんだけ体に悪いものを食べていながら、活躍されているわけだから、私も気にせず、この「あぶらそば」を食べよう、と。

そんなこじつけの理由で食していた「あぶらそば」も、とうとう正当化して食べる理由がなくなってしまった。
今後は、「あぶらそば」は食べない(笑)。

でも、81歳まで生きられるなら、食べるかも。


というエピソードは置いておいて、佐藤慶さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。


にじばぶ
 
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by nijibabu | 2010-05-07 21:48 | ◆映画関連 その他