古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
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◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
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残菊物語(1939)
穴(1960)
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幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
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【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

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<   2010年 09月 ( 10 )   > この月の画像一覧
最近観た映画(2010.9.29)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_19242366.jpg『モード家の一夜』(1968/フランス)
【監督】エリック・ロメール
★★★
エリック・ロメールらしいというか、とにかく“対話”を軸にして話は進んでいく。 会話を適当に聞き流してさえいれば、ストーリー自体はテンポが良いので、最後まで普通に楽しむことはできる。 しかし、30過ぎのオッサンが、街角で22歳の女子大生をナンパって、本当に成功するんだろうか? もしするんだったら、明日から街に繰り出し、学生に声をかけまくりたいのだが。 敬虔とは言いがたいカトリック信者の主人公が、宗教の矛盾を指摘してたくせに、自身は若い女性を前に、単純な男の欲求をむきだしにするという、矛盾の二重構造。 それと、無神論者とか、宗教に無関心だとかのテーマは意外と興味があったりして、私自身は何らの宗教にも属してはいないが、人は何故、宗教に流れるのか、そしてそれを否定する立場の人間は何を根拠に否定しているのか。 そんなことに興味が湧いた。 私自身は、宗教に嫌悪感すら抱いているが、積極的に無神論者になるほどの熱心さもない。 これが、無宗教な日本人の典型かもしれないだろうが、実際に宗教という複雑な背景を持つものに対して、積極的に論じ、批判するなどの暇もパワーもないのは確かだ。


c0073737_19254982.jpg『サラバンド』(2003/スウェーデン)
【監督】イングマール・ベルイマン
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_19274364.jpg『小原庄助さん』(1949/日本)
【監督】清水宏
★★★
子供ばっかり出てきて苦手な清水宏監督作品の中にあっては、大人向けの現代劇であり、楽しむことができた。 小原庄助さんのテーマ曲が良い。 でも、朝寝朝酒朝湯っておかしいよな。 だって、朝寝ていたら、朝風呂に入れないからな。 朝酒も飲めないし。 さて、大河内傳次郎の現代劇を初めて観たので、それだけで楽しめた。 そして終り方が良い。 全てを無くした後でも、そっと妻だけは傍に居てくれる。 これは男の理想だ。 最後に「始」の文字が出るのも、粋な演出。 小原庄助さんの人生は、妻と共にこれから始まるのであった・・・ おはら~、しょ~すけさん♪ てんてけてけてけ♪ そ~れで身上つ~ぶした~♪ あ~もっともだ~もっともだ~♪ でも人生はつぶれていない! 始まるのはこれからだ!


c0073737_19285724.jpg『東京暮色』(1957/日本)
【監督】小津安二郎
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_1930331.jpg『不毛地帯』(1976/日本)
【監督】山本薩夫
★★★★
山崎豊子原作の映画化だが、この人の作品ってのは、とにかく社会的腐敗をこれでもかとばかりにえぐり出し、人間の私利私欲にまみれた裏社会を容赦なく描くので、観ていてほんと気分が暗くなる。 その一方、その洞察は凄まじく鋭く、否応なしに引き込まれる。 目を覆いたくなるほどに汚く、腐りきった権力社会に対する辛辣な切込み。 これは凄いという他ない。 仲代達矢の演技の素晴らしさにも感嘆した。 シベリア抑留のダメージを負ったうつろな目、しぼりだすような声。 会社が自分を必要としたことから、当初の意に反して仕事にどっぷりはまり、追い詰められている時の力漲る演技。 ほんとに素晴らしく、そして偉大な俳優だ。 日本映画史の中で、尊敬する俳優を五人挙げるとすれば、私は迷いなく仲代達矢をその一人に挙げるだろう。




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作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2010-09-29 19:31 | ◆映画関連 その他
東京暮色
c0073737_1391138.jpg東京暮色』(1957)

上映時間: 140分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ

監督: 小津安二郎

脚本: 野田高梧/小津安二郎
撮影: 厚田雄春
美術: 浜田辰雄
音楽: 斎藤高順

出演: 原節子有馬稲子笠智衆山田五十鈴/高橋貞二/田浦正巳/杉村春子/山村聡/信欣三/藤原釜足/中村伸郎/宮口精二/須賀不二夫/浦辺粂子/三好栄子/田中春男/山本和子/長岡輝子/桜むつ子/増田順二/山田好二/菅原通済

*****************************************************
 二人の娘を残したまま、母親が愛人と家出をしてしまった一家の物語で、戦後期の小津のフィルモグラフィーでは例外的に暗く、陰うつな雰囲気に包まれた異色の作品といえるだろう。しっかり者の姉、つまらぬボーイフレンドに妊娠させられ事故死する妹、妻に逃げられながら態度がはっきりしない父親、変転の果てに、ひっそりと麻雀荘を営む母親。小津監督は、それぞれのもの言わぬ肩や背中に生きることの悲哀をずっしりと感じさせ、寂漠の人生模様を甘い感傷に溺れることなく、見事に織り上げてみせた。とりわけ、母親と娘の再度の別れのシークエンスが激しく胸を打つ。(「ぴあ映画生活」より。)
*****************************************************

父と母、娘二人の四人家族の構成だが、互いに秘密が多く、意思の疎通ができていない。

c0073737_1553115.jpgいや正確に言うと、父親は娘達に対して歩みよる姿勢を見せていて、秘密もないのに、娘二人はというと、互いに秘密を持ち、父親に対して全てを開けっぴろげにしていない。


家族という形はありながらも、内実はバラバラで、秘密だらけ。

でも、現代の家庭の姿を考えると、今ではそれがむしろ普通だったりするわけで、身につまされるものがある。


c0073737_1563667.jpgしかも、離婚や別居なども出てきて、まさに現代を予見したかのような内容に、現代劇における小津の凄さを感じずにはいられない。


そういう意味で、本作は大人向けの映画であり、子供の目線から見ると理解できない作品かもしれない。

逆に、結婚を経験し、子供も居る大人から見たら、たいそう怖い内容で、現実的な恐怖感を煽られる様な思いである。


c0073737_1543484.jpgキャスティングに目を向けると、原節子・笠智衆の親子はおなじみとして、有馬稲子の陰鬱な目つきが印象的。

エリート役を演じさせるとしっくりくる中村伸郎の、雀荘オヤジ役はややミスキャストか。

三好栄子は、平民の汚いおばちゃんというイメージがあるので(失敬)、本作の女医役が意外にもはまっていて、これには驚いた。

演じようと思えばどんな役でも自然にこなせるという、三好栄子の実力を垣間見た気がする。


c0073737_1544968.jpg山田五十鈴・原節子の母娘は、歳の差に違和感をおぼえた。

親子ほどの年齢差ないでしょ、って感じ。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2010-09-26 01:57 | ◆映画レビュー
サラバンド
c0073737_17123748.jpgサラバンド』(2003)

上映時間: 112分
製作国: スウェーデン
ジャンル: ドラマ
R-15

監督: イングマール・ベルイマン

脚本: イングマール・ベルイマン
撮影: レイモンド・ウェンメンロヴ/ペーオー・ラント/ソフィ・ストリッド

美術: ヨーラン・ワスベリイ
衣裳: インガー・ペルソン
編集: シルヴィア・インゲマルソン

出演: リヴ・ウルマン/エルランド・ヨセフソン/ボリエ・アールステット/ユーリア・ダフヴェニウス/グンネル・フレッド

アルゼンチン映画批評家協会賞(特別賞)

*****************************************************
 巨匠イングマール・ベルイマン監督が、74年に手掛けた「ある結婚の風景」の続編として、85歳にしてHD技術を用いて撮り上げた戦慄の愛憎劇。離婚して30年ぶりに再会する元妻と元夫、チェロの訓練に没頭する父と娘、それぞれの登場人物があらわにする極限の愛と憎悪を冷徹なまなざしで描き出す。63歳になるマリアンはかつて夫婦として生活を共にした元夫ヨハンのもとを30年ぶりに訪ねようと思い立つ。一方、ヨハンの別荘のそばには、彼の息子ヘンリックとその娘カーリンが住んでいた。カーリンの音楽学校合格を目指し、チェロの猛特訓を続ける父娘だったが…。
(「TSUTAYA online」より。)
*****************************************************

スウェーデンの巨匠監督、イングマール・ベルイマンの遺作。


c0073737_17122585.jpg過去にベルイマン作品を25本観てきて、この遺作にようやく辿り着いた。

やっぱり遺作は、その監督の作品を沢山観てから観た方が、より理解も深まるし、感慨も深くなる。


本作はベルイマンの遺作に相応しい深い内容と出来栄えで、観た後は半ば放心状態になった。

人間同士の愛憎劇を、ここまで徹底的に描かれると、もうあっぱれと言うしかない。


c0073737_17114942.jpg元夫婦の30年の軌跡を辿り、男女とは何か、夫婦とは何かを観る者に問いかける。

そして、憎しみ合う父と子を描き、人間の憎悪の恐ろしさと醜さを容赦なく表現する。

更には、父子家庭における父親の娘に対する偏愛をも描き、どうにもしようのない悲劇を演出する。


これらの人間関係がてんこ盛りの2時間で、その密度は非常に高い。

ベルイマンは、『ファニーとアレクサンデル』で自身のキャリアの集大成としたはずなのに、高齢になってまだこんな力作を創り出す力が残っていたとは驚きだ。


ベルイマンの若かりし頃の作品のような、幻想性・創造性などの要素はさすがに感じられないが、老齢になり、人生経験を豊富に積んだ晩年にこそ生まれた奇跡の作品と言えよう。




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作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2010-09-23 17:12 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2010.9.21)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_0221774.jpg『裸の島』(1960/日本)
【監督】新藤兼人
★★★
日本映画史に名を刻む新藤兼人の代表的監督作。 島の暮らしをただひたすら音楽だけで綴った内容。 人はどんなに辛いことがあっても、立ち止まることはできず、今ある現実を受け止めて生きていくしかない。 そんなメッセージが伝わってきた。


c0073737_0263651.jpg『細い目』(2004/マレーシア)
【監督】ヤスミン・アフマド

マレーシアを代表する監督であるヤスミン・アフマドの代表作にして、マレーシアを代表する一作。 非常に期待して映画館まで足を運んだものの、最初の30分で苦痛が。 ラストのおちにも合点がいかず、完全に消化不良だった。 しかし、マレーシアという国に対する知識が無かったのも、本作を楽しめなかった一因であり、マレーシアに造詣の深い人なら楽しめたかもしれない。 マレーシア映画という異文化に馴染めなかったという意味では、敗北と認めざるを得ない。


c0073737_0292896.jpg『ポーラX』(1999/フランス・ドイツ・スイス・日本)
【監督】レオス・カラックス
★★★
前作『ポンヌフの恋人』から実に8年の歳月を経て作られたレオス・カラックス久々の長編映画。 かつてほどの精彩は感じられず、レオス・カラックス独特の色彩感覚も感じられなかった。 だが、分かりそうで分からないレオス・カラックスならではのストーリー展開は独自のものを感じた。 よくあるアメリカ映画の様に、いたずらに時間軸をずらして分かりにくくなっているわけではなく、これはおそらくレオス・カラックスならではの天才的なセンスによるものだろう。 その分かりにくさが逆に観る者を心地良くさせる作品なのかもしれないが、淡々と終わってしまった印象はぬぐえない。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2010-09-21 00:30 | ◆映画関連 その他
【訃報】俳優の小林桂樹さん死去。
俳優の小林桂樹さんが今月の16日、心不全のため86歳で亡くなられました。

「社長シリーズ」もそうですが、何といっても印象に残っているのは、平凡なサラリーマンを実に自然に演じてみせた数々の出演作です。

成瀬巳喜男作品で何本もそういった役柄の小林桂樹さんを観てきて、印象に深く残っています。


その中でも一際印象に残っているのが、『黒い画集 あるサラリーマンの証言』における小林桂樹さんでしょうか。

様々な悩みを抱え、仕事と家庭の間で苦悩する等身大のサラリマーンを演じたら、この人の右に出る俳優さんは居ないんじゃないでしょうか。


幸いにして、小林桂樹さんの出演作品は多数ありますので、未見の作品をこれからも沢山観ていきたいと思っています。

ご冥福をお祈りいたします。
 

管理人
にじばぶ
 
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by nijibabu | 2010-09-18 18:35 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2010.9.16)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_23393168.jpg『県警対組織暴力』(1975/日本)
【監督】深作欣二
★★★
東映ヤクザ映画を見飽きていたのに、それでも楽しめた。 『仁義なき戦い』よりもむしろ良かった気さえする。 100分の尺の中に、様々な人間模様が凝縮された感じ。 菅原文太や松方弘樹は相変わらずだったが、梅宮辰夫のおとぼけぶりと真面目ぶりには笑った。 特にラストシーンの衝撃。 サラリーマンに転職し、課長っぽいポストに就き、「ラジオ体操しよう」の一言。 深作監督は何たるユーモアと皮肉のきいた監督なんだろう。 成田三樹夫がサングラスかけっぱなしだったのは残念無念。 声だけ楽しみました。


c0073737_23371950.jpg『雨』(1932/アメリカ)
【監督】ルイス・マイルストン
★★★
宗教の持つ力を示しながら、たとえ宣教師といえども肉欲に屈する可能性があることも示唆したラストは衝撃的。 猫の眼の様に変化する女心にも衝撃を受けた。 雨がジトジトと降り続け、やがて人を狂気に走らせる。 人間の本能と性を絶妙に描いており見事。


c0073737_23394124.jpg『草原バルガ』(1936/日本)
【監督】芥川光蔵
★★
フィルムセンターにて鑑賞。 客層は思った通り極めてマニアック。 満鉄映画だが、内容は蒙古(モンゴル)の人々の生活を撮影した内容。 あまり面白くはない。


c0073737_23422850.jpg『少年拓士の日記』(1939/日本)
【監督】芥川光蔵(編集)
★★★
フィルムセンターにて鑑賞。 色々な映画館でよく見かけるオヤジが、出入り口の警備員にしつこく話しかけていた。 警備員は迷惑そうだった。 映画館の警備員やってるからって、映画通だとは限らないのに、映画ネタを一方的に語りかけるそのオヤジは、迷惑人間だと言わざるを得ない。 そのオヤジは、またもや上映中に他の客に大声で注意。 「音たてるのやめなさいよ!」、と。 っていうか、おまえが大声出すのやめろよ! さて、当時の満州国の様子を生きた映像で観ることのできる貴重な作品だった。 記録映画という感じで、何らストーリー性は感じられないが、歴史上の出来事としか感じられなかった満州国の様子を、こうした映像で生々しく観ることができるのは凄い。 そういう意味において極めて貴重な日本映画で、まるでタイムスリップしたかのような感覚だった。


c0073737_23452678.jpg『娘々廟會』(1940/日本)
【監督】芥川光蔵(編集)
★★★
フィルムセンターにて鑑賞。 満鉄映画の3本立てだったが、目当てはあくまで本作だった。 前の2本が終わったところで、満を持しての登場。 ニャンニャンメヤオホイ、と題字にヨミガナがふってあった。 満州国の、とあるお祭りの様子を撮った記録映画だが、今日観た他の満鉄映画2本と異なるところは、妙に若い声の中村伸郎がナレーションをしているところだ。 お祭りの様子を映しながら、非常に聞き取りにくい小さな音でのナレーション。 はっきり言って、何を言っているのか分からず。 ただ、満州国の時代性と、そのお祭りの臨場感を楽しんだ感じだった。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2010-09-16 23:46 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2010.9.12)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_0184758.jpg『東京ゴッドファーザーズ』(2003/日本)
【監督】今敏
★★★
東京の風景が実に細やかに、そして綺麗に描かれているのは見事。 偶然続きのストーリー展開は、創り手側のお遊びと取るべきか、手抜きと取るべきか、それともファンタジーと取るべきか。 名うての邦画アニメーションの中でも、一際良く出来た作品。 ただ、登場するキャラたちがウザイのがネック。 しかも女のコはかわいくないし、赤ちゃんさえかわいくない。 これはいかがなものだろうか。


c0073737_0201710.jpg『サマリア』(2004/韓国)
【監督】キム・ギドク
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_0225469.jpg『贅沢な骨』(2001/日本)
【監督】行定勲
★★★
麻生久美子が今までにないほどの露出を見せている。 最初から最後まで露出度の高い服を着ていて、しかも何度となくセックスシーンが出てくる。 それだのにそれだのに、何故だか今までになく老けて見えた。 話としては、人間関係がなかなかドライに描かれていて、軽いノリで観ることができた。 人間と人間のつながりなんて、しょせんはこんなもんだろうと、しみじみ感じ入ってしまった。 そして人間の命の儚さも。 だからこそ、人は生きているうちにやりたいことをやっておかなければならない。 今ある人間関係も命も、全ては泡のように儚いものなのだから。 凡庸な作品であることは否めないが、そうした人間の儚げな生き様を見せ付けられた作品でもあった。


c0073737_0241840.jpg『少林寺木人拳』(1977/香港)
【監督】チェン・チー・ホワ/ロー・ウェイ
★★★
これ、子供の頃にテレビでやっていて、ちょうど木人が出てくるシーンのところで、親から「夜更かししてないで早く寝なさい!」と言われ、最後まで観られず、次の日学校でこの映画の話題で盛り上がり、その話題についていけない哀しさを、今でもはっきりと記憶している。 そんなこんなで、大人になった今、満を持しての鑑賞! うーん、それほど面白くはなかったかな(笑)。 やっぱり、子供の時分に観たかった・・・ だけど、ジャッキーのオーソドックスなカンフーはかなりの迫力があった。 椅子などを使わずに、ひたすら素手でやりあうのが良い。




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浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2010-09-12 00:26 | ◆映画関連 その他
サマリア
c0073737_057251.jpgサマリア』(2004)

上映時間: 95分
製作国: 韓国
ジャンル: ドラマ

監督: キム・ギドク

脚本: キム・ギドク
撮影: ソン・サンジェ
編集: キム・ギドク
音楽: パク・ジウン

出演: クァク・チミン/ソ・ミンジョン/イ・オル/クォン・ヒョンミン/オ・ヨン/イム・ギュノ/イ・ジョンギル

ベルリン国際映画祭 銀熊賞(最優秀監督賞)

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 女子高生のヨジンは刑事をしている父ヨンギと2人暮らし。親友で同級生のチェヨンはヨジンと2人でヨーロッパ旅行に行くためと、いつの頃からか援助交際をするようになっていた。ためらいなく男に身体を売るチェヨンに抵抗を感じながらも、彼女が心配なヨジンは見張り役として行動を共にしていた。そんなある時、警官の取締りが入り、それを逃れようとしたチェヨンはホテルの窓から飛び降り、命を絶つ。チェヨンの死にショックを受けたヨジンは、罪滅ぼしのために、チェヨンの援交相手のもとを訪ね、金を返して回るのだった…。
(「TSUTAYA online」より。)
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極めて詩的であり、映像も美しい。

人間誰しもが抱える心の闇を、デフォルメして描いたかのようであるが、都会の砂漠では案外、現実にあり得るかもしれない。


娘は親友の死を弔うために男達と寝る。

しかし、知らない男達と寝るという不純な行為とは裏腹に、その動機たるものには清らかさを感じた。

c0073737_1145196.jpgそこに現れたのは、父親の偏ったいびつな愛情。

父ひとり娘ひとりだと、こういった偏愛はリアリティを持つ。


父娘が二人で居る時は、二人共いたって穏やかでいて、優しい。

この穏やかさこそが、父娘の微妙な距離感を物語っているかのようだ。

つまり、父と娘は互いをさらけ出せていない。

それは相手を愛すればこそもの。

相手を傷つけまいとして、相手との距離があく。

この微妙な父娘の精神的距離感を、繊細な映像で描いてみせたキム・ギドク監督は、紛れもなく天才である。


c0073737_115252.jpg美しい映像とそれに呼応した音楽で紡ぎ出されたショットの数々に酔いしれた。

叙情的な映像と、それを作り出す技術は素晴らしい。



脚本ありきのストーリー重視型映画でなく、私は本作のような総合芸術的作品がやっぱり好きだ。




★参照★
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浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2010-09-06 01:15 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2010.9.4)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_2271178.jpg『どん底』(1957/日本)
【監督】黒澤明
★★★
特別、傑作ではない。 群像劇スタイルで、社会の底辺に生きる人々を丁寧に描いた内容。 不景気の現代にも通ずる内容で、現代に当て込めばそれなりに含蓄を感じる部分はあった。 左卜全の自然な演技は素晴らしい。 それにしても、黒澤明は香川京子の使い方がヘタ。 使うからには、可憐な香川京子を撮ってほしい。


c0073737_2282688.jpg『アイズ ワイド シャット』(1999/アメリカ・イギリス)
【監督】スタンリー・キューブリック
★★★
普通に楽しめるレベルの作品だとは思うが、かのキューブリック作品だと先入観をもって観てしまうと満足はいかない。 だが、凡作ではない何かも感じる。 それが何かを再度確かめるには、尺が長すぎるのがネックで、もう一度観る気は到底おきない。 だから、その何かはこれからも分からないだろう。 リーリー・ソビエスキーという女優を初めて知ったが、これはこれは・・・ 私がそこに居たら、間違いなく危険な誘惑に負ける模様。


c0073737_22104283.jpg『新幹線大爆破』(1975/日本)
【監督】佐藤純彌
★★★★
不作な日本映画の1970年代にあっては、おそらく屈指の出来栄え。 長いのに飽きさせないスピーディな展開は素晴らしい。 ただし、スピーディさを優先するあまり、都合よすぎる展開があるのはご愛嬌。 それより何より、一番気になったのはラスト。 新幹線は無事停車し、高倉健をはじめとする犯人たちは全員死亡というハッピーエンドに違和感が。 最後に流れた、意味なく平和な感じのするショボイ音楽も違和感ありまくり。 これだけ犯人たちの背景を丁寧に描き、犯人側の人間性も描きながら、表向きはすっきりハッピーエンドというのは、どうもいただけない。 高倉健だけ独り海外へ逃亡し、飛行機に乗り込む高倉健の寂しい後ろ姿をとらえ、それを切ない音楽で包むという終り方が良かったんじゃないだろうか。 大金と引き換えに、かけがえのない仲間を失った寂しい高倉健を、盛り立てるような感じで終わらせてほしかった。




★参照★
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by nijibabu | 2010-09-04 22:11 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2010.9.1)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_445664.jpg『秋日和』(1960/日本)
【監督】小津安二郎
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_4465241.jpg『蜂の巣の子供たち』(1948/日本)
【監督】清水宏

清水宏監督ならではの演出で、古き良き日本の風景を使い、今で言うロードムービー色豊かに、そして静かに語るその雰囲気は、 昭和のいにしえを感じさせる。 しかーし!! 私は子供が嫌いだった! 子供たちが出ずっぱり、しゃべりっぱなし、遊びっぱなしの内容。 こんなん言うのも何だが、映画館で退屈な苦痛にもだえた90分弱だった。 しかも、後ろに座っていた爺さんが、最初から最後までずっとガムをクチャクチャ噛んでいる音がする。 いや、あれは入れ歯のクチャクチャか。 ガムでも入れ歯でもどっちでもいいが、とにかくイライラした。


c0073737_4495334.jpg『椿三十郎』(1962/日本)
【監督】黒澤明
★★★
話は普通に楽しめた。 だが、クリント・イーストウッドが監督・主演をしている作品の主人公の様に、強すぎる三船敏郎に嫌気がさした。


c0073737_4562744.jpg『忠臣蔵(1910-1912)[活弁トーキー版]』
(1910-1912/日本)
【監督】牧野省三
★★★
まともな形で残っている日本映画としては、最古の作品らしい。 フィルム・センターにて鑑賞。 忠臣蔵のストーリーは知っているから、何とか理解はできたものの、それでもセリフの半分は判然としない。 映像は思ったより綺麗で、普通に観られるし、活弁トーキー版だったので、サイレントを観ている時のような集中力も要しない。 何より、今から100年前の日本映画を観ているということだけで、感動もんである。


c0073737_535622.jpg『ジゴマ』(1911/フランス)
【監督】ヴィクトラン・ジャッセ

フィルム・センターにて鑑賞。 元々、『忠臣蔵(1910)』目当てで行ったので、それとセットだった本作はオマケという意識だった。 そんな意識の上で観たせいか、非常に長く感じた。 しかも、途中で終わったかと思いきや、まだ続くみたいな演出は、余計に観る気力を奪われた。 よくある探偵とギャングとのミステリー劇。 それのフランス版先駆け的作品というところだろうか。 夜8時を回っているのに、客席は結構うまっていて、熱心なファンの集中力に感嘆させられた。 私はつまらないと思った作品でも最後まで観る方なのだが、『忠臣蔵』目当てで来ただけに、さすがに集中力を奪われ惰性で観る中、熱心に本作を観る他の観客たちに敬服した。 なんだか客層がコアで、ほんとの映画好きが集まっている空間だった。 ポップコーン片手とかもいないし(もっともフィルム・センターには売ってないが)、私語を交わすなどのよくあるマナー知らず老人もおらず、集中して観ることができた。 フィルム・センターの夜上映で、しかもサイレント映画とくれば、さすがに真の映画好きが集まるようだ。




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by nijibabu | 2010-09-01 05:04 | ◆映画関連 その他