古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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Profile
◆なまえ
にじばぶ
◆性別

◆出身地
東京都下
◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
成瀬巳喜男
溝口健二
石井輝男
川島雄三
ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
時代の情景
良い映画を褒める会。
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最近観た映画(2010.11.28)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_361914.jpg『娘はかく抗議する』(1952/日本)
【監督】川島雄三
★★★
渋谷の「シネマヴェーラ」にて鑑賞。 客の入りは少なかったが、こうした“シブ筋”の川島雄三監督作品を上映しようとする、その気概が素晴らしいシアターだ。 話としては、まだ性というものがそれほど解放されていなかった時代のもので、女子高校生が性というものに対して、どのようなスタンスを取るべきかが話題の中心となっている。 現代から見れば、ものすごく時代を感じてしまう話で、苦笑せざるを得ない内容だが、その分、逆に言えばその時代を感じることのできる作品である。 川島雄三監督らしいユーモアはなく、至極まじめに話は進んでいく。 物足りなさはあったが、貴重な川島雄三作品を鑑賞できたことだけで満足かも。


c0073737_383451.jpg『情婦マノン』(1948/フランス)
【監督】アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
★★★★
喧嘩し、罵りあいながらも愛し合う二人の男女。 幾たびも、別れそうになるが、そこは運命のつながりか、地獄の果てまで二人一緒。 地獄の逃避行とも言えよう。 最後は一緒に死ぬという、これしかない終わらせ方だが、そこに持っていくまでの見せ方が巧い。 特に、終盤の砂漠を彷徨うシーンが素晴らしい。 そして怖い。 アンリ=ジョルジュ・クルーゾーが創る映画の凄さと面白さが、まさにこの砂漠のシーンに凝縮されている。 愛する人が銃に撃たれて、砂漠で死に、亡骸を運んでいるうちに、徐々に腐り始め、愛する女性が醜くなっていく。 それで仕方なしに砂の中に埋める。 顔だけには砂をかけずに。 なんと哀しく、そして美しいシーンなんだろう。 愛する男女の破滅的逃避行を描いた傑作サスペンスで、この時代のフランスにしか創れないであろう作品。


c0073737_3111110.jpg『怖がる人々』(1994/日本)
【監督】和田誠
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_3141518.jpg『好奇心』(1971/フランス・イタリア)
【監督】ルイ・マル
★★★
ルイ・マル作品らしく、無難に楽しめる内容。 扱っているテーマ自体は過激なものではあるが、それがいたって普通に淡々と流れる辺り、いかにもフランス映画、いかにもルイ・マル作品である。 我々、日本人が持つ欧州の国に対する開放的なイメージ。 そして、性にも開放的だというイメージ。 そういったイメージがあるので、際どい内容でも、日本映画みたいにジメジメした感じにならない。 過激な内容を、洒脱な音楽と共に軽くみせてくれる感じが、なんとも重くならず心地よい。


c0073737_324186.jpg『白い町で』(1983/スイス・ポルトガル・イギリス)
【監督】アラン・タネール
★★★
船乗りが嫌になって逃げ出した男が、無職ライフを異国で楽しむといった内容。 女との出会いと別れあり、宿屋の主人との友情話あり、そして財布を取られナイフで刺されたり・・・ それらが淡々と語られる様は、異国の地を独りでさまよう無職の男の話としてはとてもリアルに感じられた。 特に刺激のないまま終わった感はあり、少し退屈はしたが、“放浪モノ”として無理矢理ジャンル分けすれば、 立派な代表作(?)になるであろう。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2010-11-28 03:25 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
おかげさまで数十万アクセス
当ブログへの累積アクセス数(ページビューではなく、1日ごとのユニークアクセス数の合計)が、20万アクセスを超えました。

ページビューとして数えれば、累積アクセス数は、50万はいってると思います。

最近はもっぱら映画関連の記事にシフトしましたが、過去のラーメン記事にもそれなりにアクセスはきているようです。


最近思うことがあります。

映画好きが集う東京の映画館(例えばフィルムセンター、神保町、阿佐ヶ谷、シネマヴェーラなど)内で、「わたくし、にじばぶです!」と叫んだら、ひょっとしたら一人くらい反応してくれる人いるかもな?と(笑)。

いや、無理ですかね^^;

もっとも、叫ぶ勇気はないですが(笑)。


っていうか、映画館内のどこで叫ぶのかって話ですが。

勿論、上映中に叫んだりはしません、念のため!



(P.S.)
ラーメンの分野では、それなりのところまでいった自負はあるのですが、映画の分野ではまだまだですかね。
 
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by nijibabu | 2010-11-26 00:14 | ◆映画関連 その他 | Comments(4)
怖がる人々
c0073737_21161024.jpg怖がる人々』(1994)

上映時間: 117分
製作国: 日本
ジャンル: ホラー/コメディ

監督: 和田誠

原作: 椎名誠(第1話:『箱の中』)/筒井康隆(第3話:『乗越駅の刑罰』、第5話:『五郎八航空』)/日影丈吉(第2話:『吉備津の釜』)平山盧江(第4話:『火焔つつじ』)
脚本: 和田誠

出演: 真田広之/熊谷真実/斎藤晴彦/小林薫/嶋田久作/原田美枝子/清水ミチコ/杉本哲太/黒木瞳/石黒賢/渡辺えり子/フランキー堺/筒井康隆/名古屋章/北山雅康/佐野史郎/でんでん/逗子とんぼ/島田歌穂/大河内浩/奥村公延/平田満/上田耕一/矢島亜由美/麿赤兒/マルセ太郎/佐々木すみ江/高品格/内田朝雄/萩原流行/花王おさむ/杉山とく子/小林のり一/浅香光代/渡辺哲/三谷昇/レオナルド熊/桜金造/山谷初男/不破万作/阪田マサノブ/すまけい/唐沢寿明

*****************************************************
 和田誠が、「麻雀放浪記」「怪盗ルビー」に次いで撮った、「世にも奇妙な物語」的オムニバス、全5話。怖がる人々が描かれているが、観ているこちらは、そんなに怖くない。怖がっている人々を、ニヤニヤしながら、楽しんで観てしまう。

『箱の中』
真田広之原田美枝子がエレベーターに閉じ込められてしまう。男女がたった二人で密室に閉じ込められると思うと、何やら淫靡な雰囲気が漂いそうだが、原田美枝子に狂気が見え隠れして、不気味だ。彼女の真相は、どこにあるのか?佐野史郎は一体…?
『吉備津の釜』
職探しをしている熊谷真実が、やけに親切な清水ミチコに声を掛けられて、ある人物に会いに行けば面倒をみてくれるという。子供の頃聴いたお話と今の自分の境遇が、次第にシンクロしてくる様子が、興味深い。ピンチを呼び込むのは、人の弱み。ピンチを脱出するのは、人の経験。フランキー堺、マルセ太郎、麿赤児など、個性的な曲者たちが、たくさんちょい役で登場するのが豪華。
『乗越駅の刑罰』
斎藤晴彦は作家。田舎の駅で、無賃乗車の疑いをかけられる。執拗に責める駅員に萩原流行。ネチッこさ全開だ。この挙げ足取りがエスカレートする会話のやりとりを聞いているだけで、原作は筒井康隆だと判る。作家は何を言おうと、この駅員は許す気持ちがない。この作家が助かるには、一体どうしたらいいのか、観ているこちらが不安になってくる。作家の母親と弟も登場して、お話は救いようのない底なし沼に沈み込む。4匹の子猫の運命は如何に?
『火焔つつじ』
小林薫黒木瞳が偶然、一晩を同じ宿の同じ部屋に泊まることになる。時代は昭和初期か、もっと前か…。小林と黒木の会話が興味をそそる。夜、暑くて雨戸を開けようとした時、黒木が見たものとは?艶っぽくて、ちょいと情念を感じる作品。
『五郎八航空』
こちらも筒井康隆原作のようだ。無人島に取材に来た、石黒賢嶋田久作が、嵐の中、脱出する方法とは?冷静を装う石黒と、感情出しまくりの嶋田のコントラストが強烈で可笑しい。
脇にはレオナルド熊、桜金造、山谷初男、すまけい、唐沢寿明と、これまた曲者揃い。渡辺えり子が赤ん坊を背負ってのマイペースさが、更に可笑しい。
(「ぴあ映画生活レビュー」より。)
*****************************************************

基本的にオムニバス映画が好きなので、十分楽しめた。


c0073737_21294264.jpgどれもそれなりに面白かったが、個人的に一番楽しめたのは「乗越駅の刑罰」。

萩原流行が演じた駅員の、理屈と暴力の波状攻撃に、観ている私も圧倒された。

異常なほどの頭の回転の速さで、金持ち客を徐々に追い込んでいく様がとっても面白い。


c0073737_21243849.jpg黒木瞳の「火焔つづじ」もなかなか魅力的だった。

あんな色っぽい女性と偶然鉢合わせ、しかも旅館に泊まることになったら・・・と考えると、ワクワクもするが、結局、下心がバレて妙な罪悪感に囚われる。

なんだか、見に覚えがある(かも)しれない話のような気がして、どうも居心地が悪かった(苦笑)。


c0073737_2126246.jpgエレベーターが故障してとまり、密室の中で繰り広げられるサスペンスという、使い古された設定ながら、真田広之の「箱の中」も楽しかったなぁ。

狭いエレベーターの中で、少し頭がいってる感じの、あんな女性と二人きりになったら、間違いなく発狂しそう。
だけど、カバンの中身が子供のバラバラ死体というのは、やりすぎかな。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2010-11-24 21:36 | ◆映画レビュー | Comments(2)
最近観た映画(2010.11.21)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_13314168.jpg『ブローニュの森の貴婦人たち』(1944/フランス)
【監督】ロベール・ブレッソン
★★★
歪んだ嫉妬と復讐心。 女は男を嫌いになって別れたはずなのに、その男が新たに好きな女性を見つけたら、それが気に食わず嫉妬。 これは理屈的にはおかしな話なのだが、実際に有り得そうな話だ。 それが復讐にまで発展していくのだから、恐ろしい。 女性が内側にもつ、嫉妬心うずまく執念深さの前には、男はただただ圧倒されるのみ。 とは言っても、女性には色んなタイプの女性がいるわけで、女性の全部がこういう精神構造ではないであろうが。 だけど、もしこんなやっかいな女性につかまったら、別れるのには相当な覚悟に要るであろう。 ロベール・ブレッソンの後期作品のような、一切のムダを排除したストイックな作りは、本作には感じられない。 テンポの遅さも手伝って、むしろ冗長に感じたほどだ。 余談だが、私は渋谷のツタヤでビデオをレンタルして本作を鑑賞した。 ちなみに、DVDは発売されているものの、レンタルには出ていない。 本作のビデオが置いてあるレンタル屋は、日本広しと言えど、渋谷ツタヤだけかもしれない。


c0073737_13331775.jpg『鬼畜大宴会』(1997/日本)
【監督】熊切和嘉
★★★
こういう作品って、ほんと評価しにくい。 見終えた後の気持ちの悪さといったらないし、やっぱり見終えた後に爽快感が残る映画が好きだし、ブサイクよりかわいいコが出ている映画の方が良い。 だけど、最初から最後まで緊張感を持って、時間を忘れて没頭できる映画ってのも、そうはない。 本作は、その両方を満たしている。 だからこそ、評価するのが難しい。 「文化住宅」なる汚らしいアパートで、共同生活を営む左翼運動に傾倒する若者たち。 その汚らしさ、猥雑さ、密閉感などがとてもリアルで、臨場感たっぷり。 ここでの生活が地味に描かれる前半部分が、ある意味、一番面白かったかも。 高度成長期の若者たちが、同じ思想信念を持って共同生活する様。 これは観ているだけで興味をそそられる。 高度成長期だからこそ、こんな生活が成り立つのであって、沈没し始めた現代の日本経済下においては、こういったあらゆる意味で自由な生活を実践するのは、極めて困難である。 後半に怒涛のごとく押し寄せる残虐シーンの数々は、噂どおりの凄惨さだった。 中でも、個人的に一番キタのは、アソコを切られてずっと口から泡ぶく出している男のシーン。 しかもそれだけでは解放されず、廃墟にまで連れていかれ、流し台みたいなところで缶詰をむさぼり食うシーンなんかは、ほんとに気持ちが悪くなった。 しかも、最後もまた泡ぶくを口から出すし(苦笑)。 女が一人出てくるが、これまた生理的嫌悪感を刺激する、きわめて悪質なキャラと外見。 男なら、こんな女を見ているだけでも、ヘドが出るだろう。 卒業制作でここまでリアルに作ったのは見事である。 だけど、大学生活の最後に、こんな気分の悪い映画を作って卒業はしたくないもんだ。 いずれにしても、「日本映画史に残るグロ映画」であろうことだけは間違いない。 (P.S.) 昨日の土曜日に『女優霊』、そして本日、日曜日は『鬼畜大宴会』と、明日からの活力を見事に奪われた。なので、お口直しに、中野裕之監督の『SF Short Films』の中の一編、「Slow is Beautiful」を観てから床に着きました。


c0073737_13352074.jpg『犯罪河岸』(1947/フランス)
【監督】アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
★★★
謎解きサスペンスで、少々苦手なジャンルの作品だった。 ところどころよく理解できないところもあり、そういった意味でも消化不良だった。 話としてはテンポも良く、飽きさせないので、こういった謎解きモノが好きな人は楽しめるに違いない。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2010-11-21 13:36 | ◆映画関連 その他 | Comments(2)
最近観た映画(2010.11.19)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_23235694.jpg『インスタント沼』(2009/日本)
【監督】三木聡
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_2325384.jpg『竜二』(1983/日本)
【監督】川島透
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_23271966.jpg『曖昧な週末』(1999/香港)
【監督】アラン・マック
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_23293450.jpg『陽のあたる坂道』(1958/日本)
【監督】田坂具隆
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_23311650.jpg『カッコーの巣の上で』(1975/アメリカ)
【監督】ミロス・フォアマン
★★★★★
ジャック・ニコルソンの演技が実に素晴らしい。 話としても、非常に面白い。 精神病院という閉鎖空間での出来事を、ヒューマン色豊かに、そして精神的に残酷なシーンを織り交ぜながら描き、観る者を虜にするゾクゾクワクワク感。 ジャック・ニコルソンが看護師長に襲いかかり首をしめ、看護師長が白目を剥いている時、私は残酷なシーンと思いながらも、「いや、ひと思いに絞め殺してしまえ」と思ってしまった。 ラストには、あれだけ人間味と野性味あふれたキャラだったジャック・ニコルソン演じる主人公が、ロボトミー手術(開頭手術)を施され、その人間性を永遠に封じ込められてしまうというショッキングなシーンが出てくる。 人間味と野性味あふれたキャラだっただけに、余計にショッキングなシーンである。 チーフという大男が自分の殻を破り、病院の外へ走り去っていくラストも味わい深い。 ヒューマンドラマとして、アメリカ映画史に残る傑作である。


c0073737_23324279.jpg『追跡者』(1948/日本)
【監督】川島雄三
★★★
川島雄三監督によるサスペンス映画で、上映時間は1時間と、かなり異質な作品。 登場人物も非常に少なく、コンパクトにまとまっている。 佐野周二が刑事を階段から突き落とそうと画策するシーンが秀逸。 それを未然に防ごうと佐野周二の女が間に入ってくる辺りの展開も面白かった。 気軽に楽しむにはうってつけのサスペンス邦画で、川島雄三ファンなら間違いなく観るべし!


c0073737_23342366.jpg『女優霊』(1996/日本)
【監督】中田秀夫
★★★
1995年当時、WOWOWで見た予告編があまりに怖すぎて、封印すること15年。 絶対に観てやるものか!と気合いを入れて避け続けてきたホラーなのに、何故か観ることに・・・ いや、何故ってのもおかしいんだけど、要するに、嫌い嫌いと意識していると、ついには観たくなってしまったというオチ。 ガキの頃から、ブサイクでチョー嫌いな女のコがいても、嫌いすぎてかえって意識してしまい、そのコの方ばかり見てしまい、何度も目があってダメージ大という、苦い青春時代を思い出す。 まあ、自分の青春時代の話はどうでもいいとして・・・ 先述したWOWOWでの本作の予告編がずっと脳裏に焼きついていた。 その予告編の中でも、特に怖かったのが、舞台のセットから落下して、足が不自然に曲がったまま、口をパクパクさせている少女が出てくるシーンだった。 この落下した少女は、鑑賞した結果、幽霊でなく、幽霊に突き落とされた普通の少女だったわけだが、最後に出てきた幽霊よりも、やはりよっぽど気持ちの悪いシーンだった。 足が曲がって口パクパクは、マジしんどい! このシーンで体が熱くなり、汗が出てきたので部屋の扇風機をつけたら、近くに置いてあった紙っぺらが“バサッ!”と動き、「ひぃぃぃーっ!」と、飛び上がってしまった。 結局、強がって観ていたものの、立派に怖がっていた私です(苦笑)。 どうやら私は、ホラーを観ても、寒くなるどころが、体が熱くなる体質みたい。




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by nijibabu | 2010-11-19 23:35 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
陽のあたる坂道(1958)
c0073737_22333627.jpg陽のあたる坂道』(1958)

上映時間: 209分
製作国: 日本
ジャンル: 青春/ロマンス

監督: 田坂具隆


原作: 石坂洋次郎 「陽のあたる坂道」
脚本: 田坂具隆/池田一朗
美術: 木村威夫
撮影: 伊佐山三郎
音楽: 佐藤勝

出演: 北原三枝/千田是也/轟夕起子/小高雄二/石原裕次郎芦川いづみ/山根寿子/川地民夫/天草四郎/森川信/紅沢葉子/新井麗子/田中筆子/早川十志子/千代京二/渡辺美佐子/小沢昭一/木島一郎/柳瀬志郎/柴田新/小杉勇/志賀夏江/樋口かほる/鈴木三右衛門/土方弘/林茂朗/鏑木ハルナ/福田文子/堀川京子/大滝重興/松本薫/須藤和実/須田喜久代

ブルーリボン賞 監督賞(田坂具隆)/技術賞(藤林甲)

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c0073737_22362262.jpg 石坂洋次郎の原作を田坂具隆監督と石原裕次郎のコンビで映画化した青春映画の大作。上流家庭・田代家の次男は妾の子で、常に自分を非難される立場に置こうとし、幼い頃、長男の不注意から妹に軽いケガをさせた罪をかぶっていた。この家庭に、妹の家庭教師として美しい女子大生が訪れたのを機に、家族は次第に真実の自分をさらけ出していく。「乳母車」で石坂洋次郎のユートピア的な人間関係を淡々と描いて、ある種のリアリティーを持たせた田坂具隆監督が、ここではさらに複雑な人物設定を得て、より深く3時間の長尺をじっくりと見せる。石原裕次郎が「乳母車」に続き巨匠のもとで、のびのびとした演技を披露。
(「映画.com」より。)
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3時間半に渡る大作だが、それほど長くは感じなかった。


c0073737_22325873.jpg冒頭の石原裕次郎と北原三枝の出会いのシーンからして魅力たっぷり。

映画が始まって、裕次郎が登場して、そしていきなり北原三枝の胸をチクリと触る。

まさに、触りからテンションが上がった。


途中、北原三枝が豪邸の芝生の上で、優雅にバレエダンスを披露するシーンが出てくる。

素人目から見ても、そのダンスたるや、しなやかで実に美しく、魅了されてしまった。


c0073737_22355495.jpgこの頃の北原三枝は、エキゾチックな容姿とスタイル抜群のスレンダーな肢体を併せもち、この時代にしてはオバサンパーマではなく現代から見ても普通の髪型であり、また、このバレエダンスの素晴らしさときたら、何でも揃っていて、大スターの裕次郎が嫁に選んだのも頷ける完璧さ。


c0073737_22342685.jpg話としては、大金持ちの一家に渦巻く、複雑な血縁関係や身体的な障害、そしてそれに伴う各人それぞれのコンプレックスを、長い尺を有効に使って丁寧に描いており、3時間半たっぷり楽しめる内容。



裕次郎のキャラが際立って異質で、表面的には怖いくらいに明るく颯爽としているのに、何故だか屈折しているものを内に秘めている。

その何だか得体の知れない、いびつな人間性が実にミステリアスで魅力的あり、最後までひきつけられた。


よくある名家の内幕を描いた作品とは一線を画し、ドロドロとした人間模様を前面に押し出すのではなく、あくまで表面的にはドライなイメージで家族を描いており、その合間に、時折ダークな家族の内情が垣間見えるといった作りで面白い。


c0073737_22351331.jpg青春モノとしても十分に楽しめるし、裕次郎ファンも楽しめるし、北原三枝や芦川いづみといった女優の魅力も堪能できるし、3時間半という長い尺が、実に合点のいく大作である。


限られた登場人物のほとんどが、実は血縁関係にあるという設定には、やや都合の良さを感じるものの、ラストの終わらせ方が実にうまく、未来に希望を持てるすがすがしいラストには、十分満足がいった。




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by nijibabu | 2010-11-13 22:36 | ◆映画レビュー | Comments(2)
曖昧な週末
c0073737_19225814.jpg曖昧な週末』(1999)

上映時間: 91分
製作国: 香港
ジャンル: ドラマ

監督: アラン・マック
脚本: スーザン・チャン
音楽: マーク・ロイ

出演: マーク・ロイ/ジェイミー・オン/ヨーヨー・モン/テレンス・イン/サム・リー

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 「インファナル・アフェア」シリーズのアラン・マックが監督を務め、香港のナイトシーンで享楽に耽る若者たちを切り取ったミステリアスな物語。“RAVE PARTY”を起点に、5人の登場人物の視点から描かれる物語が絡み合いひとつに繋がっていく。(「キネマ旬報社データベース」より。)
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香港の夜を舞台に、スピード感あふれる音楽とテンポで進む内容は、とてもスタイリッシュでかっこいい。

c0073737_19254439.jpgクラブ(レイヴパーティ)のシーンが出てくるが、そこはまさに男女の欲望むきだしの場所で、香港の都会の夜を楽しむことができる。

実際にここまで凄いクラブが、香港に存在する(した)のかは謎。

音楽・酒・クスリ・SEX・・・

こういう場所にどっぷり浸かってみたいけど、確実に社会復帰できない廃人になる気もする。


さて、この作品は香港映画好きの中では、“衝撃のラスト?!”ということで有名らしい。

まあ、確かに衝撃ではあるのだが・・・

なんだろな、微妙に分かりづらいのも手伝って、あのラストで爽快!という気分にはなれなかった。

どちらかと言えば消化不良な感覚。


冒頭からスタイリッシュな映像とノリノリの音楽で飛ばすもんだから、かなり引き込まれたんだけど、時間軸が交錯して、主人公が入れ替わる辺りから、なんだか怪しくなった。

c0073737_1926420.jpgそれであのオチだから、やっぱりアンバランスと言う他ない。


もっとも、終始かっこよさげな雰囲気を出しておいて、あのラストだからこそ、ずっこけていいのかもしれないが。

ラストは、ちょっとした悪ふざけとして軽くとらえないと、楽しめないと思われる。


個人的には、時間軸ずらしも要らないし、あのラストも当然要らないし(笑)、ゲロネタも要らない。

お願いだから、フツーに作って欲しかった。

映像も音楽も出演陣も全て魅力的だっただけに、余計にそう感じてしまった。




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by nijibabu | 2010-11-11 19:27 | ◆映画レビュー | Comments(0)
竜二
c0073737_15401575.jpg竜二』(1983)

上映時間: 92分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ/任侠・ヤクザ

監督: 川島透

脚本: 鈴木明夫(川島透)
撮影: 川越道彦
主題歌: 萩原健一 『ララバイ』
助監督: 阪本順治

出演: 金子正次/永島暎子/北公次/佐藤金造(桜金造)/もも/岩尾正隆/小川亜佐美/銀粉蝶/高橋明/檀喧太/土方鉄人/泉アキ

日本アカデミー賞 新人俳優賞(金子正次)
ブルーリボン賞 新人賞(金子正次)/助演女優賞(永島暎子)


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c0073737_15582040.jpg 妻と娘のために足を洗って堅気になった男の焦燥と葛藤を描いたヤクザ映画。自身ヤクザの世界に身を置いたことのある金子正次が脚本(鈴木明夫は彼のペンネーム)・主演をこなしたが、本作完成直後にガンのため亡くなった。新宿にシマを持つ三東会の幹部、花城竜二。3年前に拘置所に入れられて以来、妻と娘には会っていない。どうしても妻と娘と暮らしたい竜二は足を洗い堅気の世界へ踏み込み、妻と娘とともに新たな人生を歩み始めるが……。(「allcinema」より。)
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c0073737_15555327.jpg金子正次を初めて観た。

33歳という若さで亡くなった俳優で、どこか原田泰造に似ていなくもない。


作品としては、別につまらなくはない。

指を詰めるシーンが出てきて、「春山病院に行って、竜二の舎弟って言えばやってくれるよ」とか、春山病院に知り合いが居る私としては妙にリアルな話だったりするし、職安通りにある“フランスベッド”の気色の悪い看板が出てきた時には、ほんと大久保の息吹を感じた。

だけど、大久保と歌舞伎町ロケの良さを感じたのはそれくらい。

もう少しロケが欲しかった。


c0073737_15551495.jpgヤクザがヤクザに飽きてカタギになり、平和な家庭を営むが、やっぱり性に合わずヤクザの世界へ出戻る。

まあ、適材適所、人間最後は納まるとこに納まるといった話なんだけど、ラストシーンで、商店街の大売出しの列に並ぶ奥さんと無言のまま別れ、去っていくという演出なんかは素晴らしい出来栄え。


でも、何ていうのかなぁ・・・どうも個人的には居心地が悪い映画だった。

ヤクザから足を洗ってカタギになったなら、トラブルや倦怠期を根性でクリアして欲しかった。

やっぱり自分も若い頃はフラフラしていて、今は社会的に落ち着いているんだけど、どうもこの映画を観ていると、そんな自分の安定生活がいつかは破綻するような気がして、不安な気分にさせられた。


人生には一大転機というのがあって、そこで異なる環境に果敢にチャレンジするケースってあると思うのだが、この映画は、そんな人間の非人間讃歌になってしまっている気がする。

c0073737_1555542.jpgヤクザな世界が合うのなら、ヤクザの世界に戻ってしまうのは仕方ないことではあるけれど、一方で、一度カタギになって家族を養い、地道に生きていくことを大の男が決心したのなら、もう少し踏ん張って頂きたかった。

懸命に働き、仕事後のビール一杯に安堵するあの気持ちよさ、あの新鮮さを忘れないでいて欲しかった。




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by nijibabu | 2010-11-07 15:59 | ◆映画レビュー | Comments(0)
司葉子さんが旭日小綬章を受章!
女優の司葉子さんが、勲章の「旭日小綬章」を受章されました。

司葉子さんは、私が最も好きな往年の女優さんの一人です。
とにかく美人で素敵な女優さん。

受章、おめでとうございます!



管理人
にじばぶ
 
c0073737_15234776.jpgc0073737_1526960.jpg

 
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by nijibabu | 2010-11-06 15:24 | ◆映画関連 その他 | Comments(2)
インスタント沼
c0073737_2018152.jpgインスタント沼』(2009)

上映時間: 120分
製作国: 日本
ジャンル: コメディ/ドラマ

監督: 三木聡

脚本: 三木聡
撮影: 木村信也
音楽: 坂口修
主題歌: YUKI 『ミス・イエスタデイ』

出演: 麻生久美子/風間杜夫/加瀬亮/相田翔子/笹野高史/ふせえり/白石美帆/松岡俊介/温水洋一/宮藤官九郎/渡辺哲/村松利史/松重豊/森下能幸/岩松了/松坂慶子

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c0073737_20204290.jpg 「転々」の三木聡監督が、「時効警察」の麻生久美子を主演に迎えて贈る奇想天外ハートウォーミング・コメディ。不運続きで人生下り坂のヒロインが、奇妙な骨董屋との出会いをきっかけに辿る予測不能の幸せ探しの旅路をコミカルに綴る。担当していた雑誌が廃刊になり、退職することになったOL、沈丁花ハナメ。ある時、ひょんなことから自分の全く知らない実の父親の存在を知ることに。真偽を確かめるため、その男のもとを訪ねたハナメだったが、そこにいたのは“電球”と名乗る怪しげな骨董屋の主人だった。それでも電球の不思議なアドバイスでちょっとだけ光が差し込んできたハナメは、いつしか骨董の魅力にハマり出すのだが…。(「TSUTAYA online」より。)
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終始テンション高めで、わざとらしいボケ発言の数々。

なんか胡散臭いし狙っている感があってどこか居心地が悪いんだけど、最後まで観てみると、意外と完成度が高いことに気付かされる。


c0073737_20173371.jpg冒頭とラストに出てくる松坂慶子と麻生久美子が住んでいる家の色使いが抜群に良い。

麻生久美子の黄緑色のワンピースも綺麗だし、室内の小物の色もそれに似たグリーン系のものが使われていたりして、映像センスの良さを感じさせる監督である。


麻生久美子は、外見的にどうもおばさん臭くていまいちだけど、声のトーンとしゃべり方が魅力的で、どうしても気になってしまう魅力をもった女優だ。


c0073737_20224628.jpg話としては、龍のCGが飛び出したりで、取るに足らない内容だが、映像のセンスがそれを補っている。

作品全体の出来としてみれば、それなりのレベルに達している。

2000年代の邦画の雰囲気をそのままに、終始テンションの高い麻生久美子に圧倒された一本。




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by nijibabu | 2010-11-02 20:23 | ◆映画レビュー | Comments(0)