古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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Profile
◆なまえ
にじばぶ
◆性別

◆出身地
東京都下
◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
成瀬巳喜男
溝口健二
石井輝男
川島雄三
ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
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グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
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ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
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【建物】
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九龍城砦
【乗り物】
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◆相互リンク
時代の情景
良い映画を褒める会。
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現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行
c0073737_2334365.jpg現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行』(1969)

上映時間: 75分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ/青春

監督: 若松孝二

企画: 若松プロ
脚本: 坂部俊高
撮影: 伊東英男

出演: 東城瑛/浅香なおみ/中村容子/池上玲/寺岡博/坂口俊正/城一也/渋谷次郎/新宿太郎/今泉洋

*****************************************************
c0073737_2349314.jpg 青森から上京してきた貧乏でもてない19歳の学生、浪人生、工場労働者の男三人組が、狭くて汚いアパートの一室で共同生活しながら、底辺にいる自らを蔑み、金持ちや社会、学生運動までをも激しく呪いながら、強姦、覗き、盗み、ナンパを繰り返し自滅していく。そして、新宿の街をあてどもなく彷徨いながら、突発的に警官に銃弾を発射する主人公の姿に、当時、連続射殺魔として広く知られた同じく19歳の永山則夫を重ねることができるだろう。都市下層のアナーキーな青春群像劇。
(「紀伊國屋書店」DVD作品解説より。)
*****************************************************

まず1960年代の新宿の風景を観ることができただけでも満足。

c0073737_2339375.jpg新宿にたむろする3人の青年。

お金もなく、女にももてず、将来の展望もない3人。

そんな3人が、6畳一間のボロアパートに住んでいる。

これだけの設定で既に面白いと予感した。



作品名や性描写などは過激な部分もあるが、それは一つの表現方法であって、あくまで本作が訴えたかったのは、やり場のない若者が鬱屈し、そしてその欲求のはけ口を見つけられないまま、性欲にはしる。

その結果、待っていたものは、社会により抹殺されるという結末。

なんという救いの無い話なんだろうか。


c0073737_23395587.jpg学生運動が盛んだった時代背景もあり、その学生運動にすら興味を持てない若者は、結局は社会の隅に追いやられ、行き場をなくす。


現代日本においても、不景気続きで、似たような窮地に追い込まれている若者も多いかもしれない。

そんな若者達が、どうしたらそんな境遇から自力で抜け出せるのか。

それを真剣に考えさせられた。


単なるポルノ的作品ではなく、社会派的な要素も持った作品で、新宿に当時、確かに存在したであろう、ジメジメとした実に陰鬱な世界をリアルに描いており、この時代の新宿に興味がある私にとっては、十分に楽しめる作品だった。




★参照★
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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2011-05-29 23:40 | ◆映画レビュー | Comments(4)
絞死刑
c0073737_2212868.jpg絞死刑』(1968)

上映時間: 119分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ

監督: 大島渚

脚本: 田村孟/佐々木守/深尾道典/大島渚
撮影: 吉岡康弘
美術: 戸田重昌
音楽: 林光


出演: 佐藤慶渡辺文雄/石堂淑朗/足立正生/戸浦六宏小松方正/松田政男/小山明子/尹隆道

◆シナリオ作家協会(シナリオ賞)

*****************************************************
 拘置所の片隅の死刑場。その中では在日朝鮮人である死刑囚Rの死刑執行前の儀式が、拘置所職員の立会いの下で行われている。死刑囚は目隠しをされると、絞め縄に首をかけられ、踏み板を外される。普通、12~13分で脈拍は停止し、法務技官によって死亡が確認されると、死刑執行は完了する。だが、そうでない事態が持ち上がった……。ATGと独立プロ提携による、いわゆる“一千万映画"の第一弾。実際の小松川事件を題材にして、死刑制度や犯罪・貧困・民族・国家などの問題を黒いユーモアとロジックで展開した、大島渚の代表作とでもいうべき傑作である。低予算を逆手にとり正確に再現された刑場の美術セットの中で、意表を衝くユニークなキャストによって繰り広げられる不条理なドタバタ劇が浮かび上がらせる秀逸な国家論。1968年という世界の反体制運動が頂点を迎えた年に発表され、海外で注目された初の大島作品である。
(「楽天ブックス」より。)
*****************************************************

c0073737_2211564.jpg冒頭に“絞死刑”という文字が長い時間ズドーンと出てくる。

冴え渡るモノクロ画像。

そして、絞死刑の様子が生々しく厳かに再現される。


ところが、途中からコメディタッチな展開へシフトする。

そして最後まで、その悪ふざけ。


だけど、大島渚監督の言わんとしていることは終始一貫している。

「死刑制度」の是非を、観る者に問うているのである。


c0073737_2214661.jpg強姦殺人事件を2件犯した朝鮮人の若者が、法により死刑される。

法をやぶったのだから死刑で当然だという考え方に対し、どんな残酷なことをした人間だとしても、人間が人間を殺してはいけないのではないか?という命題を叩きつけてくる。


死刑を行うのは誰か?

死刑執行作業を行う者でもなく、それを指示する上官でもない。


ならば、国家か?

国家といっても、目に見えない。

国家が定めた法律だから、人間を処刑(殺す)ことができる。

そうは言っても、処刑を行うのは人間の手によるものである以上、死刑が広義の殺人として考えられなくもない。


大島渚は、終盤でこのような内容を、ふざけた調子でガンガンと主張してくる。


c0073737_22239100.jpg私はと言えば、死刑制度には反対でも賛成でもない。

ただし、殺害された被害者の親族などの立場になったら、どうなるだろう。


本作は、そういったことを考えさせられる至極真面目な映画であるが、その反面、表現方法としては、大の大人がふざけまくるという演出手法を採用している。

そこが実験映画的であり、ATGとしての主張とこだわりを強く感じることができた。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2011-05-25 02:24 | ◆映画レビュー | Comments(0)
【訃報】俳優の長門裕之さんが死去。77歳。
俳優の長門裕之さんが21日、消化管出血により亡くなられました。
77歳でした。

妻で女優の南田洋子さんを亡くし、生きる気力が衰えてしまったんでしょうか。
私の本名の由来ともなった長門裕之さんの死は、個人的にとてもショックであります。

謹んでご冥福をお祈り致します。


管理人
にじばぶ
 
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by nijibabu | 2011-05-23 00:04 | ◆映画関連 その他 | Comments(4)
最近観た映画(2011.5.21)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_0222740.jpg『ピアニストを撃て』(1960/フランス)
【監督】フランソワ・トリュフォー
★★★
フランソワ・トリュフォー監督作品、23本目の鑑賞。 残るはあと1本。 さて、ストーリーの展開としては、決してつまらなくはない。 トリュフォーがアルフレッド・ヒッチコックに傾倒して、本作を撮るに到ったという話だが、やはりトリュフォーにクライムサスペンスを撮らせると少し苦しい。 トリュフォーには洒脱で悲哀に満ちた青春映画が向いている。 その時分に撮ってみたいジャンルの映画を撮れたという意味では、トリュフォーにとってはさぞかし満足だっただろう。 有名ピアニストが、過去の辛い経験を経て、場末の酒場でピアノを奏でる。 そうした締め方は、それなりの味わいがある。 でも、それはサスペンスとしての味わいというより、トリュフォーが得意とした、人間の悲哀を描いたラストだったからだろう。


c0073737_0254935.jpg『42丁目のワーニャ』(1994/アメリカ)
【監督】ルイ・マル
★★★★
舞台劇の練習中をそのまま撮影して映画化したという、何とも不思議な味わいのする作品。 会話が中心だが、この会話がまた面白い。 理屈っぽいけど、分かりやすく、そして興味ひかれる会話の数々。 特にドクターとワーニャの語りは面白かった。 名匠ルイ・マル監督の遺作であるが、遺作として申し分ない出来ではないだろうか。 様々なジャンルの映画に常に挑戦し続けてきたルイ・マル。 その最後を結ぶ作品が、これまた斬新な設定内容で、最後まで守りに入らないルイ・マルの、映画作家としてのチャレンジマインドに敬服する思いである。


c0073737_027184.jpg『日本誕生』(1959/日本)
【監督】稲垣浩
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_033515.jpg『イースター・パレード』(1948/アメリカ)
【監督】チャールズ・ウォルターズ
★★
フレッド・アステアが嫌い、アメリカミュージカル映画が嫌いで観てみたが、予想より楽しめたから、やっぱり名作と言われるだけの魅力がある作品なのだろう。 アステアのタップ、これはとにかく凄い。 映画的に凄いのではなく、単にアステアのタップが凄いというだけ。 1940年代に、これだけ鮮やかなカラー映画を作れるのはアメリカだけだろう。 それだけに、アステアを含め、戦勝国としての優位さと得意気な感じがハナにつく。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2011-05-21 00:34 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
“俳優”の児玉清さん、胃がんで死去。77歳。
「パネルクイズ アタック25」の司会者である児玉清さんではなく、“俳優”(あくまで当ブログは映画がテーマですので)としてご活躍された児玉清さんが、26日に胃がんのため、亡くなられました。

テレビの司会者的なイメージが強い児玉清さんですが、端役ながら、印象的な演技を日本映画黄金期に見せてくれた俳優さんでした。

謹んでご冥福をお祈り致します。



管理人
にじばぶ
 
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by nijibabu | 2011-05-18 11:11 | ◆映画関連 その他 | Comments(5)
日本誕生
c0073737_22413984.jpg日本誕生』(1959)

上映時間: 182分
製作国: 日本
ジャンル: 特撮/SF/ドラマ

監督: 稲垣浩
脚本: 八住利雄/菊島隆三
撮影: 山田一夫
音楽: 伊福部昭
特技・合成: 向山宏
特技・撮影: 有川貞昌
特技・美術: 渡辺明
特技監督: 円谷英二

出演: 三船敏郎司葉子中村鴈治郎宝田明/久保明/平田昭彦/伊豆肇/東野英治郎/伊藤久哉/野村浩三/田崎潤/田中絹代杉村春子志村喬鶴田浩二香川京子/山田巳之助/原節子小林桂樹加東大介柳家金語楼/左卜全/乙羽信子/上原美佐/脇田博行/村松恵子/瀬良明/中北千枝子朝汐太郎藤木悠/小杉義男/向井淳一郎/三島耕/水野久美/村田嘉久子/環三千世/上田吉二郎/榎本健一有島一郎三木のり平/沢村いき雄

◆日本映画技術賞
◆東宝映画1000本製作記念作品


*****************************************************
 大和国の皇子・小碓命が、景行天皇から熊曽族の征伐を命じられた。熊曽族の王、熊曽建(クマソタケル)を討ち果たした小碓は、日本武尊(ヤマトタケル)の名を与えられる。その頃、宮中では彼を陥れようとする陰謀が渦巻いていた……。
 東宝映画1000本を記念して公開された作品。古事記に材を採り、神代の物語と景行天皇の時代とを織り交ぜながら描く。カラー・シネスコ合成機“バーサタイル・プロセス”が初めて使用された。日本映画技術賞受賞。(「allcinema」より。)
*****************************************************

c0073737_2245048.jpgとにかく物凄い出演陣。

オープニングで出演者の名前が出てくるところなんか、まさに豪華な連続打ち上げ花火の様!

次から次へと、大物役者の名前が出ては消える。

これはまったくもって爽快だった。


c0073737_2247372.jpgその役者陣の中でも、先頭をきるのが三船敏郎。

最初から最後まで出ずっぱり。

他の豪華な出演者達は、カメオを出演程度という内容で、不満を感じた。

東宝映画1000本記念作品ならば、一つのカットにこれだけの出演者達を一堂に並べて欲しかった。

細切れで別々のカットに色んな大物役者が出てきても、いまいちその豪華さを実感できない。


c0073737_22503090.jpg話はヤマトタケルの物語で、ヤマタノオロチとかお馴染みの名前が出てくる。

特撮にかなり偏った構成で、まるで円谷映画を観ているかの様だった。


これが普通に現代劇で、先に書いた様に、豪華出演者達が一堂に会するシーンが一つでもあったら、本当の意味で物凄い作品になったに違いない。




★参照★
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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2011-05-17 22:55 | ◆映画レビュー | Comments(0)
最近観た映画(2011.5.13)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_22483396.jpg『三文オペラ』(1931/ドイツ)
【監督】G・W・パプスト

警察、貧乏人、盗人が、ラストで仲間になり、大円団・・・というお話なんだが、とにかくつまらない。 訴えたいことは、至極真面目だと思うが、楽しむことはできなかった。 やはり映画は観ていて楽しくないとダメだ。 「金持ちが貧乏人を作るのに、金持ちは貧乏人を嫌う」 劇中のこのセリフだけが、印象に残っている。


c0073737_22441996.jpg『キートンの大列車追跡』(1926/アメリカ)
【監督】バスター・キートン/クライド・ブラックマン
★★★
これってそんなに良いかなぁ。 キートンのスタントは完全になりを潜め、ひたすら凍った無表情がキャラとして固定。 確かに、器用に列車を使ったアクションは凄いし、面白いけど。 キートンの初期短篇映画を沢山観すぎたせいか、冗長で危険なスタントの欠ける内容には違和感をおぼえた。


c0073737_22461282.jpg『第十七捕虜収容所』(1953/アメリカ)
【監督】ビリー・ワイルダー
★★
捕虜達はあんなに楽しく過ごしていたのか?! ナチスはあんなに優しいのか? もの凄く驚いたわけだが、実はナチスの残酷さを皮肉ったものだったりするのか?! まあ、それはいい、どっちでも。 そんなことより、終盤でいきなりシリアスになり、簡単に真のスパイを見抜くくだり・・・ やっぱり解せない。 都合よすぎ!! そして、見事に復讐し過ぎ! ハッピーエンドすぎ!! 好みの問題だが、やっぱりこんなご都合主義的な映画はダメだ。 アメリカはダメだ。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2011-05-13 22:48 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2011.5.9)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_23195640.jpg『救命艇』(1944/アメリカ)
【監督】アルフレッド・ヒッチコック
★★★★
反ナチ映画と思って観ていたので、一人救命艇に居たドイツ人が、皆を収容所送りにするバッドエンドだと予想していた。 しかし予想は当たらず、そのドイツ人を、全員でなぶり殺しにするという残酷な展開にアングリ。 最後は少し納得いかずのハッピーエンドっぽい仕上がりで、不満も残るが、それまでの救命艇での生死に瀕した登場人物たちのやりあいが面白く、楽しむことができた。 それにしても、あのドイツ人はタフだ。 いくら水と栄養剤を隠し持っていたとはいえ、徹夜でボートをこぎ続ける。 あれは凄い。 私も、男として、あんなタフな男に憧れる。


c0073737_23212943.jpg『マンハッタン』(1979/アメリカ)
【監督】ウディ・アレン
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_2323924.jpg『カリガリ博士』(1919/ドイツ)
【監督】ロベルト・ウイーネ

博士が夢遊病者を操って、自らの隠れた欲望を果たすという設定は、一種のエロスも感じて面白い。 だが、同時代のムルナウやシュトロハイム、グリフィスといった監督達の代表作と比べると、「面白さ」という点において決定的に劣る。


c0073737_23262045.jpg『Love Letter』(1995/日本)
【監督】岩井俊二
★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_23275064.jpg『カルメン故郷に帰る』(1951/日本)
【監督】木下惠介
★★★
日本初の長編カラー映画。 つまりは、国の威信をもかけた作品で、木下惠介がその職人技と安定した技量で、無難に作り上げた人情喜劇という感じ。 日本初のカラー映画だと思って観ているので、なんだか当時の興奮が伝わってくる。 高峰秀子が、今までになく体を露わにし、太ももなんて露出し放題! だけど太い(笑)。 でも、まあいい。 この時代の世相を反映していて、とても興味深く楽しむことができた。




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浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2011-05-09 23:28 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
Love Letter
c0073737_8115135.jpgLove Letter』(1995)

上映時間 117分
製作国 日本
ジャンル ロマンス/青春

監督/脚本/編集: 岩井俊二

プロデューサー: 小牧次郎/長澤雅彦
企画: 重村一/堀口壽一
撮影: 篠田昇
音楽: REMEDIOS
助監督: 行定勲/廣瀬達雄

出演: 中山美穂豊川悦司酒井美紀/范文雀/中村久美/加賀まりこ/柏原崇/篠原勝之/鈴木蘭々/塩見三省/鈴木慶一/田口トモロヲ/光石研/うめだひろかず/長田江身子/小栗香織/わたる哲平/後藤直樹/酒井敏也/山口晃史/山口詩史/山崎一/神戸浩/ランディ・ヘイブンス

◆モントリオール世界映画祭:観客賞
◆日本アカデミー賞:
優秀作品賞/新人俳優賞(酒井美紀)/新人俳優賞(柏原崇)/助演男優賞・話題賞(豊川悦司)/優秀音楽賞
◆ブルーリボン賞:主演女優賞(中山美穂)
◆報知映画賞:
監督賞(岩井俊二)/主演女優賞(中山美穂)/助演男優賞(豊川悦司)
◆ヨコハマ映画祭:
作品賞・監督賞(岩井俊二)/主演男優賞(豊川悦司)/主演女優賞(中山美穂)/新人賞(酒井美紀)
◆高崎映画祭:
主演女優賞(中山美穂)/助演男優賞(豊川悦司)/新人男優賞(柏原崇)/若手監督グランプリ(岩井俊二)
◆おおさか映画祭:作品賞/監督賞(岩井俊二)/新人賞(酒井美紀)
◆毎日映画コンクール:日本映画優秀賞
◆文化庁優秀映画作品賞:優秀映画作品賞
◆芸術選奨:文部大臣新人賞(岩井俊二)


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 深夜のTVドラマで若者を中心に注目を集め、フジテレビのドラマ枠『ifもしも』のスペシャル「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」でTVドラマでは異例の日本映画監督協会新人賞を受賞した岩井俊二監督の長編デビュー作。婚約者を亡くした渡辺博子は、忘れられない彼への思いから、彼が昔住んでいた小樽へと手紙を出した。すると、来るはずのない返事が返って来る。それをきっかけにして、彼と同姓同名で中学時代、彼と同級生だった女性と知り合うことになり……。
(「allcinema」より。)
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c0073737_849268.jpg大好きだった頃の酒井美紀が出ているだけで、もう嬉しいわけで、この頃がやっぱり一番透明感があって、瞳が綺麗で可愛かった。

松井秀喜と付き合ってから、瞳がくすみ、顔にブツブツができた。

だから、この頃の、白線流しより更に以前の酒井美紀が、何といっても魅力的!

ラストシーン近く、柏原崇が「ご愁傷様です」と言ったことに対し、微笑んでみせる酒井美紀の可愛らしさと透明感ときたら、たまらない。

彼女のファンだったあの頃の自分を想い出す。


さて内容だが、似顔絵が裏に描いてある図書カードで中山美穂が涙するラストシーンが無かったら、多分、自分にとっては駄作の一言で終わらせてしまったであろう作品。


c0073737_8494974.jpg何がひどいって、まず豊川悦司。

彼の話す関西弁がとても気色が悪く、生理的に受け付けなかった。

豊川悦司が出ていなければ、もっと好きになれたかもしれない作品。


それと、中山美穂が一人二役をやっているのもダメ。

いくら映画とは言え、似ている設定だからといって、同じ役者が演じるのは、どうもなぁ。

おかげで、素敵な恋愛ドラマではなく、ファンタジーのような現実離れした話に感じてしまった。

異なる人間設定だとしても、同じ役者がお互いに文通をやりあうという流れが、自分のこの映画に対する感情移入を邪魔した。


それと、岩井俊二の書く脚本と台詞が、これまた肌に合わず。

狙いすぎの感が大有りの台詞、そしてあざとい演出の数々。

臭くて観てられない。

音楽も大げさ。


だけど~、やっぱり、あのラストシーンは良い。

悔しいけど、良いなぁ。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2011-05-07 08:50 | ◆映画レビュー | Comments(4)
人間の條件 全6部作
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_22471152.jpg『人間の條件 第1部 純愛篇』(1959/日本)
【監督】小林正樹
★★★★
仲代達矢、三島雅夫、山村聡、小沢栄太郎という濃いメンツを中心に、全6部にわたる壮大な絵巻が斬って降ろされる。 現地民を搾取して利益を上げるという至上命題を持った企業の中で、正義という矛盾を、仲代達矢がどこまで突き通せるかが見ものだった。 自分の正義感は曲げたくない、だけど組織に属している以上は上部の命令には逆らえない時もある。 そうした精神的な苦悩を描いたこの第1部は、序章を飾るにふさわしい内容となっている。


c0073737_2248766.jpg『人間の條件 第2部 激怒篇』(1959/日本)
【監督】小林正樹
★★★
第1部からのつなぎ方が良かっただけに、この第2部はやや不満。 仲代達矢は奮闘するが、組織内で権力が無いがために、不遇な運命をたどる。 それ自体はしっかりと描けていたとは思うが、それを描くためだけに第2部として丸々時間を割く必要があったかどうかは微妙なところ。 第1部では冷徹ながらも、厳しい軍人として一本筋が通っているように見えた安部徹が、この第2部では、ただ残忍なだけの軍人として描かれている辺り、違和感をおぼえた。 ラストで夫婦が砂丘で再会し、抱き合う場面は救われた気持ちにはなるが、召集令状がきていて、将来に暗雲が立ちこめているだけに、どうもスッキリとした気分までにはなれない。 次につながっていく高揚を感じた第1部に比べると、この第2部は全体的に中途半端で、中だるみの感が否めない気がする。


c0073737_22491394.jpg『人間の條件 第3部 望郷篇』(1959/日本)
【監督】小林正樹
★★★
兵隊同士のいざこざやいじめ、上官と部下との上下関係などが、細やかに描かれているが、あまたある日本の戦争映画で、それは語りつくされている。 せっかく壮大な全6部作なのに、そんな内容を第3部のメインに据えたのは、何だかもったいない気がしなくもない。 ただ、そんなありふれた日本戦争映画の題材ながらも、仲代達矢の存在感と個性は光るものがあった。 それにしても、仲代達矢のような体力がほしい。 平和な時代であれ戦争下であれ、体が資本。 頑丈な肉体は、宝である。 頑強な身体こそあれば、どんな世の中でもなんとかやっていける、そんなことに注視してしまった。 それにしても、仲代達矢と“ふしだら”な行為とやらをしていた(婦長に、そうみなされた)看護婦を演じた女優さん、とても瞳が綺麗だった。 まさに白衣の天使! 戦場でこんな瞳の美しい看護婦さんがいたら、私なら思わず抱きついてしまうところだろう。 そして、軍隊刑務所ゆきである。 私が戦争中に軍隊にいたら、こんな感じで生涯を終えるんだろうなぁ、と思った始末。 お粗末さま。 婦長に“ふしだら”な行為をしていたと濡れ衣着せられたら、どうせなら“ふしだら“な行為を実際に実行したい。 じゃなきゃ、損だ。 だけど、軍隊刑務所ゆきである。 やっぱり私は、平時でも戦争下でも、結局ダメなところに落ちる気がする(汗)。


c0073737_22495175.jpg『人間の條件 第4部 戦雲篇』(1959/日本)
【監督】小林正樹
★★★
仲代達矢の演技は相変わらず素晴らしい。 魂がこもっている。 この第4部は、そのほとんどが戦争映画そのものである。 2年兵で上等兵になった仲代達矢が、その立場の変化から、更なる問題にぶち当たる。 これはこれで面白かったが、企業を舞台にした第1部、第2部に比べると、見飽きた日本戦争映画の域を出ておらず、まるで一本の日本戦争映画を観た様で、全6部作という壮大さが感じられなかった。


c0073737_22502325.jpg『人間の條件 第5部 死の脱出』(1961/日本)
【監督】小林正樹
★★★★
敗残兵の生き残りをかけた脱出劇。 雄大な自然をバックに、緻密な人間の内側を見せる。 最終部へとつなぐ第5部なので、一つの作品としてみると物足りなさも感じるが、それでも十分楽しめた。 戦争ものとしても秀作であるし、人間ドラマとしても良くできている。 生き残るためには、非情なこともせざるを得ない状況下で、少しでも人間らしさを維持しようと悩み続ける、仲代達矢の姿が痛々しい。 それにしても、本作の仲代達矢は超人的にタフだ。 肉体的なタフさ。 いくらでも歩けるし、飢えや渇きにも強いし、喧嘩も強い。 戦時下ならなお更のこと、平和な世の中でも、これだけタフなら何でもできるだろう。 特に、男にとっては、これだけの肉体的頑強さというものは宝である。 そんなタフに対する羨望を本作の仲代達矢に感じ、そして、その男としてのタフさに魅力を感じた。 それを違和感なく演じる仲代達矢は、やはりもの凄い俳優だ。


c0073737_22503196.jpg『人間の條件 第6部 曠野の彷徨』(1961/日本)
【監督】小林正樹
★★★★
何ていうか、これは凄まじいという他、言い様がない。 仲代達矢はただでさえ目を剥いている顔つきだというのに、それを更に鬼気迫る勢いで目を剥かせているから、背筋が凍る様な迫力を感じる。 はっきり言って、後味は悪い。 あそこまで愚直にタフに頑張ってきたのに、妻の幻影を見ながら力尽きなくても・・・と思う。 11時間も見せておいたら、生はんかな落とし方では、落とし前がつかないのかもしれないけど、あの終わらせ方は虚しすぎる。 虚しい、悲しい、惨め。 それが全てのラストだ。 戦争の酷さを伝える映画として、これ以上うってつけの日本映画は他には無いであろう。 だが、それだけに、観た後の虚しさは計り知れないものがある。 ぐったりと日曜の午後に見終えた。 明日から元気に働けるかな? いや、きっと働ける! 私には、「雨風をしのげる我が家がある」のだから。




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by nijibabu | 2011-05-04 22:52 | ◆映画レビュー | Comments(2)