古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
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乱れ雲
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[Focus]
ダウン・バイ・ロー
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残菊物語(1939)
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晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
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ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
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レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
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原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
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ふゆの獣
c0073737_2319553.png

ふゆの獣』(2010)

c0073737_2332724.jpg上映時間:92分
製作国:日本
初公開年月:2011/07/02
ジャンル:ドラマ

c0073737_2341474.jpg監督:内田伸輝

構成:内田伸輝
撮影:内田伸輝
編集:内田伸輝

c0073737_23272315.png出演:
加藤めぐみ
佐藤博行
高木公介
前川桃子




◆第11回東京フィルメックス(最優秀作品賞)

*****************************************************
 インディーズで活躍する内田伸輝監督による長編劇映画の2作目。第11回東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞。同じ職場で働く恋人とその同僚2人の男女4人が繰り広げる激しくかつ赤裸々な恋愛模様を、役者陣の即興による演技で紡いでいく。(「allcinema」より。)

c0073737_23285886.png 関係が崩れることを避け、当たり障りのない態度でやり過ごしてきた4人の男女が、やがて壊れていく関係を受け入れながら嫉妬(しっと)やエゴをむき出しにしていく姿を描く人間ドラマ。監督・編集・撮影・音響効果など単独でこなした内田伸輝監督の実体験をヒントに、長回しや即興演出を駆使して喜怒哀楽の感情のすべてをあらわにする人間の本性をあぶり出す。登場人物たちの繰り返される葛藤(かっとう)を代弁する、ベートーべンのピアノソナタが印象深い。(「シネマトゥデイ」より。)

 第11回東京フィルメックスで最優秀作品賞に輝いた意欲作。登場人物は男女4人だけ。最低限の設定とキーになる台詞だけを用意し、大半の場面は即興で演じられたという実験性豊かな愛憎劇だ。建前と本音、嫉妬と衝動。あったはずの境界線がなくなり、感情を剥き出しにして、ひたすらぶつかり合う。業という名の密室に閉じ込められた人々の行方を凝視する。(「ぴあ映画生活」より。)
*****************************************************

c0073737_23393393.jpg全国公開初日、本日映画館で観て来た。

舞台挨拶があったが、監督と出演者たちが皆、初々しく、新鮮な気持ちになれる舞台挨拶だった。


私が一番好きな映画祭「東京フィルメックス」で、去年グランプリを勝ち取った作品。

観る前からハズレは無いと、確信に近い気持ちで映画館に入った。


c0073737_2337406.jpgデジタルビデオで2時間長回し、それを監督が編集し、しかも出演者達は全てをアドリブで演じたという、非常に野心的な作品。

昨今の、有名なテレビタレントが出ているだけのメジャーな邦画とは、明らかに一線を画す作品。


c0073737_2338152.jpg序盤、決して観やすいとは言い難い手ぶれカメラの映像と、聞き取りにくい台詞に一抹の不安を感じた。

しかし、物語が進むにつれ、どんどん作品の中に引き込まれていく感覚をおぼえた。

この感覚が、傑作を予感させた。

そして更に話が進むにつれ、東京フィルメックスでグランプリを獲得した無名監督の実力を、まざまざと見せ付けられることと相成った。


c0073737_23383186.jpgどうしようもない男と女の恋愛観のズレを描いた内容なのだが、それをストレートにリアルに表現している。

無名俳優たちの渾身の演技にも圧倒される。

そして監督の編集も素晴らしい。


c0073737_2343040.jpg「全てを包み込む女性特有の大らかさ」
「若い女性に特有の恋愛観」
「モテナイ男とモテル男の描き分け」

などなどが実に的確、見事。

そしてリアル。


c0073737_2338558.jpgどんなに冷たい男でも、それに一度惚れた女性は、並大抵のことではその男を嫌いにはならない、いや、嫌いになれない。

そんな女性を翻弄し弄ぶ男と、そんな男に敵意を持つモテナイ男。

恋愛における男女の違いや、性格の違いなどを鋭く的確に描いた監督の手腕に、手放しで拍手を送りたい。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2011-08-27 23:43 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2011.8.21)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_1210569.jpg『部屋』(1968/チェコスロバキア)
【監督】ヤン・シュヴァンクマイエル
★★★
とってもこわ~い部屋に閉じ込められた主人公。 理不尽でいて、とってもこわ~い部屋。 この部屋の中では、世間の常識は通用しない。 しかも、主人公はいじめられまくる。 いじめられると言っても、人間にではなく、“部屋”にだ。 ヤン・シュヴァンクマイエルが紡ぎ出す一種のホラーで、独特の風合いを持った短篇。 恐怖と孤独を煽り立てる演出はなかなか見事だ。


c0073737_12134627.jpg『グレン・ミラー物語』(1954/アメリカ)
【監督】アンソニー・マン

利己主義的アメ公映画の決定版。 都合よく挫折し、都合よく成功し、都合よく死んで、都合よく悲しむ。 ただそれだけのアメ公クソ映画。 こんなものをお気楽に創っていたアメリカにヘドが出る。 唯一良かったのは、ルイ・アームストロングによる演奏。 ムードたっぷりな歌声は素晴らしかった。


c0073737_12145439.jpg『ざくろの色』(1971/ソ連)
【監督】セルゲイ・パラジャーノフ
★★★★
色彩と構図だけで勝負したら、この映画の右に出る作品はないだろう。 台詞を排し、時折り入る語りも音声がしぼられており、色彩と構図をひたすら強調した演出も、さりげなく巧みである。 ソフィコ・チアウレリの美しさも鮮烈。 特に、白装束・白塗りの彼女は、神秘的なまでの美しさとオーラを放っている。 目じりが印象的な女優で、もっと沢山の作品で彼女の姿を拝みたかったものだ。 強いて苦言を呈すれば、映像的な美しさと物語としての面白さが両立していないところ。 だがこれは、究極的に色彩と構図に焦点をしぼった結果だとも言える。 それだけ、絵画的美しさに特化した、孤高の作品だった。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2011-08-21 12:17 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2011.8.17)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_1125814.jpg『ミスター・グッドバーを探して』(1977/アメリカ)
【監督】リチャード・ブルックス
★★
昼間は教師という真面目な仕事をしていているのに、夜はバーで男を漁り、行きずりの男とベッドを共にする。 そんな二重生活。 人間の表と裏、陰と陽。 そんな感じのことを描いているのだが、今となっては別に斬新なテーマではない。 そんな人間なんて、都会には普通にいる。 ラストを殺しで締めるのも、ありふれた落とし方。 予想していただけに、余計に残念なラストだった。


c0073737_1141997.jpg『家での静かな一週間』(1969/チェコスロバキア)
【監督】ヤン・シュヴァンクマイエル
★★★
静かというか無音な一週間。 穴を開けた後、その穴の内側を指で拭い取る動きなんか、ヤン・シュヴァンクマイエルっぽい。 その穴から覗いた、家での無音な一週間。 穴の向こうには、毎日グロテスクでバラエティに充ちた空間が拡がっている。 まさに爆破するに相応しいグロテスクさよ! 特に、舌肉が這いずり回り、自らミンチになってバラバラ大量に増殖するところなんぞ、ヤン・シュヴァンクマイエル流グロテスクの極致! 最後、ダイナマイトが爆発しようとしている中、わざわざ家の中に戻り、壁の線を消しに行く細かさというか神経質さが、妙な後味を残した。


c0073737_14369.jpg『エトセトラ』(1966/チェコスロバキア)
【監督】ヤン・シュヴァンクマイエル
★★★
エトセトラ・・・ etc... つまり、「無限ループ」をテーマに、グロテスク・アニメの巨匠ヤン・シュヴァンクマイエルが、三つの短篇で綴ったオムニバス。 「無限ループ」という嫌な予感のするテーマが題材。 その予感的中、まさに悪夢。 “精神的な”グロテスクさ。 他のヤン・シュヴァンクマイエル作品とは異なり、「グロテスクさや悪夢」を映像で直接表現するのではなく、“精神的な部分”で「グロテスクさと悪夢」を描いた恐るべき掌編。


c0073737_17242.jpg『マルタの鷹』(1941/アメリカ)
【監督】ジョン・ヒューストン
★★
不満を挙げればきりがないので止めておくが、敢えて一つ挙げると、それは台詞の多さ。 小説をただ脚本に焼きなおし、それをハンフリー・ボガートが、さもカッコよさげにしゃべりまくる。 小説を読めば良いだけの話で、映画としての価値が希薄だ。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2011-08-17 01:08 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2011.8.14)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_16243152.jpg『不安』(1954/イタリア・西ドイツ)
【監督】ロベルト・ロッセリーニ
★★★★
不倫に関わる、ややもすると単純になりそうな話を、見事なまでにサスペンス風味満載に仕上げた作品で、いつ殺人が起るとも分からない雰囲気が全編に渡り漂っていて、緊張感を持ったまま最後まで観ることができた。 ロベルト・ロッセリーニとイングリッド・バーグマンは実生活でも不倫関係にあったが、本作はその不倫関係をまるで鏡の様に映しこんだ内容である。 結果、ロッセリーニは、不倫というものを深くリアルに追究し過ぎ、本作をもってバーグマンとの不倫仲も終りを遂げる。 ロッセリーニが、自身のプライベートをさらけ出してでも撮ろうとしたその意気込みを評価したいが、その一方で、単にロッセリーニの女グセの悪さを見せられているだけの様な気がしなくもない。 不倫とはいかに不誠実で、リスクが高いか。 単純に言えば、そんなことを訴えている作品である。 そんな単純な題材を、ロッセリーニは独自のセンスで、サスペンス劇としても十分に楽しめる作品に仕上げてみせた。 ロッセリーニは、イタリア近代映画の草分け的存在の監督だけあって、その完成された演出手腕には、さすがの貫禄を感じた。


c0073737_16263416.jpg『アニー・ホール』(1977/アメリカ)
【監督】ウディ・アレン
★★
同じくウディ・アレン監督作の『マンハッタン』がそれなりに良かったので、代表作である本作には相当の期待感を持って鑑賞にのぞんだ。 しかし、技巧的な演出ばかりが目立ち、ダイアローグというよりアレンのモノローグの連続に、顔をしかめるしかなかった。 アレンの独特の持ち味が、ふんだんに散りばめられた個性の強い作品ではあるが、アレンのモノローグ自体が肌に合わず、楽しむことはできなかった。


c0073737_16405048.jpg『地下室の怪』(1983/チェコスロバキア)
【監督】ヤン・シュヴァンクマイエル
★★★
ヤン・シュヴァンクマイエルの得意とするグロテスクなアニメーションではなく、ほぼ実写でホラー映画という内容。 でもこれが意外と面白かった。 子供の時分に見るような悪夢を実写化したかの様な内容だ。 だが、最後のオチが更に意外。 あれほど奇怪で恐ろしい地下室に、少女がまた戻っていくとは・・・ これこそ“怪”である。 理解不能である。 やはり、ヤン・シュヴァンクマイエルの作品は、一筋縄ではいかなかった。 石ころのベッドで寝ているオッサンが、汚いベビーベッドに「来い来い」と、手招きしているシーンなんか特に印象的。


c0073737_16363732.jpg『ジャバウォッキー』(1971/チェコスロバキア)
【監督】ヤン・シュヴァンクマイエル
★★★★
個人的にヤン・シュヴァンクマイエル作品の中でナンバー1な作品! とにかく気が狂いそうな悪夢的イマジネーションの世界爆発!! 迷路が出てきて、行き止まると猫が出てきてドボーン、そんでもって悪夢登場!って流れが何だかクセになるバッドテイスト。 果物が割れてウジが出てくるのには正直参ったが・・・汗




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2011-08-14 16:37 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2011.8.7)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_0113851.jpg『紅夢』(1991/香港・中国・台湾)
【監督】チャン・イーモウ
★★★★
中国製作映画としては、チェン・カイコーの『さらば、わが愛/覇王別姫』に匹敵する濃度を持った作品。 チャン・イーモウは、この頃、素晴らしい作品を撮った。 現在に関しては、敢えて語らず。 抜群の才能が、出世的野心と金によって摘まれることの損失の大きさ、本作を観てこれを感じずにはいられない。 主演のコン・リーは、完璧なまでの大陸美人。 チャイナ服をとっかえひっかえ着こなす。 そして、巨大なのに閉塞感たっぷりの大邸宅。 妾4人とは羨ましくもあるが、現代日本の感覚からすると、むしろ寂しい印象の方が勝るかも。 とにかく、あのお城の様な邸宅は冷たい感じがする。 大体、気味の悪い小屋が屋上にある時点で頂けない。 だが、中国ならではの文化、もちろん中国の中でも特殊な世界での文化だろうが、我々日本人からしたら、カルチャーショックの何物でもない。 同じアジア圏の私から見てもショックを受けたくらいなので、欧米人が本作を観たらどんな感想を持つんだろうか。


c0073737_0135556.jpg『ビッグ・パレード』(1925/アメリカ)
【監督】キング・ヴィダー
★★★
『ビッグ・パレード』と言うから、さぞかし派手で楽しいパレードを予想したのだが、まるで反対だった。 『ビッグ・パレード』とは、戦時下における車や兵隊の“大行進”だったのだ。 でも、このビッグ・パレードの演出に凄みがあった。 大量の兵隊たちが敵陣に向って突き進んでいくが、敵方の機関銃にバッタバッタと倒れていく。 そんな仲間たちを尻目に、倒れるまで敵陣に突き進む兵隊たち。 死をも恐れぬビッグ・パレードに、戦争の狂気をも感じた。 サイレントの音楽付きだったが、音楽もそのビッグ・パレードを盛り立てる様に躍動。 何だか得たいのしれない迫力を感じた。 サイレント映画だからこその、独特の迫力だったのかもしれない。


c0073737_0153346.jpg『ヴァリエテ』(1925/ドイツ)
【監督】E・A・デュポン
★★★
妻の浮気を知り、浮気相手との空中ブランコに臨む夫。 このシーンの緊張感がたまらない。 ラストで浮気相手に殺意を抱き、睨みつける夫の目つきに鬼気迫るものを感じた。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2011-08-07 00:17 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2011.8.3)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_0461129.jpg『アリスの恋』(1974/アメリカ)
【監督】マーティン・スコセッシ
★★★
母とその息子の二人が織り成す、典型的なロード・ムービー。 かのマーティン・スコセッシ監督が、その名を知らしめた記念すべき作品だが、その後の磐石過ぎる活躍を象徴するかの様に、本作も危なげない演出で卒が無い。 それだけに、また突き抜ける何かが無いとも感じる。 勿論、駄作という意味ではないが。 あのクソガキを可愛がる母親は、まさに母親ならではの母性を感じる。 普通なら、あんなクソガキは放っぽり捨てて当然なぐらいだ。 そういう意味では、ロード・ムービーの味わいと共に、親子愛を描いた作品としても評価されるべき作品だろう。


c0073737_0485667.jpg『ピョンヤン・ダイアリー』(1997/オーストラリア・日本)
【監督】スールン・ホアス
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_0513126.jpg『少女娼婦 けものみち』(1980/日本)
【監督】神代辰巳

ヤルか食うか。 ただそれだけの内容。 内田裕也だけは素晴らしい。 内田裕也の若い頃は実に魅力的。 あとはダメダメ。 あと、にっかつ独特の、口パクの様なつくりもダメダメ。 このにっかつ映画が、一部ファンの中で高く評価されている理由が分からないし、分かりたくもない。


c0073737_053067.jpg『激突!殺人拳』(1974/日本)
【監督】小沢茂弘
★★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_0545036.jpg『色情男女 夢翔る人』(1996/香港)
【監督】イー・トンシン
★★★
純粋なラブストーリーを撮る監督というイメージのイー・トンシン監督が、実におふざけエロ映画を撮った。 エロ映画と言っても、主演のレスリー・チャンは脱ぐわけじゃあない。 そこが何だか微妙なわけだけど、更に迷走気味の作品内容にも、観ているこちらとしては困惑せざるを得ない。 ただ逆に言えば、掴み所の無い奇妙な面白さを持った作品かもしれない。 実名で香港映画界の人物が出てきたりするので、香港映画に精通している人なら更に楽しめるかもしれない。 カレン・モクも愛嬌あっていいが、どこか垢抜けない。 それに比べてスー・チーは抜群のスタイルで脱いでもスゴイので、目の保養になる。 レスリー・チャンは、初期作品の頃の様なコミカルな役を演じているが、やっぱり彼にはウォン・カーウァイ監督作品で見せるアンニュイで陰鬱な役どころが一番似合うし、そういう役どころを演じさせると、魅力を最大限に発揮できる名優だと思う。 なので、レスリー・チャン好きの私として本作を評価すれば、満足とはいかなかった。




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浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2011-08-03 00:56 | ◆映画関連 その他