古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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Profile
◆なまえ
にじばぶ
◆性別

◆出身地
東京都下
◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
成瀬巳喜男
溝口健二
石井輝男
川島雄三
ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
時代の情景
良い映画を褒める会。
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最近観た映画(2011.9.29)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_2226643.jpg『スウィート・シンフォニー』(1997/香港)
【監督】イップ・カムハン
★★★
ポップなナンバーが不思議に心地良い、香港発のラブストーリー。 6人の男女が織りなす、くっついては離れのラブストーリーは、スピード感はあるものの、陳腐過ぎる内容。 話の内容も都合が良すぎるし、その演出も恥ずかしくなるくらいありふれたものである。 しかしながら、香港ならではの風景とポップな音楽は、否定しがたく魅力的で、陳腐でありながら嫌いになれない何かを感じる作品だった。 個性あふれる女優陣も捨てがたい。 でも何と言っても、本作の最大の魅力は、その軽快な音楽にあるだろう。 どれもどこかで聴いたことのある曲ばかりだが、香港映画は良い意味で音楽のパクリ方、いや、音楽の引用の仕方が巧い。 オリジナルな楽曲でなくても、それがその映画にマッチしていれば、それはそれで良しと思う。


c0073737_22274636.jpg『Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン』(2005/日本)
【監督】ヤン・ヨンヒ
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_22304649.jpg『ザ・クラッカー 真夜中のアウトロー』(1981/アメリカ)
【監督】マイケル・マン
★★★
ハードボイルドな雰囲気が漂い、小道具を使っての金庫破りなど、興味をひく部分はあった。 しかし、音楽はダサさ全開だし、どうにも話がくだらない。 そして主人公をカッコよく見せすぎなのが、観ていて恥ずかしくなる。 独りよがりな勘違い男の映画を観ている感じだった。


c0073737_22331716.png『秋菊の物語』(1992/中国・香港)
【監督】チャン・イーモウ
★★★★
人それぞれには意地とプライドというものがある。 それに強いこだわり持つ人にとっては、曖昧な結論など受容できるはずもない。 夫にケガを負わされた妻は、最初は夫のために抗議活動をしていたとはいえ、いつの間にか自分自身のこだわりとしての活動にエスカレートしていった。 本作は、役人の権力に対して人民がどれだけ対抗し得るか、それを一つのテーマにしている。 民主主義ではなく社会主義としての中国内において、どれだけ人民ひとりひとりの権利が尊重されるのか。 そして、それは尊重されるべきものであるとして、監督のチャン・イーモウは、観る者に訴えたかったに違いない。 人間というものは一度感情的になってしまうと、敵も味方もなく言動を起こしてしまいがちであり、本来仲間である村長や村人たちを巻き込んでいってしまう。 そんな暴走ぶりと、終盤の難産騒ぎで村長がこの妻の為に職務を全うするという下りが、見事に平行して描かれており、実に人情味のある豊かで緻密な作品に仕上がっている。 組織や集団における仲間意識の重要性。 だが、それはちょっとしたことから亀裂が生じ、行き違いが生じてしまう。 そんな人間の絆の重要性と脆さ、そして逆に結束力の強さをも提示してみせた本作は、チャン・イーモウの実力と魅力が存分に発揮されている作品だった。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2011-09-29 22:34 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン
c0073737_9194219.jpgDear Pyongyang ディア・ピョンヤン
(2005)

上映時間:107分
製作国:日本
ジャンル:ドキュメンタリー

監督:ヤン・ヨンヒ

脚本:ヤン・ヨンヒ
撮影:ヤン・ヨンヒ


◆ベルリン国際映画賞:最優秀アジア映画賞
◆サンダンス映画祭:審査員特別賞
◆山形国際ドキュメンタリー映画祭:特別賞


*****************************************************
c0073737_9265683.jpg 日本で生まれ育ったコリアン2世の映像作家ヤン・ヨンヒが、朝鮮総連の幹部として自らの一生を“祖国”に捧げる父親の姿を10年間に渡って記録し続けた感動ドキュメンタリー。ヤン・ヨンヒ監督は4兄妹の末っ子として生まれた。3人の兄は30数年前に“帰国”した。人一倍家族思いの両親が、なぜ息子たちを“祖国”に送ったのか。監督は、優しい父とその政治的信念に違和感を抱きながらも、それを理解しようと父にカメラを向けた。映画は、ユーモラスな丁々発止を繰り広げる父と娘の対話を軸に、近くて遠い二つの国に生きる家族の真実の姿を描き出すとともに、容易に埋まらない父娘の溝と決して揺らぐことのない確かな絆を浮かび上がらせていく。(「allcinema」より。)
*****************************************************

c0073737_924664.png北朝鮮を支持する団体の幹部であった父と、日本で在日として生まれ育った娘。


二人の間には、思想という点で、どうしても埋められない溝があった。

それは、どんなに父娘が愛し合っていても、埋められない溝だ。


c0073737_9243877.png日本で北朝鮮の思想活動を人生を賭けて行ってきた父親だが、老齢になり活力も失われつつあった。

そんな父親に、娘が「韓国籍」を取ってもいいか、と質問するシーン。

娘に幸せになってもらいたいという思いが頭をもたげ、韓国籍になることを許す言葉をひねり出す。


北朝鮮の思想を生涯信じ続けてきた男としての父親と、愛する娘の幸せを願う父親とが交錯し、葛藤するシーンだ。

c0073737_92525.jpg父親は誰だって、娘に幸せになってもらいたいと心の底から願っている。

だけど、どうしても譲歩できない部分がある。

そんな葛藤から意を決してひねり出した言葉が、娘に韓国籍になることを許す言葉だった。

娘を持つ父親なら、感情移入できる部分に違いない。


c0073737_92525100.jpgそれと、本作は北朝鮮の風景や人間たちを映像に残しているという部分でも、非常に貴重な作品である。

ピョンヤンの映像を撮った監督の勇気に敬服する。


個々の人間がそれぞれに持つ思想や価値観。

それを上回るものは、親の子供に対する愛情であった。


あらゆる試練や苦難を乗り越えてきた一人の男の、死に瀕するまでの過程を描いたドキュメンタリーで、人間の生き様、人間の業というものを深く考えさせられる作品であった。




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作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2011-09-27 09:27 | ◆映画レビュー | Comments(5)
最近観た映画(2011.9.23)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_1932316.png『ふゆの獣』(2010/日本)
【監督】内田伸輝
★★★★★
こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_19304165.jpg『何がジェーンに起ったか?』(1962/アメリカ)
【監督】ロバート・アルドリッチ
★★★
醜悪な老女が画面いっぱいに暗躍する内容で、終始、気色の悪さとの闘いであった。 姉と妹の恨み辛みを、長めの尺でたっぷりと描く、地獄絵巻。 しかし、途中の展開に無理があり過ぎたのが難。 幽閉された姉だが、半身不随で車椅子なのは分かるが、階段は一度車椅子から降りて、這いつくばって階段を一段ずつ降りれば良いと思うのだが、何故だかそうしない。 手すりにもたれて階段を降りるのは至難の業。 頭が悪いというより、「抜け出せない」という状況を都合よく無理矢理演出しているように感じ、幻滅した。 安っぽいテレビドラマのように、そもそも何事もタイミングが良すぎ! 妹の帰ってくるタイミングが良すぎだ。 そして、姉はもっと早くに警察に助けを求められたハズ。 「逃げ出せない」、「警察に連絡しない」、「妹が帰ってくるタイミングが良すぎる」などなど・・・“姉が幽閉されてこわ~い。逃げられな~い、どーしよー。”という演出が、都合よく展開されすぎて興ざめになってしまった。 そんな序盤から中盤に嫌気が差しつつも、最後まで観た。 そして、あの浜辺でのラストシークエンス! これは衝撃のラストだった。 なんというか、今まで室内劇が中心だっただけに、姉妹が浜辺で過ごすラストは、幻想的なまでの眩しさを感じた。 素晴らしいインパクトを残すラストだ。 終わらせ方も、また格別。 妹は、最後まで自分の幼い頃の幻影を追い続ける。 なんというもの悲しいラストシーンだろうか。 そして又、結果として姉が助かるという落とし方も、微妙にハッピーエンドで、アメリカ映画的であった。


c0073737_20231680.jpg『接吻』(2006/日本)
【監督】万田邦敏
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_20242448.jpg『愛のむきだし』(2008/日本)
【監督】園子温
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_2026535.jpg『息もできない』(2008/韓国)
【監督】ヤン・イクチュン
★★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_20283192.jpg『小さな赤い花』(2006/中国・イタリア)
【監督】チャン・ユアン
★★
チャン・ユアン監督の作品ということで鑑賞したが、これまでの作品とは趣がまったく異なり、子供たちが主人公という内容。 全寮制の幼稚園が舞台で、そこに入園した問題児がどうなるかの過程を描いた内容だ。 これが全くつまらない。 起伏がない。 そして、主人公の男のコが、これまた憎たらしい。 ラストにもひねりがない。 ある監督が好きだからと言って、その監督の作品を選ばずに観ると、残念な結果になってしまうという典型になってしまった。


c0073737_21291568.jpg『からみ合い』(1962/日本)
【監督】小林正樹
★★★★
さすが小林正樹監督作品、重厚な味わいで内容も面白い。 美術や音楽も独自性に富んでおり、ストーリーとは別に、映画として、画として楽しめるのがまた良い。 小林正樹監督作品の『化石』と似たような設定で、大企業の経営者が不治の病に侵され、今までの人生を反芻し、余生をどうにか全うしようと苦悶する姿が主軸となっている。 その社長の死に臨み、その遺産を狙う人々。 さまざまな欲望と策略、そして嘘が複雑に“からみ合い”、醜悪な人間たちの内面を見せつけられた。 法律の知識を武器に暗躍する企業顧問弁護士、愛人のごとく体を武器にして遺産相続人に名乗りを挙げる社長秘書、必至に自分の立場を守ろうとする若き妻、そしてその妻の元愛人・・・と実に複雑巧みに人間がからみ合う。 ドロドロとした人間ドラマで、もう一度観たいとは思えない内容ながら、これまたハズレのない小林正樹作品に、どっぷり黒々酔いしれることのできた2時間弱だった。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2011-09-23 21:30 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
「浅野忠信 作品リスト」を更新(63作品目)
「浅野忠信 作品リスト」を更新しました。

今回は63作品目となる『SOUL RED 松田優作』を追加しました。
リンク先をご参照下さいませ。


管理人
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by nijibabu | 2011-09-20 22:51 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
息もできない
c0073737_0431934.jpg息もできない』(2008)

上映時間:130分
製作国:韓国
ジャンル:ドラマ/ロマンス

監督:ヤン・イクチュン
製作:ヤン・イクチュン
脚本:ヤン・イクチュン
撮影:ユン・チョンホ
編集:ヤン・イクチュン
音楽:ジ・インヴィジブル・フィッシュ

出演:ヤン・イクチュンキム・コッピ/イ・ファン/チョン・マンシク/ユン・スンフン/キム・ヒス/パク・チョンスン/チェ・ヨンミン/オ・ジヘ

◆ロッテルダム国際映画祭:グランプリ
◆ラス・パルマス国際映画祭:主演男優賞、主演女優賞
◆ドーヴィル・アジア映画祭:グランプリ、国際批評家賞
◆フリブール国際映画祭:エクスチェンジ賞
◆ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭:カトリック映画賞、観客賞
◆シンガポール国際映画祭:最優秀演技賞(男優賞)
◆バルセロナ・アジア映画祭:グランプリ
◆ニューヨーク・アジア映画祭:新人監督賞
◆台北映画祭:スペシャル・メンション賞
◆カルロヴィヴァリ国際映画祭:NETPAC賞(アジア映画賞)
◆ファンタジア国際映画祭:最優秀映画賞、最優秀男優賞
◆テキサス=オースティン・ファンタスティック映画祭:観客特別賞、ニュー・ウェイヴ部門最優秀監督賞
◆ウラジオストク国際映画祭:グランプリ、最優秀女優賞
◆アジア太平洋映画賞:男優特別賞
◆韓国映画評論家協会:国際批評家連盟韓国本部賞
◆韓国・大鐘賞:新人女優賞
◆韓国・青龍映画賞:新人男優賞、新人女優賞
◆東京フィルメックス:最優秀作品賞、観客賞


*****************************************************
c0073737_1125066.jpg 韓国インディー映画界で俳優として活躍してきたヤン・イクチュンの長編初監督にして世界各地の映画祭でセンセーションを巻き起こした衝撃作。韓国の若者の父親世代との葛藤を背景に、愛を知らずに社会の底辺で生きるヤクザな男と心に傷を抱えた勝気な女子高生が繰り広げる魂と魂のぶつかり合いが、剥き出しの暴力描写とリアルな感情表現で、赤裸々かつ緊張感いっぱいに綴られる。主演はヤン・イクチュン自身と本作の演技が絶賛された韓国期待の若手キム・コッピ。
 借金の取り立て屋をしているサンフンは、母と妹を死なせた父親に対する激しい怒りと憎しみを抱えて生きていた。常に苛立ち、情け容赦ない暴力を振るっては周囲を怖がらせていた。ある日サンフンは、道端で唾を吐き、偶然通りかかった女子高生ヨニのネクタイを汚してしまう。見るからに強面のサンフンに対しても怯むことなく突っかかっていくヨニ。最悪な出会いを果たした2人だったが、不思議とウマが合い、奇妙な交流が始まる。ヨニもまた、ベトナム戦争の後遺症で精神を病んだ父親との間に確執を抱えていたのだった。そんな中、ヨニの弟ヨンジェが偶然にもサンフンの手下となり取り立ての仕事を始めるのだが…。
(「allcinema」より。)
*****************************************************

c0073737_145364.jpg恐るべし韓国映画。

内容はバイオレンス映画。

そこに絡む、あまりに哀しい人々のドラマ。

久しぶりに興奮できたこの作品に、まず感謝したい。


c0073737_154382.pngやはり生い立ちというものが、その後の人生に影を落とすものなのか?

主人公は悲惨な幼少期を経て、ヤクザの世界へ足を踏み入れる。

血のかけらもない暴力を繰り返し、あてもなくその日を暮らす毎日。


c0073737_173730.jpgだが、彼の心の奥底には、あまりに純粋であまりに脆い、人間への愛が存在していた。

女子高生や男の子とのふれあい。

言葉は汚いが、彼の心には確かな優しさを感じた。


c0073737_1131284.gifラストの壮絶死は、因果応報としてみれば当然の結末だろう。

しかし、そこに更生という救いはなかったのか?

彼は学芸会という場に参加する資格がなかったんだろうか?

そもそも彼は不幸を背負い、空虚に生きてきて、ろくに愛情を受けたこともなかった。

そんな彼を学芸会の場に連れていってあげてほしかった。


壮絶死によるラストの結びは、因果応報的に当然の帰結と頭では分かってはいても、主人公の生い立ちを考え、主人公が内面の奥に持っていた優しさをも考えると、やっぱり学芸会を彼に見せてあげたかった。


それはそうと、あの海辺での膝枕シーン。

あれにはやられた。
完全にやられた。
ノックアウト。
c0073737_142177.jpg
涙腺が緩んだ。

男女の心のふれあい。

人間の温もりと癒し。

近年でも稀にみる名シーンだ。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

[PR]
by nijibabu | 2011-09-14 01:13 | ◆映画レビュー | Comments(0)
愛のむきだし
c0073737_284840.jpg愛のむきだし』(2008)

上映時間:237分
製作国:日本
ジャンル:ドラマ/ロマンス

監督:園子温

原案:園子温
脚本:園子温
撮影:谷川創平
音楽:原田智英

主題歌:ゆらゆら帝国
挿入歌:ゆらゆら帝国

出演:西島隆弘満島ひかり/安藤サクラ/尾上寛之/清水優/永岡佑/広澤草/玄覺悠子/中村麻美/渡辺真起子/渡部篤郎/板尾創路/岩松了/大口広司/大久保鷹/岡田正/倉本美津留/ジェイ・ウェスト/深水元基/吹越満/古屋兎丸/堀部圭亮/宮台真司

◆ベルリン国際映画祭:国際批評家連盟賞/カリガリ映画賞
◆バルセロナアジア映画祭:観客賞
◆ニューヨークアジア映画祭:グランプリ/観客賞
◆モントリオール・ファンタジア国際映画祭:審査員賞特別賞/最優秀女優賞(満島ひかり)/最優秀アジア映画賞/最優秀革新映画賞
◆東京フィルメックス:観客賞


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 「紀子の食卓」の鬼才・園子温監督が実話をベースに、盗撮男の予測不能の純愛の行方を描いたエンタテインメント大作。主演はAAAの西島隆弘と「プライド」の満島ひかり。敬虔なクリスチャンの一家に生まれた青年、角田ユウ。母を早くに亡くし、神父の父テツと2人暮らしの彼は、理想の女性“マリア”に出会う日を夢見て満ち足りた毎日を送っていた。ところが、ある出来事をきっかけに優しかった父はユウに懺悔を強要するようになる。父の期待に応えねばと、罪作りに励むうち“盗撮”の世界に没入していくユウ。そんなある日、彼は仲間とのゲームに負けて罰ゲームで女装している最中に運命の女性ヨーコと出会い、一瞬で恋に落ちるのだったが…。(「TSUTAYA online」より。)
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あらゆるエログロ要素が詰め込まれた、エログロ百科事典の様な作品。

言わば、エログロ世界の宝石箱。


c0073737_2403777.jpg200分を超える長編だが、その分見応えも十分。

長くは感じたが、話が進むほどに、少しずつ登場人物たちに感情移入していく感覚をおぼえた。

この感覚が案外、新鮮。

この点において、200分を超える長尺も意味があると感じられた。


映像はシャープかつ綺麗。

展開も奇抜で、園子温監督の特性がよく出ている。

『奇妙なサーカス』や『紀子の食卓』などの、この監督の他の作品と同じ色合いを感じた。


個人的には、女装した男に惚れるという、少しメルヘンな内容が好きになれなかった。

突飛な女子高生のアクションシーンもどこか浮いた印象はぬぐえない。


しかーし、やっぱりこの監督は、無意味なエロスが最大の魅力。

「エロければそれで良い」

そう割り切って観れば楽しめるだろう。


c0073737_2394572.jpg幼少期に、父親に性的虐待を受けた女のコ。

それがトラウマとなって、男嫌いになる。

園子温監督は、こういう設定がたまらなく好きらしい。

まさに監督そのものが変態だ。

変態監督だからこそ描くことのできる、めくるめく変態ワールド。

変質に偏執した世界観。


そして、この性的虐待を行う父親役を演じた板尾創路が見事にハマり役。

女子高生となった娘に乗っかる、暴力をふるう・・・極楽の山本でも良かったかもしれないが。


c0073737_2401721.jpg終盤にかけてのたたみかけは気合い十分。

キチガイになってしまった主人公の青年。

その青年を呼び覚まそうと涙する女子高生。

光り輝く素晴らしい最終章だった。




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by nijibabu | 2011-09-13 02:41 | ◆映画レビュー | Comments(6)
接吻(2006)
c0073737_9222160.jpg接吻』(2006)

上映時間:108分
製作国:日本
ジャンル:ドラマ/サスペンス/ロマンス

監督:万田邦敏

脚本:万田珠実/万田邦敏
撮影監督:渡部眞
音楽:長嶌寛幸


出演:小池栄子豊川悦司/仲村トオル/篠田三郎/大西武志/青山恵子/馬場有加/菅原大吉/佐藤貢三/平栗里美/宮田亜紀/美月まどか/杉山彦々/八波一起

◆日本映画プロフェッショナル大賞:作品賞/主演女優賞(小池栄子)
◆高崎映画祭:最優秀作品賞
◆ヨコハマ映画祭:脚本賞/主演女優賞(小池栄子)
◆毎日映画コンクール:主演女優賞(小池栄子)


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 孤独なヒロインが、無差別殺人の凶悪犯に自分と同じ孤独を見いだし、直情的に恋心をエスカレートさせていくさまを緊張感溢れるタッチで描いた異色ドラマ。主演は小池栄子と豊川悦司、共演に仲村トオル。監督は「UNloved」の万田邦敏。都内の会社に勤める若い女性、遠藤京子は、幼い頃から対人関係に問題を抱え、孤独な日々を送ってきた。ある日彼女は、無差別にある親子3人を惨殺した坂口秋生という犯人の逮捕劇を生中継するテレビを目にする。そこで坂口がカメラに向けて放った謎めいた笑みを見て、自分と同じ孤独と絶望感を見いだした京子は、一瞬にして恋に落ちてしまうのだった。
(「TSUTAYA online」より。)
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社会的に不適合者だと常に感じ、いつも孤独を感じている。

そのような人間が自分をどう見つめているか。

それは、自分のことを不適合者だと思っていない人には知る由もないことであり、そこには大きな溝がある。


c0073737_9252387.png不適合者が抱える心の闇。

不適合者同士しか理解し合えないこと。

しかし、不適合者同士とは言え、他人である以上すべてを理解できるとは限らない。

そこにはおのずと限界もある。


「この人なら私を理解してくれる。この人のことなら理解できる」

そう思っても、ちょっとした考え方のズレが、決定的な絶望感と孤独感を創り上げてしまう。


c0073737_9254886.jpg愛し合っている男女の関係にも同様のことが言え得るのではないか?

お互いのことを完全に理解し合っていると信じている男女が居たとしても、ちょっとした価値観のずれが深い絶望感をもたらす。


深い絆で結ばれた人間同士でさえも、ひょんなことから深い溝が生まれる。

人間の関係性の難しさ、そして完全に理解し合うということの不可能性を本作を観て、痛烈に感じさせられた。

c0073737_9263786.jpg
最後になったが、小池栄子は女優としてのプロ根性を発揮し、迫真の演技で実に素晴らしかった。

ついでに巨乳も相変わらず素晴らしい。




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by nijibabu | 2011-09-03 09:26 | ◆映画レビュー | Comments(0)