古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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Profile
◆なまえ
にじばぶ
◆性別

◆出身地
東京都下
◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
成瀬巳喜男
溝口健二
石井輝男
川島雄三
ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
時代の情景
良い映画を褒める会。
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最近観た映画(2012.12.3)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_110253.jpg『不知火海』(1975/日本)
【監督】土本典昭
★★★★
非常に見応えのあるドキュメンタリー。 水俣病について、どんな歴史教科書を読むよりも、水俣病を学ぶことができるだろう。 映像資料としての価値は存分にある。 何より、水俣病に苦しむ人たちの姿を、映像を通して観ることによって、その実態を知ることができるのが貴重である。 17歳の少女にインタビューする。 この少女は胎児性水俣病と認定された患者さんである。 将来が見えないどころか、現在すら何をしていいかも分からないと、涙ながらに語るシーン。 水俣病におかされた少女が、こういった心境に陥るのは至極当然で、実にこの水俣病というものが、罪深きものなのかを雄弁に語っている。 また、認定すらされず、人知れず苦痛に耐えている人たちもいる。 僻地に住んでいるが故に、水俣病の申請すらできず、日々の苦痛に耐える毎日。 やがて死が待つのみ。 そんな人生の末期に、どんな希望があろうか。 実に悲惨極まりない話である。 行政の怠慢さが原因だとも思われるが、そう単純な話でもなく、監督のやるせない思いが伝わってくる。 水俣病は、過去の事件として忘れ去られるやもしれない。 歴史の教科書をただ暗記するのみでは伝わってこない、悲惨な日本の歴史。 だからこそ、この様な貴重なドキュメンタリー作品を、映像資料として、学校教育の中でどんどん見せていってもらいたい。 2時間半の作品だが、よくぞこれだけの時間で、これだけメッセージ性のある作品を撮りあげたものだ。 土本典昭監督の努力と執念に、拍手を送りたい。


c0073737_11331100.jpg『下女』(1960/韓国)
【監督】キム・ギヨン
★★★★
古臭さ満天の韓国映画なのだが、現代にも通ずる普遍的な男女間のテーマを扱っている。 韓国映画の古典的名作とあって、外れはなかった。 とにかく女性の恐ろしさと男の愚かさを徹底的に描いている。 ほんとにここまで怖い女性っているのか?と思ってしまうほどだ。 ある意味では、大人の映画と言えるだろう。 男は若いオンナが好きという、どうしても否定できない事実(笑)。 「男にとっての若いオンナは、飢えた虎の前の生肉」 という名ゼリフが飛び出す。 あまりに図星過ぎて、余計に飢えた状態になってしまった(謎)。 終始シリアス過ぎる展開でひっぱっておいて、ラストのオチはちょっと余計かな、と。 賛否は分かれるところだろうが、そのラストは置いておいても、名作には違いない。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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# by nijibabu | 2012-12-03 01:15 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.11.29)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_23515865.png『くもとちゅうりっぷ』(1943/日本)
【監督】政岡憲三
★★★
戦中に、こんなほのぼのとしたアニメーションが創られていたということに、まず驚いた。 話は何てことないのだが、退屈はしない。 そして黒い蜘蛛がまた、いい味を出している。 クロンボ差別とみえなくもないが、おそらく気のせいだろう。 この蜘蛛が自身の糸を自在に操り、それをすべらかにアニメーションらしく見せる手腕は凄い。


c0073737_23493479.png『腰辨頑張れ』(1931/日本)
【監督】成瀬巳喜男
★★★
成瀬巳喜男作品群の中でも、初期に属するもので、それ以後の成瀬の作風とは異なる面を見せてくれる。 喜劇をベースにしながらも、喜怒哀楽を無声劇で見せるところなんぞ、小津安二郎の初期の頃にそっくりである。 特に秀逸なのは、後半の父親と息子のやりとりのシーンだ。 父親は家族の幸せを願い、収入を得る為、息子に対し、金持ちの子供たちに謝れと言う。 しかし、息子は悪くない。 当然、息子は謝りたくないと主張する。 「悪くもないのに、お金のために謝る」。 これはすなわち“大人社会”の縮図であって、それが子供には理解できようがない。 それが原因となって、父親と息子の間で衝突が起きてしまう。 その後、息子が瀕死の重傷に遭い、父親は居ても立ってもいられない気持ちになる。 父親の、親として息子を大切に思う気持ちが、短い尺の中で実に深く、そして緻密に描かれている。 貧乏であるが故のやるせなさ、悔しさみたいなものが、ぎゅっと凝縮された掌編だ。




★参照★
作品レビュー目次

お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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# by nijibabu | 2012-11-29 23:51 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
「浅野忠信 作品リスト」を更新(65作品目)
「浅野忠信 作品リスト」を更新しました。

今回は65作品目となる『夢のまにまに』を追加しました。
上記リンク先をご参照下さいませ。


管理人
にじばぶ


 
 
 
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# by nijibabu | 2012-11-29 23:44 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.11.24)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_1062259.jpg『痴漢ドワーフ』(1972/アメリカ・デンマーク)
【監督】ヴィダル・ラスキ
★★★
痴漢ドワーフより、よっぽどその母親の方がキモい! 特に顔のドアップ!ドアッフ! しかも乳まで披露。 そして当人の痴漢ドワーフといえば、女どもが「早く!早く!」と求めているのに、動きが遅い!ノロマ!遅漢ドワーフ! 全体的に、このドアホ!と言いたくなる内容。 ドワホ!ドワフ!


c0073737_1075399.jpg『アフタースクール』(2008/日本)
【監督】内田けんじ
★★★★
面白い! だが、観ている者をだます為の演出が、かなりわざとらしい。 常盤貴子の父親役が実は刑事だったわけだが、娘を心配する父親像が描かれる冒頭のシーンは、ただ単に観ている者をだます為だけに作られたものである。 この演出(ミスディレクション)に関しては、賛否が分かれるだろうが、ただ楽しめれば良いという点からはアリだとは思う。 社会的にずる賢く生きている者を、とことん破滅に追い込む怒涛の終盤は、確かに気分の良い側面はあるが、それこそ綺麗ごと過ぎではないか? ずる賢く生きている人間が得をし、真面目な人間が損をする社会こそが、現実の社会であって、本作の描く勧善懲悪な終盤は、それこそ監督の願望に過ぎない。 そう思うと、現実はこうじゃないよなぁ、みたいなやるせなささえ感じてしまう。 大企業の社長は、こんなに簡単には沈没しない。 そして、こんなに社会的視野の広い教師なども存在しない。 色んな意味で非現実的な内容で、映画にだまされることを単純に楽しむ為だけの作品だと思う。 かくいう私も、この作品にフツーにだまされたわけで、正直、それはそれで楽しかった。 まさしく痛快な作品である。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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# by nijibabu | 2012-11-24 10:09 | ◆映画関連 その他 | Comments(8)
「浅野忠信 作品リスト」を更新(64作品目)
「浅野忠信 作品リスト」を更新しました。

今回は64作品目となる『乱暴と待機』を追加しました。
上記リンク先をご参照下さいませ。


管理人
にじばぶ


 
 
 
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# by nijibabu | 2012-11-22 01:16 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.11.20)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_2136277.jpg『フェティッシュ』(1996/アメリカ)
【監督】レブ・ブラドック
★★★
(どもった様なしわがれ声で)「ガッ、、ブリエラッ、、」 この一声が全て。 好奇心と恐怖心が同居し、時には恐怖心も襲ってはくるが、やはり好奇心が勝ってしまう。 これは私にも経験がある。 よくできたホラー・コメディだが、いくなんでも血生臭過ぎる! 最初から最後までけっこー血だらけ。 鑑賞後、腹がへったので、ローストビーフを食べた。 まずかった。


c0073737_21423524.png『薔薇の葬列』(1969/日本)
【監督】松本俊夫
★★★
オカマ(ゲイボーイ)の歴史を目の当りにしたかの様だ。 ATGと新宿って、むやみによく絡んでくるけど、この作品に限って言えば、新宿が舞台となった必然性を感じることができる。 主演がピーターとは知らないで観たが、すぐにピーターと分かった。 若かりし頃なので、断然美しい。 決して好きとは言えない内容だが、間違いなく力作。 家族写真を何度もチラつかせるが、父親の顔の部分がタバコの火でよく見えない。 そんでもって、あのラスト。 カルトものながら、こうした伏線もしっかりしており、映画としての出来も秀逸だ。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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# by nijibabu | 2012-11-20 21:40 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.11.14)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_2145528.jpg『模型の国』(1975/日本)
【監督】今村秀夫
★★★★
廃墟マニアの聖地、「軍艦島」を描いたホラータッチのドキュメンタリー。 国内最強の廃墟であり、孤島でもある「軍艦島」。 しかも、廃坑直後で、まだまだ生活感の残る「軍艦島」をカメラに収めているので、非常に貴重な作品である。 数年前、この「軍艦島」は一般解放され、関係者や許可を受けた人でなくても、上陸できるようになった。 それにより、この島の廃墟としての魅力は少し落ちた気がする。 少なくとも、神秘的な印象は失せてしまった。 数年前まで一般人は、許可を受けずに上陸する、いわゆる“無法者”という形でしか上陸できなかった「軍艦島」。 その当時は、本当に神秘的なベールに包まれた島で、廃墟としての魅力、孤島としての魅力を存分に放っていた。 その頃が非常に懐かしい。 本作は、そんな「軍艦島」を丁寧に描写している。 しょっぱなからバラバラ人形が出てきたり、音楽が怖かったりと、ホラー仕立て。 ホラー仕立てなのはどうでもいいような気がしたが(笑)、廃坑直後の「軍艦島」を観ることができたのだから、文句はない。 圧巻なのは、「軍艦島」内最大の建造物である、コの字型のビルの映像。 すさまじく魅力的だ。 在りし日の、香港の九龍城を彷彿とさせる凄さ。 この様な貴重な映像を、DVDで気軽に観ることができることは、非常に喜ばしい。


c0073737_2185289.jpg『アリア』(1987/イギリス)
【監督】フランク・ロッダム/ニコラス・ローグ/チャールズ・スターリッジ/ジャン=リュック・ゴダール/ジュリアン・テンプル/ブルース・ベレスフォード/ロバート・アルトマン/ケン・ラッセル/デレク・ジャーマン
★★★
少々バラつき感があり、難解な印象もあるオムニバス作品。 その難解揃いな作品群の中にあって、難解な作品を連発してきた“ジャン=リュック・ゴダール”の作品が、一番解りやすかったというのは、ちょっとした驚きというか、皮肉。 本作の中で一番良かったのは、フランク・ロッダムが監督で、ブリジット・フォンダが主演した"Liebestod"という短編。 若き美男子と車でラスベガスに向かい、ホテルで情事を交わし、ブリジット・フォンダが自らの腕を割れた瓶のかけらで傷つける。 これだけの内容だが、これが凄まじい映像美! ブリジット・フォンダが、ラスベガスに向かう車内で、涼しげに髪の毛をなびかせ、哀しげな横顔を見せる序盤から、既に映画でしか表現できない美しさを感じた。 この一本を観ることができただけで、他が駄作でも許せてしまう。 それだけ素晴らしい掌編だった。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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# by nijibabu | 2012-11-14 21:11 | ◆映画関連 その他 | Comments(4)
最近観た映画(2012.11.10)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_1722761.jpg『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』(1976/ソ連)
【監督】ニキータ・ミハルコフ
★★★
これはラストが全て。 そこに到るまでの過程は最悪のつまらなさ。 会話が多すぎる上に、会話の内容もつまらない。 貴族の生活も腹立たしい。 ついでに画質も悪い。 だが、それを一気に挽回するだけのラストが待っている。 階級格差、音楽、哲学、思想、様々なものが存在するが、結局は人を愛する気持ちなのだと。 “愛情”が至上のものであると感じる、渋めの一本。


c0073737_1764861.jpg『適切な距離』(2011/日本)
【監督】大江崇允

悪い意味で、青臭い映画。 全てが未熟である。 だけど、この映画が狙うところの「笑い」のツボさえ合えば、観る人によっては楽しめる映画であると思う。 しかし、私には、その「笑い」のツボが全く肌に合わなかった。 これが最大の致命傷と言ってもいいかもしれない。 「ここは笑いを誘ってる部分なんだろうなぁ・・・」と分かりつつも、まったく面白くも何ともない。 次第に、この「つまらない」が「不快」へと変わっていく。 感性の違い。 これは如何ともし難い。




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浅野忠信 作品リスト
 
 
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# by nijibabu | 2012-11-10 17:07 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.11.5)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_2117498.jpg『四川のうた』(2008/中国・日本)
【監督】ジャ・ジャンクー
★★★★
古き物が廃れ、新しき物となって甦る。 中国の四川省成都が舞台。 その時代を駆け抜けた、多数の語り部によって描かれるセミドキュメンタリー。 歴史を刻んだ工場たち。 それらの映像が多数出てくる。 それは廃墟好きには堪らない映像の数々。 それらの廃れた工場を美しく捉えた映像もまことに魅力的で、素晴らしい。 戦争特需により隆盛を極めた時代。 その時代を語る人々の話題も豊富。 一人一人の思い出話が、一つの立派なストーリーとして成り立っている。 監督のジャ・ジャンクーが新境地を見せた作品。 画面に映る人達の生々しい息づかい、そして生活感さえも伝わってくるドキュメンタリー仕掛けな本作は、今までのジャ・ジャンクーとは異なる、また別の魅力が発揮されている。


c0073737_21204739.jpg『穴』(1957/日本)
【監督】市川崑
★★★
船越英二は息子よりかっこよかった。 現代劇の京マチ子は、時代劇の京マチ子より、意外と魅力を発揮していた。 この話、クライムサスペンスというより、ミステリー色が強い。 謎解きモノが好きな方には、必ずやお気に入りの一本になるはず。 京マチ子が痴漢に乱暴されるシーンは必見。 船越英二の、飄々としたダンディズムも良い。 ところで、ラストの船越英二のアッと言わせるダイビングは、かの飢餓海峡が影響を受けたのでは?と思わせるほどのデジャヴ。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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# by nijibabu | 2012-11-05 21:21 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.11.2)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_8391250.jpg『リミッツ・オブ・コントロール』(2009/スペイン・アメリカ・日本)
【監督】ジム・ジャームッシュ
★★★★
ジム・ジャームッシュはK点を超えた。 ノー・リミッツ、ノー・コントロール。 主人公の黒人俳優。 表情が良い。 姿勢が良い。 歩く後ろ姿が良い。 工藤夕貴が思いの他、美しくなっていた。 髪の毛が美しい。 スタイルと服装が良い。 紙を飲み込み過ぎても、体にはそんなに悪くない。 エスプレッソを二つ注文すると胃に悪い。 そこかしこに散りばめられた映画へのオマージュ。 気づいただけでもちらほらと。 他にもオマージュが沢山あったに違いないが、気づけなかった。 まだまだな私。 久しぶりに会えたクリストファー・ドイルの映像。 BGMも良い。 序盤に出てくるタワーマンションも個性的で印象的。 最期の要塞への忍び込みは不可能。 これ無理。 だけど、ノーリミッツ。 しかし、スーツが良く似合うなあ、この主人公。 極めてクールでかっこよい。


c0073737_8421424.jpg『美しい夜、残酷な朝』(2004/韓国・日本・香港)
【監督】パク・チャヌク/三池崇史/フルーツ・チャン

3話から成るオムニバス映画だが、3話それぞれがバラバラの印象。 2話目の三池崇史監督作品はホラー系なのに、他の1話目と3話目はスプラッター系。 まあ、オムニバスとしての一貫性が無くとも、全体的に面白ければそれで許せる。 だが、どれもイマイチ。 かっこいいイ・ビョンホンを観たかったのに、観られず残念だった韓国編。 『オーディション』で、三池監督がホラー映画の力を見せたと思いきや、思いっきりずっこけた日本編。 そして、とにかく悪趣味な香港編。 どれをとっても、不快。 ホラーとかスプラッターでも良いのだが、3話とも不満が残る内容で、出来の良いオムニバスとは言い難かった。




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# by nijibabu | 2012-11-02 08:44 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.10.26)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_138180.jpg『BIUTIFUL ビューティフル』(2010/メキシコ・スペイン)
【監督】アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
★★★
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の個性的な映像は堪能できたが、余命2か月という設定が個人的には合わなかった。 自分がもし末期がんで、あと余命2か月と宣告されたら、素直に諦めて身辺整理するだろう。 だがだが、子供の行く末を案じるのは同じかも・・・ いつ死んでも怖くないと思ってはいるが、確かに子供の将来は心配だ。 子供を持つ親が、死に臨んでの現実的な描写が多く、実際に自分が主人公の立場に立たされた時、健康な時には思ってもいなかった心情が発生するかもしれないと思うと、どうにも居たたまれない気持ちになる映画であった。 イニャリトゥ作品はどれも好きだが、この作品は自分にとっては微妙だった。 しかし、映像美と主人公の演技は素晴らしく、イニャリトゥの次回作に期待したい。


c0073737_13102386.jpg『一命』(2011/日本)
【監督】三池崇史
★★★
ご存じ、傑作時代劇『切腹(ハラキリ)』のリメイク。 恥ずかしながら、本作を観る前にその情報知らなかったものだから、ストーリー丸分かりで、観ていて少々しんどかった。 何故かって、この作品って、ストーリーがかなり魅力の大半を占めていると私は考えているから。 『切腹』を観ていた時は、先の読めないスリリングな時代劇に、興奮したものだ。 それを考えると、ストーリーと顛末を知っていて、この『一命』を観たことは、自分で言うのも何だが、不幸というか、愚かというか。 市川海老蔵の演技は可もなく不可もなく。 歌舞伎には精通していないので、知った様なことは言えないが、海老蔵の発声方法が、歌舞伎調の様な気がして、映画向きではない気がした。 少なくとも、本作での話だが。 それを食ったのが、満島ひかりの演技。 あまり目立った演技ではなかったが、控え目ながら、実に巧く演じていたように思う。 ところで、最後の雪は余計ではないか?? 3D映画だから、とってつけた様に降らせた様な気がしてならない。 どんなジャンルでも器用にこなす三池崇史監督だが、人情劇となると、さすがに不向きでないかと。 三池監督は好きな監督の一人で、今までに20本近く観てきているが、本作のような人情劇主体の映画を撮るには、かなり無理があるような・・・ とは言え、そこはさすがの三池監督。 瑛太の切腹シーンは、かなりの迫力。 あと、満島ひかりが死んだ瑛太の手のトゲを取るシーンとか。 随所に三池監督らしさも出ていて、部分的ではあったけど、楽しめたのは良かった。




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# by nijibabu | 2012-10-26 13:11 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.10.18)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_6421243.jpg『死刑弁護人』(2012/日本)
【監督】齊藤潤一
★★★★
和歌山ヒ素入りカレー事件の林眞須美、地下鉄サリン事件の麻原彰晃など、著名な殺人犯たちの弁護士をつとめた、安田好弘という人物に焦点をあてたドキュメンタリー。 林眞須美の無実を信じて揺るがないその信念。 世の中からバッシングを浴びても、決してひるまない弁護士としてのプロ根性。 そして何より、ひとりの人間としての個性が突出していて面白い。 そのイメージからすると、狂気の弁護士というイメージがわくが、その実像は意外にも実直な人間そのものだ。 又、実際に犯行を犯した人間に対しては、その量刑の適切さを裁判所で主張してみせるなど、何でもかんでも犯罪人を無実として主張しているわけでもなく、良識と冷静さも兼ね備えている。 安田好弘弁護士に対してマスコミが創り上げたイメージとは別の人物像が、このドキュメンタリーによって浮かびあがる。 いかにマスコミというもがデタラメかが判明する。 それだけでも観る価値のある映画だ。 又、安田好弘は若い頃から一貫して国家権力と闘ってきた弁護士でもある。 弱者の味方、社会的被害者の味方という意味でも、日本にとって欠かすことのできない弁護士であろう。 時に、国家権力は暴走する。 最高権力たる国家権力に真っ向から挑む安田好弘弁護士。 このような人物を抹殺してはならないし、この様な映画を通して、その存在価値を一人でも多くの人に周知させる必要があるであろう。 その様な意味で、このドキュメンタリー映画は、大きな社会的意義を持つ。


c0073737_6451876.jpg『砂漠のシモン』(1965/メキシコ)
【監督】ルイス・ブニュエル
★★★★
奇人、変人、精神病者、、、いや失敬、聖者シモンが、砂漠にそびえ立つ石柱の上で修行をするという、キリスト教的ブニュエル的寓話。 柱の下にやってくる様々な者たち。 おっぱい丸出しの若き女性も石柱の下に来るが、聖者シモンは眼を背け、悪魔には決して屈しない強固な神への信仰を見せる。 なんだか絶妙な面白さ加減。 なんというシチュエーション、なんというアイデアに満ちた環境設定だろうか。 最後のオチは今ひとつ。 何故なら、本作はルイス・ブニュエルの構想半ばで頓挫し、最後を強引に編集でまとめて作り終えたから。 だけど、非常に突飛で面白いラスト。 シモンのヒゲの凄まじさ(笑)、片足で立ち続けるという無茶な設定、悪者が泡を吹いてアッサリくたばるという始末・・・ 何だか、ブニュエルのユーモアと変態性が、特異な形で現れた作品だ。 ピエル・パオロ・パゾリーニにも似たユーモアさえも感じさせるのがまた良い。




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# by nijibabu | 2012-10-18 06:46 | ◆映画関連 その他 | Comments(2)
最近観た映画(2012.10.9)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_22172487.jpg『1+1=1 1(イチタスイチハイチイチ)』(2012/日本)
【監督】矢崎仁司
★★★★
都会に生きる登場人物達の、何でもない日常が淡々と描かれる。 そこに華美な装飾はなく、本当に淡々と描かれる。 だが、「何でもない」というのは少々ウソで、結構、各登場人物達にドラマが巻き起こる。 ドラマといっても、特別な筋書みたいなものはない。 決して群像劇ではなく、都会に住む様々なタイプの生活を、のぞき見する様なスタイルだ。 そこかしこに伏線みたいなものがあったり、ちょっとした事件が起きたり、変態が登場したり、女子高生がエッチされたり、娘に自殺される父親が出てきたりと、1時間という短めの尺の中に、様々な人生劇場が表現されており、何回観ても楽しめるタイプの映画だ。


c0073737_22195956.jpg『ヘルタースケルター』(2012/日本)
【監督】蜷川実花
★★★
予想を上回る程でもなく、下回る程でもなく、予想通りの内容。 確かにショッキングな映像は多いが、ダイレクトにそれを捉えてはおらず、間接的に映像化しているので、そこまでキツくはない。 この内容で、直接至近距離で撮ったらR-18になってしまうだろうから、おそらく意図的だろう。 沢尻エリカが、撮影後に境界型人格障害(ボーダレス障害)になったとも言われるが、文字通り“体当たり”の演技をしている。 他に光ったのは、メイク役を演じた新井浩文と、マネジャー役を演じた寺島しのぶ。 沢尻エリカには失礼だが、主役を食うほどの演技力。 他にも、味のある出演陣が脇を固める。 沢尻エリカが演じた「りりこ」の役柄は、決して突飛とは言えない。 美を追究するあまり、整形手術地獄にハマった女性という設定は、むしろ容易なキャラ設定である。 誰もが予想する破綻への道筋。 それを2時間以上もかけて描くもんだから、全体的に間延びしている。 終わらせ方にも疑問符がつく。 破綻してアッサリおしまいの方が、かえってキレ味が増したようにも思う。 又、性描写が多すぎるというクドさも感じられる。 その一方で、極彩色で彩られた映像の数々は、蜷川実花監督の真骨頂を堪能できる。 重そうでいて意外と重過ぎもなく、大衆受けするイメージがする一方で性描写が多過ぎて、リアルな設定でありながらどこか在り得ない感じもして、「全体的にアンバランス」というのが個人的雑感。 そういう意味でも、ヘルタースケルター。





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# by nijibabu | 2012-10-09 22:20 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
【訃報】俳優の大滝秀治さん死去。享年87歳。
名脇役、そして“老け役”の名手としても知られる、俳優の大滝秀治さんが亡くなられました。
享年87歳でした。

私の妻が、実際会って、お話したことがあり、とても身近に感じていた役者さんでした。

妻曰く、「ボディタッチが激しい」お方だったようですが(笑)、それだけ一般庶民にも、気取らず接してくれる、きさくな方だったんだろうと想像がつきます。

謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます。



管理人
にじばぶ


 
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# by nijibabu | 2012-10-05 21:47 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.10.4)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_840159.jpg『花を摘む少女と虫を殺す少女』(2000/日本)
【監督】矢崎仁司
★★
矢崎仁司監督が放った大長編。 その尺、実に236分。 しかも休憩がなかった。 途中でトイレに向かう人たちが多い中、私はなんとか我慢した(笑)。 題名にあまりリンクしない内容で、つかみづらかったというのが第一印象。 しかも、ほとんどが字幕なので、読むだけでも相当疲れた。 本作を観た印象として、まっさきに思い浮かんだ作品が、ジャン・ユスターシュの大長編『ママと娼婦』。 エピソードを積み重ねていき、長い尺でもって、登場人物たちのキャラクターや関連性が浮き彫りになるという仕掛け。 しかし、その『ママと娼婦』と比べると、本作は予想以上につまらない。 結局、断片的な映像の数々が、まとまっていない。 映画を観終えた後、監督に遭遇したので書きづらいが、この時分の矢崎監督って、まだ何か挑戦中で、自分の作品の型が定まっていなかったんじゃないかと思う。 何故なら、最近の矢崎作品は、面白いものが多く、矢崎カラーみたいものが一つまとまった形で感じられるからだ。 発展途上にあった矢崎監督の、貴重な大長編。 期待には遠く及ばなかったのが残念だ。


c0073737_8441350.jpg『悪の階段』(1965/日本)
【監督】鈴木英夫
★★★★★
評判通り、面白かった! 鈴木英夫監督のサスペンスものとしては、その面白さにおいて、代表作と呼べるだろう。 冒頭から仲間割れが予想されたので、現金を盗むシーンに緊張感が感じられなかったのはご愛嬌だが、その後が実に楽しめた。 最後もどんでん返しに続く、どんでん返し。 ラストシーンも印象的で素晴らしい!




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# by nijibabu | 2012-10-04 08:45 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.9.23)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_733377.jpg『ドリアン ドリアン』(2002/香港)
【監督】フルーツ・チャン
★★★
大陸から香港に出てきて、売春婦としてお金を貯める。 田舎から都会に出てきて、都会になじみつつも、やはりなじみきれず、最終的には故郷に還る。 日本でも同じようなパターンがよくあるだろう。 地方から東京の大学に入って、そのまま東京で就職。 だが、やはり都会は仮の場所であって、本来の自分の姿は発見できない。 それで、田舎へ戻る。 その様な、どこの地域にでもありそうな事の顛末を、けだるくて、きらびやかな香港を舞台に、じっくり描いてみせる。 フルーツ・チャンの魅力は、それなりに感じられたが、東京で生まれ育った私には、等身大では観ることのできない部分があって、それが障壁となってしまった感がある。 一方で、香港映画としての魅力、香港の猥雑でいて、どこか寂しい夜の風景。 そういった、香港映画特有の雰囲気と映像の数々が、印象に残った。


c0073737_7354213.jpg『U・ボート』(1981/西ドイツ)
【監督】ウォルフガング・ペーターゼン
★★★★
ダサくも思えるBGMが、実にいい味を出している。 潜水艦という、究極の閉鎖的空間において、極限の状態を描いた部分は、少々クドさもおぼえるが、あれだけ天井が低く、しかも深海という環境において、あのパニックさ加減は、いささかも極端な演出とは感じなかった。 苦難を乗り越え、平穏なラストと思いきや、そこは渋い西ドイツ映画。 アメリカ映画の様にはいかない。 実に虚しい幕切れ。 それでいて、十分に楽しい。 映画として楽しい。




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# by nijibabu | 2012-09-23 07:36 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.9.15)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_059537.png『美しすぎて』(1989/フランス)
【監督】ベルトラン・ブリエ
★★★
フランス映画らしいと言えばらしいのだが、より正確に言えば、“退屈な類いのフランス映画”といったところだろうか。 美人な奥さんを持った男が、ブスに惚れてしまうという設定は、その設定自体が面白いので、それなり観ることはできた。 だが、その設定内容から一歩も外へ出ない。 延々と最後まで、「美人な妻を捨ててブスな女と浮気する男」を描き続けている。 この平坦さはもはや、「フランス映画的」とか「エスプリ」とかとは別次元に、“映画的に退屈”と言う他ない。 この映画は、随所にフランス映画的なスタイルを感じさせるが、フランス映画は決してこんな映画ばかりではないぞ!と声を大にして言いたい。


c0073737_13030.png『ルージュ』(1987/香港)
【監督】スタンリー・クワン

愛する人の為に死ねるか? 永遠の愛は存在するか? テーマは分かるのだが、ファンタジーな内容に完全にうんざりとなった次第。 愛する相手に裏切れた女。 その女が現代の香港に幽霊となって現れ、愛の顛末の真相を解明していく・・・ いやー、お粗末というか、感想自体どうでもいいや、と投げやりになる恐ろしさよ。 幽霊より、この映画のお粗末さの方が恐ろしい。




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# by nijibabu | 2012-09-15 01:04 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.9.2)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_22581013.jpg『野獣死すべし』(1980/日本)
【監督】村川透
★★★
大昔、テレビで観た映画。 女性が銃弾に倒れ、その際に、真っ白なブラウスを血で汚し、切ない表情でスローモーションで倒れていくシーンは、今もなお脳裏にトラウマとなって焼き付いていた。 あれから30年。 沢山の映画を観てきて、現在、このシーンを見たら、どう感じるんだろうという、自分に対する好奇心がわいてきて、再鑑賞するにいたった。 結論としては何てことはなかった。 だが、大昔観た時、この女性が撃たれるシーンが、とてつもなく怖いものに見えたのは事実だ。 それだけ、このワンシーンが強烈なインパクトを持っているであろうことは間違いない。 今思えば、村川透監督色が出まくった内容で、特別なインパクトも無いんだけど、映画って数多く観れば観るほど、映画から受ける衝撃度は落ちていくものだと、実感した。 それを実感してしまったことの方が、このシーンより切なかったりして・・・


c0073737_2301535.jpg『ANA+OTTO/アナとオットー』(1998/スペイン・フランス)
【監督】フリオ・メデム
★★★★
情熱の国スペインで偶然出会った男女が、やがて成長し、氷の国フィンランドで運命の再会を交わす・・・ いわゆるラブストーリーにありがちな“偶然の出会い”を多用した陳腐な内容かと思いきや、それがちょっと違った。 苦味に似た、哀しい余韻を心に残す。 人生とは偶然の出会いの連続である。 そしてそれが、男女間の恋愛問題に絡んでくると、心の底を揺さぶられるような感動、もしくは切なさが体を襲う。 この物語は、そんな人生の感動や哀しさ、やりきれなさを、暗めのトーンながら鮮やかに描いてみせた逸品である。




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# by nijibabu | 2012-09-02 23:01 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.8.20)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_22575510.png『園子温ファンタ・ジア SHORT FILM COLLECTION』
(2004/日本)
【監督】園子温

今となっては、有名監督になった園子音監督の、ショートフィルム集。 この作品を観ていると、いかにその後の作品が、自らのアイデアの焼き直しで作られているかが分かってしまう。 つまりは自己模倣。 それも世界観の狭いヤツ。 ゴダールの縮小版、いや、せこい版。 女優陣の露出っぷりが唯一最大の見せどころとなっていて、中身はすっからかん。 しかも、映像は究極にショボい。 観るに堪えない短編の数々。 そして本作、最大の隠れ見どころは、夏川純が夏川純に見えないこと! うーん、、整形前と整形後、確かに整形後の方がきれいかな。 勿論、人工的だけど・・・


c0073737_2301677.jpg『大地のうた』(1955/インド)
【監督】サタジット・レイ
★★
人を簡単に殺し過ぎ。 作りが真面目だし、人が死ねば、共感は得られるだろう。 だから製作当時、数々の賞を獲ったに違いない。 だけど、個人的には名作とも傑作とも思えない。 安易に人を殺して、観る者の心を共鳴させる。 それが、計算ずくなのか、計算ずくでないのか、それはどうでもいいが、いずれにしてもこれは凡作だ。 大体、人の良いお婆さんを邪険に扱っているし、親父(オヤジ)はフーテンだし、しょうもない。 唯一評価したいのは、そのストレートな作り。 変な趣向を凝らさず、真正面から村に住む人々の生活と人生を描いている。 その部分には好感を持てた。




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# by nijibabu | 2012-08-20 23:00 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
映画に関する個人的なアレコレ・・・雑感、いや、決意表明。
ここ数年ガムシャラに観てきた「映画」。
その私の、「映画」に対する熱意が冷めてきてしまっている。

ご存じの様に、このブログの更新も滞りがち。
つまりは、それだけ元ネタとなる「映画」を観ていないから、更新できない。
なんだろう、このスランプは。

勿論、私生活の環境が影響しているのも確かだ。
とある大手企業に転職して、残業続き転勤続きという、映画をコンスタントに観るには極めてマイナスな環境的因子もあるが、それ以前に「映画」に対する執着心が減退しているのだと感じる。

****************************************************

だが私は映画を観続けたい。
これからもずっと。

例えば、脳出血とかで倒れてヨイヨイ寝たきりになっても、病床で「映画」を観るぞ、と。
例えば、タバコ吸い過ぎで末期ガンになっても、車椅子で映画館でタバコ吸いながら映画を観るぞ、と(注:映画館内禁煙です)。
上記例えは少々的外れにしても(笑)、そんだけ死ぬまで「映画」を観てやるぞ、といった心持ちなんですね。


明日は久しぶりにフリーな休みで、映画をたっぷり観てやるぞ!、と。
こんなコラムっぽいことを書いていたら、映画を観たい気分になってきやした。
良かった良かった、めでたしめでたし(単純)。


というわけで、かなり更新が滞っていた当ブログですが、そのうちまた元気を取り戻すだろうと思いますので、どうか長い目で、見守ってやって下さいませ。




管理人、にじばぶより、当ブログをごひいき頂いてる皆様へ愛をこめて
2012.8.15
にじばぶ拝


 
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# by nijibabu | 2012-08-15 00:23 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.8.14)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_013913.png『花火降る夏』(1998/香港)
【監督】フルーツ・チャン
★★★
香港返還期前後の混乱を描いた作品。 『メイド・イン・ホンコン』で、印象的な映像美を見せたフルーツ・チャン監督が、今度はアクション映画を撮った。 少々分かりにくい映像と展開は、香港返還の混乱を象徴しているとも取れなくもない。 ラストの展開はなかなか見もの。 残念なのは、ありきたりな香港アクション映画のレベルにまとまってしまっているところだ。 ただし、香港の雑然とした街並みと雰囲気を堪能できる、香港映画好きにはたまらないロケーションの数々が良い。


c0073737_014458.jpg『友よ、静かに瞑れ』(1985/日本)
【監督】崔洋一
★★★★
沖縄が舞台。 基地周辺の殺伐とした街並み、憂鬱感さえ誘う沖縄の陽射し。 それらが、この物語の殺伐感を巧みに演出している。 男の友情という動機のみで、ここまでやるか!という臭い話。 だが、それがまたこの映画の魅力でもある。 1980年代のダササ爆発のBGM。 これが非常に良い味を出している。 極めて効果的だ。 藤竜也、原田芳雄、室田日出男の男三人衆が、映画に男臭い花を添えている。




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# by nijibabu | 2012-08-14 23:56 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.7.28)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_2132530.jpg『セリーヌとジュリーは舟でゆく』(1974/フランス)
【監督】ジャック・リヴェット

難しさも散見されるファンタジーだが、とても退屈。 なぜならば、主演二人の女性に興味がわかない。 女同士のくだらないやりとり、仕草が気に食わない。 性に合わない、生理的にむかつく。 特に、おばさんパーマの方。 これがまた、センスの悪さ爆発。 髪の毛も爆発。 口紅塗ったところで変わらんだろう!と言いたい。 本の中の世界に入り込んでいくというファンタジーな設定もありきたり。 尺の長さも含め、何とかならんもんだろうか。


c0073737_21343710.jpg『針の眼』(1981/イギリス)
【監督】リチャード・マーカンド
★★★★
なかなか素晴らしい人情劇だった。 冷酷なスパイが、一人の女性の前では無力となり、正直になる。 どんな人間にも、人間らしさが眠っており、そしてその冷酷さの裏には、幼少期のトラウマがある。 人間を表面的に理解することの問題点をついているような気がした。 殺人を犯す人間にも、それなりの背景と事情がある。 そして優しささえ持っている。 それは、気を許せるほんの一握りの人間の前でしか見せない本当の姿。 スパイもの、戦争ものではあるが、人情劇だと感じた。 そして同時に、戦争の持つ悲惨さ、戦争の犠牲者を描いた内容でもあった。 見応え十分で、イギリス映画らしい、真正面な真面目さが良い方向に出ている。




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# by nijibabu | 2012-07-28 21:35 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.7.20)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_854125.jpg『それから』(1985/日本)
【監督】森田芳光
★★★
日本文学小説の趣きを存分に感じることができる作品だ。 ロケーションや家屋の佇まいからして、その時代の雰囲気が良く出ている。 致命傷は、脇を固めるキャスティングだろうか。 藤谷美和子や羽賀研二、森尾由美などが、現在からみればではあるが、作品の雰囲気を見事にぶち壊すキャスティングとなっている。 森田芳光の控え目な演出は冴えわたっているものの、役者選びの先見の目に関しては、否定せざるを得ない。 ただし、それらを全てチャラにするくらい、松田優作は素晴らしい。 穏やかながら、鬼気迫る演技を見せている。


c0073737_873642.jpg『霧の旗』(1965/日本)
【監督】山田洋次
★★★★
サスペンス仕立てだが、作品自体のテーマは、復讐劇そのものだ。 女の恨み、執念、その怖さが存分に、そして巧く描かれた内容。 終始、表情の無い倍賞千恵子が、執念深い女を実に巧く演じている。 そして特筆すべきは、大物弁護士を演じた滝沢修。 落ち着いた演技と、それとは対照的に、終盤に見せる落ちぶれた演技。 実に貫録十分の演技で、舌を巻くほど素晴らしかった。




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# by nijibabu | 2012-07-20 08:08 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.7.15)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_3143090.jpg『ロング・グッドバイ』(1973/アメリカ)
【監督】ロバート・アルトマン
★★★
ハードボイルドな雰囲気たっぷりの主人公がかっこよい。 ただ、最初から最後まで何だか置いてきぼりをくった感じ。 良く言えば、二転三転するストーリーなのだが。 ところで、主人公が住んでいるマンションのロケーションと構造が凄い! 専用のエレベーターに、あの住まい、そしてあの隣人たち。 こんなのを作ってみせたロバート・アルトマンのセンスに脱帽。


c0073737_318189.jpg『アパートメント』(1996/フランス・スペイン・イタリア)
【監督】ジル・ミモーニ
★★★
時間とタイミングを利用し過ぎの感、大有りの、一種のコメディ。 体裁はラブストーリーかサスペンスか。 いずれにしても、一風変わった作品だ。 役者陣は、いずれも個性派ぞろい。 皆、インパクトのある演技をしていて見応え十分だ。 娯楽に徹していて、なんというか、飽きさせない演出は素晴らしいのだが、それが先行し過ぎている。 真剣に観るタイプの作品ではなく、単純に映画を楽しみたい人向けの内容だ。 粒揃いの女優陣についてだが、最初と最後にしか登場しない、主人公の金髪彼女が一番美しい。 何故にこんなに美しい金髪女性がいるのに、わざわざ仕事を棒に振ってまで、おかしなゲームに首を突っ込むのか疑問だ。 別に金髪美女でいいじゃねーか! 主人公の野郎は、好奇心が悪い意味で旺盛で、欲張りである。 私も欲張りになりたい(笑)。




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# by nijibabu | 2012-07-15 03:20 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
【訃報】大女優、山田五十鈴さん死去。
日本を代表する大女優のひとり、山田五十鈴さんが亡くなられました。
95歳でした。

歴史を超えてこの世に存在し続けた、いわば神様のような方でした。

謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます。



管理人
にじばぶ
 
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# by nijibabu | 2012-07-12 22:54 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.7.7)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_7313517.gif『子宝騒動』(1935/日本)
【監督】斎藤寅次郎
★★★
非常に良く出来た和製コメディで、昭和初期の雰囲気が出ているのも良い。 30分ちょっとの短編ではあるが、最初から最後まで疾走するギャグの連発。 子宝という幸せと、その背景にある苦労を、時にはシニカルに、時には面白おかしく描いている。 あ、最後のオチも凄いです(笑)。


c0073737_7333999.jpg『モロッコ』(1930/アメリカ)
【監督】ジョセフ・フォン・スタンバーグ
★★★
まさしくロマンス映画の王道をいく作品。 男女の駆け引き、会話、しぐさ、異国の地・・・ それら一つ一つの要素が素晴らしく洗練されている。 モロッコという異国の地で偶然で出会う男女。 もうこの時点で、恋の予感を感じさせる。 とにかく、押したり引いたりの、男女の駆け引きが絶妙!




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# by nijibabu | 2012-07-07 07:35 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
矢崎仁司監督が隣りに!!
本日、『花を摘む少女と虫を殺す少女』を新宿はK'sシネマに観に行ってきました。

4時間というながーい作品を観終え、ほっと一息。
映画館内にある喫煙スペースに入り、タバコを一服していると・・・

矢崎仁司監督が真横に居ました!
狭い喫煙スペース。

思わず、「わたくし、にじばぶと申しま・・・』と言いかけましたが、止めておきました(笑)。

 
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# by nijibabu | 2012-07-01 22:57 | ◆映画関連 その他 | Comments(2)
最近観た映画(2012.6.24)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_23181287.jpg『エブリデイ・イズ・バレンタイン』(2001/香港)
【監督】バリー・ウォン
★★
ラブコメディなんだろうけど、どうも適当につくった感が否めない。 コメディというより、悪ふざけ的な感じにみえるのがネック。 その分、肩の力を抜いて観られるし、セシリア・チャンも出ているけれど、さすがに絶賛できるような作品ではない。 っていうか、作っている側も絶賛されるとは思っていないであろう。 なんか確信犯的に、適当に作ったんじゃないかとさえ、邪推してしまう。 香港のラブコメディと言えば、上質な作品も数多く、本作もそれを期待して観てみたのだが、残念だった。 題名は、なんだかとても素敵な感じがするのになぁ・・・ なんだかなぁ。。


c0073737_23222150.jpg『楢山節考』(1958/日本)
【監督】木下惠介
★★
かの有名な姨捨(おばすて/うばすて)山の話を映画化したもの。 有名な題材なだけあって、いかにそれを映画として演出するかに注力している。 陰鬱な雰囲気を出すために、木下惠介監督は様々な工夫を本作で凝らしている。 それが一般的に評価されたか否かは別にして、奇をてらったかのような演出がどうにもわざとらしい。 具体的には、ほぼ室内セットで撮られた演出にあざとさを感じ、そのあざとい演出に、終始、意識がいってしまった。 ただし、ラストシーンだけは屋外で撮影されており、この部分についてはさすがの迫力。 しゃれこうべがそこかしこに転がり、不気味な霧が辺りを覆う。 その斜面に老婆を捨ててくる。 この物語のラストシーンに相応しい、不気味で陰鬱な映像に圧倒された。 しかししかし、そもそも老人を捨てるなどという因習自体に腹が立つ。 というか苛立つ。 ならわしだからといって、当然のように行っていた当時の村人に苛立ちを隠せない。 「みんながやっている」 「かわいそうかもしれないけど、やるのが普通だから」 「現在のならわし(制度)に別に疑問もない」 そんな風にしか物事を考えない人間が、閉鎖的な村社会の中で、平然とやっていた悪しき行為。 普通だからやる、みんなやっている、そんな日本人特有の思考回路が、最も悪い方向で現れたのが、このおばすてという行為だろう。 たとえ自分の考えや行動が、少数派であって、周囲から普通じゃないとか言われたとしても、自分自身が正しいと思えば実行し続ける、そんな人間になりたい。 この映画を観て、改めてそう思った。




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# by nijibabu | 2012-06-24 23:22 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.6.13)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_18582638.jpg『ランブルフィッシュ』(1983/アメリカ)
【監督】フランシス・フォード・コッポラ
★★★
なんとも怪しげで、迷宮に入ったかのような映像と展開は、いかにもフランシス・フォード・コッポラ作品らしさが出ている。 アメリカの夜の侘しさと猥雑さも良く出ている。 普通のセンスでは絶対撮れない映画。


c0073737_19513785.jpg『人間』(1962/日本)
【監督】新藤兼人
★★★★
新藤兼人監督の作品って、切れ味は悪いけど、丁寧に人間を描いている作品が多い。 本作もその例にもれず、人間描写がとても丁寧で、人間の深い部分をえぐり出すような演出が冴えわたっている。 人間が飢えと渇きの極限状態に陥った時、どういった行動をとるか? まさに、それぞれの人間の本性が現れる状況だ。 心の強い人間、弱い人間、自分勝手な人間、そしてキャラ的に弱く餌食にされそうな人間(笑)。 この四人で構成された内容で、ラストは『飢餓海峡』を彷彿とさせる幕切れだった。 殿山泰司が主演で、これまた棒読みながらも、熱演していて素晴らしい。 脇役が多かった俳優だが、主演を張らせても、これだけ演じられるのだから凄い俳優だ。 もっとも、本作の様な地味というか地道な内容の作品でないと、主演を張るのは難しいだろう。 人間を奥深く丁寧に描いた本作であったからこその好演であり、まさに殿山泰司主演に相応しい内容だったように思う。


c0073737_18564531.jpg『愛さずにいられない』(2005/中国)
【監督】ジャン・チョン
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。




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# by nijibabu | 2012-06-13 19:52 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
愛さずにいられない(2005)
c0073737_4104721.jpg愛さずにいられない』(2005)

上映時間:101分
製作国:中国
ジャンル:ロマンス/エロティック

監督:ジャン・チョン

脚本:チャン・シーエン
美術:ウィリアム・チャン



出演:ロザマンド・クワン/ウォレス・フォ/フランシス・ン

*****************************************************
 夫との単調な結婚生活に疲れた女性が、若い美容師と禁断の恋に落ちる官能ラブ・ストーリー。主演はロザマンド・クワンとウォレス・フォ。スタンリー・クワンが製作総指揮を努め、ウォン・カーウァイ作品を手がけるウィリアム・チャンが美術を担当。
 上海。かつてはその美貌で華やかな男性遍歴を重ねたエニーも、いまでは気の弱い夫とわがままな娘との質素な生活に甘んじていた。そんなある日、若い美容師・阿華と出会ったエニーは、やがて阿華との禁断の関係に溺れていく…。
(「allcinema」より。)
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c0073737_4221623.jpg主演の女優さんを、どこかで見たことがあるなぁ・・・と思っていたら、時代は異なるが、司葉子の若い頃にそっくりだ。

それはそれとして、香港恋愛映画の良さがタップリと染み出した逸品であった。

確実に女性の為の映画であると、私は勝手に思ったが、実際はどうなんだろう。

話があまりにストレート過ぎて、日本で作るのは難しい、というか現実的に日本では作られないであろう内容だ。


若い頃、街では有名なほど美人で優雅だった40代の主婦が、カリスマ理容師を愛してしまうという内容。

彼女は、その理容室に10年間も通い続けた。

年齢差はかなりあるが、理容師の方も、彼女のことを憧れの存在として、好意を持っていた。


だが彼女には、夫はもちろん娘もいた。

c0073737_4214630.jpgなのに、家族を捨てて、理容師の元へはしってしまう。

これをいとも簡単にやってしまうから、男の私としては存分に引いてしまった。

何不自由なく育った彼女は、稼ぎの悪い夫との生活に嫌気がさしてしまったのだ。

でもなぁ・・・いくら嫌気がさしたからって、泣いてる子供をよそに、あっさり逃げるから凄い。


いや正確には、逃げたことが凄いんじゃなくて、家族を捨てて若い男の所に走るという女性の行為を、何ら悪びれることなく、肯定的にあっさり描いている本作の視点が強烈だった。


その後彼女は、若い理容師とはうまくいかなかったが、実業家として成功し、幸せな笑みを満面に浮かべて上海の街を闊歩し、エンディング。


家族を捨てて若い男にぞっこん、そして仕事に生きて活き活き。

こんな流れを爽やかに、何ら否定的な部分もなく、最後まで描ききった内容に唖然。

だが、一種、その価値観というか、ある女性の生き方の方向性が明確に描かれているので、これはこれで一つの映画として完成している。


上海の街を活き活きと闊歩する主人公の女性。

その時流れる、アップテンポで幸せに溢れたエンディングソング。

この映像と音楽の取り合わせが圧巻のラスト。

このラストは、自分のやりたい事を貫き、ふっきれた女性の生き方を描いた本作の内容を、これ以上なく象徴していた。

男の私からしたら思いっきり引いてしまう内容であるにも関わらず、この爽やか過ぎるラストは、極めて爽やかだった。




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# by nijibabu | 2012-06-09 04:22 | ◆映画レビュー | Comments(0)