古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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Profile
◆なまえ
にじばぶ
◆性別

◆出身地
東京都下
◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
成瀬巳喜男
溝口健二
石井輝男
川島雄三
ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
時代の情景
良い映画を褒める会。
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タグ:ホウ・シャオシェン ( 18 ) タグの人気記事
台北カフェ・ストーリー(2010/台湾)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_6384534.jpg『台北カフェ・ストーリー』(2010/台湾)
【監督】シアオ・ヤーチュアン
★★★★
公開時に見逃してから3年。 ずっと観たかったアジア映画。 遂に観ることに成功! 場所は北青山。 オシャレなバーで、入場者30人限定での上映。 スクリーンは小さかったが、とにかく待望の映画を観ることができた。 目当ては女優のグイ・ルンメイ。 日本人とは、また一味違った魅力がある。 なんというか、嫌味のないナチュラルな美しさ。 グイ・ルンメイが演じる女性が、台北にあるオシャレな街中で、オシャレな妹と一緒にカフェを営むという設定。 製作総指揮に、『珈琲時光』のホウ・シャオシェン。 まあ、これだけ揃っていれば、ハズレはない。 この作品のテーマは“物々交換”。 欲しい物を、貨幣ではなく、物で評価する。 その状況下では、物の価値は一般的な貨幣価値ではなく、当事者間の気持ちにより決まる。 人にはそれぞれ物に対する思い入れがあり、その思い入れによって、その物の価値は全く異なってくる。 その物々交換が、カフェで繰り広げられる。 正直言えば、この物々交換というテーマ、それほど面白くはない。 やはり、この映画の魅力は、「オシャレなカフェで働く美人姉妹を、ただただ鑑賞すること」に尽きる気がする。 少なくとも私は、グイ・ルンメイを鑑賞できただけで幸せだ。



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浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2014-12-31 06:41 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
“憧れのアジアン映画”『台北カフェ・ストーリー』、遂に鑑賞の機会到来!!
ずっと見たかった台湾映画『台北カフェ・ストーリー』、遂に上映の機会を捕獲しました!

この作品は、大好きなグイ・ルンメイが主演ですが、それ以外にも、現代台湾が舞台であることや、競演の女性が個性的で涼しげな感じがすること、カフェが舞台でオサレ感抜群であること等、とても見たかった作品です。

ところが、初回上映期間を逃して以来、めったに上映されませんでした。

この作品の画像を、私はスマホの壁紙、そしてパソコンの壁紙にも採用しております。
それだけ、“憧れ”の存在。

元々、アジア映画は大好きですが、この作品から感じられるイメージたるは、抜群に好印象です。


ホウ・シャオシェンが製作総指揮をとっている関係で、映像感覚は『珈琲時光』に近いものがあり、ストーリーよりも、時間の流れる感覚や、空気感、映像センスを堪能できる作品だと予想します。

さて、注目の上映情報です。


http://www.taipeicafe.net/archives/830


青山のバーで、上映。
その後、参加型の討論会があるようです。

観客は30人限定の、ミニ上映ですので、討論会も自ずと、それ以下の人数になるはずです。
まあ正直、熱の入った映画通の方々と討論を交わすのは、気がひけて、やる気はおこりません(笑)。
おそらく、まともなことはしゃべれないと思われます。

それと、自己紹介的なことをやるかもなので、その際、“にじばぶ”という名を出そうか迷っています(笑)。

このブログをお読み頂いている方の中で、この作品に興味を持たれ、且つ、東京近郊にお住まいの方がいましたら、ぜひ、観に来て下さい!

ちなみに私は、「昼の部」に行きます。

あ~、今から楽しみです!
もちろん討論会ではなく、映画鑑賞の方ですが・・・
 
 
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by nijibabu | 2013-12-09 00:06 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
青の稲妻
c0073737_13375170.jpg青の稲妻』(2002)

上映時間: 112分
製作国: 中国/日本/韓国/フランス
ジャンル: 青春


監督: ジャ・ジャンクー

脚本: ジャ・ジャンクー
撮影: ユー・リクウァイ


出演: チャオ・タオ/チャオ・ウェイウェイ/ウー・チョン/リー・チュウビン/チョウ・チンフォン/ワン・ホンウェイ

*****************************************************
 中国の若者たちをヴィヴィッドに描いた前作「プラットホーム」で高い評価を受けた期待の気鋭ジャ・ジャンクー監督が、再び中国の地方都市を舞台に描く青春映画。前作が80年代にスポットを当てたのに対し、本作では現代の若者たちの不安や焦燥を等身大で描く。第55回カンヌ国際映画祭正式招待作品。
 中国山西省・大同(ダートン)。19歳のシャオジィとビンビンは定職にも就かず毎日気ままな生活を送っていた。ビンビンには受験生の恋人ユェンユェンがいた。だが、彼女が北京の大学を志望していると知ると、ビンビンは自分も北京に行こうと兵役志願を決意する。一方、シャオジィはダンサーのチャオチャオに出会って一目惚れしてしまう。しかし、彼女にはヤクザの愛人チャオサンがいた。それでもシャオジィはチャオチャオにアプローチをかけるが、案の定チャオサンに手痛い仕打ちを受けてしまう…。
(「allcinema」より。)
*****************************************************

製作国は中国・日本・韓国・フランスとあるが、極めて台湾映画的な雰囲気を感じた。

台湾映画の“自然な語り口”としての良い所と、台湾映画独特の“退屈さ”、その両方を感じたのだ。


c0073737_13404687.jpgホウ・シャオシェンの作品にも似た作品だったが、ホウ・シャオシェンの作品はもっと直接的な暴力描写やイベントが発生するのに対し、本作はそれが見られない。

それと、ホウ・シャオシェンの作品は、日常を映し出したにすぎない映像の中から、映画としての作為的な部分が自然と感じられるのに対し、本作は映画的な作為性が前面に押し出されているという点において、その趣きを異にしている。

そういった厳密な部分で言えば、ホウ・シャオシェンの作品とは異なるし、台湾映画的とは言えないのかもしれないが、日常的な雰囲気を纏ったその作風は、存分に台湾映画の匂いを感じるのである。


c0073737_13441259.jpg北野武がプッシュしていることからも分かるように、芸術映画としての魅力も感じることができる作品だ。

ただし、北野作品ほど面白くもないし、衝撃的でもないし、心が温まるわけでもないし、音楽が素敵でもない。

そういう点において、北野作品には遠く及ばないのではないだろうか。


しかしそれにしても、邦題が悪い。
青の稲妻?!

観終えた後でも全くピンとこない邦題だ。

英題は“Unknown Pleasures”。
これは実に的を射ている。

c0073737_13443631.jpg言われてみれば、本作は全編に渡って、主人公の少年二人を中心に退屈さと絶望が渦巻き、女性との関わりでさえ楽しさは微塵も感じられない。

それは地道に努力して生きていくことを断念させ、銀行強盗や宝クジの様な一攫千金への即席的な興味に少年達を走らせる。

アジアの倦怠というか、何というか、どうにもならない鬱積した空気が本作には漂っているのだ。


題名一つでここまで理解の深さが変わってくることを考えると、この『青の稲妻』という邦題のダメさ加減が非常に気になってくるのであった・・・




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 

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by nijibabu | 2009-07-26 13:45 | ◆映画レビュー | Comments(0)
最近観た映画(2008.9.7)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_719175.jpg『ガートルード』(1964/デンマーク)
【監督】カール・テオドール・ドライエル
★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_721599.jpg『冬冬の夏休み』(1984/台湾)
【監督】ホウ・シャオシェン
★★★
うーん、この頃のホウ・シャオシェン監督作品は良いものが多かったので期待して観たのですが、期待はずれ。 なんでかと思案したところ、ホウ監督作品に彩りを加えている印象的なBGMが本作にはない。 かろうじてラストで「赤とんぼ」が流れるも、時すでに遅し。 全体的に退屈な作品になってしまっています。 台湾の田舎を舞台に、子供の視点で綴られるドラマ。 台湾の気候と穏やかな雰囲気が良く伝わっているのは良かったのですが、なんか中途半端で残念です。 それにしても、胃の手術後で、その痛みに「アアアアアー」と叫びをあげるお兄さん。 あの声には笑いました。


c0073737_727214.jpg『眼には眼を』(1957/フランス・イタリア)
【監督】アンドレ・カイヤット
★★★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_729453.jpg『実録三億円事件 時効成立』(1975/日本)
【監督】石井輝男
★★★
府中で実際に起きた「三億円事件」を“実録”と題し、サスペンスフルに綴った石井輝男作品。 未ビデオ化作品にて、池袋の「新文芸坐」で鑑賞した。 序盤に「三億円事件」が実際に再現される。 これはかなり面白い。 特に、私のような多摩地区生まれの人間にとっては、「府中」「西恋ヶ窪」「調布」「日野」などの地名が出てくるたび、なんか興奮してしまう。 しかし、その後がよくない。 事件を再現した後の展開が、どうもダルイのだ。 実録どころか、いかにも推理小説のようなわざとらしい展開。 後半は退屈してしまった。


c0073737_7315461.jpg『モンゴル』(2007/ドイツ・ロシア・モンゴル・カザフスタン)
【監督】セルゲイ・ボドロフ
★★★
浅野忠信がモンゴル人らしくないのが問題。 また、浅野忠信の魅力が出ていないというか、浅野忠信である必要があったのだろうかという疑問が先にたつ。 壮大なスケールの作品だが、その系統の作品はハリウッドに任せておけば良いわけで、『コーカサスの虜』という繊細な傑作をつくったセルゲイ・ボドロフが撮るべき作品のようには思えない。


c0073737_7324998.jpg『今年の恋』(1962/日本)
【監督】木下惠介
★★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_7422283.gif『死の谷』(1949/アメリカ)
【監督】ラオール・ウォルシュ
★★★★
終り方はともかく、素直に楽しめる西部劇。


c0073737_7384674.jpg『御誂治郎吉格子』(1931/日本)
【監督】伊藤大輔
★★★
前半は話がわかりづらく、惰性で観ていたが、後半はよく理解できました。 まあ、本作は観て楽しむというより、ほぼ元のまま現存している貴重な作品を観るという部分に、観る価値があるのではないでしょうか。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2008-09-07 07:52 | ◆映画関連 その他 | Comments(6)
最近観た映画(2008.8.8)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_0513492.jpg『川の流れに草は青々』(1982/台湾)
【監督】ホウ・シャオシェン
★★★★
内容はベタだし、最後は都合良くまとめ過ぎだし、題名通り「青臭い」内容なんですが、これがまた心がとても和む作品です。 まるで『男はつらいよ』シリーズを観ている時の様な、落ち着いた良い気分になれます。 やはりホウ監督の作品は音楽が良いです。 台湾の田舎を舞台に爽やかな人々の日常風景が映し出され、そこに爽やかな音楽がタイミング良く流れます。 ホウ監督は後に作風を変えますが、ホウ監督初期のこういった作品群もまた別の意味で良いですね。


c0073737_0522295.jpg『私は貝になりたい』(1959/日本)
【監督】橋本忍
★★★★
これは真に迫った物凄い作品だ。 日本軍の末端たる二等兵が、上官からの命令により人を殺し、その罪が問われて死刑に処せられる。 縦社会の日本軍内で、上官に逆らうことなどできようはずもない。 つまり、フランキー堺演ずる主人公は、死刑というものから逃れようもなかったわけだ。 何たる悲劇。 戦争の愚かさと残酷さを、深刻に考えさせられた。 だが、何分、後味が悪すぎる。 戦争の何たるかについて真剣に考えさせられるし、フランキー堺の名演もあって、素晴らしい作品だが、とにもかくにも後味が悪すぎる。 あー、辛い。


c0073737_054324.jpg『鏡の中にある如く』(1961/スウェーデン)
【監督】イングマール・ベルイマン
★★★
精神病が不治の病という設定になっているので、現代の感覚からするとどうも入り込みにくいですね。 精神病患者の身の回りに起る出来事や心理的葛藤を解りやすく描いていますが、それでも解りにくいのです。 最後は神という言葉が連発し、観ているこちらは段々と頭が混乱してきます。 まるで、自分も精神病患者になったかの様に・・・ ベルイマン作品としては、特別映像が綺麗な方ではなかったのが残念です。


c0073737_0552280.jpg『シシリアン』(1969/フランス)
【監督】アンリ・ヴェルヌイユ
★★★
エンニオ・モリコーネの調べが間抜けな本作。 さて、最大の見所はやはりキャスティングでしょう。 ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ。 この3人が揃った時点ですごいのに、脚本にジョゼ・ジョヴァンニまで布陣する豪華さ。 しかし、キャスト・スタッフ負けしている。 どうも全体的に間延びしているし、緊迫感も中途半端。 それとジャン・ギャバンが度を超えて老けすぎ。 元々、俊敏なタイプの俳優ではないが、それにしても衰えすぎ。 セリフをしゃべるだけでかったるそうなギャバンが哀しい。 ジャック・ベッケル作品の様な鋭さもなければ、ジャン=ピエール・メルヴィル作品の様な陰鬱さもない。 アンリ・ヴェルヌイユって、どうも中途半端だなぁ。


c0073737_0564917.jpg『彼岸花』(1958/日本)
【監督】小津安二郎
★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_0582218.jpg『ビルマの竪琴』(1956/日本)
【監督】市川崑
★★★★
市川崑監督の代表作に恥じない高いレベルの作品でした。 桟橋において、あの距離でかつての同志とすれ違ったなら、さすがに気付くでしょうに、ってツッコミは置いておいて、2時間たっぷり楽しめました。


c0073737_059561.jpg『雪国』(1957/日本)
【監督】豊田四郎
★★★★
岸恵子の演じた駒子。 これがどうも好みに合わない。 こういう女性は苦手。 妙に女くさすぎるというか。 しかし、それとは関係なく、豊田四郎の撮る映画は、実に「モノクロ映画」らしい叙情に溢れており、魅力は十分。 モノクロ映像による美しい雪国。 それを堪能できただけでも満足だ。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2008-08-08 01:04 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2008.7.13)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_853581.jpg『サッド ヴァケイション』(2007/日本)
【監督】青山真治
★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_8545754.jpg『裁きは終りぬ』(1950/フランス)
【監督】アンドレ・カイヤット
★★
ラブロマンスがらみの法廷モノ。 『十二人の怒れる男』と『情婦』をミックスした様な内容で、苦手な系統の作品だった。 『大いなる幻影』で印象的な演技を魅せた女優、ディタ・パルロを目当てで本作を鑑賞したのだが、結局どれが彼女だったのか分からずじまい。 フランス映画にしては、それほど暗さもなく、理屈っぽいところも少ないので、法廷モノを苦手としていない方なら、普通に楽しめるハズ。


c0073737_8562838.jpg『妻は告白する』(1961/日本)
【監督】増村保造
★★★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_8581097.jpg『忘れえぬ想い』(2003/香港)
【監督】イー・トンシン
★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_859388.jpg『神々の深き欲望』(1968/日本)
【監督】今村昌平
★★★
与那国島が舞台というのが、実際にその場所に行ったことのある私にはすぐ分かった。 「クブラバリ」という、その昔、人減らしの為に妊婦を飛ばせたとして知られる気味の悪い場所が実際にある。 私はその現場を観たことがあるので、鑑賞中は怖くて仕方なかった。 本作で登場する“西の神島”とは、台湾のことであろう。 実際、与那国島(クジラ島)から肉眼で観ることができる。 本作はとても長く、決して面白い作品ではない。 ただ、南方の島国の閉鎖的なムードは良く表現できているように思う。


c0073737_901552.jpg『風が踊る』(1981/台湾)
【監督】ホウ・シャオシェン
★★★
ホウ・シャオシェンの初期作品。 この頃はホウ監督も普通にストーリーを語ってます。 しかしながら、どうも退屈。 後にホウ監督は、映像重視の監督になっていきます。 やはり、彼自身もストーリーを語るより、映像で語った方が向いていると悟ったのでしょうか。 そう感じてしまうほど、ストーリーは何の変哲もありません。 ただし、観ていて気分が心地よくなる感じは、この頃から変わっていません。 特に音楽の使い方が印象的。 思わず口ずさみたくなるようなポップな音楽が終始流れています。 センスはともかく、音楽の使い方は個性的なホウ監督です。


c0073737_921375.jpg『無法松の一生』(1943/日本)
【監督】稲垣浩
★★★
三船版の後に観たので、ストーリーを追うような形で観るハメになってしまった。 こちらの方を先に観ていれば、もっと感動できただろうに・・・ 残念だ。


c0073737_932925.jpg『妻』(1953/日本)
【監督】成瀬巳喜男
★★★★
にじばぶのレビューをご参照下さい。




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by nijibabu | 2008-07-13 09:05 | ◆映画関連 その他 | Comments(3)
最近観た映画(2008.6.19)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_1921638.jpg『緑色の部屋』(1978/フランス)
【監督】フランソワ・トリュフォー
★★★
とても残酷な内容。 愛すべき人を失った場合、その亡くなった人を一生忘れない。 それはとても大切なことだが、それをずっと続けることが果たして幸せを生むのか?? それとも、時間が経つにつれ少しずつ亡くなった人を忘れていき、いずれ新たな人と新たな幸せをみつける。 こちらの方が幸せだが、果たしてそれでいいのだろうか? そんな問いかけをトリュフォーはしたかったのだろうが、どうも散漫な印象。 個人的には、その答えがどうなのかトリュフォーに示してほしかった。 それにしてもネストール・アルメンドロスによる映像美は見事というほかない。 幻想的なまでに美しい。 いかにもフランス映画的な美しさに満ち溢れた作品だ。 やはりネストール・アルメンドロスというカメラマンは、美しいフランス映画に欠くことのできないない存在である。


c0073737_19231290.jpg『風の中の牝鶏』(1948/日本)
【監督】小津安二郎
★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_19254586.jpg『ピクニック』(1936/フランス)
【監督】ジャン・ルノワール
★★★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_19264439.jpg『ステキな彼女』(1980/台湾)
【監督】ホウ・シャオシェン
★★★
ホウ・シャオシェン監督のデビュー作らしく、非常に素直で観やすい作品となっている。 後のホウ監督の作風とは全く違うので、「これが本当にホウ監督の作品なのか?!」と思ってしまった程だ。 ただし、とにかく古臭いし、野暮ったい。 特に音楽センスが抜群に悪い。 ヒロインの女性も可愛いとは言いがたい。 話も奇をてらったものが一切なく、面白味に欠ける。 しかし、全体的に爽やかな風が吹いており、不快感は全くない。 そこが唯一の救いか。


c0073737_1928509.jpg『灰とダイヤモンド』(1957/ポーランド)
【監督】アンジェイ・ワイダ
★★
灰とダイヤモンドとの分かれ目。 それは、ほんの些細な運命の別れ道。 そして男女の運命的な出会い・・・ まあ、内容はともかく、退屈な作品だ。 全体的に映像が暗すぎるのも観ていて疲れる。 長く感じた。 ただし、主演の女優さんはとても綺麗だった。


c0073737_19303540.jpg『キクとイサム』(1959/日本)
【監督】今井正
★★★★
まずは、北林谷栄が40代だったというのが驚き! しかも、まだご存命とのことですし。 こりゃ、凄い! 話はやや重くて暗いものがあるが、ユーモラスな描写も多く、なかなか楽しめた。


c0073737_19314333.jpg『雲ながるる果てに』(1953/日本)
【監督】家城巳代治
★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。


c0073737_19331891.jpg『剣』(1964/日本)
【監督】三隅研次
★★★★

にじばぶのレビューをご参照下さい。




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by nijibabu | 2008-06-19 19:34 | ◆映画関連 その他 | Comments(17)
ナイルの娘
c0073737_02298.jpgナイルの娘』(1987)

上映時間: 84分
製作国: 台湾
ジャンル: ドラマ

監督: ホウ・シャオシェン

脚本: チュー・ティエンウェン
撮影: チェン・ホァイエン
音楽: 陳志遠/チャン・ホンイー

出演: ヤン・リン/ヤング・ファン/カオ・ジエ/リー・ティエンルー/シン・シューフェン

*****************************************************
 台湾の名匠ホウ・シャオシェン監督が人気歌手のヤン・リンを主演に撮ったアイドル映画。母を亡くし、父は仕事で遠い町に暮らす孤独な少女、シャオヤン。彼女は「ナイルの娘」という日本の漫画に夢中。兄の経営するレストランはその漫画の中のような幻想的な場所。そこで働くアーサンという男に想いを寄せる彼女だったが、ある日アーサンは組織の掟を破り、ヤクザの情婦と恋に落ちてしまう…。
(「TSUTAYA online」より。)
*****************************************************

映像センスと音楽センス、そして登場人物の服装や髪型が、おそろしく痛々しい作品であります。

例えるならば、一昔前の香港映画、もしくは1980年代辺りのイケてない日本映画に似た香りがしました。


ホウ監督の作品としては、並といったところでしょうか。

特別面白くはありませんが、この監督ならではの雰囲気は良く出ています。


ホウ監督の作品を楽しむためには相当な鍛錬が必要なようです。

少なくとも私はそうでした。

いくつものホウ監督の作品を観ているうちに、だんだんとこの監督の魅力が分かってきたような気がします。

というか、この監督の作品を観慣れていないと、退屈極まりないと感じる人も多いと思われます。


ホウ監督の撮る映像は、おそろしく自然です。

その為、何にも起らないという気分になってしまうかもしれません。

ところが、その優しい映像を通して、私達が日頃何気なく感じている「何か」をさり気なく訴えかけてきます。


ホウ監督は紛れもなく天才です。

こんな暖かみのある自然な映像を撮れる監督は世界中探してもそうはいません。


観れば観るほど、病みつきになる。

そういった魅力がホウ監督の作品には漂っているのです。



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by nijibabu | 2008-05-09 00:02 | ◆映画レビュー | Comments(0)
童年往事/時の流れ
c0073737_23145250.jpg童年往事/時の流れ』(1985)

上映時間: 138分
製作国: 台湾
ジャンル: ドラマ

監督: ホウ・シャオシェン

脚本: チュー・ティエンウェン/ホウ・シャオシェン
撮影: リー・ピンビン
音楽: 呉楚楚

出演: ユー・アンシュン/シン・シューフェン/ティエン・ファン/メイ・ファン/リー・ティエンルー
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c0073737_23211076.jpg『冬冬の夏休み』の侯孝賢監督が自らの幼少時代の思い出を情緒豊かに描いた自伝的作品。台湾が激動した50年代から60年代を舞台に、少年・阿孝の視点からみた社会と、そこで生きる家族を描く。初恋や別れを経験しながら成長していく阿孝の姿が胸を打つ。
(「DVD NAVIGATOR」より。)


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c0073737_23222339.jpg冒頭から既にホウ・シャオシェン色が全開。

ホウ監督にしか出せない自然な雰囲気、そして台湾の暑苦しさがリアルに伝わってくる。


風景をただ撮っただけと思わせながらも、実はホウ監督にしか映し出すことのできない不思議な暖かみを映像から感じる。

つくづくホウ監督は天才なんだなぁと感じる。


c0073737_23233630.jpgさて、本作ははっきり言って怖いくらいに情け容赦なく暗い内容である。


まず主人公の父親が肺病で血を吐いて死に、次に母親が舌癌で死ぬ。

そして挙句の果てには、おばあさんが畳の上で1ヶ月間放置され老衰死する始末。


しかし、全編を通して心和む素敵な音楽が流れている。

c0073737_23235469.jpgそのせいか、そこで起きている人が死ぬという悲劇を「ごくごく自然なもの」として受け入れることができた。

ホウ監督の音楽センスは理屈抜きに好きだ。

特に本作の音楽は素晴らしい。


日常に横たわる“死”という恐怖や別離というものを、特別に悲劇として誇張することなく、自然の摂理として表現してみせた本作。

暖かい映像美と相まって、暗い内容とは裏腹に「爽やかさ」さえ残した。

その絶妙なさじ加減。


やはりホウ監督を天才監督と認めざるを得ない。

*****************************************************

ホウ監督の作品は沢山観てきた。

そしてようやく、この監督の凄さと良さを感じることが出来た始めたように思う。

この監督は一筋縄では到底いかない。

それだけに、その凄さを一度でも感じてしまうと、また別の作品を観たくなってしまう。

そんな魅力が、この監督には確かにある。


c0073737_23242898.jpg




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by nijibabu | 2008-04-09 23:27 | ◆映画レビュー | Comments(0)
恋恋風塵
c0073737_17184824.jpg恋恋風塵』(1987)

上映時間: 110分
製作国: 台湾
ジャンル: ドラマ

監督: ホウ・シャオシェン

脚本: ウー・ニェンツェン
チュー・ティエンウェン
撮影: リー・ピンビン
音楽: チェン・ミンジャン

c0073737_17355113.jpg出演: ワン・ジンウェン
シン・シューフェン
リー・ティエンルー
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 呉念眞、朱天文のコンビの脚本、候孝賢の監督--という台湾の最強トリオによる、瑞々しすぎる青春の断章。物語の語り口のなんと自然なこと!それに、集団就職組の若者たちの息づかいが明瞭に伝わってくるのも嬉しく、二人の故郷は日本の田舎に酷似していて死ぬほどノスタルジックだし……なんか、たまんない映画なんです。
(「allcinema」より一部抜粋。)
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ホウ・シャオシェン作品の中では『珈琲時光』に次いで好き。

ホウ監督といえば、『非情城市』などの歴史モノが有名である。

しかしこの監督は、本作の様なラブストーリーを撮らせると、特に強い輝きを発する。


c0073737_17365887.jpg

台湾の田舎に咲いた小さな青春の花。

その散り様が素晴らしく美しく、そして質素に描かれた名編である。

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c0073737_17372594.jpg撮影担当であるリー・ピンビンによる映像は、相変わらず暖かみがあって美しい。

ホウ監督の作品はどれも物語性は薄いが、美しい映像と相まって暖かみと瑞々しさが同居する超自然体な雰囲気を作り出す。


美しすぎて中毒になりそうな作品ばかり作るホウ監督。

これからも彼の作品はできる限り多く観ていきたい。



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by nijibabu | 2007-10-25 17:37 | ◆映画レビュー | Comments(0)