古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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Profile
◆なまえ
にじばぶ
◆性別

◆出身地
東京都下
◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
成瀬巳喜男
溝口健二
石井輝男
川島雄三
ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
時代の情景
良い映画を褒める会。
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タグ:ロベール・ブレッソン ( 15 ) タグの人気記事
最近観た映画(2013.1.4)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_0304798.png『インディア』(1958/イタリア・フランス)
【監督】ロベルト・ロッセリーニ
★★★
イタリア・フランス合作で、1950年代当時のインドを撮った、異色のカラー・ドキュメンタリー。 オープニングロールの、異様にカラフルなバックカラーに、この時代のフランスやイタリアのカラー映画の特色を感じる。 ロッセリーニは元々、ドキュメンタリー映画を得意としているが、本作はインドが題材とあって、一風変わった作品に仕上がっている。 自然と人間の関わり合いを主軸に、発展していくインドを様々な切り口で映像におさめている。 淡々と進む感じで、何か劇的に面白いとか、興味をそそられる内容ではなかったが、そこはロッセリーニ作品とあって、つまらないということもなかった。 欧州人から観たインドの印象を伺い知ることができて面白かったし、当時のインドの様子も観ることができた。 又、カラー映画としては未発達なザラついた映像が、逆にいい味を出していて、これはこれで良かったように思う。 象使いは特に印象的だった。 象って、あんなに賢い生き物なんだな、と。 そしてこの作品は、発展を続けていた当時のインドが、どの様にダムを造り、どの様に自然を壊していったかも、問題提起している。 ちなみに当時、インド政府は、このフィルムの国外持ち出しを禁じたらしい。


c0073737_0331343.jpg『白夜』(1971/フランス・イタリア)
【監督】ロベール・ブレッソン
★★★
ロベール・ブレッソンの貴重極まりない作品を、やっとこさ鑑賞することができた。 しかし、貴重ということは、それだけ評価されていないという見方もできるわけで、残念ながら、本作もロベール・ブレッソン作品の中では、それほど出来がいいとは言えなかった。 うだつの上がらない主人公の男は、ある晩、ある女と出会う。 この女は、付き合っている彼氏とうまくいっていない。 そこで、男はその女性の相談相手となる。 これが悲劇の始まり。 私自身も、若かりし頃、経験があるが、とかく彼氏とうまくいっていない女性って、近くにいる相談しやすそうな男に頼ったりする。 つまり、相談にのってくれそうな男に一時的にすがる。 それが、この映画の主人公で、「自分を頼ってくれている」、「自分のことを異性として好んでくれている」と、勘違いしてしまう。 だが、その女性が彼氏とよりを戻すと、とたんに相談相手だった男友達など用無しになってしまう。 そして、アッサリと関係を切られてしまう。 自分にもそういった苦い経験があるだけに、非常にリアルなものを感じた。 リアルさという点では、さすがロベール・ブレッソンと言いたいところだが、話の内容が薄っぺら過ぎる。 相談にのった男が、ただ失望し、茫然するばかりという締めくくりだ。 まあ、これはこれでリアルだから、アリと言えばアリだが・・・ どうにも救いようの無い話だ。




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by nijibabu | 2013-01-04 00:35 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2012.2.23)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_5313813.jpg『ジャンヌ・ダルク裁判』(1962/フランス)
【監督】ロベール・ブレッソン
★★★
ジャンヌ・ダルクに関する話なので、内容は既に知っていた。 興味は、ロベール・ブレッソンが、その題材をどう料理するかであった。 結果として、ジャンヌに関する裁判が中心テーマになっており、史実に極めて忠実なる内容だった。 又、火刑に処せられるシーンは、間接的な描写に留まり、むごたらしさはそれほど感じられない。 ブレッソンは、ジャンヌという人物にまつわる伝記を、映像に残したかった。 ただ、それだけだったように思う。 それが賛否を分けると考えるが、個人的にはただ観流した感じに終わってしまった。 裁判のシーンが断続的にただ流れるのを観るのは、正直、退屈感があり、決して面白いとは言えない。 というより、この題材自体が面白いものではない。 楽しむために観る作品ではなく、ブレッソンスタイルそのままに、有名なジャンヌ・ダルクの最期を、映像として観るというスタンスが、正しい観方のような気がする。


c0073737_5333837.jpg『おとうと』(2009/日本)
【監督】山田洋次
★★★★★
素直に感動した! 吉永小百合の演技が素晴らしい。 単なる綺麗な女優さんではなくなっていた。 そしていつまでも美しい。 山田洋次監督作品を観るのはこれで60本目。 山田監督の名だたる作品群の中でも、本作は決して劣らない1本だと思う。 一人の人間の荘厳な死を見届ける。 実に身に迫るテーマ。 いずれ私も誰かを看取り、私自身もいずれは看取られる。 誰にでも必ずや起こる当たり前の出来事。 それを真っ向から演出した山田監督の力量は、流石だと言わざるを得ない。




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by nijibabu | 2012-02-23 05:34 | ◆映画関連 その他 | Comments(0)
最近観た映画(2011.10.29)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_8244183.jpg『アデュー・フィリピーヌ』(1962/フランス・イタリア)
【監督】ジャック・ロジエ
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_8285793.png『たぶん悪魔が』(1977/フランス)
【監督】ロベール・ブレッソン
★★★★
ロベール・ブレッソン監督作としては、遺作の『ラルジャン』と似た味わい。 その映像たるは、恐ろしいほどに澄み切っていて、透明度が高い。 この美しい映像の中で、ロベール・ブレッソンの手腕が遺憾なく発揮されている。 主人公の男は、これまたおそろしいほどに美青年で、おそらく女性ならこの俳優を観ているだけで楽しめるだろう。 しかし、この主人公は全てにおいて、社会と隔絶した考え方を持っており、ひと癖もふた癖もある人物設定で、実にとっつきにくいキャラである。 ところが、そんなとっつきにくいキャラであるにも関わらず、彼は世の中で居場所を失い苦悩しており、同情に似た共感を観る者に与えてくれる。 美しい映像の中で、美しい青年が、苦悩の果てにその命を散らせていく。 実に破滅的でいて、美しい世界観が展開されていく。 青年は頭も良く外見も良いのに、自ら命を捨てる。 それは絶望の果てに、彼が選択せざるを得なかった唯一の選択肢だった。 人は馬鹿に生まれて外見も悪ければ、不屈の精神で生きる道をさぐるべく生へのモチベーションを得ることもあろうが、この青年のように頭も良くて外見が良いと、逆の道を辿り、破滅死に追い込まれることがある。 どちらの人生が良いのか? どちらに生まれれば幸せなのか? そういった深淵なテーマについて、考えさせられる作品だった。 本作は、ロベール・ブレッソン作品としては、初期の傑作群にはやや及ばないものの、晩年の作品として評価の高い『ラルジャン』に匹敵する作品であると思う。


c0073737_8304277.jpg『チルソクの夏』(2003/日本)
【監督】佐々部清
★★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_8325124.jpg『東海道四谷怪談』(1959/日本)
【監督】中川信夫
★★
かの有名な四谷怪談。 「うらめしや~」 「この恨み、晴らさずでおくべきか~」 などの名文句が聞けただけで満足。 内容は、新東宝色全開で、終始ハイテンションで疲れる。 もちろん、観ていて楽しい気分になる内容でもないし、暑さをしのげるほどの怖さも無い。 だけど、これを私が観ようと思った理由は、小さい頃のトラウマを克服したかったから。 小さい頃と言えば、その作品のクオリティとか関係なく、この手の映画が怖くて仕方なかったものだ。 中でも、この作品は有名で、子供の頃の恐怖の記憶として残っていた。 それを大人になって大人買い、、、ではなく、大人観る(?)してみた。 こうして私は幼少期の恐怖日本映画のトラウマを克服し、やっと立派な大人になれました!


c0073737_8345387.jpg『NANA』(2005/日本)
【監督】大谷健太郎
★★★★★
中島美嘉の等身大の演技に、歌手としての中島美嘉にはない親近感をおぼえた。 宮崎あおいは、ほんとに巧い。 こういう若いのをいいことに、自分勝手で彼氏を振り回す女のコを演じても、見事にハマっているから凄い。 映画の一部として音楽が効果的に使われているという意味で、既に傑作だと思う。 音響も良く、迫力があって歯切れのいいサウンドが、物語を盛り立てる。 二人のナナが同居するマンションも個性があって非常に魅力的だ。 宮崎あおいの衣装、中島美嘉のメイク、二人の個性の不協和音が功を奏し、良い対比となっている。 男同士の友情とは異なる、女性の友人同士ならではの、少しレズっ気を感じるアブナイ距離感がまた、男の私からすると興味深く面白い。 原作が下敷きとしてあるだけに、ストーリーとしての完成度も高く破綻もない。 特別にスピード感があるわけでもないのに、最後まで飽きさせない内容と、その演出も見事。 おそらく、2000年以降の、青春もの日本映画としては屈指の作品。




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by nijibabu | 2011-10-29 08:35 | ◆映画関連 その他 | Comments(2)
湖のランスロ
c0073737_8543855.jpg湖のランスロ』(1974)

上映時間: 81分
製作国: フランス/イタリア
ジャンル: ドラマ/戦争

監督: ロベール・ブレッソン

脚本: ロベール・ブレッソン
撮影: パスクァリーノ・デ・サンティス
音楽: フィリップ・サルド

出演: リュック・シモン/ローラ・デューク・コンドミーナ/アンベール・バルザン/ウラディミール・アントレク=オレスク

◆カンヌ国際映画祭 国際映画批評家連盟賞(受賞拒否)

*****************************************************
 「アーサー王伝説」の後日譚である「ランスロット伝説」をモチーフに、ブレッソン監督が大胆な翻案を試みた意欲作。主君・アーサー王の妃と不倫関係にあるランスロは、騎士道精神と恋の間で揺れ動く。一方、聖杯探しに疲弊した兵たちは反逆を企み…。(「キネマ旬報社データベース」より。)
*****************************************************

現代劇が主流のロベール・ブレッソンが、騎士道末期の時代を描いた、言わば異色作。

ブレッソンは現代劇にこそ、その真価を発揮すると個人的には思っているだけに、やや不安をおぼえながらの鑑賞だった。


c0073737_924474.jpg騎士道という独特の世界を描いているので、ブレッソンらしさは多少薄くはなっているものの、その映像からくる静寂感と荘厳な感じは健在。


話は正直分かりづらく、入り込みにくい。

しかし、ブレッソンはそれを彼独自の映像感覚と映像的静寂感をもって見事に料理している。


それでも尚、ブレッソンはやはり現代劇に向いた監督だと私は思う。

ブレッソンが永らく映画化を望んでいた題材らしいが、観ているこちらはやや置いてきぼりにされる感は否めないところ。


c0073737_922873.jpgブレッソンの有名作品に比べると、本作は一段落ちると感じる。

それでも、ブレッソンが好きな人には、どうしても観てもらいたい作品であり、又、観るべき一本である。




★参照★
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by nijibabu | 2011-06-18 09:03 | ◆映画レビュー | Comments(7)
最近観た映画(2010.11.21)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_13314168.jpg『ブローニュの森の貴婦人たち』(1944/フランス)
【監督】ロベール・ブレッソン
★★★
歪んだ嫉妬と復讐心。 女は男を嫌いになって別れたはずなのに、その男が新たに好きな女性を見つけたら、それが気に食わず嫉妬。 これは理屈的にはおかしな話なのだが、実際に有り得そうな話だ。 それが復讐にまで発展していくのだから、恐ろしい。 女性が内側にもつ、嫉妬心うずまく執念深さの前には、男はただただ圧倒されるのみ。 とは言っても、女性には色んなタイプの女性がいるわけで、女性の全部がこういう精神構造ではないであろうが。 だけど、もしこんなやっかいな女性につかまったら、別れるのには相当な覚悟に要るであろう。 ロベール・ブレッソンの後期作品のような、一切のムダを排除したストイックな作りは、本作には感じられない。 テンポの遅さも手伝って、むしろ冗長に感じたほどだ。 余談だが、私は渋谷のツタヤでビデオをレンタルして本作を鑑賞した。 ちなみに、DVDは発売されているものの、レンタルには出ていない。 本作のビデオが置いてあるレンタル屋は、日本広しと言えど、渋谷ツタヤだけかもしれない。


c0073737_13331775.jpg『鬼畜大宴会』(1997/日本)
【監督】熊切和嘉
★★★
こういう作品って、ほんと評価しにくい。 見終えた後の気持ちの悪さといったらないし、やっぱり見終えた後に爽快感が残る映画が好きだし、ブサイクよりかわいいコが出ている映画の方が良い。 だけど、最初から最後まで緊張感を持って、時間を忘れて没頭できる映画ってのも、そうはない。 本作は、その両方を満たしている。 だからこそ、評価するのが難しい。 「文化住宅」なる汚らしいアパートで、共同生活を営む左翼運動に傾倒する若者たち。 その汚らしさ、猥雑さ、密閉感などがとてもリアルで、臨場感たっぷり。 ここでの生活が地味に描かれる前半部分が、ある意味、一番面白かったかも。 高度成長期の若者たちが、同じ思想信念を持って共同生活する様。 これは観ているだけで興味をそそられる。 高度成長期だからこそ、こんな生活が成り立つのであって、沈没し始めた現代の日本経済下においては、こういったあらゆる意味で自由な生活を実践するのは、極めて困難である。 後半に怒涛のごとく押し寄せる残虐シーンの数々は、噂どおりの凄惨さだった。 中でも、個人的に一番キタのは、アソコを切られてずっと口から泡ぶく出している男のシーン。 しかもそれだけでは解放されず、廃墟にまで連れていかれ、流し台みたいなところで缶詰をむさぼり食うシーンなんかは、ほんとに気持ちが悪くなった。 しかも、最後もまた泡ぶくを口から出すし(苦笑)。 女が一人出てくるが、これまた生理的嫌悪感を刺激する、きわめて悪質なキャラと外見。 男なら、こんな女を見ているだけでも、ヘドが出るだろう。 卒業制作でここまでリアルに作ったのは見事である。 だけど、大学生活の最後に、こんな気分の悪い映画を作って卒業はしたくないもんだ。 いずれにしても、「日本映画史に残るグロ映画」であろうことだけは間違いない。 (P.S.) 昨日の土曜日に『女優霊』、そして本日、日曜日は『鬼畜大宴会』と、明日からの活力を見事に奪われた。なので、お口直しに、中野裕之監督の『SF Short Films』の中の一編、「Slow is Beautiful」を観てから床に着きました。


c0073737_13352074.jpg『犯罪河岸』(1947/フランス)
【監督】アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
★★★
謎解きサスペンスで、少々苦手なジャンルの作品だった。 ところどころよく理解できないところもあり、そういった意味でも消化不良だった。 話としてはテンポも良く、飽きさせないので、こういった謎解きモノが好きな人は楽しめるに違いない。




★参照★
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by nijibabu | 2010-11-21 13:36 | ◆映画関連 その他 | Comments(2)
ロベール・ブレッソンのDVD-BOXを購入!
ロベール・ブレッソンDVD-BOX「1」の方を購入した。

既に、DVD-BOX「2」の方は購入済みだったが、「1」の方も思い切って購入した。

まあはっきり言って経済的に余裕ナシなので、血を流しての購入だったが・・・^^;


注目は、「初ソフト化」と銘打たれた、『湖のランスロ』『たぶん悪魔が』の2本。

『湖のランスロ』は、カンヌ映画祭・国際批評家連盟賞受賞作品、『たぶん悪魔が』は、ベルリン国際映画祭・銀熊賞受賞作品で、それぞれ評価を受けている作品である。

ロベール・ブレッソン作品でまだ観ぬ作品があること自体が、自分にとっては新鮮な発見で、それに最近気付いて、思い切ってこのDVD-BOXを購入した次第だ。

こう思うと、ジャック・ベッケルとか、ジャン・ユスターシュとかの貴重なDVD-BOXとか発売されればいいのになぁ、と思ってしまう。

ごく一部のコアなファン向けに、多少高価でもDVD-BOXを発売すれば、それなりに儲かるとは思うのだが、なかなかこれが発売されない。


あ、そうそう!

ジャック・ベッケルの作品で、かねてから観たいと思っていた『偽れる装い』、これも単品DVDを予約した。

しかし、本当に届くんだろうか、と不安になってしまう。
貴重なDVDの場合、既に在庫ナシなのにネット上で売りに出ていることが、しばしばあるので。

まあ、余計なことは考えずに、気長に待つとしますかね(^_^)


c0073737_1253798.jpgc0073737_1254891.jpg

 
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by nijibabu | 2009-11-26 01:26 | ◆映画関連 その他 | Comments(14)
バルタザールどこへ行く
c0073737_2020292.jpgバルタザールどこへ行く』(1964)

上映時間: 96分
製作国: フランス/スウェーデン
ジャンル: ドラマ

監督: ロベール・ブレッソン

脚本: ロベール・ブレッソン
撮影: ギスラン・クロケ
音楽: ジャン・ウィエネル




出演: アンヌ・ヴィアゼムスキー/フィリップ・アスラン/ナタリー・ショワイヤー/ヴァルテル・グレーン

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 ブレッソン監督がフランスの大プロデューサー、アナトール・ドーマンと初めて組んだ作品。主人公は不幸なロバのバルタザール。家畜としての過酷な日々から逃げ出した彼が向かったのは、幼い頃に可愛がってくれた少女マリーの許だった。今も優しいマリーはしかし、愛と打算の間で揺れ動く悲しい女に成長していた。バルタザールの受難の日々は続く……。物言わぬロバの視点を通して、人間の愚かさ、醜さを、突き放すような厳しいタッチで淡々と描く傑作。
(「eiga.com」より。)
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これほどまでに美しいモノクロ映像は滅多に出会えない。

1960年代だからこその完成されたモノクロ映像と自然な美しさ。

そしてそういった技術的な意味だけでなく、本作の寓話的でどこか現世離れした雰囲気が、本作をより一層、神秘的な美しさへと押し上げている。



c0073737_20253944.jpg主演の女優は当時17歳であったらしいが、単なる美人ということではなく、儚げで世を憂うような不思議な魅力を発揮している。

薄幸の美人、いや、少女というか感じだろうか。


カメラは執拗なまでに少女のスラリとした脚を映し出す。

これが何ともエロティック。

そんな映像を見せ付けられていると、見てはいけないものをじっと見せられている感じがしてきて、なんか気まずくなってくる。

しかし、じっと見てしまう。

眼が釘付けになる。

画面いっぱいに発散される厳粛な雰囲気、そして、少女の危うい魅力。

ブレッソンのカトリック的な表現手腕が遺憾なく発揮されている。


c0073737_20261487.jpg少女の可愛がるロバも、また印象的。

特に最後の息を引き取るシーン。

なんとも切ない。

涙が出そうだ。


欧州独特の優美な雰囲気が画面に現れ、そこにカトリック的な厳粛さと悲劇、人間が持つ残忍性、そして何より少女の肢体が放つ自然の美たるものが複雑に絡み合い、本作を奏で上げている。

本作はそういう意味で、完成された総合芸術品だといえるだろう。


とにかく何度も観て見たいと思わせる、息をのむ美しさを持つ作品である。




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by nijibabu | 2009-02-02 20:26 | ◆映画レビュー | Comments(0)
少女ムシェット
c0073737_18585496.jpg少女ムシェット』(1967)

上映時間: 80分
製作国: フランス
ジャンル: ドラマ/青春

監督: ロベール・ブレッソン

原作: ジョルジュ・ベルナノス
脚本: ロベール・ブレッソン
撮影: ギスラン・クロケ
音楽: クラウディオ・モンテヴェルディ/ジャン・ウィエネル

出演: ナディーヌ・ノルティエ/ポール・エベール/マリア・カルディナール/ジャン=クロード・ギルベール/ジャン・ヴィムネ/マリーヌ・トリシェ

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14歳のムシェット。家庭の貧困と父の暴力と、同級生の豊かさと美しさ、そして土曜の午後のカンタータの練習に痛めつけられる少女。森番の洩らす秘密を知って、約束を守ると誓ったのに犯されてしまう無垢な肉体。しかし、その秘密すらただの幻影に過ぎなかったと分かって、少女は完全な孤立を味わう。そんな彼女に残された選択は……。
c0073737_1856412.jpgブレッソンが、「田舎司祭の日記」の原作者G・ベルナノスの小説を、自ら脚色して映画化、虫ケラのような少女の生に永遠の真理を見つけ出す。胸の詰まるような厳しいショットの積み重ねの中で、少女が移動遊園地のバンピング・カーで遊ぶシーンの、微かな解放感が忘れられない。
(「allcinema」より。)
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ううむ・・・これほどまでレビューを書くのが難しい作品は久しぶりに観た気がする。

言葉で表現するのが至極困難だ。まず、本作は間違いなくロベール・ブレッソンの最高傑作であろう。


淡々と繰り広げられる薄幸な少女の生涯。

そこには、少女ムシェットにとっては日常的でありながら、普通に恵まれた人間からみれば、極めて非日常的な日常が横たわる。

それをブレッソンは感傷に浸ることなく、冷徹なまでに静かに淡々と描写する・・・


少女ムシェットの日常を描いただけの内容だが、そこには生まれもって不幸な境遇に置かれた少女の、静かな心の叫びがビシビシと伝わってくる。

静謐でいて、荘厳さも伴った映像の数々。

実に映画的な美しさと残酷さ、そして魅力にあふれた作品である。


c0073737_1955180.jpg雨で濡れたソックスを履き直す少女、少女の前でズボンを下ろす少年、ミニスカートを履いて逆上がりをする少女たち。

そこには、何気ないエロスが横たわり、少女にこれから起るであろう出来事を観る者に予感させる。



又、ワナにはまり苦しみもがく野鳥や、猟銃で撃たれのた打ち回る野うさぎなどをじっくりと映し出すことにより、生命のもつ根源的な虚しさと残酷さを演出してみせるブレッソン。

過剰な演出を嫌ったといわれるブレッソンだが、本作ではその演出技法がいかんなく発揮されていた。


「不幸な少女はこうもつめたく世をみつめているのか。」
「不幸な少女から見たら、周囲の大人というのはこう映っているのか。」
「こうした思春期を送っている少女は、いかに大人になっていくのか。」


観ているうちに色々な興味が湧いてくるが、それらの興味の一切は、情け容赦のないラストシーンにより吹き飛ばされてしまった。

少女は命を断ちさえしなければ、不幸なりにもそれなりの大人にはなれただろうに。

それを思うと、何とも哀しくて虚しい気分に襲われた。


c0073737_1971812.jpgほんとの意味で、こうした苦しみにもがく少女を助けることのできる大人って、どれくらいいるのだろうか?
いや、いないと悟ったからこそ、少女は自殺の道を選択したのではないだろうか。

そう考えると、この世は無常で、どうにも救い難い。


こうしていくら書いても、本作を観て感じたことの全てをうまく表現できないし、実際に自分の中でも咀嚼できていない気がする。

本作は、そういう意味でも、何度も鑑賞すべき作品であり、何度の鑑賞にも堪えうる魅力と深さをもった作品である。




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by nijibabu | 2009-01-08 19:06 | ◆映画レビュー | Comments(4)
最近観た映画(2009.1.7)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
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c0073737_23494042.jpg『罪の天使たち』(1943/フランス)
【監督】ロベール・ブレッソン
★★
キリスト教会の修道女の生き様を描いた、ロベール・ブレッソンの貴重なる長編デビュー作。 東京は有楽町「有楽町朝日ホール」にて鑑賞。 しかし、これは面白くなかった。 ブレッソン作品に特有の張り詰めた緊張感が感じられなかったのだ。 修道女と、それに関わる女性の罪と罰と救済とを描いているが、どうもよろしくない。 この後、ブレッソンは、自らのスタイルに磨きをかけていったのだろう。 そう思うよりほかない。


c0073737_23541434.jpg『花影』(1961/日本)
【監督】川島雄三
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_23565542.jpg『21グラム』(2003/アメリカ)
【監督】アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
★★★★
かなり楽しめたが、時間軸を交錯させた構成は不要だと感じた。 時間軸など交錯させずに、時系列的にストレートに演出すれば、更に素晴らしい作品になったのではないだろうか。 前半はやや混乱するものの、中盤以降は分かりやすかったし、言いたいこともよく伝わってきた。 ただし、もう少し脚本的に掘り下げることもできたんじゃないだろうか。 それにしても、この監督はスレンダーな女性を好む。 私と好みが似ていて良い(笑)。


c0073737_23574460.jpg『暖流』(1939/日本)
【監督】吉村公三郎
★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_2359132.jpg『蜘蛛巣城』(1957/日本)
【監督】黒澤明
★★★
うーん、、期待していたほどじゃなかった。 そもそも、黒澤明と相性が悪い私は、黒澤作品に期待をしても無駄なのか、とさえ・・・




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by nijibabu | 2009-01-07 23:59 | ◆映画関連 その他 | Comments(3)
DVD10枚を衝動的に購入!
なんか日頃のストレスのせいか、DVDをまとめて買っちゃいました。

その数、10枚!!


経済的にDVDの購入は極力控えてきたんですが、まあ、そろそろ我慢の限界がきたんでしょう。

一枚、二枚、三枚、四枚・・・

ネット上で購入を開始したら、注文ボタンを押す手が止らなくなりました(笑)。

でも、いずれの作品も前からずっと観たいと思っていた作品なので、完全なる衝動買いとも言えないかもしれないですが。


c0073737_8294326.jpg

左から順に、

『スリ』 ロベール・ブレッソン 1960年・フランス
『バルタザールどこへ行く 』 ロベール・ブレッソン 1964年・スウェーデン/フランス
『少女ムシェット』 ロベール・ブレッソン 1967年・フランス
『にっぽん泥棒物語』 山本薩夫 1965年・日本
『神の道化師、フランチェスコ』 ロベルト・ロッセリーニ 1950年・イタリア
『われら女性』 ロベルト・ロッセリーニ、ルキノ・ヴィスコンティほか 1953年・イタリア
『津軽じょんがら節』 斎藤耕一 1973年・日本
『アルジェの戦い』 ジッロ・ポンテコルヴォ 1965年・イタリア/アルジェリア
『たそがれの女心』 マックス・オフュルス 1953年・フランス/イタリア
『極北の怪異』 ロバート・J・フラハティ 1922年・アメリカ

です。

どれもこれも観るのが楽しみです!

レンタルが困難且つ観たい作品をDVD購入するのって、楽しいですね。

なんかワクワクします(^_^)
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by nijibabu | 2008-09-14 08:46 | ◆映画関連 その他 | Comments(8)