古今東西の名作・傑作をジャンルを問わず貪欲に鑑賞しています。オススメな作品のご推薦、コメントも大歓迎です!
by nijibabu
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◆現住所
東京都下

◆好きな映画監督
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ペンエーグ・ラッタナルアーン
トラン・アン・ユン
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ジャン・ユスターシュ
ジム・ジャームッシュ
ウォン・カーウァイ(王家衛)

◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
ナイト・オン・ザ・プラネット
太陽はひとりぼっち
キッズ・リターン
恋する惑星
ピクニック(1936)
乱れ雲
★9点(順不同)
[Focus]
ダウン・バイ・ロー
新・仁義の墓場
都会のアリス
網走番外地
ぼくの小さな恋人たち
他人の顔
ニュー・シネマ・パラダイス
祇園囃子
残菊物語(1939)
穴(1960)
ビューティフル・デイズ
幕末太陽傳
ある殺し屋
飢餓海峡

街の灯(1931)
晩菊
誓いの休暇(1959)
妻は告白する
眼には眼を
月はどっちに出ている
ゆきゆきて、神軍
モダン・タイムス
恐怖の報酬(1953)
君と別れて
劇場版 フランダースの犬
幸福の黄色いハンカチ
パイラン

◆好きなシリーズ映画
STAR WARS
男はつらいよ

◆お気に入り
【俳優】
浅野忠信
アラン・ドロン
レスリー・チャン
金城武
成田三樹夫
市川雷蔵
フランキー堺
池部良
内田裕也
【女優】
モニカ・ヴィッティ
デルフィーヌ・セイリグ
アヌーク・エーメ
ヘレン・ハント
ケリー・チャン
フィオナ・シッ
グイ・ルンメイ
木暮実千代
香川京子
橘ますみ
司葉子
杉葉子
佐藤友美
中山忍
原田知世
椋木美羽
【スポーツ選手】
レノックス・ルイス
ハリド・ハヌーシ
ヒシャム・エルゲルージ
坂本直子
【東京23区】
港区麻布永坂町
品川区東五反田5丁目
荒川区南千住8丁目
【建物】
同潤会アパート
九龍城砦
【乗り物】
都電荒川線

◆相互リンク
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良い映画を褒める会。
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タグ:鈴木英夫 ( 10 ) タグの人気記事
最近観た映画(2012.10.4)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_840159.jpg『花を摘む少女と虫を殺す少女』(2000/日本)
【監督】矢崎仁司
★★
矢崎仁司監督が放った大長編。 その尺、実に236分。 しかも休憩がなかった。 途中でトイレに向かう人たちが多い中、私はなんとか我慢した(笑)。 題名にあまりリンクしない内容で、つかみづらかったというのが第一印象。 しかも、ほとんどが字幕なので、読むだけでも相当疲れた。 本作を観た印象として、まっさきに思い浮かんだ作品が、ジャン・ユスターシュの大長編『ママと娼婦』。 エピソードを積み重ねていき、長い尺でもって、登場人物たちのキャラクターや関連性が浮き彫りになるという仕掛け。 しかし、その『ママと娼婦』と比べると、本作は予想以上につまらない。 結局、断片的な映像の数々が、まとまっていない。 映画を観終えた後、監督に遭遇したので書きづらいが、この時分の矢崎監督って、まだ何か挑戦中で、自分の作品の型が定まっていなかったんじゃないかと思う。 何故なら、最近の矢崎作品は、面白いものが多く、矢崎カラーみたいものが一つまとまった形で感じられるからだ。 発展途上にあった矢崎監督の、貴重な大長編。 期待には遠く及ばなかったのが残念だ。


c0073737_8441350.jpg『悪の階段』(1965/日本)
【監督】鈴木英夫
★★★★★
評判通り、面白かった! 鈴木英夫監督のサスペンスものとしては、その面白さにおいて、代表作と呼べるだろう。 冒頭から仲間割れが予想されたので、現金を盗むシーンに緊張感が感じられなかったのはご愛嬌だが、その後が実に楽しめた。 最後もどんでん返しに続く、どんでん返し。 ラストシーンも印象的で素晴らしい!




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2012-10-04 08:45 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2010.5.25)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_23374264.jpg『危険な英雄』(1957/日本)
【監督】鈴木英夫
★★★★
石原慎太郎の演技は巧いとはお世辞にも言えないが、本作の役柄に一番必要な「熱意」というものが十分発揮されていた。 そういう意味では、主演をそれなりに演じきっていたのではないだろうか。 『非情都市』にリンクした内容で、ちょうど主人公である新聞記者の若かりし頃を描いた様な内容である。 石原慎太郎は、非情なまでに新聞記者としての仕事に徹する男を演じていて、一種の狂気を本作は表現している。 報道の自由、新聞の客観性、真実の暴露といった新聞記者としての使命に没頭するあまり、“危険”な英雄になってしまうといった内容で、主題がはっきりしているし、結構楽しめた。 新聞記者として暴走するあまり、誘拐された子供の命を、間接的にとはいえ奪ってしまったことに対しても、全く悪びれない。 ここまで仕事人間だと、逆に観ていてスッキリもする。 とは言っても、こんな人間が身近にもし居たら、たいそう迷惑だろうけども。 時に人間は仕事に没頭するあまり、危険な道に入り込む可能性があることを示唆した作品で、仕事人間とはおよそ言えない私が観ても十分楽しめる作品だった。


c0073737_23393434.jpg『悪夢』(1896/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

悪夢というより、普通の喜劇にしか見えない。 そして、またしても、顔のある月!! またかよ!って感じで、相変わらず気色が悪い月だ。


c0073737_23402356.jpg『ジュピターの雷鳴』(1903/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

これは結構ヒドイんじゃないかなぁ・・・(汗) ただ舞台の上で暴れまわっているだけの内容。 ついでに、付けられた音声もまたヒドイ。 猿かよ!って感じ。 火薬をふんだんに使っているが、雷鳴では断じてない! いや、待てよ?! 稲妻みたいな道具持ってたから、一応、雷鳴になるのかな? いやいや、違う違う! おかしい!!


c0073737_23411427.jpg『UNloved』(2001/日本)
【監督】万田邦敏
★★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_23442253.jpg『夏の妹』(1972/日本)
【監督】大島渚
★★★
なんていうか不条理劇なんだけど、それなり理解できてしまう分かりやすさも併せ持った作品。 大島渚監督作品らしさは随所に見られ、特に、終盤にここぞとばかりに近親同士でキスしまくる展開なんか、まさにそれ。 もぅ、とにかく栗田ひろみとりりィ母娘二人のしゃべり方がうざい! うざいのなんの! 栗田ひろみの70年代アイドル丸出しの恥ずかしいしゃべり、そしてりりィの気持ち悪い敬語。 これらの気色の悪さは、大島渚がおそらく無意識に作り出した“不快”だ。 本作を一言で現せば、「不条理で不快な作品」といったところか。 私はかつて、沖縄のコザという所に住んでいたことがあるが、本作がその沖縄のコザを舞台にしているのに、沖縄らしさコザらしさがほとんど映像から感じ取れないのが不満であった。




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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2010-05-25 23:45 | ◆映画関連 その他
最近観た映画(2010.5.17)
【評点基準】
★★★★★★・・・滅多に出会えない超お気に入り作品
★★★★★・・・深い印象を残した傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_0285122.jpg『生きているトランプ』(1904/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

これは数あるメリエスによるマジック映画の中でも単調さが際立っている。 退屈さは否めないところ。


c0073737_0294822.jpg『飲んだくれのポスター』(1905/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
多分割という趣向が凝らされており、メリエスの進化が伺える作品。


c0073737_0302925.jpg『秘密の賭博場』(1905/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

メリエスのアイデアの枯渇を感じた。 衰えたり、メリエス?!


c0073737_0305937.jpg『黒い悪魔』(1905/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

コメディタッチの作品。 いよいよメリエスもコメディ映画監督に転向した。 これは私の予想通り。


c0073737_032034.jpg『錬金術師パラファラガラムスあるいは地獄の蒸留器』
(1906/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
伸び縮みするヘビが出てきた時には腰を抜かした。 これじゃ、錬金術師じゃなくて錬蛇術師。 んでもって、あのクモは気色悪い。 『月世界旅行』の、あの月以来の気持ち悪さ!


c0073737_0323842.jpg『万能接着剤』(1907/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

引き気味の映像だから、何をやっているのか分かりづらいのがネック。


c0073737_0331740.jpg『日蝕と満月』(1907/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス

作品名に「月」と入っているから、嫌な予感がしたが・・・ その予感は見事的中! しかもホモでした、トホホ。


c0073737_0335769.jpg『悪魔の下宿人』(1909/フランス)
【監督】ジョルジュ・メリエス
★★
おっさんの軽快な動きを観てるだけで、少しだけ楽しめる。 しかもこれ、途中までノーカットだから、疲れただろうなぁ。 大小さまざまな物を全て折りたたみ収納してしまうという発想は面白い。 そして最後は、爆発砂煙のお約束でした(笑)。


c0073737_0353462.jpg『非情都市』(1960/日本)
【監督】鈴木英夫
★★★
三橋達也が新聞記者で、特ダネの為なら何でもやる。 危険はかえりみない。 新聞社という組織からもはみ出し、単独行動で特ダネ捜し。 これじゃあ、最終的に葬られるわ・・・と思いながら観ていたら、既に題名である程度ネタバレしてるじゃん! 三橋達也は熱演していたが、どうにもゾクゾクするような面白さが足りない。 淡々と、一人の男が泥沼にはまっていくのを見させられている感じ。 そんな中、司葉子が素足にストッキングをたぐりながら履くサービスシーンが登場! やっぱり鈴木英夫監督、本作でもやってくれた! 下から上へ司葉子の脚を舐め回す用に映すという、鈴木英夫監督ならではのツボを心得たカメラワークも健在。 泥沼な内容の中、一服の清涼剤でした。


c0073737_0374215.jpg『パラダイン夫人の恋』(1947/アメリカ)
【監督】アルフレッド・ヒッチコック
★★★
普通に楽しめたが、終盤の法廷劇は少々疲れた。 でもヒッチコックらしさも、ほんの少しだが感じられ、普通に楽しめるレベルの作品だと思う。 グレゴリー・ペックが、アリダ・ヴァリの屋敷を訪ねた時に、世話人の姿は見えど顔は全然分からない、しかも、いつの間にかいなくなっていた、という演出にサスペンス的な魅力を感じ、ここにヒッチコック印を感じた。 更には、その後、グレゴリー・ペックと、それを尾行してきた世話人との、室内における火花散る緊迫したやり取りも、ヒッチコックらしい緊張感があって楽しめた。 それにしても、私にとってアリダ・ヴァリという女優さんは、後年の眼光の鋭いおばさんのイメージしかないので、美人という設定には、個人的にむちゃくちゃ違和感を感じた。 又、グレゴリー・ペックのダテ男ぶりも堪能できる作品である。




★参照★
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お気に入り映画一覧
浅野忠信 作品リスト
 
 
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by nijibabu | 2010-05-17 00:38 | ◆映画関連 その他
彼奴を逃すな
c0073737_18594760.jpg彼奴を逃すな』(1956)

上映時間: 94分
製作国: 日本
ジャンル: サスペンス


監督: 鈴木英夫

脚本: 村田武雄
撮影: 三浦光雄
音楽: 芥川也寸志

出演: 木村功津島恵子/東郷晴子/志村喬/宮口精二/土屋嘉男/沢村宗之助/瀬良明

*****************************************************
 夫はラジオ修理、妻は洋裁をしてつつましく暮らす夫婦が、ある日向かいの店で起こった殺人事件の犯人を目撃したことから命を狙われ・・・。一瞬も気を抜けない緊張感溢れるショットの連続が、平穏な日常を奪われた夫婦の恐怖と孤独をあぶり出す、サスペンスの傑作!貨物列車、真空管ラジオ、ちんどん屋の吹く執拗なクラリネットなど、素晴らしい音響効果にも注目。
(「シネマヴェーラ」作品解説より。)
*****************************************************

c0073737_1961124.jpgずっと観たかった鈴木英夫監督作品。

昨日、念願叶ってようやく渋谷の映画館、シネマヴェーラにて鑑賞した。

鈴木英夫監督は、基本的に社会派ドラマに向いていると思っているのだが、本作のようなサスペンスはどうだろうか。


結果、『黒い画集 第二話 寒流』でも感じたが、鈴木英夫監督とサスペンスとの相性はそれほど良いとは感じなかった。


緊迫感はあったが、どうも刑事の鈍感な対応に苛立ちを感じた。

サスペンスとしての緊迫感を盛り上げるためとはいえ、刑事の対応の鈍さに無理があった。

c0073737_1955031.jpg終盤のシーンで、宮口精二が洋裁店に押しかけるシーンがあるが、あの時、木村功が看板の電気をチカチカさせているのに、外の刑事達はその異変に気付かないというのはなぁ。

それと、暗い中とはいえ、あれだけ至近距離で犯人が銃を撃ちまくったら、普通助からないだろうに・・・


まあ、気になったところを羅列しても仕方ないが、良かった点としては、モノクロ映像の醸し出す不気味な味わいと、ロケによって実現した当時の街並みを見る面白さがあったことだ。

c0073737_196286.jpg当時の商店の立ち並ぶ街並みや、まだジャリ道のだらけの住宅街、そして新宿のワシントン靴店やタカノなどを見渡す風景など、相変わらず鈴木英夫監督は風景描写が素晴らしい。


でもやっぱり、鈴木英夫監督には、サスペンスよりも社会派劇の方がより似合うと思う。




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by nijibabu | 2010-05-08 19:06 | ◆映画レビュー
旅愁の都
c0073737_2145177.jpg旅愁の都』(1962)

上映時間: 93分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ


監督: 鈴木英夫

脚本: 井手俊郎
撮影: 逢沢譲
美術: 加藤雅俊
音楽: 池野成


出演: 宝田明/星由里子/浜美枝/乙羽信子/船戸順/藤木悠/志村喬/淡路恵子/中北千枝子/黛ひかる

*****************************************************
 「香港の夜」の井手俊郎のオリジナル・シナリオを、「その場所に女ありて」の鈴木英夫が監督したメロドラマで、「美貌の都」「愛情の都」につぐ都シリーズの第三作目。撮影は「黒い画集 寒流」の逢沢譲。
(「goo 映画」より。)
*****************************************************

c0073737_21452594.jpg鈴木英夫作品で、これまた楽しめた作品となった。

宝田明がとにかくカッコよく、演技も巧い!

まさにハンサムの代名詞的俳優である。


沖縄ロケに期待はしたものの、ちょっとだけ街風景が映されるだけで、あとは観光地ばかり。

本土返還前の生きた沖縄を観てみたかったので残念だった。

だって、「ひめゆりの塔」なんて、今も昔も見た目変わらないし。


それはそうと、ストーリーだが、これがダークな部分も含み、大人の味に仕上がっていて堪能することができた。

「本当に好きになった女性に、実は暗い過去があったとしたら、前と変わらずその女性を好きでいられるか?」

この問いかけをメインに話は進んでいくが、その暗い過去とやらがなかなかに深刻で、考えさせられた。

苦味のきいた、だけど味わいのある大人の話である。


個人的には女優陣に魅力を感じることができず、宝田明に感情移入できなかったのがネックといえばネックだった。

しかし、それでも十分に楽しめた作品であった。


本作にしてもそうだが、鈴木英夫監督の作品は、自然でいて、独特の乾いた都会的な映像感覚が発揮されており、特別な才能を感じる。




★参照★
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by nijibabu | 2009-08-02 21:46 | ◆映画レビュー
黒い画集 第二話 寒流
c0073737_21115342.jpg黒い画集 第二話 寒流』(1961)

上映時間: 96分
製作国: 日本
ジャンル: サスペンス/ミステリー


監督: 鈴木英夫

原作: 松本清張
脚本: 若尾徳平
撮影: 逢沢譲
音楽: 斎藤一郎

出演: 池部良新珠三千代/平田昭彦/志村喬/宮口精二/丹波哲郎/中村伸郎

*****************************************************
 銀行支店長の沖野は料亭の美人女将と深い関係になるが、上役との三角関係の果てに左遷。憎悪と嫉妬に燃える彼は復讐を決意する…。松本清張原作の傑作サスペンス。一見貞淑そうな悪女に新珠三千代が扮し、抜群の味をだす。
(「ラピュタ阿佐ケ谷」作品解説より。)

 原作は松本清張。大手銀行の支店長は料亭の女将と深い関係になるが、そこに上司が割りこんでくる。嫉妬に狂った支店長は上司の不正を暴こうとするが……。打つ手が裏目に出て転落する主人公の姿を悪夢のように描いた不条理スリラー。モノクロの映像美が秀逸。
(「アテネ・フランセ文化センター」データベースより。)
*****************************************************

これはこれは、胸がすくほどの傑作バッドエンド。

これでもし都合よくラストで池部良が救われたなら、凡作となっていたに違いない。


二転三転する出来すぎた展開に、途中、不安になったが、ラストのひねりなし、情け容赦なしのバッドエンドで不安解消!

ストーリーを二転三転させて最後に悪者をやっつける、といった陳腐な娯楽サスペンスとなることなく、弱肉強食の世界を痛烈に表現したのは見事と言うほかない。


c0073737_21193943.jpg要するに池部良は新珠三千代に溺れさえしなければ何も起らなかった。

女に溺れたが為に、順調な出世街道から外れ“寒流”に流れされた。
家族にも逃げられた。

全ては女に溺れたのが原因だ。


男がその全人生をかけて築き上げてきた社会的地位が、たった一人の女性と懇意になったが為に、あっという間に崩壊してしまったのである。

なんという怖い話であろうか。

女というものの奪い合いから生じる人間関係の歪み。
そこから生まれる嫉妬や憎悪。
本当に怖い。


これはおそらく、守るべき物を沢山持っている人ほど怖い話なんじゃないだろうか。




★参照★
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by nijibabu | 2009-06-02 21:19 | ◆映画レビュー
最近観た映画(2009.3.29)
【評点基準】
★★★★★★・・・以前の評点基準9点以上に相当する超お気に入り作品
★★★★★・・・以前の評点基準8点に相当する傑作
★★★★・・・十分に満足できた作品
★★★・・・普通に楽しめた作品
★★・・・不満の残った作品
★・・・何らかの苦痛を強いられた作品
********************************************

c0073737_9283384.jpg『美しき諍い女』(1991/フランス・スイス)
【監督】ジャック・リヴェット
★★★
4時間作品って、観終えるの相当なエネルギーを要する。 だけど、観終えた時、その4時間が有意義と感じたり、4時間を要した必然性を感じたり、4時間頑張ったからこそ感動できるラストがあったり、そういったことがあれば全然構わない。 だけど、本作にはそういったことを感じ得なかった。 特に、散々緊迫したシーンを見せておきながら、出来上がった作品を見せない。 本作を最後まで観た人なら誰しもが見たいであろう完成品を見せないのだ。 これは鬱憤やるかたない。 これは、4時間もこの映画に付き合ってくれた観客に対する裏切り行為だ。 その他、女優に魅力を感じないのもマイナスポイントか。 そして、極めてアートな題材を扱いながら、映像面において何ら突出したものが感じられなかったのも不満が残った。


c0073737_9313936.jpg『輪舞』(1964/イタリア・フランス)
【監督】ロジェ・ヴァディム
★★
ジェーン・フォンダ、アンナ・カリーナ、カトリーヌ・スパークと、相変わらず監督のロジェ・ヴァディムは女優選びのセンスが良い。 美女を作品にかき集めることにかけてはセンスと力があるが、それらの女優を魅力的に映すことができるかに関しては、疑問符が付く。 この作品に限らず、ロジェ・ヴァディム監督は、美しき女優を美しく撮ることが下手である。 美しい女優を自らの作品に出演させる手腕を持っていればこそ、余計に残念だ。 内容は、何ら脈絡がなく、男女の出会いと情事をひたすら綴っていく。 ただワンパターンに男が下心丸出しで女を口説き、女は嫌々言いながら最後は身を委ねる。 そしてことが終わった後には、女は逆に男に対して愛を求めるのだが、男の方はことが終わった途端、さめてしまう。 そんな幾つかのお話を、数珠つなぎにして一本の映画にしただけの内容で、はっきり言って物足りない。 でもまぁ、出てきた女優の中では、ジェーン・フォンダが一番綺麗だったけどね。 本作の後、ロジェ・ヴァディム監督は、ジェーン・フォンダと結婚したわけで、そういう意味では悔しいけど(笑)。


c0073737_93268.jpg『ガレージ』(2006/インドネシア)
【監督】アガン・セントーサ
★★★★

こちらのレビューをご参照下さい。


c0073737_936515.jpg『雨の味』(2006/シンガポール)
【監督】グロリア・チー
★★★
うーん、主人公の男がいただけない。 それが全てに影響を及ぼしている。 映像感覚もそれほど悪くないし、シンガポールの近代的で綺麗な町並み、そしてゆっくり流れる雲など、いい雰囲気は出ているのに勿体ない。 他人とのコミュニケーションに障害を持つ青年という設定だから、終始暗い表情で、気持ちがハッキリしないという設定は理解はできるものの、それで最後まで通されると、こちらまで感情を奪われてしまう。 そして、無感動となってしまうのだ。 最初から最後まで、ゆっくりとしたムーディな雰囲気で進むのは、それなりに心地良いが、静かな中にも何か強いメッセージとか希望とか、そんな何かが見えてこないと、単なる雰囲気だけの映画で終わってしまう。 わざとらしいストーリー展開があるのはそれはそれで嫌だが、本作のように、大した刺激も感動も感情移入もできない作品ってのも、それはそれでシンドイものがある。


c0073737_9385587.jpg『ワンダフル・タウン』(2007/タイ)
【監督】アーティット・アッサラット
★★★
私の大好きなタイ映画ということで、雰囲気は抜群。 映像センス、音楽の使い方もなかなか良い。 ただ、主人公の二人があまりに普通っぽすぎる。 美しいラブストーリーには外見が重要だということが、実感できる作品となってしまった。 ただし、逆に言えば、どこにでもいそうな外見の男女が演じることによって、どこにでもありそうなリアリティを感じることも事実。 ストーリーの方だが、ラストがいまいち理解できなかった。 私の理解力不足だと思うが、なんで主人公が最後殺されたのか? 女の弟に「お姉さんを任せる」と言われておきながら、故郷に帰るみたいな電話をしていたからか? いや、あの電話の内容自体、分かりづらい部分があったので、そもそもよく分からないのだが・・・


c0073737_940207.jpg『社員無頼 怒号篇』(1959/日本)
【監督】鈴木英夫
★★★★
ラピュタ阿佐ヶ谷にて鑑賞。 満席状態。 鈴木英夫監督の人気を再認識した次第。 これがかなり面白かった! といっても、出演陣が良かったというより、話そのものが面白い。 そして、丸の内の風景や、社内の雰囲気などの描写が良い。 又、サラリーマンの日常的な苦悩を、実にリアルに描いていて面白い。 本作は“怒号篇”という形で、自作“反撃篇”につながる前篇にあたる作品だが、終り方も実に良く、後篇を観たいという気持ちにさせられた。 ただし、物足りないのは男社会だけが描かれている点。 サラリーマンものだから仕方ないが、『その場所に女ありて』と比べてしまうと少し物足りない気がした。


c0073737_9413772.jpg『社員無頼 反撃篇』(1959/日本)
【監督】鈴木英夫
★★★
“怒号篇”に続く、後篇にあたる作品。 前篇がサラリーマン社会を面白く描いていた社会派的な作品だったのに対し、こちらはサスペンス風味が前面に押し出された内容だった。 しかし残念なことに、前篇であれだけ面白かったあの雰囲気が、かなり削がれていた。 ラストに向けて都合よく展開されすぎなストーリーに問題あり。 前篇でかなり期待させられた者としては、残念な内容だった。




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by nijibabu | 2009-03-29 09:42 | ◆映画関連 その他
くちづけ(1955)
c0073737_22161244.jpgくちづけ』(1955)

監督: 筧正典 【第一話 くちづけ】
鈴木英夫 【第二話 霧の中の少女】
成瀬巳喜男 【第三話 女同士】

製作: 藤本真澄/成瀬巳喜男
原作: 石坂洋次郎
脚本: 松山善三
撮影: 山崎一雄
美術: 中古智
音楽: 斎藤一郎

出演: 青山京子/太刀川洋一/十朱久雄/杉葉子/滝花久子/笠智衆/日吉としやす/司葉子/中原ひとみ/伊東隆/飯田蝶子/藤原釜足/清川虹子/小泉博上原謙高峰秀子/中村メイ子/小林桂樹/伊豆肇/長岡輝子

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 石坂洋次郎の短篇『くちづけ』『霧の中の少女』『女同士』を「遠い雲」の松山善三が脚色、第一話を「泉へのみち」の算正典、第二話を「不滅の熱球」の鈴木英夫、第三話を「浮雲」の成瀬巳喜男が監督するオムニバス映画。
(「キネマ旬報DB- Walkerplus.com」より。)

 石坂洋次郎の三つの短篇小説を、三人の監督が同一スタッフで分担演出したオムニバス映画。成瀬は第三話「女同士」を担当。手慣れた夫婦劇にコミカルな味を加えて、短篇だけに余裕綽々の名人芸を満喫させる。
(「ラピュタ阿佐ヶ谷」作品解説より。)
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神保町シアターにて鑑賞。

筧正典鈴木英夫、そして成瀬巳喜男という、いずれも私の好きな監督によるオムニバス作品ということで、期待は高まった。

そして、その期待通りの素晴らしい作品であった。


c0073737_2221352.jpg第一話は、一番地味ながら、男女の恋愛に固かった当時の世情を反映しており楽しむことができた。


第二話は、このオムニバスの中でも最高傑作で、最初から最後まで楽しくて仕方なかった。

そして、またもや鈴木英夫監督はやってくれた!!


何をかっていうと、司葉子の魅力を存分に引き出している点において。

『その場所に女ありて』と同様、司葉子の肉体的魅力を惜しげもなくフィルムに焼き付けている。

川で遊ぶ司葉子は、白いホットパンツを装着し、話そっちのけで、観る者をその白い太ももに釘付けにさせる。
こんなにも司葉子のスタイルが良かったとは!!

不覚にも、司葉子のファンであるはずの私が、司葉子の脚の長さに初めて気付かされたのだ。

それだけ、司葉子の魅力を知り尽くし、なお且つ、それを映画として確実に残す鈴木英夫監督の手腕が光っていたと言えよう。

あの太ももは、あまりに眩しくて、そして魅力的で正視できなかった程だ(嘘です。食いつく様に凝視してました)。


c0073737_21195580.jpg第三話は、お目当ての成瀬巳喜男作品で、これも十分楽しめた。

成瀬作品で、上原謙・高峰秀子の取り合わせとくれば、ハズレのはずがない!

題名通り、女と女の嫉妬や闘いが、静かに描かれていて見応えがあった。


日本映画の中でも、特別知名度の高い作品ではないが、一級品の魅力を持つ作品であった。




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by nijibabu | 2009-03-27 22:23 | ◆映画レビュー
その場所に女ありて
c0073737_1082038.jpgその場所に女ありて』(1962)

上映時間: 93分
製作国: 日本
ジャンル: ドラマ

監督: 鈴木英夫

脚本: 升田商二/鈴木英夫
撮影: 逢沢譲
音楽: 池野成

出演: 司葉子宝田明/山崎努/水野久美/原知佐子/柳川慶子/大塚道子

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 広告会社を舞台に、ライバル会社との激しい企業戦争の渦中に生きる野心あふれるヒロインの姿を通して、社会の非情さを鮮烈に描いた異色作。代表作「紀ノ川」などで知られる女優、司葉子が目的のためには手段を選ばない仕事一筋のOLを好演。
(「eiga.com」より。)

日本映画専門チャンネルのコラムもご参照下さい。

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c0073737_1583362.jpg司葉子の「三種の神器」ってご存知ですか??

え??ご存知ない?!

仕方ない、お教えします。

それは、スーツスカート、そして腕時計です!


なんと本作では、その三種の神器が見事登場!

しかも、司葉子はクールでシャープな役柄を演じており、とにかくカッコいい!


c0073737_10151991.jpgそして、司葉子の撮り方が、またイヤらしくて良い。

酔いつぶれてソファーで居眠りする司葉子。

そう、もちろんスーツでスカート姿のままで!

それを鈴木英夫監督がどう撮ったかと言えば、アッパレ、こちらが期待した通りの、ツボを見事に捉えた撮り方!

司葉子の脚を下からなめ回すようにして、上へと移動していく。

これには参った(><)ノ


c0073737_1015514.jpg鈴木英夫という監督は、当時の司葉子の魅力を完全に理解していたのだ。

スーツスカート、そして腕時計

これらを身に纏わせ、クールなキャラで、酔いつぶれの司葉子。

それを観られただけで、もぅ満足なんですね、私。


また、もう一つ見所なのが、昭和30年代の銀座の風景。

そして、当時の広告代理店の社内風景が興味深く映し出されている。

木のデスクに、仕事中プカプカと机でタバコをくゆらす仕事風景。
こんなの、平成の世の中じゃ考えられない!

このタバコシーンだけで言えば、まるで別の国の労働風景を観ているかのようだ。


そして、あの頃の自由だった世の中を思い出す。

そういえば、昔は仕事中に平気でタバコをふかしていたっけ。

あぁー、あの頃は自由で良かったな、と古き良き昭和を懐かしみ、楽しむことができる。
そういう点でも本作は優れている。


ただし、ストーリー運びはいたって単調。

そこが本作の欠点でもあり、また、クールさを追究したという意味においては長所でもある。


c0073737_101658.jpgいずれにしても、また観直してみたい作品であるし、再評価されるべき作品である。

そして何より、この鈴木英夫監督の、司葉子の魅力を引き出し切ったセンスに脱帽である。


ちなみに、本作は東京は御茶ノ水のアテネ・フランセ文化センターにて鑑賞した。

貴重な作品を上映してくれたことに感謝したい。




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by nijibabu | 2008-12-10 10:16 | ◆映画レビュー
鈴木英夫Retrospective(於:アテネ・フランセ文化センター)
本日、東京は御茶ノ水にあるアテネ・フランセ文化センターに行ってきました!

お目当ては、鈴木英夫特集!
今日観たのが『その場所に女ありて』という作品。

これが素晴らしかった。
何がって、司葉子のクールビューティさ加減と、スーツ姿にスカート、そして腕時計が!!
うがーーー!!という感じ。

久しぶりに満足できた邦画でした。


c0073737_2048182.jpg

 
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by nijibabu | 2008-08-17 20:54 | ◆映画関連 その他