
『
気狂いピエロ』(1965)
上映時間: 109 分
製作国: フランス/イタリア
ジャンル: ドラマ/アート
監督:
ジャン=リュック・ゴダール
製作: ジョルジュ・ドゥ・ボールガール
ディノ・デ・ラウレンティス
原作: ライオネル・ホワイト
脚本: ジャン=リュック・ゴダール
台詞: ジャン=リュック・ゴダール
撮影: ラウール・クタール
美術: ピエール・ギュフロワ
音楽: アントワーヌ・デュアメル
出演: ジャン=ポール・ベルモンド
アンナ・カリーナ
グラツィエラ・ガルヴァーニ
ダーク・サンダース
ジミー・カルービ
サミュエル・フラー
レイモン・ドボス
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【解説】
ジャン=リュック・ゴダールの描く、「勝手にしやがれ」と並ぶヌーヴェル・ヴァーグの代表的作品。映画的文法に基づいたストーリーというものはなく、既成の様々な映画の要素を混ぜ合わせ、光・色・音等を交差させて、引用で組み立てられた作品。「勝手にしやがれ」のジャン=ポール・ベルモンドを主演にして、ただただ破滅へと向かってゆく主人公の姿を描いた本作は、今にしてなおファンの間では“伝説”とされる、最も過激で刹那的なアナーキー映画である。主人公が顔中にダイナマイトを巻き付けて自爆するラストシーンは圧巻であり、同時に“美しい”映画史に残る名場面。原作はライオネル・ホワイトの『十一時の悪魔』。(allcinema ONLINEより)
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1965年といえば、今から40年も前の作品である。
しかし、映像的にちっとも古臭くない。
いかに前衛的な作風とはいえ、これはすごいことである。
フランス映画、それもゴダール作品ということで、ハナから「難解な映画」だと決め付けてから観たわけだが、その期待を裏切らない「難しさ」だった。
期待していた通りに、あまりに難解だったので、逆に気分がいいくらいだった。
しかし、事前情報を知らずに、「ちょっとオシャレなフランス映画」みたいなノリで観てしまった人は、さぞかし腹を立てるであろう。
それだけ解釈の難しい映画だと思う。
最後のシーンは少しだけビックリできたので、まずまず満足。
しかし、もう一回観たいとは思えないが・・・(笑)
★参照★
【作品レビュー目次】
【お気に入り映画一覧】
【宿題映画リスト】
【浅野忠信 作品リスト】