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by nijibabu
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◆好きな映画作品
★10点満点(順不同)
地球で最後のふたり
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ニュー・シネマ・パラダイス
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虞美人草
c0073737_846261.jpg虞美人草』(1935)

上映時間: 75分
製作国: 日本
ジャンル: 文芸/ロマンス

監督: 溝口健二
原作: 夏目漱石

脚色: 高柳春雄
潤色: 伊藤大輔
撮影: 三木稔
 
出演: 夏川大二郎
月田一郎
武田一義
大倉千代子
二条あや子
根岸東一郎
梅村蓉子
三宅邦子
岩田祐吉

***********************************************
 夏目漱石の同名小説に、伊藤大輔が潤色を加えた一篇。主人公の男が二分された社会層、二人の女のもとを行きつ戻りつし、自他の心を動揺させる。原作が令嬢の藤尾をヒロインとしたのと違い、大倉千代子扮する庶民の女・小夜子が、映画ではヒロインに位置づけられた。小夜子はもともと山田五十鈴が演じることになっていたという。
(「フィルムセンター解説」より)
***********************************************

現存する溝口健二作品の中でも、特にマイナーな本作のレビューを、簡単ながら書いてみたいと思います。

本作は夏目漱石の小説『虞美人草』が原作となっています。

夏目漱石の原作の方は未読ですが、元々、夏目漱石は好きなので比較的興味を持って本作を鑑賞することができました。

***********************************************

本作は1935年の作品ですが、他の1930年代の作品と比べても特に保存状態が悪いです。

常に“暴風雨の状態”で映画を観ることになります。(汗)

セリフも当然聞き取りにくく、部分的に字幕で補われたりしています。

ただ、戦前や戦時中の溝口作品のほとんどが戦火で消失してしまっていることを考えれば、現存しているだけでも有難いわけです。

***********************************************

本作の数少ない巷のレビューを読む限り、かなり評価の低い作品であることが分かります。

しかし、個人的には普通に楽しめました。

理由としては、この時代の溝口作品にありがちな、「女が男のために一生懸命に尽くし、男だけは成功して、その女はむごいことになってしまう」というパターンとは異なるものだったからです。

もちろん、本作『虞美人草」の骨格的なストーリーは、原作の夏目漱石の小説によるところなのでありますが、私は当の夏目漱石自体を元々好きなわけで、その点も本作を楽しむことができた所以かと思われます。

***********************************************

ただ、巷の解説によれば、三宅邦子演ずる藤尾という女性が、最後に自殺をするらしいのですが、本作ではその最後の大事な部分が欠けてしまっているのです。

そういう点から見れば不満を多少感じなくもないですが、古めかしい日本文学が好きな私にとっては、意外にも普通に楽しむことができた溝口健二作品でした。


c0073737_954972.jpg



★参照★
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by nijibabu | 2007-06-04 09:06 | ◆映画レビュー | Comments(9)
Commented by 用心棒 at 2007-06-05 00:00 x
 にじばぶさん、こんばんは。おひさしぶりです。TB&コメントをどうもありがとうございました。
 小津、溝口、黒澤作品については中高大学の10年間で全作品を観るのを国民の義務にして欲しいものです。「三監督全作品鑑賞法(法律の法です)」こそ、国会で強行採決してほしい。
 ではまた。
Commented by nijibabu at 2007-06-06 10:15
>用心棒さん
お久しぶりでございます。
いつもブログの方を拝見させて頂いております。


<小津、溝口、黒澤作品については中高大学の10年間で全作品を観るのを国民の義務にして欲しいものです。「三監督全作品鑑賞法(法律の法です)」こそ、国会で強行採決してほしい。

そうですね。(笑)
私は恥ずかしながら、まだ黒澤作品は少ししか鑑賞したことがないので、早く全制覇できるよう精進したいと思います。
今後とも“三監督”については色々ご教授願います<m(__)m>
Commented by 大日 at 2009-04-29 01:29 x
おはようございます。
余りの雑音と砂嵐の酷さに思わず笑ってしまいました。特に、山場になると雑音までもが感情高ぶり、盛り上がりに比例して雑音が大きくなるのは辛かったです。
字幕で補ってくれるのはいいですが、他にも補ってほしい所になると字幕が突然消えるのも辛かったです。


話のほうは、、、まぁ、文芸映画という表現が当てはまるといった所でしょうか。75分と言う短時間の中に話をパンッパンに詰め込んだ印象のつくりで、よほどの集中力が無いことには到底ついていけませんが、集中力を高めればそれなりには応えてくれるわけで、その意味では佳作に位置づけても良きものと思われます。保存状態の悪さに滅入っている場合ではありません。

ミゾケンらしさを思わせる長廻しの場面があったのが興味深かったです。終盤戦、小野が浅井に頼まれ、小夜子との結婚の話を無かったことにしてもらうよう言いに行く時の、浅井と弧堂のやり取り。永久に小夜子は泣き崩れた姿勢をせねばならず、弧堂先生は咳き込むなど、無理を押していることを表現せねばならないなど、あの緊張感は中々のものでした。

Commented by 大日 at 2009-04-29 01:35 x
ラスト、藤尾の自殺がカットせられている件ですが、誠に勝手な推測ながら、これはカットではない。宗近が藤尾の金時計を投げ捨てる時、じわじわと波にその金時計が飲まれてゆきます。次第に波が激しく、大きなものになる。何故かくも大きくなったか。それは藤尾が投身自殺を図ったからではないか。あの金時計と波打ちの景色は、そうした藤尾の絶望が表されている。そんな風に捉えております。

自殺場面を意図的に具象化しなかったのやもしれません。「自殺場面を具象化すれば奥深さがなくなる」とばかりに。「近松物語」が最後に処刑シーンを映さないままに終わるが如く。

文芸映画だけに、隙間が多いと言うのか、考えさせる部分が多いのやも知れません。


保存状態が悪いばかりに、小夜子のか細くて健気で一途なキャラクターが際立っており、それを思えばこの保存状態の悪さもまた風情あり哉など、こちらと致しましてはかなり楽観的に捉えております。
Commented by nijibabu at 2009-05-01 21:48
>大日さん
こんばんは。
返事が遅れて申し訳ないです。
さて、虞美人草への力の入ったコメント、ありがとうございます!
この作品、観ている人にめぐり合うのも大変なくらいで、それだけでもブログをやっていた価値があったってもんです。
ラストが欠落している件ですが、私が聞いた限りでは意図的なカットというより、保存上の問題で欠落してしまった、つまり、オリジナルでは存在していた、みたいなことを聞いたことがあるのですが、だいぶ前のことなのではっきりとはおぼえていません。
間違っていたら申し訳ないです。

確かに、この作品は佳作といっていいレベルだと思います。
DVD化されていないのは、つまらない作品だからではなく、単に保存状態が悪いからだと思われますね。
駄作も多いミゾケンですが、本作は決して駄作ではない。
そう感じられる純文学の香り漂う作品でした!
Commented by 定年間際 at 2009-05-04 14:43 x
にじばぶさん今日は!
溝口の「虞美人草」は観たくて若い頃から機会を狙っていますが、未だに観る事が叶わない一本です。おそらくこれからも不可能でしょう^^;
だから暴風雨状態であろうがなんであろうが観れた人が大変羨ましく思っとりますです。何というか寝た子を起こされたような・・・・・・・・><
因みに100%諦めの境地だった山路ふみ子の「愛怨峡」はDVDが出ていたので鑑賞しました。とにかく溝口の古~い作品は観るのに困難を極めますです。
ではまた
Commented by nijibabu at 2009-05-04 20:32
>定年間際さん
こんばんは!
そうでしたか~、、そんなにも前から観る機会を伺っていらしたのですねぇ。
私は確か新宿のツタヤでレンタルした記憶があります。
確かに溝口初期の作品は、探すのが大変ですよね。
内容より、その作品を観ることに自体に興味が湧いたりもします。

「愛怨峡」は観ることができてよかったですね~^^
Commented by 大日 at 2010-02-07 00:31 x
おはようございます。
超の三つつく亀レスながら、最後の部分は本当に散逸しており、自殺から葬儀まで4分ほどあり、その後、夏川大二郎が船に乗ってどこかへ旅立つとつながるそうでございます。ミゾケンの公式ガイドブック(?)にもそのように記されておりました。
お詫びして訂正申し上げます。

蛇足ながら、「滝の白糸」にも欠落があり、有名な処刑のシーンの他、白糸が逮捕される前、東京からの帰り、お銀(浦辺粂子)に励まされるシーンが欠落しているそうです。
Commented by nijibabu at 2010-02-07 17:51
>大日さん
こんばんは。
お久しぶりでございます。
『虞美人草』は欠落があり残念でした。
『瀧の白糸』にも欠落がありましたか。
でも、いずれも記憶に残った作品でありました。
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